白と黒の世界は夢を見る   作:haru970

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楽しんで頂ければ幸いです!

いつも読んでくださる方たちに感謝を!

………………前もっての土下座ぁぁぁぁぁ!!! m(。≧Д≦。)m

6/25/21 10:24 追記:読み直し&若干の修正をしました


第46話 更なるGO・KA・I

 ___________

 

 ??? 視点

 ___________

 

 夏休みが始まる寸前に起きた『ルキア消失』から始まり、『藍染惣右介の謀反』へと繋がった騒動からそろそろ夏休みが終わる日が、目前へと迫りつつあった。

 

『現世組』は色々と準備、そしてソウル・ソサエティから帰還する支度を各々がしていた。

 

 織姫は兄の昊とはしばしの別れを惜しむかのように、他の知人達を良くガッチリ腕を掴んで(ホールド)強制連行 誘っては一日中出かけていた。

 大抵の場合は三月やクルミ(&ポイちゃん)が高確率で巻き込まれていた。

 

 一護は剣八や一角に追われながらも瀞霊廷や流魂街を満喫…………とまでは行かないが、まぁそれなりに地理などには詳しくなり、五番隊の隊舎で剣八達から隠れる日々を送っている内に五番隊の席官三人衆(平塚、櫃宮、田沼)と知り合い同士になったり。

 

 あと、カリンに見つかって彼女流の鍛錬に付き合わされてボコボコヘトヘトにされたり。

 

 茶渡は上記の一護のように五番隊の隊舎によく出入りしていた。

 単純に訓練を良く行っている隊士達に「俺も混ぜてはくれないか?」と、頭を下げて共に鍛錬をしたり。

 

 あと彼もカリンに文字通りボコボコにやられたり。

 

 夜一は監視と言う大義名分の下に砕蜂に軟禁 保護されるところで、彼女と隠密機動の包囲網を容易く突破し、瀞霊廷と流魂街双方で見かけられたという情報が上がったり、いざ調査すればガセネタだったりで隠密機動(というか主に砕蜂)が翻弄されたり。

 

 夜一が取り敢えずは久しぶりのソウル・ソサエティを気ままに満喫していたのは言わなくとも容易に想像が出来るような事柄だった。

 

 浦原はマユリのネチネチとした異論などで技術開発部の局長の座は決して譲らないスタンスを取り、自分の研究室に籠った。

 

 十二番隊の隊首羽織と共に。

 

 結局は浦原の『一時釈放』事情も関係してくるので、当面は瀞霊廷の『外部専門家』のようなポジションに彼は取り敢えず任命された。

 

 そのような事になっているのを知ったマユリはストレス発散の為、更に研究に没頭し、誰もが彼を呼びに行っても門前払い。

 

『出る事はそうそう無いだろう』と周りから思われていたが……………

 

 例外が()()いた。

 

「マユリ様────モグモグモグ────客人で御座います────モグモグモグ」

 

 そして今日()菓子(今回はマフィン)を頬張るネムはその例外(少女)と一緒にマユリの研究室の扉の前に来ていた。

 

「マーユーちゃーん、あーそーびまーしょう~」

 

 例外である少女の、何時ものモノトーン(棒読み)ボイスが響いた瞬間扉がガチガチグネグネバキバキと意味不明な音を発して数分後に開いて、中からマユリが冴えないジト目で少女を見る。

 

「リッ君かい。 ()()は、持って来ているのかネ?」

 

 因みに少女は『リカ』だった。

 

「抜かりなく、ここにありますよー」

 

 リカが手に持っている、ケーキ屋などで良く見る箱に似た物を彼女が半分長袖の中に隠れた両手で持ち上げて見せると、リカとマユリが共に『ニィー』っと、()()()似たような笑みを浮かべる。

 

 その時に限って、十二番隊では長らく聞いていなかったマユリの大笑いを扉越しに聞こえる日となっていた

 

『ウッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!』

 

 

 その日の夜道では────

 

「────フフ…………フヒヒヒクヒ……………ヒヒヒヒヒヒ────」

 

 ────リカは大満足したような笑みで気味悪く、低い笑いを帰り道中ずっとしていた。

 

「キッショ」

 

 それは彼女を迎えに来たツキミが気味悪がるほど。

 

 眼n────雨竜は現世組の服などを裁縫し終えたと思えば織姫に無理矢理出かけさせられたり、服を()()()程余分に依頼(作ら)されていた。

 因みに依頼者は三月であり、彼が承諾する条件は『共に裁縫をする事』。

 

「なんでさ?!」

 

と三月は即反応したらしく、たまたま近くにいたツキミがハリセンで、彼女の頭を叩きながら「僕の役を取るなや?!」と逆にツッコまれた。

 

 と言うのも、雨竜は彼女(三月)()()()()()と見込んで、()()()()()を他の者に内緒で聞きたかっただけなのだが。

 

「渡辺さんは滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール)と言うのを知っていますか?」

 

滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール)』。

 それは雨竜の祖父と同時に尊敬の対象であった石田宗弦が滅却師の戦闘形態として完成させた技の()()で、現段階で最大の力を引き出す代物。

 

散霊手套(さんれいしゅとう)』と呼ばれる特殊な手袋をつけた状態で七日七夜弓を成す事が出来れば、『滅却師の高みに限りなく近づく事が出来る』とされて、外すと上記の『滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール)』状態になり、戦闘能力が爆発的に高まる。

 

 先の『ルキア奪還』の際に、十二番隊長のマユリを一撃で倒せるほど。

 

 だが人間が到底使用出来るレベルの力ではない為、あまりの負担に『滅却師の力を失ってしまう』というデメリットが存在し、雨竜が力を無くした理由であり、()()()()()である三月なら『何か知っているかも知れない』と思い、聞く事に。

 

「(それって確か眼鏡(雨竜)のお爺ちゃんが練り上げた技だよね? そっか、そう言えば眼鏡(雨竜)って今戦えないんだっけ?)」

 

 後の『原作』を知っている者達に説明は必要ないと思うが、実は『滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール)』で失った力は厳密に言うと取り戻す事が出来る。

 

 何故なら、これはまた単純にあまりの爆発的な上昇した能力で体がビックリし、本能的に負担を和らげようとした反動からだった。

 

 つまりその気になれば、()()事も不可能ではない。

 

 難しいのは難しいが。

 

 不可能ではないが────

 

「う~ん、ごめんなさいね? ()()()()()()()()()()()()

 

「ッ………………そっか…………そうだよね。 すまない渡辺さん、今のは忘れてくれ」

 

 ────三月は()()()『知らないフリ』をした。

 

「(ごめんね眼鏡(雨竜)。 でもこれがきっかけで、あなたは色々と自分のお父さん(実家)の事がわかるようになるから全部が全部、悪い事ばかりじゃないわ)」

 

 そんな事を悶々と裁縫(ノルマ)を終え、彼女は()()()()をしながら考えごとを続ける。

 

「???? それは何ですか渡辺さん? ()()()()()()に似ているけど」

 

「んー……ヒ・ミ・ツ♪」

 

 疑問の問いをした雨竜に三月はお茶目なウィンクを返す。

 

 その時チエは────

 

「「…………………………………………………………」」

 

 シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ。

 

 ────無言でお茶を点てていた。

 

 場所は朽木家の屋敷で、母屋から少し離れた小座敷の中。

 

 簡素で暖かいながらも静かで落ち着ける部屋の中に、彼女と白哉の()()()()が居て、ただ静かな時間が過ぎ去って行った。

 

 実はその日、突然朽木家の使いの者が五番隊舎まで来て白哉がチエ()()を招待していた事を伝えに来た。

 そして不思議に思いながらも朽木家の屋敷まで足を運ぶと上記の小座敷まで案内されて点前の準備がされていた部屋の中に白哉が一人だけいた。

 

 状況を察して、チエはそのまま点前の作法に入って現在の状況へと至る。

 

 部屋の中で聞こえて来るのはチエが点前の作法音と、外から来る風と鳥の鳴く音のみ。

 

 一つ一つの動きが落ちついて、丁重な動作だった。

 

 それから数分後、白哉の前には一つのお茶の入ったお茶碗が置かれた。

 

「頂戴いたします」

 

 白哉はお茶碗を両手で持ちあげ、少し回した後にゆっくりと飲む。

 

 どちらも()()()()動作そのものだった。

 

「………………美味だ」

 

「ありがとうございます」

 

 白哉の褒めに、チエは礼を────

 

 ドタドタドタドタドタドタ!!!

 

『────キャハハハハハハ! もう一匹捕まえたぁ~!』

 

 ドタドタドタドタドタドタドタドタドタ!!!

 

 ピンク色の髪の毛をした()()()、ビチビチと暴れる鯉を両手に持ちながら窓の外を騒がしく走り去る。

 

「??? 今のは────」

 

「────気のせいだ」

 

 チエの言葉を、白哉が遮る。

 

「いや、だが今の声と人相は確かに草鹿副t────」

 

「────だから気のせいだと言っている

 

 チエが白哉の方を見ると、普段より更にムッとした白哉がいた。

 

「……………鯉はどうするのだ?」

 

「恐らく今週辺りに、浮竹が『池に鯉が増えた』とでも言ってくるだろう」

 

「………………………不服ではないのか?」

 

「………………………………………………………………………………言っても無駄だろう」

 

「そういうものか」

 

「そういうものだ」

 

「「………………………………………………………………………」」

 

 何処か似た二人がそれを最後に黙り込む。

 

 静けさを朽木家が取り戻した数分後に、白哉が口を開ける。

 

「……貴女は」

 

「ん?」

 

「貴女は……()()()()()()()()()()()()()?」

 

「……??????」

 

 白哉の質問にチエが?マークを出す。

 

 まるで質問の意味が分からないとでも言うかのように(その通りなのだが)。

 

「だからルキアの事をどう思っているのだ、と聞いている」

 

 察したかのように白哉が再度聞く。

 

「どう…………とは?」

 

 それでも白哉の聞いている意味が分からず、チエはただ聞き返す。

 

「言葉通りの意味だ」

 

「………………………………………………………………」

 

 白哉の全く説明になっていない答えでチエは考え込む。

 

「(『ルキアをどう思う』、か…………三月によれば、義兄である『朽木白哉』は確か『掟』や『法』に『貴族の義務』などを重視していた筈。 なら聞いているのは『ルキアを護廷の者としてどう思っている』と言った所か)」

 

 因みに白哉の内心事情を見えるように記入すると、以下のように映るだろう。

 

 「(不純な気配などがすれば即首を斬り落とし、私も後を追うとしよう)」

 

 何とも妄想の自己完結の末に暴走寸前の義妹思い(シスコン振り)であった。

 

「……………………『朽木ルキア』は」

 

 白哉がピクリと、極僅かにだが右手(利き手)を動かす。

 

「彼女は男勝りで気が強く────」

 

 チエが気にしていれば、今の白哉の背後には何某漫画で出てくる『ゴゴゴゴゴゴ』効果音がしっくりくる程の霊圧が漏れ始めていた。

 

「────冷静で生真面目な性格を持つ、気難しい奴────」

 

 白哉の背が少し前のめりになる。

 

 まるでスタートダッシュをつけるような短距離走者みたいに。

 

「────だがその反面自分より他者を気遣う事が出来、優しくて繊細な性格の持ち主だ」

 

 今までの白哉の無言のプレッシャーが嘘だったかのように、それらが全てスッと一瞬で消え、姿勢は以前のモノに戻り、彼の表情は何処か憂鬱な空気を出していた。

 

「そう……………か………(こ奴、しっかりとルキアの事を────いやまだだ。 まだ()()()が残っているではないか。) して、雛森副隊長の事はどう思っているのだ?」

 

「もm────雛森か」

 

 チエが危うく雛森を(『桃』と)呼び捨てになりそうなところで、白哉の霊圧がさっきより更に険しいモノへと一気にぶり返す。

 

「(こ奴め呼び捨てだとふざけるなやはり玉砕覚悟で斬り捨てて私も────)」

 

「奴は……………………………………………………………………」

 

「(────ん?)」

 

 またも暴走しそうな白哉だったが、何時もはハキハキと物事を言うチエにしては歯切れが悪い今に疑問を感じる。

 

「………………………………………………………………………………………………」

 

 そしてチエの沈黙と彼女の泳ぐ目に、白哉の妄想はあらぬ方向へと焦り始める。

 

「奴は、何なのだ? (ま、まさかこ奴は雛森副隊長とは既にもう手遅れな事態(関係)へ────)」

 

「────『妹』────」

 

「(────何という事だ色男ならず色女とは────)────ん?」

 

 どんどんと妄想が加速していった白哉は、チエのボソリとした声で現在に引き戻された。

 

「………………………そうだな、うむ。 『妹』、がしっくりくるか」

 

「(…………………………………………)…………………………………………」

 

 白哉は思考と共に体も固まった。

 

「奴は気丈に振舞っているが、内面的にはまだかなり参っている。 『放っておけない気弱な妹』、だな」

 

「(…………………………………………)…………………………………………」

 

「立ち直るまで、私に『頼りたい』と思っているのであれば私は()()()()立ち直るその時まで────」

 

 目の泳いでいたチエがダンマリとした白哉を見上げると体を『ビクッ?!』とさせる。

 

 何故なら変わらぬ(無)表情で、()()白哉の目線がただ静かに涙で潤んでいたからだ。

 

「(何と……………私は…………私は何という愚かで浅はかな者なのだ)」

 

「く、朽木隊長?」

 

「(目の前の者は不埒者であるどころか、自身を蔑ろにしてでも他者の為になる事を自ら進んで………………更にそれだけではなく────)」

 

 白哉の脳内に流れるのはチエの、日が浅い割に数々の噂と所業と『隊長代理』としての仕事ぶりがグルグルと回っていた。

 

「朽木隊長?」

 

 白哉がハッと気付くと、無表情のチエの顔が自分の目と鼻の先寸前まで近くなっていたのに気付き、更に彼女は手を白哉のおでこに添える。

 

熱中症(ねっチュウしょう)では無いな」

 

 「んなッ?!」

 

 白哉が更にびっくりして後ろ向きに倒れてチエがそれを阻止しようとするも、体格差(180㎝対160㎝)により、自身も白哉を覆いかぶせるかのように倒れそうになる所を丁度、白哉の肩近くの畳に伸ばした手をついて止まる。

 

 尚、普段ならこういう事は起きないのだが急な事と、体勢も要因であり、チエのきつく縛った細いポニーテールっぽい髪の毛が畳の上へと落ちる。

 

「(…………………………………………)…………………………………………」

 

「無事か、朽木隊長?」

 

 先程のように(無表情で)目を見開いたままフリーズする白哉に(こちらも無表情で)心配するチエが聞く。

 

「(…………………………………………)…………………………………………」

 

「朽木隊長?」

 

 数分、あるいは数秒後に白哉は黙ったままチエの肩を優しく押し返し、自身も座り上がった。

 

「……………………………………………………………………私は大丈夫だ」

 

「そうか」

 

 チエが座り直したところで白哉が口を開く。

 

「…………………………………これからも」

 

「?」

 

「これからも………………()()()()()()

 

「…………………(成程、()()()()()()()()()()()か。) ああ、私は()()()()()()()()()()()()()だ。 だが……………」

 

「…………?」

 

 白哉が見上げると、自分をジッと見ていたチエ(赤い目)と目が合う。

 

「ルキアは今まで()()()()()()育てられた毛がある。 少しは身近な者達と、自身とも向き合う必要があると思うのだが?」

 

「………………

 

「?」

 

 かなりド直球なチエの意見に対し、白哉が思わず笑みを浮かべそうになる。

 

「(さすがは総隊長の師と言う事か。 こ奴ならば……………………)…………()()()()()()()()()()

 

 白哉が若干()()()()()

 

「こちらこそ()()()()お願いする」

 

 これに対し、チエも敬意に乗っ取って()()()()()

 

 双方の意味合いがすれ違っ(ズレ)てはいたが。

 

 そこから白哉はチエともう少し話をしている間、二人がいた小座敷から少し離れた母屋の周り角に景色が移ると、赤くなりながら目を見開き、口を両手で覆うルキアの姿があった。

 

「(どどどどどどどどどうするのだ私?! まままままさか、にににににににににににに義兄様と、チチチチチチチチチチチチエが………………………………………キ…………………キ…………………キ…………………!!!)」 

 

 ルキアが朽木家令嬢(真っ赤になった顔を)にあるまじき行為を(両手で覆いながら畳の上をゴロゴロ)する。

 

 実はと言うと、チエが屋敷に到着して間もない頃にルキアは家の者が、『白哉が誰かを招待した』という、珍しい事を耳に入れた。

 興味を持ちながら屋敷内を歩いていると、通りかかったやちる(鯉泥棒)から詳細を(聞かれてなくとも)聞いた。

 

びゃっくん(白哉)はなんかムッツン(チエ)と美味しくない、苦―いお茶を一緒に飲んでいるよー」

 

「お茶は紅茶でなければ苦いと思うが……」

 

「違う違う! 凄く面倒臭い、苦~いお茶だよ! シャカシャカ、シャカシャカするのー!」

 

「(成程、点前か)」

 

 当たりをつけたルキアはやちるに感謝の言葉を言い、義兄様とチエが恐らく居ると思われる小座敷の方へと歩き、丁度周り角を曲がった所で固まった。

 

 チエが(ルキアから見れば)白哉を押し倒し、(落ちかけた髪の毛が邪魔して(遮って)定かではないが)二人はその勢いのまま────。

 

「(────!!! 今なら一護の気持ちが解った様な気がしないでもないぃぃぃぃぃ!)」

 

 ルキアの脳内に蘇るのは先程の景色(+予想(妄想))。

 

 ルキアは朽木家令嬢(真っ赤になった頭を)にあるまじき行為を(両手で抱えながら畳の上をゴロゴロ)を未だに続けながら考え込む。

 

「(『たかが接吻ではないか』と(一護)に平然と言っていた過去の私を殴りたい! これは確かに何とも言えない気持ちだぁぁぁぁぁ!!!)」

 

 今のルキアはかつて自分が取っていた軽率な言動を恨めしく思っていた。*1

 

「(ま、まさかそのような事が………………と言うか何時………………懺罪宮(せんざいきゅう)の橋の上で会うのが初めてらしいが…………もしやこれが俗に言う、『一目惚れ』というものか?  だがこれで納得が出来るぞ! 何故義兄様と良く五番隊舎で会うのかが!)」*2

 

 ここで決意を新たに決めたように、ルキアがムクリと座り上がる。

 

「(しかも義兄様は嫌がるどころか…………………双方が()()()()()()()()()だとは………………………………………)」

 

『全くの外れである』、と言ってくれる存在は周りにいなかった。

 

「(……………………だが知ってしまったからには『知らぬ存ぜぬ』で通す訳にはいかぬ! 義兄様の為にも!  だが義兄様とチエが隠れてあ………………あ………………………………………………………………あ………………………………………………………………………………………………)」

 

 ここでルキアの頭全体が更に真っ赤になる。

 茹蛸(ゆでだこ)みたいに。

 

「(…………………………………………………………………………………………………………………………()()()()……………………………………………………………………………………をするような関係と知れば! この朽木ルキア、 全身全霊で義兄様達の応援を……………応援を…………………………はて? 待てよ? ここで二人を応援すれば、行く行くは………………チエは『義姉様』、と言う事に?)」

 

 どんどんと、どこぞの義兄(シスコン)のように妄想(自己回答)が加速していくルキア(義妹)の脳内妄想は協会の鐘の音…………………ではなくて白無垢に身を包んだチエの姿が現れた。

 

「(だが何故、義兄様は……………………確かにチエはどことなーく話に聞く緋真(ひさな)姉様に似て……………似て………………………………………………………………………………()()()()()()()()が…………………チエが『義姉様』………………うーむ、意外と容易に想像出来てしまうぞ?)」

 

 ルキアが頭を抱えながら悶々と考え込むながら思い出してくるのは『現世』で世話になっていた日々。

 

 ここまでくれば二人(白哉とルキア)は義兄妹どころか、『こいつら本物(マジ)の兄妹ではないのか?』と悩ませさせる程に似ていた。

 

 そして『原作』風にいうと『全くの大外れ(勘違い)』というテロップが二人のコマに浮き出ているところだろう。

 

*1
第14話より

*2
第27話、及び36話より




平子:なんやねんこれ? あ?

作者:…………………い、勢いです!

ひよ里:阿保ぬかせハゲェ! ここに証拠は上がってんねんで?! メッチャ前に書き上げたッつー証拠がなー!

ラブ:牛丼、食うか?

作者:…………………………何これ?

ラブ:吉野○のだ。 食いたくなかったら次話、書くか?

ローズ:発見したよぉ、ここに次話────のわぁぁぁぁぁぁ?!

平子/ひよ里/ラブ:こっちに貸せ!

作者:ああああああああ!ヤメテぇぇぇぇぇぇ!!!! イヤァァァァァァ!!!!
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