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??? 視点
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少々の混乱の後、滅却師達がアパートの部屋割りを決めている間にチエ達の部屋にはマイやチエに三月は勿論の事、カリン、クルミ(&ポイちゃん)、カリン、リカ、ツキミ達がマイからはなされ、雛森もその場にいた。
マイ曰く、チエ達がソウル・ソサエティに出かけている間に、自分たちの住んでいるアパートの
そしてその流れのまま、10年間も付き合いのある&
尚、竜貴とコンの
それから少し後に三月からの大勢の『住居の
元々管理人であるおばあちゃんは子供に恵まれず、夫や親族達が少し前に他界してからはアパートの現状維持に精一杯だったので、新しい居住者が来る事をあまり想定していなかった。
なので『修行の一環』と称し、竜貴とコンも巻き込んでアパートの掃除及びに傷んだ部分のオーバーホール作業を三人係でした。
因みにこの時の竜貴は違和感ありまくりの一護(の体を借りていたコン、略して『一コン』)を更に何か珍しいモノを見るかのような、疑惑の目で見ていた。
まぁ、普段の一護を知っている者からすれば、陽気に鼻歌を(一コンが)しながら工具箱を片手に『スラスラ~』と器用にアパートの屋根へと登って修理したり、休み時間の間マイに(全力で)
「(いくら何時ものスケジュールよりハードじゃないからって……
『可愛い(かも)。』
その一言を考えた瞬間、竜貴の脳裏に浮かぶのは子供の頃から一緒に時間を共に過ごした馴染みの
ボッ!
そして
「────ってアタシは何を考えているんだぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
「??? どうしたんだ、アイツ?」
「さぁ~?」
竜貴の様子を見て、互いに頭を傾げる
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
それ等の出来事を思い出しながら、マイは皆に説明していった。
「────それで~、『管理人代理』をおばあちゃんに頼まれたからには双方が
「成程。 だからアパートがところどころ、新しくなっているのか」
「そうなのよ~!
ボヨン。
マイが得意気に胸を張る動きと連動し、彼女の
「「チッ。 この駄肉持ちが」」
カリンとツキミが恨めしそうに舌打ちをし、ジト目で反応する。
ここでずっと今まで畏まっていた雛森が口を開ける。
「えっと……………この方は────?」
「────あらあら~♪ 貴方が雛森ちゃんね~? 可愛いわ~、
危うく口を滑らすマイを近くにいたカリンが口を塞ぐ。
「へ? よ、『
「────あ、あああああ! ひひひひひひひ雛森さんッ! じじじじ事前報告の事! ですッッッ!!! あとさっきの滅却師達なんだけどね私の
三月が大量の冷や汗を出しながら、苦し紛れ気味に話題を変えながら勢いでまたも苦し紛れな説明を雛森に迫りながらする。
「ハ、ハァ………………三月
「え。 あ。 うん。 (本当の事じゃないけど真っ赤な嘘じゃないし……というか『ちゃん付け』はやっぱりやめない訳ね。 ちょっと
余談ではあるが、雛森は三月がチエの『姉』と知っても彼女の事を未だに『ちゃん付け』で呼んでいた。
「そうなんですか! ですが凄い数の
「ま、まぁ全員が親族って訳じゃないんだけど………………アハ……アハハハハハハハハハハ」
「は、はぁ……複雑なんですね?」
「ウン。 フクザツデスヨー」
乾いた笑いを出しながら三月の目が遠くなるのを、雛森が見て色々と察する。
「それと桃の事なのだが、『現世』に滞在している間は『渡辺』と名乗って欲しい」
「「「「「え」」」」」
チエの激突な言葉にその場にいたマイ以外の皆がポカンとする。
「はい……………………………はい?」
そして雛森は思わず聞き返した。
「あら~♪」
「え? え? え? そ、それって────?!」
「────何故赤くなる、桃?」
「う。 だ、だって……(それって、『家族になれ』って────!)」
「────嫌か?」
「ふえ?! い、嫌とかじゃなくてですねッ?! (心の準備がぁぁぁぁぁぁぁ!!!)」
アタフタする雛森を見てカリンが不思議に思い、近くのクルミに小声で話しかける。
「おおぅ……なぁ、クルミ? 『メロンパン』、なんかおかしくねぇか?」
「フゥム? 確かに。 と言うか『メロンパン』は安直過ぎかと」
「文句なら
「あれは恐らく────」
「────知ってるんか、リカ?」
「まぁ、殆ど確証はないのですが、ある種の『好意』を彼女はチエに持っているのでは?」
「「「ハァ?」」」
リカの感想にカリン、クルミ、ツキミが呆気に取られている間にも話は進んでいた。
「なら異論は無いな? 雛森は私と『
「あ、その、えと……嬉しくて、つい」
「そうか。 (余程嬉しいのだな、
『
「えへ、えへへへへ。 (チエさんと同じ苗字を……仮にとはいえ名乗れる事が、こんなにも胸が温かくなって、『嬉しい』と思うなんて……やっぱり、『これ』って────)」
実はと言うと、
しかも本当の目的は、出来るだけ藍染が『原作』に基づいて動いたとしても、
あとは『鬼道の天才である
きっかけは浦原の他愛ない
そしてそれは『鬼道の
「うし! 大体の話は終わったし、行くか『メロンパン』?!」
「へ? ど、どこへ?」
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カリン、雛森 視点
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そこから話に一段落ついた瞬間、雛森はカリンに人生初のコンビニへと夜の空座町に連れ出されていた。
かつての宣言通りに。*3
服などはチエの物を二人は借りていき、雛森の義骸は事前に
「♪~」
「ご機嫌だな、『
「へ?!」
雛森が本日三度目の変な声を出して、自分の着ていた
カリンの服装は普段と変わらずの半袖セーターとジーンズにスニーカーという、ラフなもの。
「え……うん。 その……近くにチエさんがいるような感じで────」
「────ぅお」
カリンは照れながら微笑む雛森を見ていただけで自分の胸が一杯になりそうだったのを、赤くなっていく顔をそらして隠す。
「よ、良かったな?」
「ハイ♪」
そして空座町内で空いているコンビニの手動ドアを開けると、中からは外部とは明らかに違った空調の効いた空気と店員の挨拶や中の品物の数などに雛森が目をキラキラと輝かせる。
「いらっしゃいませ~!」
「ふわぁ~」
中に入りキョロキョロとするその動作は、今風に言うと『(超)ド田舎の娘が数年越しに現代の都市文化に触れる』と言ったモノだった。
「わぁ! 凄ぉーい!」
次に雛森が目を付けたのは入り口から反対側にある
「どうだ?」
子供のように、純粋に明るくなる雛森をカリンが心底愉快そうに声をかける。
「凄いです!」
「だろう?!」
カリンがニカっと笑う。
「こんなに複雑な袋に綺麗に沢山の
「ガクッ」
自分が思っていた(雛森の)感動の対象と違った事に、カリンが肩を落とす。
だが雛森はそんな事に気付かず、隣の冷凍食品ケース、そして飲料などの入った冷蔵庫の前で止まる。
「ジー」
「(ん? アイツ、何を見ていんだ?)」
てっきり雛森は自分のあだ名である『メロンパン』(カリン命名)を探すと思っていたカリンは彼女の視線を辿る。
「…………………『ペプラ』?」
それはルキアがある日、『現世』での暮らしを語る中で出てきた『
「あ。 はい。
「ふぅ~ん? ま、良いんじゃね?」
カリンがカゴを手に取り、次々と駄菓子や炭酸モノを入れ始める。
「今夜はオールで駄菓子パーティだぜ! 付き合え、『
「え? 『おーる』?」
「『今夜中』っつー意味だ」
「ええええええ?! そんなの無理です!」
「言葉の綾だっつーの!」
その時に雛森は初めて『メロンパン』を目にした。
「あ。 これが『めろんぱん』ですか?」
「オウ! どうだ? お前の髪形と似ているだろ?」
「………………私は髪の手入れはちゃんとしていますッ! こんなに
「そこじゃねぇだろうがぁぁぁぁぁぁ?!?!」
この時ニコニコと営業スマイルをしていた店員は「(この二人、ウッゼー)」と考えていたそうな。
そしてその夜、初めて口にする現代の駄菓子で何とも言えない高揚感を感じながら、炭酸飲料を飲んだ雛森はルキア同様に慣れない口の痛みに涙目になり、ゲップが収まらなかった事でゲラゲラと笑うカリンからそっぽを向きながら赤面した。
後、いざ就寝しようと思っても目が覚めていて眠れなかった。
これは別に新しい場所での緊張やストレスなどからではなく、所謂
決して同じ部屋にチエ+他の者がいたからではない(と
「(………………………………………………眠れない)」
雛森はゆっくりと首を回し、隣を見る。
「んがー……」
そこにはラフな寝間着で、カリンが豪快に口を開けながらイビキしていた姿。
「…………………眠れないのか、桃?」
「ひゃッ?! チエさん?! (へ?! お、起きて────?)」
雛森が反対方向に顔を向けると、隣で静かに目を閉じていたチエを見る。
「どうした? ……ああ、そういえばお前も初めて『ぺぷら』を飲んだのだな」
「はい……もしかして、朽木さんも同じように眠れなかったのですか?」
「いや? 奴は普通に寝ていたぞ?」
「え。 (わ、私だけ眠れないの?)」
チエは言わなかったが、ルキアが『現世』に来てからぺプラを飲んだ当初は────
「────ゲップが抑えられぬ飲み物など不良品以外何でもない────!」
────と言っていた割にはほぼ毎日飲んではスヤスヤとグッスリ、眠りについていた。
ゲップを出しながら。
「それでどうだ、『現世』は?」
「あ、凄いですチエさん! 見た事も聞いた事も無いものばかりで────!」
「────
「ッ」
雛森がビクリとして息を素早く飲み込む。
図星だったからだ。
「…………………チエさんは…………どうしてそう思いに?」
「お前は『表面上』は笑っていても、『内心』はそうでなかったからだ」
ザワザワし始めた胸を気合で雛森が押し殺す。
「……私は、別に────」
「────なら何故焦る」
「………」
「やはり図星か」
今度の雛森は胸の中にある気持ちと共に感じていた事を口にする。
「私…………これからどうなるのだろう」
「…………」
「せっかく『
「…………」
次第に雛森の声は小さくなっていき、震える。
「でも、……………『それでも』と思って頑張って来たのに……私は……『これからどうすれば良いの』?」
雛森は答えを求めるかのように、涙目のままチエをどこか期待している目で見た。
「………………かつて、
「………………………………………………………………………………え?」
「あの時の重国はかなり強気で、やんちゃで、わんぱく者で、
「(
雛森の頭上に『ホワ~ン』とした効果音と共に、漫画風の吹き出しが出る。
その中では、厳しいイメージしか持っていない山本元柳斎を雛森がゆるキャラ化しようとし、想像のデッサンがごちゃごちゃになっていく。
「………………………………………………少し、想像し辛いですね?」
「そうか? まぁ、私からすれば
チエの脳内に浮かぶのは髭も無く、頭も剥げているどころかフッサフサの黒髪をチョンマゲにくくり、良くニカニカと笑いながらも短気で喧嘩っ早い、
「そ、それでチエさんは何て答えたんですか?! (これが……『ヒント』になるかも知れない!)」
雛森は期待を寄したまま、チエの次の言葉を待つ。
「『自分の
「……………………え?」
思っていたような
「??? どうした?」
「あ、いえ、その……思っていたより────」
「────何だ?」
『思っていたより
そう雛森は言いかけたが、自分を御した。
「……………いえ、ありがとうございます」
「そうか」
それから無言になるチエをよそに、雛森はまた考え込む。
チエの言った、『自分の
何せあの山本元柳斎が『師』と呼ぶような
そして
「(────そうか。 そういう事ですね! 『
そう思って先ほどの『会話の意味』が腑に落ちた事とほぼ同時に眠気が雛森を襲い、彼女はやっと就寝した。
余談ではあるが、隣の部屋では三月とクルミが眠りながらも苦しむ声を上げていた。
「「う…………う~~~~ん………う~~~~~~~~~ん………」」
「リカ」
「何ですかツキミ」
「お前、えげつないな」
「フヒ、それほどでも♪」
「褒めたつもりは無いんやけど…………」
苦しそうな声を上げる三月とクルミの枕元には何某長寿アニメに出てくる、独特の笑い声を持った
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??? 視点
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『『ぎゃあああああああ~~~~~?!』』
『フヒ、大成────』
バコォン!
『────ゴゥ?!』
これを聞いた雛森が隣で着替えていたチエを見る。
「何ですか、今の?」
「恐らく、リカが阿呆な事をしでかしたのだろう」
「あれ? 今日は『
「ああ。 少し洗いに出したほうが良いとカリンに言われたからな」
「じゃ。 オレは先に出ていくぜ────」
「────あ! カリンさん!」
「んあ?」
カリンがドアを開けてその場を去る寸前に雛森が彼女を呼び止める。
「昨日はありがとうございます!」
「……ん」
雛森がペコリと頭を下げ、カリンが顔を合わさずにただヒラヒラと手を振りながら先に出る。
「「ん?」」
「お」
「あれぇ~?」
「おい、マジか」
「「???」」
チエと雛森が?マークを出し、リルトットが問う。
「どういう事だお前ら?」
「二人とも、今同じ部屋から出ましたね?」
「
「ふえ?!」
「??? そうだが?」
キャンディスの
「てかお前…………………それ…………………胸………………なのか?」
リルトットがチエの
「??? ああ、お前達もか。 私は自分を『男』と偽ったつもりは無い」
「「……………………………………」」
チエの告白(?)に固まる『バンビーズ』。
「……どうしたんだ? 鼻の調子がおかしいのか?」
チエは鼻から赤い液体を流し、心底嬉しそうにしている
そのタイミングで隣の部屋から着替えた三月が溜息をしながら出てくる。
「ハァ~。 おはようみん────あれ? ジジにバンビエッタさん? どうしたの? 具合、わる────?」
「「────イイ」」
「「「え」」」
「?」
「うぅぅぅぅ」
「…………ま、そういう事だろうとは思ったぜ」
三月、雛森、キャンディスが興奮しながら鼻血を垂れ流すジゼルとバンビエッタの言葉にポカンとし、チエは?マークを出し、ミニーニャは顔を俯かせて唸り(?)、リルトットは諦め気味に口を開ける。
それが空座第一高等学校の新学期初日の朝の出来事で、転入騒動へと繋がる。*5
作者:これにて回想は終わり、本編へと戻ります
鈴鹿:チョー長! 草ー
作者:あれ? 平子は?
鈴鹿:ガキンチョと、とっと出たわよ?
作者:……………よし。 いつも読んでくれている方達に感謝を! ありがとうございます! Bホルダー無しの発想ありがとうございます、コミケンさん!!
鈴鹿:これからも皆ヨロ~♪
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『天の刃待たれ』を先にに読むことを推薦
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それよりも文章量が短かすぎる
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それよりも文章量が長すぎる
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