白と黒の世界は夢を見る   作:haru970

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お待たせしました! 次話です!

アンケートにご協力、ありがとうございました。


第56話 “WRRRRY”じゃない人

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 クルミ・プレラーリ、織姫、一護 視点

 ___________

 

『原作』より少し遅く登場した一護。

 

 それは単純に『瞬歩』を本格的に使ったのが『斬月のオッサン』との死闘、つまりは卍解会得時と、藍染と対峙した二つの場合(ぶっつけ本番)のみで、白哉と戦っていない一護は『瞬歩』を使った経験が多少同じ時点の『原作』より少なかった。*1

 

 故に()()()

 

 このような事態(ズレ)の可能性を配慮して『万が一』にと、いざとなれば時間稼ぎの保険に三月は織姫をクルミに尾行させていた(自分(三月)が別の事に巻き込まれたので。)

 

 それ等の事情を知らない一護は、周りの惨状を見渡して静かな怒りがこみ上げる。

 

「(竜貴……茶渡……井上────)」

 

「────ゴメンね、二人とも……私が……私が弱いから────」

 

「────謝んねぇでくれ、井上。」

 

「そうですね。 貴方(織姫)が居たから助かる命もある事を、お忘れなく。」

 

「ああ。 それに……俺がこいつらを倒して終わりだ! 『卍解』!」

 

 その瞬間、一護を中心に霊圧の柱に似た物の中から『卍解(天鎖斬月)』を解放して黒ずくめの姿で現れる。

 

「(……一護の様子がやはりおかしいですね。 『原作』より…『()()()()』しているように見えますね。)」

 

「(これが……黒崎くんの卍解? 霊圧が荒々しくて、ザラザラして、イライラして、濃くて息が詰まりそう。 まるで、()()()()()()()()みたい────)」

 

「────離れていてくれ、二人とも。」

 

 僅かに気ダルさとイラつきが混じった一護の言葉に、織姫は自分の違和感に確信を持つ。

 

「(やっぱり、何かが違う。)」

 

「………………おいウルキオラ。 こいつ────」

 

「────ああ。 オレンジ色の髪に黒い卍解。 アレが標的(ターゲット)だ。」

 

Suerte(ラッキー)! 手間が省け────!」

 

 ヒュッ!

 

 ドサッ。

 

「────な?! お、俺の腕ぇぇぇぇ?!」

 

 風を切る音に気付くと同時に、一護がいつの間にかヤミーの右腕を切り落としていた。

 

チャド(茶渡)の右腕の借り、返したぜ────!」

 

 そこから短期戦を挑む一護にヤミーは『原作通り』、徐々に翻弄されていく。

 

 一護に比べて動きが鈍足なヤミーは相手を砕く勢いの攻撃を繰り出す。

 だが一護のスピードに追い付けず、逆に一護はそのスピードを使って相手のスキを突く、『ヒット&アウェイ』攻撃を繰り返していた。

 

 一撃一撃が浅い代わりに確実なダメージを負うヤミー。

 

「ぐああああああ! もう我慢ならねぇ!」

 

 表面上だけ見れば満身創痍の彼はついに腰に掛けていた斬魄刀を、無事な左手で抜き始める。

 

「ヤミー、斬魄刀を使うのか?」

 

 ウルキオラの言葉に一護は先日平子に言われた言葉を思い出す。

 

「(やっぱり斬魄刀だったのか? それに『割れた虚の仮面』に『胸の穴』と『妙な霊圧』……こいつら、『同類』か?! 平子や────

 

 

 

 

 ────オレと)」

 

 ドクン

 

 ()()()そう思った瞬間、胸の奥から広がるざわめきと共に頭から体中に文字通り響き始める感覚()に苦しみだす。

 

「あ……く……」

「(いいかげんにオレとカワレイチゴォォォォォ────!)」

 

 それは、体の芯に氷を突き刺されて無理やり内臓などがえぐられる感覚に近かった。

 

「ガッ…あ……ッ?! (クソ、来やがったか?! 今はだめだ、消えろ!) グォ?!」

 

 急に様子がおかしくなった一護に間髪入れずヤミーが斬魄刀をしまい、素手での一方的な攻撃(なぶり殺し)をし始め、これを見た織姫は思わず彼の元へと駆け出す。

 

「黒崎くん────!」

 

「────井上さん?!」

 

「く…来るな、井上!」

 

 バキィ!

 

 近くに来た井上と彼女を止める為により前に出たクルミごと、ヤミーが殴る。

 

「────きゃ?!」

 

「────グッ?! (左半身、がッ!!!)」

 

「井上! クルミ────!」

 

「────ゴチャゴチャうるせえよ!」

 

 ドッ!

 

「グハァ?!」

 

 ヤミーが一護を殴り、今までやられていた鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、彼をまた殺す一歩手前の力加減で殴り始める。

 

「(クソ、こんな時に…体が言う事を聞かねえ! 俺が……俺がテメェを拒否したら、今度はテメェが俺の邪魔をするって訳か!)」

 

「潰れろ、クソガキィ!」

 

「(俺は……()()何も出来ないのかよ……畜生…)」

 

 ギィン!

 

 意識がもうろうとし始めた一護へと、ヤミーが振り下ろす腕を赤い壁のようなものが止めた。

 

「どうも~、遅くなりましたぁ。♡」

 

「うら………はら………………………さん?」

 

「ワシも一応いるぞ。」

 

 ボロボロの一護の前に立っていたのは斬魄刀を構えた浦原喜助と、四楓院夜一の二人だった。

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 二人の登場から『原作』と同じように、()()()()を使った夜一にまたも翻弄されるヤミーと、いまだに動かないウルキオラ。

 

 かいつまんで話すと、夜一は殴られたクルミと彼女が庇った織姫の二人を介抱……………

 ではなく、織姫の介抱をしていた。

 

 見るからにしてクルミがほとんどのダメージを肩代わりして、織姫より酷い怪我をしていたクルミが「織姫を先に」と頑なに夜一に頼んだからだ。

 

 あたかも自分の怪我を気にもしていないかのように。

 

 その間、ヤミーは至近距離の『虚閃(セロ)』を撃ち、浦原が自分の斬魄刀────『紅姫』を使ってそれを相殺する。

 

 そして浦原がこれ見よがしに飛ばし返した斬撃を、今になって動いたウルキオラが素手であしらい、ヤミーを連れてそのまま空間を割って身を退き始める。

 

 これに対し最後の一言、または嫌味を言うかのように夜一がウルキオラに声をかける。

 

「逃げる気か?」

 

「らしくない挑発だ、四楓院夜一。 貴様ら二人が死にぞこない共を庇いながら俺と戦うなど、どちらに分があるか分からんでもないだろう? それに任務は終えた。 藍染様には『貴方が目を付けた“()()()()()”は殺すに足りぬゴミでした』、と報告しておく。」

 

 ウルキオラがその場から消える際、彼は空座町の方角を一瞬だけ見る。

 

 それはヤミーの『魂吸(ゴンズイ)』から感じていた『違和感』からだった。 

 

魂吸(ゴンズイ)』は広範囲な技で、使えば霊圧の弱い生物などから無理やり魂魄をもぎ取るモノ。

 だがヤミーの吸った魂魄の数がどこか低かったようにウルキオラは感じていた。

 

「……考え過ぎか。

 

 だが任務も終わり、あとは藍染に報告するだけ、そしてそれまでは『現世』に全く関心を持たなかった彼はヤミーと共に空間の中へと消えた。

 

 ………

 ……

 …

 

 時を同じくして、場は白い軍服を着たハッシュヴァルトがどこかのビルの上から空座町を見下ろす景色に変わり、彼の背後に新たな男性が姿を見せる。

 

「どうだ、ナックルヴァール?」

 

 新たに表れた男の名は『アスキン・ナックルヴァール』と言い、見た目が某の奇妙な冒険に出てくる吸血鬼(WRRRRRY)(の黒髪版)にどことなく似ていた。

 

 彼はハッシュヴァルトや『バンビーズ』と同じく、『星十字騎士団』の一人でかなりの『()()()』。

 

 ちなみにマイが初めて彼を見た第一印象(感想)は────

 

「……『最高にハイってやつ』かしら~?」

 

 ────だった。

 

 これをアスキンは『ヤク中毒者?』と取ったらしく、初対面のマイ(女性)にそんなことを言われたのがかなり応えたのか、彼はその日から身だしなみにいつも以上に気を付けるようになっていた。

 

 よって『原作』と違い、彼のくせ毛(外ハネ)は何処にも見当たらず、髪の毛は整っていた。 

 彼の顔の前に垂れるアホ毛は健在だったが。

 

「おっとぉ。 陛下(ユーハバッハ)にどんどんと似ていくな、ハッシュヴァルト?」

 

「戯言は良い。 町の様子は?」

 

 アスキンは頬を掻きながら、溜息交じりにハッシュヴァルトの問いに答える。

 

「ハァ…流石に急に()()()を覆う結界は作れなかったからな。 あの虚達の現れた周りは無理だった。 が、『その他』は致命的になる前に何とか()()間に合わせたぜ。」

 

「そうか……………それで、()()調()()()()()()?」

 

 アスキンがニヒルな笑みを浮かべ、困ったように肩をすくめながら手を上げる。

 

「『ここ』じゃあ、良くて『全盛期の()()』…ってところさ。」

 

「……そこらのザコ()に遅れは取らないが、成体の『破面(アランカル)』相手では分が()()悪いか。」

 

「ま、場合によっちゃあ『致命的』というこった。」

 

 アスキンがさっきとは違って真剣な顔をする。

 

「もし『“あっち”に攻めこんで()()をブン捕ってくる』ってなら話は────」

 

「────駄目だ。 可能性はかなり低いと思われるが最悪、()()()()()の気に障る可能性がある。」

 

『次期女帝達』と言うハッシュヴァルトに、アスキンが真剣な表情から先ほどより更にニヒルな笑みと疑惑の目を向ける。

 

「『次期女帝達』、ねぇ?」

 

ナックルヴァール。 言い分があるなら申せ。

 

 学校では決して見せることも聞くこともない冷たいハッシュヴァルトに、アスキンの笑みが若干崩れる。

 

「…いや、お前があの嬢ちゃん達を『次期女帝』呼ばわりするのは勝手だがよ? ロバートも色々と頑張っているけどさ? ……あいつら、()()()()()みたいだぜ?」

 

 アスキンはハッシュヴァルトの反応をうかがうように一度そこで言葉を止め、彼の様子を見る。

 だがハッシュヴァルトは相変わらず冷めた表情で空座町を見下すだけだった。

 

「……てかよぉ? 今考えてみたんだけど…ロバートはともかく、()()()アイツらに()()感じているワケ?」

 

()()()()()()()()()()()()()()。 他の皆にも『隠密行動を徹底せよ』、と伝えろ。」

 

「……あいよ。 担当地区のカラス野郎(死神)はどうする?」

 

「放っておけ、あんな小物。 いや……町の虚を出来るだけ奴に引き合わせろと皆に伝えておけ。」

 

「ハハハ! 『どうせいるのなら利用しよう』ってか?! アイツ(小物)にとっては致命的になるんじゃねぇの、それ?!」

 

 その時、車谷(小物)は寒気を感じると同時に盛大なクシャミを出したそうな。

 あと、その日から車谷は異様な数の虚に鉢合わせ始めて、以前身についてしまったサボり癖が抜き始めた。*2

 

 ___________

 

 カリン 視点

 ___________

 

「おっせーな、クルミの野郎。」

 

「ピ。」

 

「アイツ、やられたんじゃね?」

 

 ピ!

 

 ドスッ!

 

「あイで?!」

 

 ポイちゃんは乗っていたカリンの頭を思いっきり突いた。

 

 カリンはポイちゃんをクルミから預けられ、コンビニの外で雛森とチエが出てくるのを待ちながら、近くの電柱に背中を預けていた。 

 

 尚、今日の彼女はパンクファッション風のラフ服装。

 

「(急にアイツ(三月)に『今日は結界を張ってあいつら二人(チエと雛森)をコンビニに連れて行け』つったからそうしたが……) ハァ~、性に合わねえよ。 『子守り』なんて────」

 

「────誰の『子守』だ、カリン?」

 

「だからお────オワァ?!」

 

 カリンが上の空のまま愚痴を口にしていると、いつの間にかコンビニから出たチエの問いに思わず答えそうになる。

 

「お、おま?! ンンンッ…もう買うモノ、買ったのか?」

 

「??? ああ。」

 

 急に態度を変えたカリンを不思議に思いながらも、チエはこんもりとしたコンビニのバッグ(カロリーオバケ)を見せる。

 

「お待たせしましたカリンさん!」 

 

 支払いを終えてコンビニから出た雛森(こちらの手にもぎっしりと中身の詰まった袋)がカリンとポイちゃんに話しかける。

 

「ポイちゃんもいい子にしていましたか?」

 

 雛森のひらいた手の上に飛び移るポイちゃんはつぶらな瞳をキリっとし、胸を張る。 

 

「ピィ!」

 

「フフ、そうですか♪」

 

 だが雛森(と周りの通行人達)にとっては愛らしい小動物の仕草だけだった。

 

「(うーん…ガラじゃねえけど……絵になるな。 『ひな鳥(ポイちゃん)を、手のひらに乗せる、メロンパン(雛森)。』)」

 

 この微笑ましい場面を見ていたカリンはただ純粋にそう思った。

 

 ちゃんとした()になっていないとは言わない約束である。

 

「うるせえ! 書いてんじゃねぇかテメェ?!」

 

「誰に叫んでいるのだ、カリン?」

 

 

 ___________

 

 一護、織姫、浦原商店組、クルミ・プレラーリ 視点

 ___________

 

 腕の殆んどが千切られて意識のない茶渡と、ヤミーにボコボコにやられてボーっとする一護の二人を浦原が介抱していた。

 

 周りではウルル、ジン太、テッサイの三人がヤミーの『魂吸』を生き残った人たちと、亡くなった人たちの処理を進めていた。

 

 そして織姫は────

 

「待ってクルミちゃん!」

 

 ────その場をヨタヨタとおぼつかない足取りで、場を去ろうとしていたクルミを呼び止めていた。

 

「ッ……いえ。 ボクには…お構いなく。」

 

「この馬鹿者が。 せめて貴様が()()()()()()ぐらいに治してから行け。」

 

 夜一がからかい文句無しの(彼女らしくない)言葉をかけ、織姫がクルミの右腕を掴む。

 

「そ、そうだよ! 夜一さんの言う通りだよ! 腕も……足もそんなに曲げて、大丈夫なわけがないよ!」

 

「目の……錯覚です。 『ピサの斜塔』です。」

 

 クルミの左腕は肘が二つ通常とは逆方向に曲げていたかのようにいびつで、足に至ってほぼ全ての体重を無事な右半身に乗せていた。

 

 見えようによっては『ピサの斜塔』のように傾いていると見えなくもない。

 

『ピサの斜塔』の地盤の土が極めて不均質で実際に傾いているので、そちらも『錯覚』ではないが。

 

「…『双天(そうてん)』────!」

 

「────駄目です井上。 それは茶渡に続けてください。 彼は右腕をほとんど失くした状態です。」

 

 クルミはやっと出血が止まった茶渡を横目で見る。

 

「でも……でも!」

 

 織姫の悲痛に満ちた声に夜一が頭をガシガシと掻く。

 

「ならばどうすればいい? こ奴はお主の事が心配で、恐らくじゃがお主の容態の安否を確認するまで手を離さぬぞ?」

 

「(仕方ありませんね。) ……では()()()()()()。」

 

「「え。」」

 

 予想だにしなかったクルミの要求に夜一と織姫が目をパチクリとする。

 

「聞こえませんでしたか? 『血をください』、と言ったのです。 (これで諦めてくれれば────)────な?!」

 

 だが今度はクルミが驚愕する事となった。

 

「織姫! バカなことはよせ────!」

 

 夜一もいつもの冷静さはどこに行ったのか、かなり焦った声と共に風を切る音がした。

 

 だが上記の二人がした反応も仕方のない事。

 

 いつの間にかクルミの腕を離した織姫は、近くの地面に落ちていた石の破片で自分の手首を刺そうとして、ほぼ同時に夜一とクルミがそれを止めていた。

 

アホですか?! バカなのですか、貴方は?!

「(まったくです!)」

 

 クルミは『()()』と『()()』共々、織姫に怒った(呆れた)

 

「でもでも、これでクルミちゃんを助けられるのなら────!」

 

「────デモもストもスモモもありませんよ?!」

「(その通りです!)」

 

 クルミが使った言葉は以前のカリンが言ったモノと酷似していた。*3

 

「……えへ。」

 

 なぜか涙目になりながらの笑顔になる織姫に、苛立ちを更に感じるクルミ。

 

そこで笑いますか普通? あなた(織姫)、『アレ』ですか? 頭がお花畑なんですか? 

「(もうハッキリ言ってマイと同じね。)」

「(()()()()のアレは『あれ』でいいんです。 周りに桜やまったくもって不本意ですが海藻(慎二)もいますから。)」

 

「えへへ。 『こうやって叱られるの、()()()()()()()だなぁ~』、って。」

 

((ッ))

 

 涙ぐんだまま、はにかむ織姫に対し、クルミ(ライダー(バカンス体))は一瞬言葉を失った。

 

 彼女(織姫)の言った『お兄ちゃん以来』。

 

 それは別に『危険なモノから守る人(竜貴に一護)』や、『危ないものを注意する人(周囲の友人)』の事を示すのではなく、

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()』の事だった。

 

 

 

 そんなことを知らない周りの人たち(クルミと夜一)や、事の成り行きを静観していた人や(浦原喜助)、遠くで作業をしていて騒ぎの原因をよく知らない者たち(ウルル、ジン太、テッサイ)

 

「ぇ。」

 

 だがそんな織姫を見て、()()()はただ優しく彼女を抱きしめ、聞きなれない声で喋る。

 

あまり自分を責めないでください。 アナタのその心は誰よりも清らかで美しく、()()()()()()()()()()()

 

「(クルミちゃん……じゃない? ()?)」

 

 クルミはそのままの足取りで場を去る。

 

 普通の織姫ならば追いかけているだろうが、今の彼女の頭にはクルミの言ったことでいっぱいだった。

 

 「……喜助────」

 

 「────大丈夫です夜一サン。 彼女のサンプル()は採取しておきました。」

 

 「これで『奴ら』の事がはっきりすると幸いじゃがな…」

 

 「まぁ、流石のボクも彼女たちの影響が『普通の人間』にまで及んだのは盲点だったッス。 黒崎サンの例があったとしてもね。」

 

 浦原はチラリと見たのは気を失った竜貴を含めた()()()()()()

 

『原作』では亡くなってしまった彼らは竜貴同様、ヤミーの『魂吸』を受けても衰弱しながら一命をとどめていた。

 

 理由は彼女(竜貴)と似た境遇に浦原は予測をつけ、とある『モドキ』達が脳裏をよぎり、『改造魂魄騒動』から持っていた違和感が強まった。*4

 

 「今はそれよりも……問題は、黒崎サンッスね」

 

 介抱されていた一護はあやふやな意識を持ったまま、ブツブツと何かを繰り返していた。

 

 

 

 

 

 

『ゴメン、すまない、弱くてゴメン、すまない』というループをただ延々と。

*1
第31話より

*2
第11話より

*3
第38話より

*4
第14話




作者:次の話、少し遅れるかもしれません。

一護: ……

作者:仕事ががががががが…
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