白と黒の世界は夢を見る   作:haru970

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お待たせしました、次話です。

そしてやっと彼らの再登場です。


第62話 団らんの侵略者たち

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 現世組、死神組 視点

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 戦いが終わったことにより尸魂界の『空間凍結』が解除され、ルキアの傷が恋次の目の前で(重症だった日番谷の治療を終えて移動した)織姫の『双天帰盾』によりみるみると癒えていく。

 

「お、おお………」

 

 ちなみに『空間凍結(くうかんとうけつ)』とは名の通り空間の壁を作り、小規模な空間の内部での出来事と外部の現世を一時的にかつ人工的に切り離すことであり、できるだけ霊圧のぶつかり合いや戦いの余波などからの影響を抑える処置でもある。

 

 三月が前話で考えていて、出てきた『固有結界』は上記の『空間凍結』とは似て非なる、別の世界での空間系の術ではあるが……

 

 今は詳細を省き、()()()()物語を進めるとしよう。

 

「………む?」

 

 ルキアは目を覚まし、傷が無くなった自分のお腹を復元した死覇装の上から擦る。

 

「こ、これで大丈夫だと思う。」

 

 頬に出た汗を織姫が腕で拭きながら微笑む。

 

「やはり井上の術か。 信じがたい、四番隊顔負けの速さだな……」

 

「や、やっぱりもう治ったのか?! スゲェなオイ?!」

 

「え、えへへ~。 そ、そんなことないよ~、私なんてまだまだですよ~!」

 

 ルキアと恋次の二人に織姫が褒められて、彼女が照れながら畏まる。

 

 それを離れた場所から一護が気まずい顔で見ていたところに、チエの言葉で彼が驚愕する事となる。

 

「『()()()()』がそんなにも厄介か、一護?」

 

「なっ?! し、知っていたのか、チエ?!」

 

「知るも何も、()()ぞ?」

 

「え。」

 

「そっちの()()ではない。」

 

 一護は自分の腕の匂いを嗅ごうとして、チエがそれを事前に止める。

 

「(『そっちの匂いじゃない』って……いや、それは今いいや。) チエはもしかして、『抑える』方法を知っているのか?」

 

()()抑えるすべか? 知らん。」

 

「(……だよな。)」

 

 一瞬、期待を寄せた一護だったがチエの答えにまた考え込む。

 

「だが、()()()()が無いこともない。」

 

「そ、そうか?! 頼む、そいつらのところに今すぐ俺を連れ────!」

 

 ボコンッ!

 

「────あいで?!」

 

 チエのデコピンに、一護の額が鈍い音を出す。

 

「早まるな一護。 もう夜も遅い。 明日だ、この戯け。」

 

 この二人のやり取りを横目で見ていた織姫は、自分の胸奥に発生したモヤモヤを感じるのを無視しようとしたがすればするほど、その気持ちは更に増加していったのに戸惑った。

 

 そしてそれを見ていた雛森も同じだった。

 

 

 ___________

 

 ??? 視点

 ___________

 

「おかえり、グリムジョー。」

 

 場は以前ウルキオラとヤミーが期間報告をした部屋へと戻り*1、藍染の前には東仙と仏頂面をしていたグリムジョーの二人だけだった。

 

「どうした、グリムジョー? 謝罪の言葉があるだろう? 現世で危うく『王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)』を許可なく撃とうとしたことを。」

 

「………………」

 

 だがグリムジョーは東仙の言葉を聞いているどころか、無視(ウンザリ)したような感じで静かだった。

 

「貴様、グリムジョー! いい加減に────!」

 

「────いいんだ、(かなめ)。 私()怒ってなどいない。 どちらかというと()()()を覚えている。」

 

「………………?」

 

「藍染様?! ですが、こいつは────!」

 

「そうだね。 確かに『王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)』を()()()撃とうとしたことは事実だが、彼の行動は御しがたいほど私への忠誠心と思っている。 そうだろう、グリムジョー?」

 

 藍染は彼を…………

 

 というよりは、一護がグリムジョーにつけた傷を見ていた。

 

「…………………そうです。」

 

「藍染様。 『統括管(とうかつかん)』として、この者の処刑の許可を。 調和を乱す者は許すべきではない存在です!」

 

「は。 要するに、テメェが俺を気に食わないだけだろうが? 組織の為ならいざ知らず、私情を持ち込むなよ。 『統括管()』?」

 

 藍染に許された事で、調子が戻りつつあるグリムジョーが皮肉たっぷりの言葉を東仙に言い返す。

 

「私情ではない。 藍染様の為だ。」

 

「大義を掲げるのが上手なこった。」

 

 スパッ!

 

()()()()の命令違反と、『王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)』の件はこれで許そう。 『破道の五十四・灰炎(はいえん)』。」

 

 ボッ!

 

 「な、がああああああああ?!」

 

 東仙が瞬く間の内にグリムジョーの左腕を斬り落とし、鬼道でその右腕を灰も残さず焼却する。

 

くそ! くそ! くそ くそがぁぁぁぁ

 

 グリムジョーがそこで左腕の有った場所に右手をつけてから血まみれにさせて、その手を東仙に向ける。

 

 やめろ、グリムジョー。

 

 ズン!

 

「ッ?! が……」

 

 藍染の声と共に霊圧がグリムジョーを襲い、彼はピタリと行動を止めて汗を出す。

 

「そこでお前が(かなめ)を攻撃すれば、私はお前を断罪しなければならなくなる。」

 

 グリムジョーは奥歯を『ギリッ』と強く噛みしめて、踵を返して部屋を無言で出る。

 

「すみません、藍染様。」

 

「いいよ、要。 引き続き、ここを頼むよ。」

 

「ハッ。」

 

 東仙が部屋を出て、藍染は笑みを深くさせる。

 

「フ……フフフフフフ……」

 

 

 ___________

 

 一護 視点

 ___________

 

 一護は唖然としていた。

 

「クソハゲ真子(シンジ)! なに勝手に人の(もん)食べとんねん?!」

「うっさいわひよ里! 初めからお前の物やないわ、ボケェ! これはデカ()イにもろた、俺のイチゴタルトや!」

「お、おふたりサン。 声がデカいデス、近所迷惑に────」

「「────引っ込んでろ、ハッチ!」」

「そ、そンナ…」

「フゥー……いつも騒がしくてすまないね、レディ?」

「いいえ~。 相変わらず皆が元気で逆に私は楽しいわ、(じゅう)ちゃん~。」

「Oh! やはり、君のスマイルは良い!」

「ローズ、バカやってないで皿さっさと拭けよ。」

「せや、次のが控えているからな。」

「あー、『ツキミ』つったっけ? 皿洗い、早いな?」

「せやろー?」

「ケンちゃんケンちゃん! 近くの商店街でケーキが安売りしているよー!」

「それは良いですね。 私たち二人で行きましょうかマシロシロ?」

「そうだねクルクル(クルミ)ちゃん! ケンちゃんの財布持ってくるねー!」

 おいちょっと待てテメェらコラァ?!

「アホばっか………ラブ、ジャンプまだなんか~?」

「今いいところなんだ、リサ。 先月のがあっただろ?」

「もう何回も読んでんねん。 アタシの脳内で登場キャラ全員にフィルター被せても飽きてん。」

「ならリサ氏、こちらにR-18の無修正(モザイク無し)グラビア写真集を一緒に拝見しましょう。」

 「でかしたでリカの姉貴ぃぃぃ!」

「いえいえ、それほどでも。」

 

 もう一度書き足すが、一護は唖然と()()()()

 

 その日、珍しく学校を休んで(サボって)一護がチエに言われたまま彼女の後をつけると────

 

「着いたぞ。 ここに心当たりの奴らがいる。」

 

 「テメェん()じゃねえか?!」

 

 ────連れてこられた場所は一護からすればどことなくリニューアルした、渡辺家が住んでいる見知った(10年間見てきた)アパートだった。

 

「まぁ、取り敢えず上がれ。」

 

 そしてアパートの大きいコモンスペースに入ると、上記のように『仮面の軍勢』のメンバーたちとマイ達を含めた大きな団らんが彼らを迎えていた。

 

「ん?」

 

 そこで平子が一護に気付き、彼に声をかける。

 

「なんや、一護やないか。」

 

「やっぱり平子か?! それに、そいつらは────?」

 

「────良いから立っていないで入れ、一護。」

 

 ゴスッ。

 

「どわぁ?!」

 

 チエが一護の背中を蹴って、転ぶ彼が顔を打つ。

 

「ブフ?! そこで蹴飛ばす奴がいるか?!」

 

「??? ここにいるではないか?」

 

そういう事じゃねぇぇぇぇぇ?!

 

 平子が立ち上がって、いやな顔をしながら靴を履き直す。

 

「うし。 一護が来たから場所移すで、みんな?」

 

「ん? ここで話さないのか平子?」

 

「アホ。 ここで話せるワケ無いやろが。」

 

「「「「「えー?!」」」」」

 

 平子の言葉に異を唱える数々の『仮面の軍勢』メンバーたちに、平子が青筋をこめかみに浮かべる。

 

 『えー』、やないわぁ! 荒事になったらどないすんねん?! 俺かて嫌やで、ここから動くの?!」

 

「そうよ~? シン(真子)ちゃんの言う通りよ~? それに私達は私達ですることもあるしぃ~?」

 

 そして異を唱えたリカ、ツキミ、クルミにマイが言い聞かせ、せっせと片づけを始める者たちを見てはワナワナと怒りに震える一護だった。

 

 「結局オレだけ蹴られ損かよ?!」

 

「…すまんな、一護。」

 

 ナデナデナデナデナデナデナデナデ。

 

「ぐ……だからそれ……やめろよ…」

 

 頭をチエに撫でられることに、一護が気まずそうにそっぽを向けながら頬を赤らめ、声がどんどんと小さくなっていった。

 

 

 ___________

 

 一護、『仮面の軍勢』組、『渡辺』チエ 視点

 ___________

 

 

「それで一護、俺らに何の用や?」

 

 移動した先はどこかの倉庫街だった場所なのか、周りの建物はさびれていた上、無造作に半壊した瓦礫やガラス破片などが目立っていた。

 

 そこで一護(とチエ)は『仮面の軍勢』達と話していた。

 

「俺の中の虚を抑える方法を教えろ。」

 

「……………なんやと?」

 

 一護の『お願い』とも呼べない『要求』に直接彼と話していた平子だけでなく、他の『仮面の軍勢』たちもピリピリとした空気を出し始める。

 

「なめられたモンやなぁ? 俺らがなんでお前に教えなあかんねん?」

 

「ハッチ、結界張っとき。」

 

「もう張っていマス。」

 

 ひよ里とハッチ(鉢玄)の短い会話の間に、一護は死神化してチエに体を預けた後、平子に斬りかかる。

 

「(相変わらず一護はせっかちだな……一心殿に似たのだろうか? いやこの場合、三月か。)」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

「どりゃあ!」

 

 ガシャン!

 

「まだまだや!」

 

 ギャン! ガガガガ!

 

「うらぁ!」

 

「グッ!」

 

 数分続く平子と一護の戦いをテニスの試合よろしく、『仮面の軍勢』達がゆったりとした態度で観戦する。

 

 女性のメンバーであるマシロ、ひよ里、リサの三人以外。

 

 三人はというと、アパートを出るときに見たチエと一護のやり取りによって興味が非常にそそられていた様子でチエに迫っていた。

 

「そ、それでそれでベリたんとチーちゃんってどういう関係なの?!」

 

 マシロがキラキラとした目で(魂魄の抜けた一護の体に膝枕をしていた)チエを見てウキウキしたまま尋ねる。

 

 新しい玩具を得た子供の動作そのものである。

 

「『どういう関係』だと? そうだな………(一護)が幼少だった頃からの()()()()だ。」

 

「へ、へぇー。 お、お前にも()()()()がで、出るんやなぁー? ……………ウチはぜ、全ッッッ然気にしてへんねんけど…………あくまで参考程度に聞いてるだけやで? ……………………アイツ(一護)の事、どう思ってるん?」

 

 顔を引きつりながら、貧乏ゆすりをするひよ里が今度は尋ねる。

 

「『どう思っている』、か……(ここは以前、真花たちと話していた時みたいに答えるか。*2) 強いて言うのなら『孫』か………『弟』?」

 

「ひゃー!♡ これはベリたんにもぜひ、聞いてみないとー!♡」

「なんやねん、これ? ………ウチだって………ウチかてなぁ…………」

 

 キラキラした目から星が出ているマシロと、何故か地面にうなだれながら『ドヨ~ン』とした重い空気を出すひよ里。

 

「で? ()()()()行っとるん、二人は?」

「……?????」

 

 ()()()()なリサの質問の意味(意図)をよくわかっていないチエがただ?マークを出す。

 

「A? B? もしかしてCなら、どっちから先に攻め────?」

 

「「────うりゃあああ!」」

 

 ドゴォン!

 

「────って、まだやっとるんかいあの二人?」

 

 未だに戦う平子と一護の雄叫びにリサの注意が逸れて、ひよ里が立ち上がる。

 

「ハッチ、結界もう5枚張り。 チマチマした『アレ』、もう見てられへんわ。」

 

「一護、お前やっぱりビビ────」

 

 スパァン!

 

 平子が一護に話しかけたところで、ひよ里がスリッパで彼の顔をはたく。

 

「────ぷあ?!」

 

「チェンジや、ボケ真子。」

 

 バリン!

 ドガ! 

 ガシャアン、ガラガラガラガラ!

 

 平子の体はそのままハッチの結界を突き破り、倉庫の外へと吹き飛ばされていく。

 

「ハッチ! もう5枚張れって言うたやないか?!」

 

「む、無理でスヨ! 急に言われて間に合わないデス!」

 

「お、お前は────」

 

「────『猿柿(さるがき)ひよ里』や。 ちゃんと『さん付け』で呼びや? このビビり。」

 

 ひよ里の顔の横に虚の仮面が現れる。

 

「それとウチ、アホ真子(シンジ)とは違って甘まないからな?」

 

「(虚化(ほろうか)?! やっぱり、こいつらは────!)」

 

「ウチらは面もっとるから『仮面の軍勢(ヴァイザード)』や。 せやからさっさと虚化しぃ、一護。」

 

 ひよ里が虚の面をかぶって、一護に襲い掛かる。

 

「でないと死ぬで?」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 そこからは素手のひよ里によって一護の一方的ななぶり殺しに近い『死合』となる筈だった。

 

 だが────

 

「(こいつ、素手のほうが断然に強いやないか?!)」

 

 ────ひよ里は早々に一護の白打が得意なことに気付き、己の斬魄刀を抜いて漸術の戦闘を一護に強いていた。

 

 こうして『内なる虚』を極力出したくない一護と、もう片方は躊躇なく彼を襲うひよ里が戦う。

 

「もうええわ。 はよ全開でかかれや、一護。」

 

「(考えろ! よく観察して考えて、モノにするんだ!)」

 

 ひよ里が斬魄刀をの斬り返しをする中、一護の脳はひよ里の顔に虚の面の顔が現れてからずっとフル回転状態だった。

 

 それはかつて、『ルキア奪還』前に稽古をつけられていた時に習った教訓を生かそうとしていた一護がいた。*3

 

「(どうやって目の前のこいつは虚化しても正気でいられる?! どうやって仮面を自由に取り外しできる?!)」

 

 一護は必死にひよ里の斬撃をいなしながら考え続ける。

 

「(でないと、()()()が────)────グフ?!」

 

 一瞬だけ一護は視線をひよ里から外し、その隙に深い傷を負って虚の仮面が独りでに現れてしまう。

 

あああアアあああア!!!」

 

「なんやて?!」

 

 一護の顔の半分が虚の仮面に覆われたまま、彼は()()()()()()とひたすらに暴れる。

 

「ぬ?! これはまずいデス!」

 

 ハッチが厳しい顔になり、壊れていく結界の上にさらに結界を重ねていくと汗が額に出る。

 

「(『コレ』は聞いていないな。 三月から聞いた情報と一致しない。)」

 

 チエが静かに一護の体を横の地面に置きながら考え、刀を手にする。

 

 彼女が思い返していたのは三月が別件で身動きが取れなくなる前に、彼女から伝えられた『事前(原作)情報』。

 

 そしてその中には『虚化(暴走)した一護がひよ里を襲い、彼女を殺しかける』といったモノがあった。

 

 だが目の前の出来事はハッチが新しい結界を張るたびにそれを次々と壊す一護の姿。

 

ガあああアアあああア!!!」

 

 しかも気の所為かどうか、虚の一護は自分(チエ)をずっと見ていたような気がした。

 

 とうとうハッチの結界が間に合わないと思えば、『仮面の軍勢』メンバー全員が一護を力ずくで抑え、平子が一護の顔にあった仮面を砕く。

 

「ぁ………俺……」

 

「合格やろ、ひよ里? 少なくとも虚を抑える方法、教えても損はないと思うで?」

 

「…………………ああ、そうやな。」

 

「これで分かったか一護? 虚は、頭や体ン中で考えたぐらいで抑え込めるような代物やないって事が。」

 

「…………ああ。」

 

「今日はここまでや。 デカパイ………やなかった、デカ()イのところに行って、飯食って、()う寝てからまた明日に続けるで。」

 

「平子、言い直せていないぞ?」

 

「一々うっさいわ、この天然ボケ。」

 

 チエのド直球なツッコみに、平子が半ギレ気味に言い返す。

 

『隊首羽織が関係しているのでは?』と聞かれれば、平子の答えは恐らく『大有りに決まっとるがな!』と叫び返しているだろう。

 

 

 ___________

 

 カリン、茶渡、雛森 視点

 ___________

 

「ぬあ?!」

 

「おらぁぁぁぁ! そのままぶっ倒れてるんじゃねぇぞチャド! いや、テメェは『お茶っぱ』でいいや!」

 

「………茶渡だ!」

 

「オレに一本入れれば考えなおすぜ?!」

 

 茶渡とカリンは浦原商店の地下にある訓練場にて、激しい攻防を繰り広げていた。

 

「遠慮なしで行くぜ、雛森! ()えろ、『蛇尾丸(ざびまる)』!」

 

(はじ)け、『飛梅』! (私も、出来ることをしないと!)」

 

 そして訓練場の別の場所では恋次と雛森が始解同士で相対していた。

 

「うーん、いつ見ても若者たちのじゃれあいは良いっスねぇ~。」

 

 そしてすっかり見物人となった浦原が『青・春』と書かれた扇子で自分をあおぐ。

 

「あ、あの喜助さん……お昼ご飯、できた。」

 

「あ、そうですか! ではみなさ~ん! ごはんですよー!」

 

 浦原が片手に扇子、もう片手にはガラス瓶に入った『江戸〇らさき』の『ご〇んですよ』の両手を振った。

 

 が、戦っている四人は気付かないまま。

 

「あらら、皆さん熱心になっちゃっていますねぇー。」

 

「ど、どうしよう喜助さん?」

 

「ま、いいでしょう! ウルルのあったか~いご飯が食べれないのは残念かもしれませんけどそのウチ、腹を空かしてぶっ倒れるか食べに上がるでしょう♪ ですので、今日のおかずは何スカ?」

 

「えっと……三月お姉ちゃん特性の鶏肉ハンバーグとソースに、マイさんのポテトサラダ。」

 

「ウォッホー!♪ アタシの好物たち! えらいですねぇウルル~?」

 

「ううん、三月お姉ちゃんとマイさんのおかげだから……」

 

 浦原に頭を撫でられ、はにかむウルル。

 

「(さて、平子さん達と黒崎さんが接触したとなると……『藍染惣右介』も準備ができ次第に動き出しますね、これは。 僕もウカウカしていられませんね。)」

 

 そして決して考えることをやめない浦原が内心、次の手を考える。

*1
58話より

*2
17話より

*3
21話より




作者:早くバリケードを立てないと! トンカチ良し! 釘良し! 木の板は………………木の板は?!

リサ:ほい。

作者:ああ、ありがとう。

リサ:別に

作者: …………………………………………………

平子:なにボサッとたっとんねん。

ラブ:そうだぞ、早くバリケードとやらを立てないか?

ハッチ:あの……せまいデス

ローズ:そりゃあ、そんなにデカい体をすれば当然だと思うよ?

作者: …………………………………………………

拳西:おい、こいつ立ったまま失神してるぞ?

ラブ:どこのエジプト人だ

マシロ:なにそれラブちん?

ラブ:だからその呼び名やめろよ
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