上手く表現などを書けたかどうか不安ですが投稿しました。
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楽しんでいただければ幸いです。
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ユーグラム・ハッシュヴァルト 視点
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全力で攻撃してくるバズビーをハッシュヴァルトは上手く攻撃を流したり、躱したりしていた。
「どうしたヒューゴ?! 反撃する気もでねぇか?!」
「(どうする?)」
これがバズビーの逆鱗に触れたのか、ただ単に無表情なハッシュヴァルトが気に入らなかったのか彼は声を荒げる。
「いつもお前は逃げているが、今日はそうも行かねぇぜ?!」
「(どうすればいいんだ、僕は?)」
出している顔とは裏腹に、ハッシュヴァルトはパニック寸前だった。
ただし、これは別にバズビーに追い詰められていたからではない。
「(どうすればバズを、
ただ純粋に、未だに『友』と思っているバズビーの気遣いからの焦りだった。
『原作』でのハッシュヴァルトは心を閉ざしたまま、『ルキア奪還前の朽木白哉』なみに
『
自分と彼のズレてしまった友情ことを理解しながらも、彼は心底後悔していたことをユーハバッハの
だが彼は変わった。
ユーハバッハという逃避先がいなくなり、『滅却師』や『
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
『留学生として陛下と姫の周りを探れ』。
それがロバートたちから来た提案の一つだった。
僕らは瀞霊廷の
まずは周辺の視察や、地区に配置された死神の練度に反応速度など、瀞霊廷を刺激しないことを徹底して
この時に勿論、彼らがいずれ瀞霊廷を来るべき時として『
否。 この場合、『しようとした』が当てはまるだろう。
他でもない
そんな
彼女たちはあまりにも不可解なことがありすぎるが、上辺だけも取り入ったほうが後々に使えそうなのはロバートと同意見だ。
そしてロバートは住居の回りを手伝う『世話役』。
アスキンは『
バンビーズたちは僕と共に『
などなど。
皆が役割を持ち、共に行動へ移ったのは割と新鮮な気分だった。
今までは各
それでいうのなら
今ほど仲良くは無かったが。
だが、分からなくもないな。
現世に移りこんだあの日から少しずつ、僕は変わったのだと思う。
…………
………
……
…
『『『『キャー! イケメーン!』』』』
「ユーグラム・ハッシュヴァルトと申します。 以後お見知りおきを」
『『『『ヒャ~』』』』
そう僕を見て声を聴いた時から幼い人間たちは騒いだ。
これでも周りから舐められないよう、威厳を保てるように複数の『仮面』はしっかりと使い分けているから当然のことだが。
感じではかなり渡辺家は上手く溶け込んでいたようなので、ここで
「越智教官────」
『────やだなぁハッシュヴァルト君、『越智先生』で良いって!』
「では越智先生。 私の席なのですが、出来れば『姫・様・』の近くを頼みたいのだが────」
『────ブッ?!』
ふむ。
金髪小柄のほうは動揺したか。
後に知ったことだが、この所為で僕も注目を浴びるようになり他者が近寄るようになった。
「(……以外と悪い気分ではないのは僕も上手く溶け込んでいるからか。)」
そう僕はその時感じていたことを片付けていた。
…………
………
……
…
『あっら~、お帰りなさいハッシュちゃん♡』
仮の住居としているアパートに戻ると『渡辺マイ』と自称している者に満面の笑みで迎えられた。
「ハッシュヴァルトです。」
『ええ、だからハッシュちゃん♪』
「ハッシュヴァルトです。」
『ハッシュちゃん♪』
「『……………………………』」
「ただいま戻りました────」
『────もう、そんなに堅苦しくしなくていいのに~!』
体系は似ていても、ミニーニャとは違う意味での言動だ。
『こう、“ただいま”だけいいのよ~?』
「そうですか」
なるほど、『フランクに接しろ』と。
『あとあと~、私の事を“ママ”とか“お母さん”とか“ママン”と呼んでも────』
「────お断りします。」
『あら、そう~? 気が変わったらいつでもいいからねぇ~?』
気付けば、そのようにきつく言葉を返していたのにも関わらず彼女はただにっこりとした笑いを返していた。
得体の分からない僕たち全員を迎え入れた同じ夜に、『
…………
………
……
…
「ただいま」
『お帰り~』
それから時間が過ぎ去っていき、帰りの挨拶をするようになった。
それからだろうか?
いつの間にか、『接しやすい、愛想のよい青年』という仮面が密着してきたのは?
いや……密着というよりは……………
それ以前に、このように心が穏やかになるのはいつぶりだろうか……
「管理人代理」
『だから“ママ”とか“お母さん”とか“ママン”でも名前の“マイ”でもいいのに~』
移住してから交代制の家事分担の一環で、その日の皿洗いを手伝っている間にそう呼ぶと案の定そんな答えが返ってきた。
というか他の者たちの性格が出ているな、食べ残し。
それにしてもランパードの皿は奇麗すぎる……『
……ないか、それならば皿ごとなくなっていてまた『渡辺マイ』に説教を受けているだろう。
正座を強要されて。
「少し相談があるのだが、聞いて良いか?」
『いいわよ~?』
「……いや、やっぱり忘れてください」
今はロバートたちも出かけているので好都合だと思った僕は、簡単に『自分の事』を話そうとしてそれを
『ハッシュちゃん』
そうだ。
『ハッシュちゃん』
昔からそうだ。
行動で示せれば、自ずと────
『────てい♪』
ムニュン♪
「?!」
急に横から柔らかい感触が頭と右半身を包む。
『よしよし』
ポン、ポン、ポン。
彼女の片手が肩を撫でる。
『何か悩んでいるのね?』
……何でだ?
『それとも戸惑いかしら?』
『あら?
「……………」
ナデナデナデナデナデナ。
今度は頭を撫でられながら語られる。
『わt────
……何だろう。
変に
『あの子もね? 苦労はしているのよ?』
……あの天真爛漫そうで、どこか掴みどころのない少女が?
『他人の顔色を見て、周りの反応を窺って、それを真似て工夫したり……そんな試行錯誤を────』
「────なぜ?」
思わずそんな問いを投げた。
彼女がどんな顔をしているのかは分からない。
『……“
それでは……まるで『僕』だ。
『だからなんとなくかしら? まるで今のハッシュちゃんはどこか、“自分”を偽っているような気がするのよ』
「……」
『あの子は頼れる、身近な人がそばに居たけれど……ハッシュちゃんは違うでしょ?』
「……何故です? なぜそこまで……いや、なぜあなたは……」
言葉が上手く続かず、皿洗いの手もいつの間にか止まっていて、水道から水が流れっぱなしだった。
『……私はここにいる皆の“お母さん”みたいな、誰もが頼れる心の拠り所で在りたいから』
それを言われた瞬間、腑に落ちた。
『だから、強がらなくていいの。
……既に泣いているのに、この人は何を言っているんだ?
「私は……
『言葉にしなくてもいいわ。 ここには私たち以外
……こんな言葉をかけられるのは、初めてだった。
父さんも。
母さんも。
兄さんや姉さんも村のみんなもオジサンも。
ユーハバッハ様でさえも。
誰も僕に『弱くていいよ』とは言ってくれなかった。
誰も、言ってくれなかったんだ。
そんな
だからかも知れない。
『
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
ドッ!
「ガッ?!」
一瞬飛びそうになった意識が、バズビーと争う橋の上に体が叩きつけられたことで
「『バーナーフィンガー4』!」
上空からバズビーの手刀を元に、炎でできた刃を転がるように避けて大剣を振るって彼を牽制する。
ガァン!
だがそれもクロスボウ型の
「戦いの最中に考え事かぁ、ヒューゴォォォォォ?!」
バズビーは更にハッシュヴァルトを追い込むかのように攻める。
『今は敵同士でも、話せば分かり合えなくも無いかも知れないから。』
その時、さっき気を失ったときに見た記憶が関係したのか三月が去り際に言った言葉が脳裏を遮った。
「(そうだ、話せば────)────バズビー! いや、バザード・ブラック! やめろ! 我々が戦っても────!」
「────るせぇぇぇぇぇぇ!!! 今さら
螺旋状の特大サイズである炎が衝撃波と共にハッシュヴァルトを襲う。
彼は『いまだに
『バーニング・フル・フィンガーズ』。
バズビーが今で出せる最大の技で、ハッシュヴァルトが聖文字を使わざるを得ない状況を作ろうとした。
「なん……だと?!」
その大技を前に、バズビーが思ってもいない行動にハッシュヴァルトは出た。
「うおおおおお!!!」
ハッシュヴァルトは彼に似合わしくない咆哮をあげ、ただひたすらに炎の衝撃波の中で前進した。
彼の持っていた逆五芒星の意匠がある盾は『
だがさすがの盾も、バズビーの攻撃を真正面から受けるのは分が悪かったのか一瞬でヒビが広がり、ところどころが焦げ始めた。
それでもいまだかつてない、真剣な表情で前進してくるハッシュヴァルトにゾクリと冷たい感覚が背筋をかけたバズビーは『バーニング・フル・フィンガーズ』を両手で展開しようとしたところでハッシュヴァルトの盾が前に出していたバズビーの手を払った。
「な────?!」
「────バズ!」
ドッ!
「グァ?!」
ハッシュヴァルトの大剣の刃……ではなく、
「ああああああああああ!」
ゴッ!
この勢いに身を任せたように、ハッシュヴァルトはただひたすらに盾と拳でバズビーを
ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ!
「?????????」
予測していなかった行動にバズビーは隠せないショックと、殴られる衝撃で混乱しついには倒れそうになって股が地面に着きそうになる。
そんな彼の前に、ハッシュヴァルトは持って行った大剣で串刺しにするように振るう。
ザク!
大剣の刃が深く突き刺す音が鳴る。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
震えるように肩でハッシュヴァルトは深呼吸を続けながら下を見る。
「バズ……私は…………私は!
息を無理やり肺から絞り出すように、口を開けた。
「僕は!
泣きそうな、『悲痛』へと表情を歪めるハッシュヴァルトが見る先のバズビーは呆然としていた。
彼の大剣はバズビーの体から少し手前で深く突き刺さっていて、柄からハッシュヴァルトは手をゆっくりと離すと明らかに古ぼけた
≪何やってんだお前! へたくそだなぁ!≫
「……これ、は」
それをジッと見ていたバズビーの思考がさらに揺るがされ、彼は視線をハッシュヴァルトへと移す。
≪お前は今日からはこの俺様、『バザード・ブラック』の子分な!≫
「お前……なんで……そんな、モノを?」
その埋め込まれたバッジはかつて存在したブラック家の家紋。
≪最強の滅却師になろうぜ、ヒューゴ!≫
昔にハッシュヴァルトと出会った頃に、バズビーが渡したものだった。
「だって……だって────!」
ハッシュヴァルトは剣から離した手で力強い拳を作る。
「────『友達との約束』を守る為に! 『友達を殺す』なんて! 本末転倒じゃないか?!」
なりふり構わずのハッシュヴァルト……『ヒューゴ』が訴えるかのような声と涙を出しながらそう叫んだ。
彼の人生で初めて、心からの咆哮だった。
「ヒューゴ……」
『ユーグラム・ハッシュヴァルト』、そして『バズビー』こと『バザード・ブラック』。
すれ違う思惑のおかげで殺しあう運命にあった二人の闘争はここにて一時の終了を迎えた。
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??? 視点
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「……妙だな。」
「妙って何、剣ちゃん?」
上記のハッシュヴァルトやバズビーのいた場所から離れたところで、剣八とやちるの声が────
「────っておまえ何時からいた?!」
走っていた一護がびっくりした。
「んあ? 何時って……さっきからだが?」
「え~? 一護サン、気付かなかったんすか~?」
「アンタもだよ!」
今度はプークスクスと笑う浦原に叫ぶのだった。
「ま、一護サンをからかうのはここまでにしてアタシたちは別系統の方法で来たまでっス」
「その様子じゃと、『転移』の応用と見える」
「さすが総隊長サン♪ 以前、開発していた試作の完成度をさらに追及したものです♪」
「それでなぜ草鹿副隊長がここに?」
「『剣ちゃんある所にやちる在り』だよ
「「「「「(『ムッツン』……)」」」」」
「えいや!」
その時、やちるが突然乗っていた剣八の背中から飛び出ては斬魄刀を振るう。
「とう!」
今度は宙を唐突に蹴る。
「「「「「???」」」」」
この奇怪な行動に出たやちるを、困惑した目で見ていたのが大半の者だった。
「やぁ。 マラソンを走る気分はどうだい?」
走る速度を下げた集団の前に、そんな陽気な声がフードをした少年から出た。
「何じゃ、お前?」
平子がこの浦原並みの純度100%の胡散臭さを出す少年に上記の問いをすると、少年は愉快そうな笑みを浮かべたまま自己紹介をする。
「僕? 僕はグレミィ・トゥミュー────」
ゴォォォォォォ!!!
トトじゃないグレミィが自己紹介を開始しようとしたところで山本元柳斎の『
「────『
「……ほぉ」
だが何事もなかったように、その炎の中から愛想笑いを浮かべたままのグレミィが姿を現したことで山本元柳斎の目が開く。
「それにしても、すごいメンバーだね? 少しバラバラになってもらおうか────?」
ビュッ!
「(────『弐ノ型・極点』!)」
今度は目にも映らない速度のチエが突き出した刀の切っ先が
「うん。 物騒だから
次に彼らが気付けば先ほどまでとは違う、別の地形のようなところにいた。
それはまるで、各々が別の
カチャリ。
別の場所では、セラミック製のコップとプレートが出す独自な音が広い部屋の中で小さく鳴った。
「『かくして
???:さて、次の紅茶を出そうか
作者: 0(:3 )~ =͟͟͞͞('、3)_ヽ)_