白と黒の世界は夢を見る   作:haru970

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お待たせしました、次話です!

サブタイはとある部屋の英語版です。

楽しんで頂ければ幸いです!

あと次の何話かが長くなるかもしれません。


第96話 Spirit and Time Room

 ___________

 

 一護 視点

 ___________

 

 

 一護はこの藍染が黒崎一心、四楓院夜一、志波海燕、浦原喜助の四人をいとも簡単に圧倒していくのを、思わず呆けて見ていた。

 

「いいの? 自分が背後を僕に取られても?」

 

 自分が市丸と戦っていたのを忘れるほどに。

 

「ッ! (やられる?!)」

 

 一護が市丸に振り向くと同時に、最悪の事態(自分が串刺しにされる事)を想定した。

 

「よっこらっせっと。」

 

 だが予想と反して市丸は不意打ちを一護に背後から食らわすどころか、彼は瓦礫の上に腰を乗せていた。

 

「もう無理や。 藍染()()と長いあいだ()るけど、『アレ』は初めて見るわ。」

 

 市丸がここで『アレ』と称していたのは策も戦術もへったくれも何も無く、ただ眼前の敵を『純粋な力のみ』でなぎ払う(ゴリ押しする)藍染の姿。

 

「見たらわかるやろ? もうどうもでけへんよ。 あの人たちも、君も殺されて『(しま)い』や。」

 

「させねぇよ。」

 

「ま、君ならそう言うわな。」

 

「それに、()()()()()()アンタだってどうなるか分からないぞ?」

 

 ここで市丸は片目を開けて、何か面白そうなものを見る目で一護を見た。

 

「あらら? こりゃ意外。 君の言い方やと、『みんなが死ぬ』っていう前提に聞こえるけど?」

 

「ッ。」

 

 一護はバツが悪そうな、気まずい気持ちへとなりながらそれを内心だけに留めていた。

 

「君……もしかして、()()()()()()()んとちゃう?」

 

 自身の胸が更にドキリとしたことに、一護は自己嫌悪からか『認めたくない苦しみ』と『怒り』が混ざったような顔をとうとう出す。

 

「はぁ~……()()、黒崎君。」

 

「……は?」

 

『やれやれだね』と何某テニスの誰かのように、市丸が肩をすくめる。

 

「今の君は『戦士』でも、『死神』でも、『虚』でも、『人』でもない。 そんな中途半端な君が、あそこの四人が負けるような相手に『勝てる』と思うの?」

 

「…………………」

 

「だって君、()()()()()()()()()()んやろ? 」

 

 「『月牙天衝』ォォォォォ!」

 

 ズゥゥゥゥゥン!

 

 一護は背後から聞こえてきた技の名と一心の叫びで、藍染たちがいる方向へとまた顔を向けた。

 

「お、親父(おやじ)……………浦原さん…………夜一さんに、黒髪の奴(海燕)…………」

 

「ほぉら、言うたやないか?」

 

 一護が見たのはぐったりと横たわる一心、浦原、夜一、海燕の四人。

 

 タッ。 タッ。 タッ。 タッ。

 

 そしてそれらを無視して、体中の白い膜のようなものにヒビが入った藍染が一護のいる場所へと一歩一歩、余裕の足取りで近づく。

 

「ッ!」

 

 一護は反射的に『天鎖斬月』を震える手で構えた。

 

 そして藍染はその『天鎖斬月』を────

 

 ブン!

 

「うわ?!」

 

 ────指先で摘まんで、一護ごと横へと動かす。

 

 その動作はまるで、『我行く道先の小石を除ける』同然の態度だった。

 

「ギン、ソウル・ソサエティの空座町へ行くぞ。」

 

「ま、待て!」

 

 バキ! バラバラバラバラバラバラ。

 

 一護が制止の言葉を叫ぶと藍染を覆っていた白い表面が割れて、卵の抜け殻のようにポロポロとはがれていく。

 

 中から出てきたのは以前よりさらに長髪になり、異様な雰囲気を出す藍染の姿。

 

 そのまま彼は市丸の開いた『穿界門(せんかいもん)』を通って、その場から市丸と共に消えた。

 上記に要した時間、ざっと数十秒間ほど。

 

 その間、藍染は一度として一護を見ることはなく、彼の眼中にさえ無かった事に一護は股を着きそうになる。

 

 ガシ!

 

「呆けている時間などないよ()()。 一心さん、『穿界門(せんかいもん)』を開いてください。」

 

 力が抜けそうになった一護に肩を貸したのは横たわっていた筈の浦原だった。

 

「あいあい。 くぁぁぁぁぁ! でもきつかったぜぇぇぇぇ!」

 

 一心は眠りから覚めたばかりのような口調で起き上がって『穿界門(せんかいもん)』を開ける用意に入る。

 

「え? 浦原さん? え? 親父?」

 

「んー、奇妙な()()じゃのぉ。」

 

「いや~、私もそう思うよ~。 アッハッハッハ~。」

 

 同じく夜一が起き上がり、()()がカラカラと笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()

 

「え? へ? な? え?」

 

 パン!

 

 ポカンとしている一護の前で風船が割れるような音と一緒に、()()の体が膨れ上がって破裂すると中から三月が現れた。

 

「いや~、この『携帯用義骸(けいたいようぎがい)』意外と使えるわねぇ、とっつぁん?」*1

 

 そして何某長寿シリーズの怪盗の口調で夜一に話しかけた。

 

「いや、そこまで完璧に使いこなせるのは恐らく発明者である喜助本人とお主だけじゃぞ? それに『とっつぁん(中年男性呼び名)』とはなんじゃ?!」

 

「…………………………………………………」

 

 一護はパクパクと口を金魚のように開けたり閉じたりして、ワナワナと震える指で三月を刺す。

 

「ん? んっふっふぅー!」 

 

 三月はここで奇妙な立ち方をした。

 

「『そこで貴方が次に言うのは! “なんじゃそりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ?!”、だ!』ってね♪」

 

なんじゃそりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ?! …………………………………………………………………………………………………………ハ?!」

 

 ジョジ〇立ちをした三月に一護が前もって宣言されたことを言い、彼は間を挟んでから息を呑んだことに彼女は明らかに楽しんでいた。

 

「イェーイ♪」

 

「おーい、海え~ん。 生きておるかー? 『演技』はもう良いぞぉ?」

 

「あー……カイちゃんは素の実力が違う上につい最近目が覚めたばかりだから()()()()()じゃない?」

 

「だ、だれが『カイちゃん』だテメェ……いつか一回(しめ)てやる……」

 

 他の三人とは違い海燕は死に物狂いで戦っていたらしく、自身を突く夜一には無反応のまま三月に対して嫌味を放つ。

 

 ………

 ……

 …

 

 藍染と市丸は『断崖(だんがい)』の中を歩く。

 

「いやー、なんか懐かしいわぁ。」

 

「ああ、そうだね。」

 

 コォォォォォ!!!

 

 遠くから空気の機関車のような音が聞こえ、二人がそっちを向くと『拘突(こうとつ)』が近づいていた。

 

「うっわ。 あかんあかん、行きましょ藍染隊長。 あれは霊圧とかやなくて『()()()()』の『拘突(こうとつ)』やないですか。 霊圧とかでどうこう出来るモンやないですよ?」

 

「………………………」

 

 キィィィィィィィィィィ!!!

 

拘突(こうとつ)』が更に近づき、微動だにしない藍染の一歩前まで来ると流石の市丸も焦りだすような顔をしたその時────

 

 止まれ。

 

 ギギギィィィィィィィィィィィィィ!!!

 

 ────藍染の一言で『拘突(こうとつ)』が急ブレーキをかけたような音を出して文字通り、その場で静止した。

 

「藍染隊長……これは────?」

 

「────さぁ、行こうかギン。」

 

 二人は止まった『拘突(こうとつ)』から離れて、『穿界門(せんかいもん)』の出口をくぐる。

 

「ふむ。 空座町から少しそれたようだが────?」

 

「────僕の所為みたいに言わんといてくれます? 藍染隊長が────」

 

「────いや、責めている訳ではないよギン。 少し散歩したい気分だったからちょうど良いよ。」

 

「さよですかぁ。」

 

 そのまま二人はソウル・ソサエティの森の中を歩いた。

 

 ………

 ……

 …

 

「「「…………………………」」」

 

 一護、一心、そして気力で無理やり自分を復活させた海燕が口をあんぐりと開けながら、止まった『拘突(こうとつ)』を見ていた。

 

「ナニコレ?」

 

 三月も同じく止まった『拘突(こうとつ)』を見ながら誰にも向けていない疑問形の言葉を出す。

 

「止まった『拘突(こうとつ)』ではないか?」

「だな。」

 

 そして三月の『〇ョジョ立ち』が披露された後に合流したカリンと(ボロボロの)チエが、あっけらかんとそのままの事を口に出す。

 

「いやいやいやいやいやありえねぇ事だろうが?!」

「ああ、本来なら死神がどうこうできる代物じゃねぇぞこれは?!」

 

 一護と海燕が目の前の惨状に対し、平然とする二人にツッコむ。

 

「だが今は好都合だ。」

 

「は?」

「あ、ああー。 なるほどなー。」

 

 一心の言葉で一護は更に呆けそうになり、海燕は逆に頭の上で電球が光りだしたように閃いた表情をしだす。

 

「どういうことだ、親父?」

 

「……まずは『断崖(だんがい)』について話すぞ、一護。」

 

 そこでとある特徴を一護に、一心が説明する。

 

 その特徴とは、『()()()()()()()()()()()()()』と言うこと。

 そして一心によれば『断崖(だんがい)の中』で流れる時間は、『外』より遥かに遅いという事も。

 

 その時間差はざっと2000倍。

 

 つまり、『断崖(だんがい)』の中で2000日経っても、外ではわずか一日が過ぎるだけ。

 

「「それってまるっきり『精神と時の〇屋』じゃん。」」

 

「「「何だそれ?」」」

 

 カリンと三月がジト目でツッコみ、一心と海燕が一護と同じように?マークを出す。

 

「あ。 うん。 ごめん、こっちの話。」

「♪~」

「……………………」

 

 半笑いをする三月と明らかに場違いな口笛をしだすカリンをジト目で見るチエたちを横に、一心が話を続ける。

 

「……………………ま、まぁ取り敢えずアレだ。 一護、『最後の月牙天衝』を斬魄刀から教えてもらえ。」

 

「は?」

 

「一心。 『界境固定(かいきょうこてい)』、手伝うぜ?」

 

「悪いな、海燕。 体が本調子じゃねぇのによ。」

 

「『界境固定(かいきょうこてい)』?」

 

「あー、『断崖(だんがい)』の『拘流(こうりゅう)』を壁みたいに固定化する作業だ。 通常は平の隊士が数人でやることなんだが────」

 

「────私も手伝うぞ。」

 

 一心が手を上げて、チエを止める。

 

「いや、アンタは力を温存してくれ。 お前も本調子じゃないんだろ?」 

 

「……」

 

「それに見たところ、()()()()()()()()()だ。」

 

「えっと、『最後の月牙天衝』を教えてもらうって……どうやって? 親父からか?」

 

「アホかテメェは? マジで死神の事、なんも知らねぇんだな?」

 

「何も知らねぇことはもう分かったよ、黒髪野郎(海燕)! だからどうやってだ?!」

 

「斬魄刀に訊くんだよ。 斬魄刀との対話の形、刀を膝に置いて座禅を組む『刃禅(じんぜん)』でだ。」

 

「……………………………………………………は?」

 

 …………………

 ………………

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

「う……………うう………いててて……俺………なんでこんなところで寝てんだ?」

 

 急に意識を失ってそのまま倒れたような人たちの中で、一護のクラスメイトと友人である浅野は()()()()で目を覚ました。

 

 彼はキョロキョロと周りを見ては混乱した。

 

「な、なんだぁ? なんでみんな道端(みちばた)で倒れてんだ? 車も信号も止まっているし、携帯は圏外だし……」

 

 気味悪がって、浅野は自分のアパート方面へと駆け出す。

 

「なんだよ…………何なんだよこの『世界が終わりましター』的な光景は────ゴフゥ?!」

 

 走る浅野の腹にラリアットがめり込む。

 

「おう、アンタも気が付いたか。」

 

 ラリアットを浅野に食らわせたのはクラスメイトであるたつき(竜貴)だった。

 

「あ、あ、あ、有沢(ありさわ)~~~~~!!! たとえお前()()、起きてる人が居てよかったぜぇ~!」

 

「ちょっと引っかかるような言い方だけど…まぁいいや。 みちると千鶴を運ぶのを手伝って。」

 

 そこで浅野と竜貴は気を失ったままの二人を背負い、空座高校を目指すことにした。

 

「チャンスだからって尻触んなよ、浅野。」

 

「わぁってるよ! …………でもよ、逆に俺は驚いたぜ。」

 

「何に? あの下駄帽子(浦原)に浅野も聞いた筈だろ?」

 

「いや、『本匠(千鶴)って割と胸ある方なんだな』って────」

 

 ゴス。

 

「────おグッ?!」

 

 浅野の顔面に竜貴がきついパンチを食らわせた。

 

「バカ。 とりあえずあのうさん臭い店長(浦原)の言ったことよね、これって多分。」

 

 竜貴たちは一護が虚圏へ旅立つとき、大まかな事情と『これから起きるであろう』推測を浦原から聞いていた。*2

 

「や、やっぱそうか………………は、ははは。 あまりにも非現実的で、『本当』とは今でも信じがたいけどな。」

 

「さっき街はずれまで歩いて行ったら何かの境線のように町がブッツリと切れてて周りは森と山だったから間違いないと思うよ? 浅野も後で見に行く?」

 

「いや、いいよ。 俺は有沢みたいに怪物j────」

 

 「────゛?」

 

「ナンデモナイデス……………………一護、大丈夫かな?」

 

「あったりまえじゃん! ()()()()()()()()()()()()()()()()だよ?!」

 

 

 

 ___________

 

 一護 視点

 ___________

 

 一護は死にかけていた。

 

「………………………………………………………ごボぉ?!」

 

 気付けば、彼はいつの間にか水没して廃墟になった空座町の水中内だった。

 

「ガばごボぼぼぼ────?!」

 

「────いやいや、これってまるっきりLC────じゃなくて『液体呼吸(えきたいこきゅう)』じゃん。」

 

 手足をバタつかせる一護の近くでは、平然としながら周りを見渡す三月がいた。

 

 「ってなんでお前がここに居るんだ?!」

 

 そして一護が間髪入れずにツッコむ。

 

「あははは~。」

 

 「笑って誤魔化そうとするな!」

 

「誰だ、貴様。」

 

 水中の中でもう一人、少年らしき人物が三月に声をかける。

 黒髪はユラユラと水の中で漂い、少年の碧眼が彼女を睨んでいた。

 

「んー、『見届け人』? 的な友人? 邪魔はしないわよ。」

 

「そうか。」

 

 この少年を見て、一護は周りをキョロキョロと他の誰かを探すかのように見る。

 

「あれ? ()()()()()()()は? って、それは?!」

 

 少年の手に握られている『天鎖斬月(てんさざんげつ)』を見て、一護は驚愕する。

 

「『()()』?!」

 

「いやいやいや。 出刃包丁みたいなのが『斬月』でしょ、一護? あんたバカぁ~?」

 

 三月が馬鹿にするような、ニヤニヤとする顔で一護を見る。

 

「う、うるせぇよ。 つーかお前、()()()()泳げんのかよ?」

 

「『()()()()()』、だからね。」

 

「んだよそりゃ?」

 

「ムフフフフ~~~ン♪」

 

 一護と三月のコントを無視して、少年は話をする。

 

「そうだ、私は『斬月』ではない。 『天鎖斬月』だ。」

 

 少年────『天鎖斬月』は一護へと斬りかかり、一護は己の腰にあった『天鎖斬月』でそれを受け止める。

 

「ま、待ってくれ! 俺はただ『最後の月牙天衝』を訊きに来ただけだ!」

 

「それは何故だ?」

 

()()護る為にだ!」

 

「そこがすでに()()()()()()。」

 

「……どういう事だよ?」

 

「この世界はそこの女が言ったように貴様の『精神』を現す。 

 天を()かんばかりの摩天楼(高層ビル)の群れは、貴様が思う小さな町へと()()()()()()

 そしてこの水没し、廃墟と化した景色。 

 それは絶望に満ちた、貴様自身が生み出したモノだ。

『皆を護る』と申すのなら、何故こうもガラリと場は変わったのだ?」

 

 ガシ。

 

 三月が一護を羽交い締めにする。

 

「え────」

「ちょっと我慢してねぇ────?」

 

 ズブリ。

 

「────ウッ?! なにを────」

「────その絶望の根源、今ここで対面させよう。」

 

『天鎖斬月』が手を一護の胸を抉り、そこから()()を無理やり引き出す。

 

「よう、久しぶりだなぁ。」

 

「その声は……テメェ、消えたんじゃなかったのか?!」

 

 新たに現れたのは一護とは白黒の色が反転した、以前に『完全暴走虚化』した時の姿。

 

 そして声は『白い一護』のもの。

 

「前回言ったじゃなぇか? 『()()()テメェの勝ち』ってな?*3 『次回がねぇ』とは言った覚えは無いぜ?」

 

「これが貴様の恐れているモノの象徴だ。 

 この姿になったお前はウルキオラを圧倒し、友人や知人の手足を躊躇なくもぎ取り、戦えないモノたちに止めを刺そうとした。

 貴様は己の破壊衝動を恐れて護る対象の視野が小さくなり、自らを()()()させ、今まさに『()()道』を選ぼうとしている!」

 

「という訳だ、一護。 今のテメェじゃ『最後の月牙天衝』なんてモノを、()()()()()()()()()()()()()。」

 

 ヒュゴォォォォォォ!

 

『天鎖斬月』と『白い一護』の周りに霊圧の柱が現れて二人を包み込んで、一護は顔を空いていた手で多少覆いながらも警戒をする。

 

「な、なんだ?!」

 

「(んー、こうしてみるとアレだわ。 『フュー〇ョン』。)」

 

 新たに表れたのは『天鎖斬月』と『白い一護』が混ざり合ったような人物だった。

 

「……そっか。 要するに、テメェから『力ずく』で『最後の月牙天衝』ってのを聞き出せばいいのか?」

 

「……………………………」

 

『白い天鎖斬月』は無言で一護のように構える。

 

 無言でお互いを見ること数秒間。

 そこから同時に斬りかかっていくのを三月は横から見ていた。

 

「(『最後の月牙天衝』……『原作』を読んでいて予想はしていたけど、こう直に見ると……一護と似て、()()()()()のね。)」

 

『天鎖斬月』と『白い一護』の言動は一護より更にぶっきらぼうな物だが、互いに『黒崎一護』を思っての行動を取っていたと彼女は考えていた。

 

『白い一護』は弱い一護のメンタル(精神)を荒療治でその土壇場を切り開き、『斬月』は物理的『力』で一護がくじけそうな場面で新たに戦う希望()を与え、『天鎖斬月』は『()()()()』を思っての試練を繰り出していた。

 

「(無理もないかな。 今の一護の心が弱ったまま『最後の月牙天衝』なんて使ったら…………………死────)」

 

 三月は『あり得る結末』を想像して身震いをするが、すぐに考えを切り替えた。

 

「(────ううん、外では空座町のみんなが藍染に狙われている筈。 機を見て、私もここから出て次の手(時間稼ぎ)を打たないと。)」

*1
68話より

*2
70話より

*3
63話より




平子:ヘッタクソな口笛

カリン:うるせぇぇぇ!

マイ:あらぁ~、でもでもぉ? 前に聞いた時よりは良いわよぉ~?

平子:あれでか?!

マイ:だって耳が痛くならない程度になったしぃ~?

平子:どれだけやねん?!

作者:さて自分はせっせと次話とアンケートの分を書きに行きますか

ラブ:やはりジャン〇は良いな

カリン:ああ! ありゃあ衝撃やナイフに対して良い仕込みだったぜ!

ローズ:おたくどういう使い方をしたの?

カリン:まぁ、ランサーの野郎とちょいと藤原組の敵を殲滅を、な?

平子/ラブ/ローズ:え

一護にとって、チエは────

  • 世話の焼ける妹だ
  • ぶっきらぼうで無口な姉だ
  • す…す…す…すきやきぃ~(気になる奴?)
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