白と黒の世界は夢を見る   作:haru970

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お待たせしました、次話です。

楽しんで頂ければ幸いです。


第93話 『三月』、復活

 ___________

 

 三月 視点

 ___________

 

 FOOOOOOOOO(ふぉぉぉぉぉぉぉぉ)

 

『生きてる』って素晴らスィィィ!

 空気がネクタルのように甘く感じるゥゥゥゥゥ!

 

 まさに、『最高にハイ!』って奴よぉぉぉぉぉ!

 

「ウッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!」

 

 グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ。

 

「あイダダダダダダダ。」

 

 うん。

 何も『こめかみグリグリ』まで再現しなくても良かったわね、今のは。

 

 でも本気(マジ)でやばかったよ。

 

『本当に()()』かと思った。

 

『今のは何だったんだろう?』と思いながらも、そのとき目の前を一枚の紅葉(もみじ)っぽい葉がヒラヒラと宙を舞ってはサラサラと消えていく。

 

「………………………そっか。 ありがと。」

 

 思わぬところで手助けされちゃったな…………………

 

 私は小さな感謝の言葉を、相手が返事は出来ないと理解しながらも捧げた。

 

 ……さてさて!

 

 しんみりしちゃったら()()にドヤされそうだから気持ちを入れ替えるとしよう!

 一応『最悪の状況』を想定して、布石などは打っておいたけど……

 

 どうかな?

 

『もっしもしー、わt────』

 

 私が念話を(今度は織姫を除いて)皆に送ると同時に、様々な情報(報告)が脳の中へと自動(オート)で入ってくる。

 

 幽体離脱に有するその時間、わずか0.3秒!

 

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………うん、ごめんなさい。

 

 ちょっと訳の分からないことを言ったよ、トホホのホ。

 

 いやだって訳が分からないわよ?!

 

 他の『十刃落ち』とかは予想範囲内だけど、『チエがボロボロ』で、『一護がウルキオラとタイマンした』ってどういうことよ?!

 

 Explain please(説明プリ-ズ)、誰か?!

 

 うおおおぉぉぉぉ……

 

『井上織姫の能力は素晴らしい宣言』と『“黒腔(ガルガンタ)”封鎖』は予想通りだから良いわ。

 

『霊圧変動』とさっきまでの『生命としての活動停止』は予想外。

『ヤミーとウルキオラが塔の外で、剣八と一護を迎え撃つ』のも予想外。

『ウルキオラが心に興味を早い段階で持った』?

『チエが“()()()スターク”とやり(殺し)あった?』

 

 しかも『彼女(チエ)の動機がヒナモちゃん(雛森)由来』?

 

 そしてその『ヒナモちゃん(雛森)がチエとスタークの闘争に巻き込まれて一時は行方をくらましたけだチーちゃんだけはほぼ時間差無しで虚圏に帰ってきた』ですって?

 

 カリンも『ルーン魔術』を披露するし、クルミはアネット(ライダー)とさらに同調するし(というか後者に至っては織姫ちゃんと『パス』を繋いじゃったからか『令呪』らしき物も発動しちゃうし)一護も一度殺されかけて『完全暴走の虚化』しちゃうしで────

 

「────どういうこっちゃやねん。」

 

 ぐおおおぉぉぉ……

 

 み、右腕が疼k────

 

「────じゃなくて頭痛がするぅぅぅぅぅぅ……誰か助けてただいま頭抱えて理解不能中ぅぅぅぅ。

 

 

 上記のように三月は錯乱(?)しながら意味不明なことを口に出すも、悶々と数人分の思考を張り巡らせて『最善』を探す。

 

 検索(探す)検索(探す)検索(探す)

 

【『真・空座町に進行する藍染』の為にまずは『原作組』と合流を推薦。】

 

「…………………よし、まずは一護たちと合流しよう。」

 

 上記の得た『最善』を胸に、三月はホバーモード飛廉脚(ひれんきゃく)でMS-09〇ム気分を味わいながら一護たちのいる場所に移動し、半壊した虚夜宮の外壁を通って出た。

 

 そして合流後、彼女の開口一番の言葉は以下の通りとなる。

 

 アンタやってんのよぉぉぉ?!」

 

 ツギハギの借りた服装の上に生傷が絶えないチエに絶叫した。

 

「服を着せられながら治療されている。」

 

「見りゃわかるわよ?! 私が言いたいのは────ってああぁぁぁぁぁぁもうぅぅぅぅぅ!

 

 バシィ!

 

「来て早々うるせぇぞ三月!」

 

 そして耳にキンキンとくる声に一護がイラついて、三月の頭を叩く。

 

 「痛い! 今、星が散ったよバカ一護?!」

 

 「今はそれどころじゃねぇんだよ!」

 

 アンタに言われたかないわよ?!

 

 ギャーギャーと騒ぐ一護と三月を見て、彼らの周りの知人たちが全員(チエを抜いて)キョトンとしていた。

 

「(朽木さんだけじゃないんだ、黒崎君がああなるのは。)」

「(仲が良いんだな、ミーちゃんと一護は。)」

「(喧嘩するほど仲が良いっていうけど……敵地なのをすっかり忘れていないか?)」

 

 カリンとクルミ(?)も例外ではなく、互いに小声で話していた。

 

「なんだかワカメ(慎二)を思い出すな。」

「不満ながらもそうですね。」

「で? ()()姿()ってことは、今は『クルミ』じゃなくて『アネット』なんだろ? ……やっぱり胸デカの嬢ちゃん(織姫)の所為か?」

「………………おそらくは。」

 

 ドゴォォォォン!

 

 大きな地鳴りと、巨体になったヤミーが天蓋内で現れたことでその場の空気はまた緊張感が広がる。

 

「って、こんなやり取りをしている場合じゃないわね。」

 

「さっきからそう言おうとしてんじゃねぇか。 そういう三月は今まで何をしていたんだ?」

 

「んー、『()()』♪」

 

「またかよ……」

 

『ハッキリと答えたくない』感に一護が呆れたような顔を浮かべてから、ヤミーらしき巨体を見る。

 

「んじゃ、行ってサクッと────」

 

「────その必要はないヨ、『黒崎一護』。」

 

「「んげ。」」

 

 新たに聞こえてきた声に、三月とアネット(クルミ)が奥底から襲う嫌~な寒気と同時に変な声を出す。

 

 彼女たちと一護が声の発生した方向を見ると、いつも以上の笑顔になっていたマユリがいた。

 

 後ろには『原作』以上に巨大な荷車をネムが引き、そのこんもりとした布の上にリカがチョコンと座っていた。

 

「今あそこで戦っているのは戦闘に飢えていた(更木)ダ。 今行ったところで君ごと敵と一緒に噛み千切られるのがオチだヨ。 君たちには先に空座町へ()()()()()()。」

 

「「「「………………………は?」」」」

 

「まったく、やかましい(滅却師)はともかく……私が言いたいのは『黒腔(ガルガンタ)機構(きこう)解析が済んだから“被検体”となれ』と言っているのだヨ。」

 

 その間にもネムはリカの命令に従い、着々と何かの準備を進めていた。

 

「ちょ、今からか?! 俺はまだここでやること────!」

 

「────『被検体』が口答えをするんじゃあないヨ。 君たちにはあらゆる権利はない、黙って『私の黒腔(ガルガンタ)』を無料で使えることを光栄に思いながら帰レ。 そもそも君はいまや『死神代行』でも何でもない『部外者』だ。 ちょろちょろと動き回られて鬱陶しいんだヨ。」

 

『シッシッ』と犬や猫などを追い払うような動作のマユリを横切って、リカがトテトテと一護の近くまで走る。

 

「一護氏、一護氏。」

 

「あ?」

 

「マユちゃんは恥ずかしがり屋だから要するに『帰って邪魔な藍染を倒せ』って言ってるんですよ。」

 

 「憶測でモノを言うんじゃないよリッッッッックンッッッッ?!」

 

「違うんですかマユちゃん? 卯ノ花さんたちも来ているのに。」

 

 近くに移動して来たのは卯ノ花だけでなく、白哉やルキアもいた。

 

「卯ノ花さんに白哉にルキア?!」

 

「ええ、移動中に私が黒崎さんの治療を行います。」

 

「………………………………………」

 

「???? ……な?! チエは何という格好をしているのだ?!」

 

 白哉が顔を逸らしたことを不思議に思ったルキアはその場を見渡して、ツギハギの服装(いまだに下半身は下着のみ)をしたチエを見て、慌てて駆け寄る。

 

 その間、無言で白哉は後ろに隠れていた海燕を無理やり前へと出す。

 

「どわぁ?! く、朽木隊長! こ、『心の準備』って奴が────!」

 

「────な?!」

 

 自分とほとんど瓜二つの海燕を見た一護は驚愕する。

 

 と言っても、雨竜、織姫、カリン、クルミ(アネット)たちも例外ではなかったが、彼らはただ茫然と無言でこの出来事を見ていた。

 

「あ。 あー……なるほどなぁ。」

 

(精神上では)大人だった海燕が先に回復し、一護をまじまじと見る。

 

 その仕草と言葉遣いは一護に似ていた。

 

 眉間にシワを寄せた表情なども含めて。

 

「(うわぁ。 予想していたけど、なんちゅう『ストーリー崩壊』シーン。)」

 

 そしてこのような出来事を間引いた張本人が、躍る胸と共に感()していた。

 

 

 ___________

 

 ??? 視点

 ___________

 

「な、なぁ────」

 

 ズゥゥオオ。

 

「────さあ、『私の黒腔(ガルガンタ)』を通ってくれたまエ。」

 

 ジロジロと自分を見る海燕に対し、一護は口を開けるがお腹に来る低い響きと共にマユリとネムが『黒腔(ガルガンタ)』を開く。

 

「あー、訊きたいことは戦いが終わってからでいいか? 取り敢えずは見送るぜ? 体も動かしたいからよ。」

 

「あ、ああ?」

 

「「……………………………………」」

 

 もの凄く気まずいまま、一護と海燕と卯ノ花は先に『黒腔(ガルガンタ)』へ飛び込む。

 

「朽木隊長。」

「なんだ?」

「ルキアを頼む。」

「無論だ。」

 

「「「(似たもの同士。)」」」

 

 チエ(ツギハギの服装にルキアのハカマ追加)と白哉のやり取りを見ていた織姫、彼女に治療されていた雨竜、そしてクルミ(アネット)

 

「(おおお、流石はお二人! 意思疎通も息と同時にぴったりだ!)」

 

 体育座りで下半身を上着で覆っていたルキアは目をキラキラとさせながらいまだに勘違いをしていた*1

 

「(やはり白哉は頼りになるな。)」

 

 素直にそう思ったチエ。

 

「(やはりここは義兄上として私を頼るか。)」

 

 未だに変な解釈をし続ける白哉。*2

 

「んじゃ、もうひと踏ん張り行くわよ!」

 

「オウ!」

 

「そうだな。」

 

「行ってらっしゃい。」

 

 それを最後に、チエと三月にカリンが一護たちの後を追うかのように『黒腔(ガルガンタ)』の中へと飛び込む。

 

 クルミ(アネット)とリカは見送っていたが。

 

「…………………あれ? クルミはお留守番ですか?」

 

「そう言うリカこそ。」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

黒腔(ガルガンタ)』の中では一護を先頭に、走っていた卯ノ花が彼と海燕に藍染の『鏡花水月』の能力を伝える。

 

 そして、『恐らくは黒崎一護たちだけが藍染と、まともに対抗できる戦力』であることを。

 

「そうか……だから藍染たいch────()()はあんなにも自分の『始解(しかい)』を、新人や他の隊士たちの前で『斬魄刀の説明』と称して披露していったワケだ。 『見せる事』自体が術の発動条件とは厄介な物だぜ。」

 

 海燕は藍染を『隊長』と呼びそうになった自分の言葉を言い直し、吐き捨てるかのように『鏡花水月』の厄介さを理解する。

 

「そうか。 じゃあつまり、特大の『月牙天衝』で藍染の野郎を『一撃でぶった切る』ってことだな。」

 

「(『月牙天衝』、か。 やっぱな────)────よっと。」

 

 そして一護が霊圧を集めて作ったボロボロの橋を、何某赤帽子を乗せたヒゲよろしく彼は飛び移りながら確信する。

 

『月牙天衝』という技は、『志波海燕の叔父』に当たる人のモノ。

 

 当然、何らかの整形かよほどイメチェンが無ければ、目の前の少年はその叔父本人ではない。

 

 つまり、自ずと答えは限られてくる。

 

「(ったく、あの人は何処で何やってんだか……)」

 

 そんなことを考えている海燕を、一護は時々チラチラと見ていたことに海燕が呆れた目をしながら聞く。

 

「どうした? なんか言いたいことでもあんのか?」

 

「いや……『どうしてこうも似ているんだ?』ってちょっとな。」

 

「(なるほど。 『あの人から何も聞いちゃいねぇ』ってところか。) ……………しっかしお前、霊圧操作がヘタクソだな。 それでも死神かよ?」

 

「うっせぇな。 俺は死神になってから()()()()()()()()()()()()。」

 

 海燕は未だに一護が制作したボロボロの霊圧の橋を見ながらそう言うと、一護が愚痴る。

 

 だが海燕は呆けそうになる体を無理やり意識しながら走り続けた。

 

「(『一年経っていない』……だと? マジかこいつ。 霊圧は隊長格とほぼ同じ量じゃねぇか。) ったく、しゃあねぇな! この俺、『志波海燕』様の霊圧操作を見習えヒヨッコ!」

 

 海燕が一護の横にまで追いついて、どや顔を親切心(?)から一護の前を走る。

 

 ボロボロボロボロボロボロ。

 

 出来たのはボロボロかつ一護よりしっかりとした橋。

 

「ぬぉ?! す、スゲェェェェ……」

 

『フフン』とドヤ顔をする海燕にイラつくことなく、純粋に感心から一護の声が漏れだす。

 

 この二人のやり取りを見て、卯ノ花はただニコニコとしていた。

 

「「ウェーイ。」」

 

 そして彼らの横を、虚圏へ来るときの雨竜みたいに霊圧のサーフボードっぽいモノを乗った三月たちが追いつく。

 

「あ! ズルいぞテメェら?!」

 

「(何かスッゲェデジャヴを感じる。 そういや俺も虚圏に来た時、石田に同じこと叫んだっけ。)」

 

 海燕が言ったセリフは、一護が雨竜に言ったものと同じだった。

 

「フフーン♪」

 

 三月の悪戯っ子っぽい笑みに海燕は食らいつく。

 

「俺の霊圧は万全状態じゃねぇんだぞ! 全開すりゃもうちょいイケる! な、なぁ一護?!」

 

「お、おう! 俺もだ!」

 

「いや、それは()ぇわ。」

 

アンタ(海燕)はどっちの味方だよ?!」

 

「お二人のケガは癒えているようですし、恐らくは生来の霊圧がのせいでしょう。」

 

 卯ノ花はニコニコしながらも悪気のない(?)言葉をかける。

 

「ング。」

 

 彼女の言葉は海燕に刺さる。

 

 元来の彼は『天才』ではあるが、『直感系の天才』であるが故に殆どの事は肌などで感じて、ゴリ押しをしていた。

 

 雑なのは雑であるが、彼の才能はそれを補うほど高かった。

 

「いやいやいやいや! 俺の服を見てくれよ! 右袖しかねぇだろ? 俺の卍解は死覇装も変化して、()()()()()()()()なんだ! ……ハッ?!」

 

 一護がハッとして、そこで今更ながら自分が知人の女子たちの前で上半身がほとんどヌード状態でいたことに気付く。

 

 彼は頭を抱えそうになるのを、顔をただ俯かせることに留める。

 

 ちなみに三月と言えば────

 

柳洞(りゅうどう)さんと比べるとちょ~っと劣るなぁ。)*3

 

 ────と考えていたらしい。

 

「……つまり……お前が言いたいことは何だ?」

 

 自分とは違う言い訳を言い出した一護に、海燕が問う。

 

「つまりはだ。 俺の霊圧は卍解時、『この死覇装で表されている』ってことが最近分かったんだ。 井上曰く、彼女は霊圧も回復できんだけど傷のほうが早いんだってよ。 だから外傷だけ治させてもらった状態なんだ、今の俺は。」

 

「『井上』って誰だ?」

 

「あー、むn────『胡桃色の髪』をした奴だ。」

 

「ああ、あのデケェ胸をした。」

 

 やはり親戚同士、一護と海燕の発想は似ていた。

 

「……黒崎さん、ではこれから私があなたの霊圧を回復させます。 本来、鬼道による回復は先に霊圧を回復させますので操作もありません。 海燕殿はこのまま現世へと道を作ってください。」

 

「「ドワァァァァァァ?!」」

 

 ここで三月たちが何らかのトラブルに陥ったのか、彼女たちの乗っていた『霊子ボード』が急にグラグラと不安定になっていく。

 

「何してんだよお前?!」

「わかんないわよ! 急に眩暈が────!」

 

「────む。 一護、卯ノ花隊長、そして黒髪一護(海燕)。 先に行ってくれ。」

 

 チエがどんどんと不安定になっていきながら速度が遅くなって走っている一護たちから離れていく『霊子ボード』からそう言いかける。

 

「『黒髪一護』って……」

 

「そこまで似てるか? 俺たち?」

 

「「…………………………………………………………」」

 

「(ニコニコニコニコニコニコニコニコ。)」

 

 ジト目で互いを見る一護と海燕を前に、卯ノ花はただニコニコしていた。

 

 ………

 ……

 …

 

 

 上記と時を同じくして、藍染がここで口を開けた。

 

 目の前では山本元柳斎。

 

 そして藍染と山本元柳斎の二人を丁度を挟んで、平子が市丸と斬り合っていた場面。

 

「……………そろそろだ、ギン。」

 

「もうですか? 今やっとおもろいことになって来たのに?」

 

「なんやと?」

 

 

 

 ハリベルは無理やり戦っていた日番谷、リサ、ひよ里の三人を自分から力んだ斬り込みで引き離す。

 

「フンっ!」

 

 ズゥゥオオ!

 

 するとハリベルの近くで『黒腔(ガルガンタ)』が開く。

 

「逃げるんか、お前?!」

 

黒腔(ガルガンタ)』の中へと後ずさるハリベルに、ひよ里が叫ぶ。

 

()()()()だ、破面モドキ。」

 

 それを最後にハリベルはその場から姿を消す。

 

 

 

「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃぁぁぁぁぁ!」

 

 マシロは先ほどから破面の少年をタコ殴り(&蹴り)にしていた。

 

「マシロ、時間切れになるぞ! 俺と変われ!」

 

「拳西ってば忘れてるぅー! あたしの虚化は15時間だもんねぇー!」

 

「忘れているのはお前だ! ()()()()()()を考えろ、バカ野郎!」

 

 バキッ!

 

「あ。 やば。」

 

 マシロの仮面に亀裂が入り、破面の少年が────

 

「ああああああああ!」

 

 ヒュン!

 

 ────マシロや拳西を無視してその場から『響転(ソニード)』で消える。

 

 ギィン!

 

「他の者ならいざ知らず、わざわざワシのところへ来るとはの。 怖いもの知らずの(わっぱ)じゃ。」

 

 否。

 破面の少年は山本元柳斎へと移動して、襲い掛かっていた。

 

「六車拳西と久南白、お主らは平子たちを手伝え。 ワシはこ奴の面倒を見よう。」

 

「……………いいんですかい?」

 

「なに、ワシをご指名のようじゃからの。 大丈夫じゃ、()()()()折檻するだけじゃ。」

*1
46話より

*2
ルキアと同じく46話より

*3
作者の別作品、『天の刃待たれよ』より




作者:うおおおぉぉぉぉ、ヤッベェェェ………………ストックあって良かったよ…

ひよ里:ほ~ん? で、この『柳洞』ってのは誰や?

チエ:三月の義兄に丸裸にされた男だ。

平子:………………………そんな趣味を持っとるんやな?

三月:ちがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!

リサ:ああ、安心しぃ。 あんたがB〇好きなのはせめへんから。

三月:違うよ?! 断じて違うからね?! というかアレは何時ものお兄ちゃんの暴走だからね?!

ひよ里: 『何時のも暴走』って……………

作者:それはそれと、52話のあとがきでの仕返しを実行します。

平子/ひよ里:……………………………………え

作者:ですのでお覚悟を。

平子/ひよ里:ちょい待ちぃぃぃぃぃぃぃぃ!
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