白と黒の世界は夢を見る   作:haru970

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お待たせしました、色々あって少々遅くなりましたが次話投稿です。

楽しんでいいただければ幸いです。

アンケートへのご協力、誠にありがとうございます。
期間は来週あたりを予想しています。

2/25/2022 1:30
あまりの疲れに眠れなかったので隠密鬼道→隠密機動の誤字修正しました。



第144話 Soul Court in the Land of Sand

 (とき)は経ちやがて『暗闇』は『宇宙』に。

『火の玉』や『不発』は『星』と『惑星』に。

 

 そんな中、■■■■は『自己』の『足』で『地面』に『立っていた』ことに初めて()()()()()()()()()()

 

 それらの小さな存在を■■■■はふとある時に声をかけられた。

 自身を『知性』と名乗り、■■■■を『母上』と呼ばれ、いずれは声をかける者たちは増えて『母上』を崇め、『信仰』が生まれた。

 

 


 

 

 ___________

 

 瀞霊廷組 視点

 ___________

 

「…………………………ハッ?!」

 

 冷たく、ひんやりとした地面の上と夜が落ちた中で恋次は目を覚ます。

 

「……いてててて……」

 

 体中が『痛い』と悲鳴を上げている中で彼は体を起き上がらせ、寝起き気味の頭を動かしながら夜空に浮かぶ月を見上げる。

 

「(なんで道に寝転んでんだ、俺? 確か一番隊舎に異変が起きたと通達があって? 旅禍が侵入して? ……………………………………………………だめだ、その先が思い出せねぇ)」

 

『うわぁぁぁぁぁ!!! く、くるなぁぁぁぁ!』

 

「悲鳴?!」

 

 少し距離の空いた場所から叫ぶ声を恋次が聞くと流石は元十一番隊(脳筋)よろしく、彼は取り敢えず脳より体を動かすことにした。

 

 ズルッ!

 

「うおっと?!」

 

 彼が瞬歩を使う流れのまま駆け出そうとして足を滑らせ、思わずこけるのを足首の筋肉に無理やり力を入れて()()()()()()()

 

「(寝起きでこんな初歩的なドジを踏むとはな!)」

 

 恋次が叫びのあった方向へと走りこみ、戦いの音が聞こえてきたと彼が認識すると予測通りの場へと出くわす。

 

 ()()の巨大虚相手に、死神たちが数人へっぴり腰気味に応戦していた。

 

「(瀞霊廷内に巨大虚だと?! 遮魂膜(しゃこんまく)を通り抜けたのか?! それとも旅禍の────?) チィ! 取り敢えず虚はぶっ飛ばす! 『蛇尾丸』!」

 

 恋次は不意打ちに似た攻撃で巨大虚の一体を切りつけながらもう片方の虚に手を向けて詠唱をし始める。

 

「「「阿散井副隊長!」」」

 

「『君臨者よ、血肉の仮面! 万象、羽搏き、ヒトの名を冠す者よ! 焦熱と争乱、海隔て逆巻き南へと歩を進めよ────!』」

「────あ、待ってください阿散井副隊長────!」

 「────破道の三十一、『赤火砲(しゃっかほう)』!」

 

 シ~~~~~ン。

 

「………………………………あれ? 俺、もしかして詠唱を間違えた?」

 

 元気よく恋次が叫ぶも予想と反して彼の鬼道は不発に終わるどころか、霊子が流れるの手応えもないことに恋次自身不思議に思い自分の手を見た。

 

「『Φλας στήλης(エレ・ヘカテ)』~」

 

 気の抜けた、聞き方によっては眠そうな少女の声とビームのようなモノが上空から残った巨大虚に直撃し続ける。

 

 ビィィィィィィィィィ!

 

「グオォォォォォォォォ?!」

 

 ドォンッ!

 

「は~い、じゃあ今度は斬魄刀で斬ってくださ~い」

 

 巨大虚が大きな声を出して倒れると上空からふわりと声の主と思われる眼鏡をしてはねっ毛が目立つ少女が────

 

「────ってお前かよ、自称新入り?!*1

 

「戦いの最中に敵から目を離すのってパイナップル(阿散井恋次)はおっちょこちょいですね~」

 

「パ、パ、パイナップル……だと?」

 

「「「プフ」」」

 

 以前、虚圏で見た様子のリカ(奇妙な杖+魔女のようなマント着用)の言葉に倒れた虚を斬り、彼らのもとへと近づいた隊士たちの何人かが殺した笑いをする。

 

「つかお前、今までどこに行ってた? それとこの状況の何を知っている?」

 

「う~ん……それがボクもちょ~っとさっき上に浮遊してきたんですけど意見的なことが多くて」

 

「『上に浮遊』? 霊圧も何も感じなかったが────?」

「────まぁそりゃそうですよ。 大気に満ちているのは似ていますが厳密には『霊子』じゃないですし」

 

「……は?」

 

 リカのあっけらかんとして態度と受け答えに恋次と周りで静かに成り行きを見ていた隊士たちがポカンとした。

 

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

「様々な機器にエラー表示が────!」

「何も映らねぇ────!」

「連絡途絶のままで復旧が────!」

「外の状況はどうなって────?!」

 

「手の空いている奴は出て直接連絡を取れ! エラーが出たのなら生きている器官を使うなり原因を探れ! (クソ! どうなっていやがる?!)」

 

 阿近(あこん)は指示を出しながら、幸いにも気を失っていた者たちが殆ど起きたことでかつてない以上に騒がしくなった技術開発局内を見渡す。

 

 というのも、彼らは日々どこかの|マッドサイエンティスト《鼻歌交じりに『ハァヒィフゥヘェホォ~♪』と言い始めたマユリ》のそばにいた為か、長く十二番隊に籍を入れていた者たちは早々に目を覚まし、ほかの者たちを起こしていきながら各計器などで観測と現在の状況把握、隊士たちとのコンタクトや一座標の確認などを試みていた。

 

 ボン!

 

 突然一つの端末が爆発して研究員らしき一人が怯みそうになる。

 

「うわ?! ()()()?! 『アッチ』に関する機器には気をつけろ!」

 

 彼は爆発した『虚圏』関連の計器を消火器で火を鎮圧化しながらほかの者たちに叫ぶ。

 

「が、外部にいた伝令の隠密機動隊員数名と連絡取れました!」

 

 その中、一人がうれしそうに声を上げて注目を浴びる。

 

「非常時の際にて手持ちの通伝刀(つうでんとう)を設置していた部隊のようです! 彼らの証言によると────え?!」

 

 長い前髪を無理やりくくっていた少年が報告中、急に眼を見開いて固まった。

 

「どうした、リン?」

 

 阿近は固まったままの少年────『壷府(つぼくら)リン』に声をかけるとリンははっとして気まずいまま言葉を再開する。

 

「か、彼らの証言によると……隊士たちは気を失っている者が殆どで……瀞霊廷内に巨大虚が数体、確認されています……」

 

 これに技術開発局に小さくはないどよめきが走る。

 が、リンの報告はそこで止まらなかった。

 

「さ、さらに起きて混乱している隊士たちも応戦は試みていますが霊力による走法、および鬼道が使()()()()の様子とのこと……連絡のついた隠密鬼道の人たちも、今は純粋な身体能力と最近開発された試作品の『電気』を使うにモノを使用している……と……」

 

「「「「………………………………………………………………」」」」

 

「それ以外に、何かあるか? リン?」

 

 まるで迷子の子供のようにリンは不安そうに周りを見て、沈黙がその場を支配していくと思った矢先に鵯州(ひよす)が無理やりそれをさせまいと口を開けた。

 

 リンは放心しそうになったのを問いかけられたことで耳から話しそうなヘッドフォンを再び装着する。

 

「あ………………えっと…………霊力による技は使えないものの、初解は使用可能のようです! 現に、瀞霊廷内にいる副隊長たちはそれらを使って巨大虚を駆逐しています! あと、()()()()()()()()()()()()()()()()()と視認されています!」

 

 何人かが瀞霊廷の自動防衛システムが作動したことに明らかにホッとしていたが、逆に阿近や鵯州は驚愕した。

 

「……リン。 彼らにほかの隊士たちの援護、そして出来れば()()()()()を見てくるように言ってくれ」

 

「え? 阿近さん?」

 

 ピピピ! ピピピ! ピピピ!

 

 神妙な顔をする阿近は懐にあった携帯電話を取り出して表示に出ていた名前にギョッとしながらもすぐに出た。

 

 ちなみに出ていた名前は『ネム』だった。

 

「もしもし、ネムか?! 今どこにいる?! 涅隊長は────?!」

『────おお。 さすがの()()()()()もこの状況にテンパっていますねぇ~────?』

「────切るぞ。 と言うか消えたんじゃなかったのかよ?」

 

 珍しく焦る阿近は予想外の声に思わず()()()()条件反射に嫌がる表情を浮かべる。

 

 彼の脳裏に蘇るのはマユリを『マユちゃん』やネムを『ネムネム』と軽々しくあだ名をつけて呼んだり、彼女と知り合ったことで以前から二人の奇妙な要求や行動などが一層レベルアップして頭痛薬を常時服用しない程…………

 

 だけではなく、時に彼女(リカ)がそれらを自分が引き起こしたことを知っておきながら阿近にも『アッコさん』というあだ名をつけたことも関係していた……かもしれない。

 

『ちなみに今、まっすぐイノシシ同様に頭突きをボクに食らわせたネムネムに抱き着かれたまま四番隊へパイナップル(恋次)たちと一緒に巨大虚の駆逐と移動中です~』

 

「…………それで? その為だけに連絡をした訳じゃないだろう?」

 

『うん。 これから説明しますので心得て聞いてください~。 あ。  あとあと~? 流魂街の人たちも恐らくは()()()()……じゃなかった、“カリン”の誘導で瀞霊廷のほうに避難すると思います~』

 

「なぜそうなる?」

 

『このまま巨大虚たちに力を貯えられるのを阻止するためと人手の獲得です~』

 

「????」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

「う~ん、いつ食べてもここの茶菓子は美味しいですね~」

 

「では次はマユリ様特製のドリンクを────」

「────前々から進められているけど、まずはその毒々しい見た目をどうにかしてください」

 

「効力は七日間眠らなくても常時肉体と精神的なあらゆるリミッターが解除されます」

 

「反動は?」

 

「一か月ほど体中に激痛、眩暈、嘔吐、呼吸困難、意識不明────」

「────んじゃあ却下です」

 

「残念です」

 

 未だに背後からネムに抱きしめられたリカの二人はマイペースに、四番隊の綜合救護詰(そうごうきゅうごつめしょ)内にある休憩室の中でじゃれていた。

 

「「「「「………………………………………………」」」」」

 

 のほほ~んとした二人とは対照的に、瀞霊廷の中で暴れて確認できていた巨大虚を取り敢えず駆逐と混乱する隊士たちを集め、何とか動揺をなだめ終えた(十一番隊のやちるを除いた)他の副隊長たちは黙り込んでいた。

 

 それもリカから聞いた現状の予測と()()()()()が原因で唖然としていた。

 

『大気中にある霊子を使っての()()()使()()()()。』

遮魂膜(しゃこんまく)が異変の際に術式が破綻したか決壊に負担がかかりすぎたために破られたかで現在の瀞霊廷に結界は無い。』

『霊王宮で何が起きたのか詳細は不明だが()()()瀞霊壁が異変前に降りて瀞霊廷の周りを八割ほど埋めてくれて防壁の役割をしている。』

 

 これらだけでも、普段の彼らからすれば前代未聞の出来事だがその上さらにもう一つのことが彼らが唖然とする最大の要因になっていた

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。』

 

 つまり上記での『異変』は『地形ごとの転移』であり、死神たちからすれば敵対勢力である虚の世界のど真ん中に本拠地ごと移動させられていたということになる。

 

 しかも()()()使()()()()状態で、『転移』の際に殆ど滅却師達と応戦していた隊士たちが気を失って無抵抗のまま巨大虚などに襲われ、気が付いた隊士たちは鬼道やあらゆる零子を使う技術が使()()()()という動揺でさらに被害は思っていたより多かった。

 

「それでも、我々のなすべきことは変わりません」

 

「卯ノ花、隊長……」

 

 勇音は唯一、霊王宮へ移動しなかった卯ノ花隊長を他の副隊長たちとすがるような眼で見る。

 

「私たちは護廷。 そして霊王宮に異変があったとしても、総隊長たちを含めた強者たちが向かった以上、我々がすることは彼らの帰る場所を守ることと世界の秩序の維持です」

 

「「「「「(おお~~~~)」」」」」

 

 四番隊は救護班や後衛などが主な仕事の為、卯ノ花のこうした『隊長らしい』振る舞いに数名の副隊長たちの心は打たれ、これを見た勇音は内心『そうでしょうともそうでしょうとも! 卯ノ花隊長は凄いんですから!』と共に表情に出てきそうな誇らしげなドヤ顔を必死にこらえた。

 

 彼女のむずむずとした顔がにやにやしていたので効果はさほどなかったが。

 

「雀部副隊長。 ここが真に虚圏であるのならば周りの地形の確保と偵察の人員配置を任せてもよろしいでしょうか? 私は右之助様とともに流魂街の住民たちの受け入れが円滑に進められるよう、そちらに行きます。 技術開発局は瀞霊廷の機能などの復旧を優先してください」

 

「わかりました」

 

「……承知しました、卯ノ花隊長」

 

「何か不満でも?」

 

「……本当に流魂街の者たちを、瀞霊廷に入れるのですか?」

 

「じゃあ見殺しにします?」

 

「「「「「………………………………………………」」」」」

 

 リカの質問に、だれもが気まずい視線を互いに送る。

 

『原作』では余程のことがなければ、死神にとって流魂街の魂魄たちは良くて『認識はしている』。 悪くて『無関心』だったことに対し、今の死神たちはある程度の感情移入はしていた。

 

「(ま、それを知っていて意地悪な質問をしたボクもボクですけど。 『最悪の状況』を想定して以前、『本体(三月)』の暗躍とマイの後押しがあってこその『再召喚』と『知識導入(インストール)』でしたけど)」

 

 それをリカは逆に利用しようという自覚を持ちながら、そうなるようにカリンにお願いし魂魄たちの保護を瀞霊廷に以前のように召喚されてからすぐに頼んだ。

 

「明らかな異論がないので話を進めますと、まずは連絡の取れている隊士たちに()()()()……ええっと、“カリン”が恐らく流魂街の人たちを瀞霊壁の近くまで引き連れて居る筈なので彼女もこき使ってください」

 

「リッ君様の姉も来ているのですか?」

 

「そうですよ、ネムネム。 あとボクは飛来……は、できないけれど浮遊ぐらいなら頑張れば出来ると思いますのでササキーの手伝いをしま~す」

 

「「「「「…………………………ササキー?」」」」」

 

 余談ではあるが、リカの『ササキー』が『雀部』と気付き、その場にいた大抵の者たちが吹き出すまでわずか二秒足らずだったとここに書き足そう。

 

「というか、テメェは霊子を使えるんだな?」

 

 十一番隊の代表としてその場に居合わせていた一角の指摘にリカがズレそうだった眼鏡をかけなおす。

 

「ボクはここの霊子を『自分の使える物質』に変換しながら術を行使しているだけで~す。 原理は後ほどネムネムから聞いてくださ~い。 この子、本当に凄いんですよ~?」

 

「マユリ様やリッ君様に比べれば私などその辺の石ころと変わりません」

 

「謙遜は『メッ』、ですよ~」

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

 瀞霊壁が降りてきていない、瀞霊廷と流魂街の境目には簡単な検問らしきものが五番隊の者たちによって設置されていた。

 

 そこに瀞霊廷の外を偵察に出ていく用意をしていた雀部、吉良、リカ、そして隠密鬼道数人がカリンのいたところに来ていた。

 

「ん? よぉ! 吉良に雀部副隊長たちじゃねぇか?!」

 

「あとボクも~」

 

お前(リカ)はお呼びじゃねぇ」

 

「照屋さんですねぇ~」

 

「カリン……殿。 ここは五番隊の皆に任せ、外部の状況を斥候として一緒に出てはくれんか?」

 

「良いぜ。 ジッとしているのは性に合わねぇからな! 雀部副隊長は司令官で、隠密の奴らは分かるとして、なんで吉良もここにいるんだ?」

 

「僕は元四番隊でね、足腰の運びには自信があるんだ。 あと回道も少々たしなむ程度に使える」

 

「まぁアレです。 リーダーにスカウトとヒーラーですよ」

 

「……オレは?」

 

「カリンは勿論、囮です」

 

おい

 

「大丈夫で~す。 骨を拾いながら『ランサーが死んだ~』と、ちゃんと言いますよ?」

 

 おいぃぃぃぃぃぃ?!

 

 このような状況下でホッとしたのも束の間だったのは、彼ら彼女らが知る由は無かった。

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 雀部たちが瀞霊廷、そして流魂街からさらに外へと足を運ぶと急に虚圏特有の砂漠へと出て数時間ほどが経った頃に

 

「ん~?」

 

 マントをハンググライダーのように幅広く広げ、空中を浮遊していた彼女は前方で何かがあるようなことを見たと思い、目を凝らした。

 

「(んー、見えない。 双眼鏡を地上部隊から借りますか。) 吉良さーん、双眼鏡貸してくださ~い」

 

 そう思いリカは地上を歩いていた吉良の近くに降り立ち、袖の中に入れたまま双眼鏡を受け取る手を出す。

 

「……君のその『術』とかで代用できないのか?」

 

 吉良が思い浮かべたのは恋次がすきを見てほかの副隊長に言っていた、リカの『鬼道みたいだけど全然違う()()()()()()()』のことだった。

 

 彼女はネムと恋次と合流した後、聞きなれない言語で詠唱をしてはリング状の帯や地面に陣のようなもので巨大虚を拘束、または光の玉のようなものを連射して援護をしたりなどしていた。

 

 その間も恋次は様々な鬼道を暴発覚悟で使っていたが赤火砲(しゃっかほう)のように全く手応えがなかった。

 

「うん? 勿論使いますよ? でも媒体があるのと無いのでは明確な違いが出ます。 というわけでgive me please(早く渡してください)

 

 双眼鏡を吉良に渡され、リカは再びカリンにお願いして彼女が持っていた槍をプールのジャンプ台のように空高く飛び立つ。

 

「(さてさて~、目に魔力を通してズーム~)」

 

 視覚を高めたうえで双眼鏡を使い、リカが『さっき何かが見えた』場所を再度見渡す。

 

「(……あれは…………………………破面? が走っている? 追われているのか?)」

 

 未だに距離が空きすぎてリカにはよく見えなかったが、砂漠の上を走っていたのはハリベルの従属官であったフランチェスカ・ミラ・ローズ、エミルー・アパッチ、シィアン・スンスンの三人。

 

 そして彼女たちを追っていたのはのっぺりとした、マネキンのような奇妙な姿形をした人型の()()達だった。

*1
25話より




作者:次話かいてきます

リカ:あとは本体と同等にネーミングセンス最悪のタイトルも~

作者:そっちはもう一応候補があるというかズバズバというなよ

リカ:そういう設定にしたのはどこの誰でしょうか? 知らない人は『天の刃待たれよ』を参照してくださ~い
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