オリジナル展開や独自解釈などが満載し始めます! (スイミング目
楽しんで頂ければ幸いです! (血走った目
10/11/2021 8:05
誤字修正いたしました。
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??? 視点
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前話の最後より少し時は戻り、日番谷に襲い掛かるハリベルがその場に駆け付けたひよ里とリサの攻撃をやりすまし、ハリベルは三人を同時に相手にとる心構えをする。
「お前は……………『矢銅丸リサ』か?」
「お、よう知ってんな?」
「京楽が言っていた見た目通りだからな。」
「………………………………」
ひよ里が不服そうに、自分へのコメントをしない日番谷をジィ~っと見る。
「んでお前は………『ひよ里』か?」
「『
「こうなるから言ってねぇだけだろうが?! わかれよ?! それにテメェが勝手に自分で言ったんだろうが?! それにチビはテメェもだ!」
「お、おおおう?」
ひよ里は珍しく、自分の啖呵に食らいつく
が、それも束の間だけで彼女のこめかみにさらなる青筋が浮かぶ。
「な、なんやとクソガキィィィィ?! やんのかコラァ?! そのケンカ買ったるわボケェェェェ!」
「アホかテメェ?! 今はそれどころじゃねぇだろうがよ?! それにケンカ売ってきたのはテメェだぁぁぁぁ!」
「「あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ″ん?!」
「めんどくさ────」
ギィン!!!
見た目も言う事も『子供のケンカ』そのものにリサは呆れながらハリベルに斬りかかる。
「────なんだ。 てっきり三人とも私にかかってくると思ったぞ。」
「ウチもや。
「抜け駆けなしやリサ! ぶっ手切れ、『
リサの斬魄刀が端に刃が付いている巨大な棍の様な槍に代わり、ひよ里のは巨大なノコギリ状に代わる。
ハリベルは二人の攻撃を受け────
「「「────?!」」」
────とめる前に、彼女とリサとひよ里たちがピタリと急に動きを止めて、同時に同じ方向を向く。
「な、なんや……これ?」
「お、おい! どうしたんだよ?!」
日番谷は急に態度が変わった三人に何かの異常を感じ、見ている方向を探るが
「(なんだよ、何もねぇじゃねぇか……いやちょっと待て?! この方向は砕蜂たちの筈だろ?! ならなんで『
ひよ里だけは見知ったらしいようにこの異変に当たりを内心つけていたらしく、汗がじっとりと彼女の体中から出る。
「(この感覚は『アイツ』や! 間違いない! やっぱり、『アカン奴』や!)」
………
……
…
「お久しぶりデス、砕蜂サン。」
砕蜂と大前田がいる場にハッチが挨拶を送る。
「ちょ、ええええ?! 誰ですかこのデカ男は?!」
「
「ま、まぁそういうのも
「くだらん。 どれだけ虫が群がろうと────」
ガァン!
バラガンの四方に強固そうな結界がハッチによって張り巡らされる。
「────なるほど。 『直接触れなけれ良い』とはいい考えだが……『鬼道に老いが無い』とでも思ったか?」
バリィン!
ハッチの結界をバラガンから発する靄が内側から無理やり浸食して、強度が保てない結界が崩壊する。
「『老い』とは平等に『死』が存在する、この世の
バラガンの襲ってくる靄に対してハッチが独自で編み出した結界を重ね続ける。
『
「砕蜂サン! 貴方の卍解が必要です、協力してくだサイ!」
「………………チ、私の卍解まで………
動く気配がない砕蜂に、ハッチが『とあること』を提案する。
「ならばその『不愉快な男を拘束する』というのはどうデショウ?」
「その条件を飲もう。 『一年間で』、だ。」
砕蜂の即答と、かなりの長期間を申し出た彼女に、ハッチは口をあんぐりとしながら目が点となり、無数の冷や汗が流れ出す。
「え゛。 えっと……そこマデしたらワタシ死にますので、『一か月』でどうデショウ?」
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………いいだろう。」
「「(間が長い
内心びっくり&唖然とする大前田とハッチ。
だがハッチは大前田と違い、放心する心を入れ替えて新たなオリジナル鬼道の
「
バラガンは今まで見たことのない、強固な結界を前にただ笑う。
「フ……フハハハハハ! 滑稽! まさに滑稽よな! 『倒せる事が出来ないのならば封じる』! なんと浅はかな考えよ!」
「『封じる』? 封じるのは合っていますが、貴方ではありませんネ。 『爆発の原理』を知っていマスか?」
「……なんだと?」
「爆発などは
「……まさか────?!」
その時、一つの城門型の結界がわずかに開く。
「────そのまさかだ。 くらえ、『
わずかに開いた城門の向こうから大好きな夜一様から受け継いだ悪戯っ子のような邪悪な笑みを浮かべた砕蜂が今日で
ズン!
バキバキバキバキバキバキバキ!
重苦しい音が結界内から外へと響き、結界には無数のヒビが現れた。
「『三日に一度』の制限がある筈の卍解を、気力で無理やり撃つほど
ハッチがしみじみと気を失って地面へと落ちる砕蜂を見ながら、浦原に一瞬だけ同情して結界を消す。
「代償は……しっかりと……」
虫の息になりつつある砕蜂が大前田に受け止められても、ハッチへ念を押すような言葉を出す。
「(俺以上に嫌われるなんて……同情するぜ。)」
「……………………………………………………………許さん。」
その時ハッチ、大前田、そして襲ってくる脱力感に身を委ねそうな砕蜂でさえも聞こえてきた声に目を見開いた。
「許さんぞぉぉぉぉ! 大帝であるこのワシにぃぃぃ!
ズゥゥオオオォォォォォォ!
結界が消えたことによって晴れた煙の中から、確かにダメージを負いながらも激怒する
「ぬぉあぁぁぁぁ?! 黒い靄がぁぁぁぁぁ?!」
「これはマズいデス!」
「チッ!
バラガンから急激に広がる『老い』の靄が広がり、大前田が砕蜂を抱えながら必死に逃げ、砕蜂が
「このアリ共がぁぁぁぁ! 逃げろ逃げろ逃げろぉぉぉぉぉ! 逃げまどえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
そこに意外な二人がフラフラァ~と物陰から出てくる。
「ん────?」
「(アレは────)」
「うえええええ────?!」
「いちいち喚くな、騒がしい。 (だが気持ちはわかる。
その意外な二人とは、チエと彼女に肩を貸していた雛森だった。
「────下がってくれ、桃。」
「…………………で、ですが……本当に────?」
「────ああ。
どこか不安そうな雛森に、チエが
「ば、馬鹿野郎! なに近づいてんだ?!
「
注意する大前田に、チエが独り言のような小声で別段誰にも向けていない答えをする。
「なんじゃ貴様は? もしかして神であるワシに裁かれに来たのか? ……よかろう! その意気や良しぃぃぃぃぃぃ!」
バラガンの『
「
サラサラサラ。
ギ、ギギギギギ!
バキ。 バキバキバキバキバキ、バリン。
ガラガラガラガラガラ!
そして道のアスファルトに書かれた文字、歩道と信号機、止まっていた車、アスファルトの車道などが全て音を出し、みるみると急老化していく。
ジ……ジジジ。
チエの着ていた服も布がほつれていって薄くなってはところどころボロボロになっていく。
だがチエは
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は?」
そう言ったのは誰だろう?
種が『死神』である誰か?
それともハッチか?
見た目が死神であるバラガンか?
それとも
チエはそのまま空中にいるバラガンへ近づく度に心なしか、足取りが
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バラガン 視点
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なんだ。
何が起きている?
どういう事なのだこれは?
ワシは……夢でも見ておるのか?
『
そうだ。
『老い』とは生死の
絶対的な概念。
その筈だ。
その通りだ。
だが……
『なら目の前の“アレ”はなんだ?』、という小さな声がささやく。
確かにワシの技は当たっている。
現に、近づいてくる小娘の周りの物と奴が着ている服は老化していっている。
ならなぜ
なぜ
なぜ?
なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ?
小娘が手の届くところまで近づいた時に『
『死』。
その一文字だけが能を占拠するかのように、全ての思考と五感を冷たく塗り潰していく。
『絶対的な死』
『
こ・ろ・せ。
殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺。
死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死。
上記の文字と、恐ろしいまでの寒気がワシの心身ともに広がっていく。
「うおおおおおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」
気付けばワシは持っていた『
小娘は顔の表情を変えずに、
バァン!
『
死死
死
死
死
死
死
死
死
死
死
死
死
死
死
死
死────
────『恐怖』……だと?
これが『恐怖』だというのか?!
ありえん!
このワシが、
『老い』を支配するこの、ワシがッッッ!!!!!
断じて認めん!
認めんぞ!
小娘ごときがワシをワシをワシをワシをワシをワシワシワシワシワシワワワワワワワワワワワワ────
「────うああああああ!!!」
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??? 視点
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本能であるかのように、あるいは獣のように、得物を失ったバラガンがチエに襲い掛かる。
「『バラガン・ルイゼンバーン』。」
ザクッ。
チエの持っていた刀が、バラガンの胸に突き刺される。
「恐怖に陥ってもなお立ち向かうその姿、意気や良し。
バラガンの体が刺された場所から塵となり、サラサラと偽・空座町のそよ風に乗って静かに消えていく。
「「「………………………………………………………………………………」」」
バラガンと先ほどまで戦っていたハッチ、砕蜂、大前田は言葉を無くしてただ呆然とする。
否。
ハッチだけは必死に湧き上がってくる、
「………………………凄い。」
雛森だけは少し違った。
今の彼女が見ていたのは『恐怖』や『畏怖』などの対象ではなく、少なくとも外傷が
『
それが、彼女が雛森と吉良に頼んだことだった*1。
最初こそ雛森は戸惑っていたものの、吉良の『出来る治療はやっておく』という押しに彼女は折れた。
そして彼女が改造した『
やっとの思いで、砕蜂たちがいる場所へ着いたと思えば二発目の『
それが二人の今までの行動で、まさに慎重に慎重を重ねたものだった。
「「「……………………」」」
辺りの場は沈黙化し、小石一つの音も聞き逃せなかったほどに静かだった。
そんな背景音以外静かになる景色の中、無表情のスタークが音もなくチエの横に現れ、拳銃の引き金を引いていた。
「(悪く思うなよ。)」
「な────」
「だr────」
「はや────」
「
ガッ!
ドシュウゥゥゥゥゥゥ!!!
「「「「────ッ?!」」」」
チエは拳銃の銃口を片手で握り、撃ち出される虚閃が彼女の手の中で拡散しながら周りの場に小さく歪んだ空間が無数に表れる。
ドッ!
「グホォ?!」
そしてもう片方の手で、彼女はスタークの顔を
「「「「な、殴っ
『ハイ。 殴りましたが、何か?』というかのように、チエの表情は変わらなかった。
ドゴォン!
ガラガラガラガラガラ!
スタークは近くの建物に吹き飛ばされて衝突した弾みで建物内からガラガラとした音が鳴る。
「立て、『コヨーテ・スターク』。 まさかこれで終わらせる気か?」
ガラガラガラガラガラ。
今度は自分に落ちてきた瓦礫を除ける音と共に、スタークが姿を現す。
「ったく、言ってくれるじゃねぇの────」
「────
作者:よし、次話へと行こう。
バラガン:あの、ワシの扱い……雑じゃない?
作者:うおおおお?! 何でここに?
バラガン:そうワシに聞かれても……気付いたらここにおったし。
作者:『ハイドロ、ストォォォォォーム』!
バラガン:なんじゃその水は?! やめぬか貴様?! って溶けるぅぅぅぅぅ?!