魔法少女リリカルなのは~傲慢と呼ばれた男の物語~   作:xxxSUZAKU

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なるべく読みやすく書きたいと思います。


では、本編へどうぞ!


プロローグ~転生~

 僕はいま、どこかを漂っていた。それは不思議な感覚だった。水の中を泳いでいる時とも違い、何かが体に触れている感覚はない。体験したことはないのだが、宇宙空間に放り出されているというべきなのだろうか。ただ、宇宙と違い、冷たいような孤独感は無い。むしろ、温かくとても落ち着ける。ここはいったい何処なのだろうか・・・。

 

 

 

 「・・・。おい、起きんか。」

 

 遠くから声が聞こえるが無視しよう。今僕はとても心地いいんだ。邪魔しないでおくれよ。

 

 

 

 「まったくしょうがないのう。怒鳴るのは苦手なのじゃが・・・。こら!起きんか!!」

 

 「うわっ! まったく、おどかさないでおくれよ。心地よく寝てたのに・・・。」

 

 僕の目の前には、白髪を蓄えた老人が立っていた。まるで仙人のような姿をしていた。 あ、髭さわりたいな。もふもふしてそう。

 

 「残念ながら、触らせはせんぞ。わしのチャームポイントじゃ。」

 

 ・・・、チッ。駄目か。いいじゃないか、このケチ!

 

 「ケチじゃないわい! まあいい。起きてそうそう悪いが重要な話をしようかの、三槌(みづち)梓(あずさ)君?」

 

 「ん、じいさん。いつ僕は名前を教えたかな?てか、会った記憶すらないんだが。」

 

 こんなコスプレじいさんは知らない。三軒先の和田のばあちゃんは性質の悪いコスプレはするが、断じてこんなじいさんは知らない。

 

 「まあ知らんのも無理なかろうて。わしがお前の名を知っていたのは知れる立場のものだからじゃ。」

 

 「知れる立場って、役所かなんかの人?」

 

 「違う違う。わしは神じゃ。」

 

 ・・・・・・。いま、日常会話で使うことのない単語を聞こえたような気がしたのだが。

 

 「聞き違いではないぞ。わしは正真正銘の神様じゃ。」

 

 「うそだー、神様っていったらもっと偉そうな服着てるだろ。平安時代の貴族っぽい服とか。」

 

 「たぶんそれは菅原道真のことだろう。あやつはあんな恰好をしているが、すべての神がそんな姿をしてるわけではないぞ。」

 

 「てか、俺はまだあんたを神様だとは信じてない。」

 

 「いい加減信じんか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まあいい。仮にじいさんが神様だとすると、僕に何の用なんだい?」

 

 「ホッ。やっと信じてくれたか。」

 

 いや、信じてないよ。仮って言ったでしょ、仮って。

 

 「本来わしら神は、人と直接は会わんのだが今回は特別じゃ。お前さんに話があるんじゃ。」

 

 なんだろう、話って。7歳の頃に賽銭泥棒したことについてかな。それとも小学校のときに退職に追い詰めた先生についてかな。

 

 「まずお前さんの現状を一言で言うと、・・・死んだ。」

 

 は?この目の前にいるじいさんは今何と言った。死んだだって!?まさか、ありえない・・・・・・。

 

 「思い出せんか、お前さんひかれそうになった子供を助けようとしたじゃろ。」

 

 ・・・・・・・・。思い出した。学校帰り、歩道橋を歩いてたら車が突っ込んできたんだ。明らかな信号無視で、目の前の女の子がひかれそうになったんだ。確か、その子をかばおうとして。

 

 「そうか。それで死んだのか・・・。女の子は元気かい?」

 

 「ああ。ぴんぴんしとるよ。本来はあの子が死ぬ運命じゃったんじゃ。」

 

 そうだったのか。でも若くして死ぬのはかわいそうだ。僕が代わりになったんだし、死ぬことはないだろう。僕はちゃっちゃと天国に行って幸せライフを過ごそう。

 

 「そこで問題になったのがお前さんの処遇じゃ。今天国も地獄も空きがないんじゃよ。」

 

 ナ、ナンダッテー!おいおいそれはないだろ!あの子の代わりに行けるんじゃないのかよ。

 

 「お前さんは女子寮(小学生限定)に暮らしたいのか?ロリコンじゃな。」ニヤニヤ

 

 「ち、違う!断じてそんなことはない!/////」

 

 「ならお主に残された道は一つじゃ。転生じゃな。」

 

 はい、テンプレきたよー!てことは特殊能力とか、くれたりすんのか!?お約束だもんな。どんな世界にいくんだ。ほのぼのした秋○家シリーズとかいいな~。

 

 「どんな世界に行きたい?⦅バイオ・ハザード⦆、⦅魔法戦争⦆とかあるぞ。」

 

 ぜんぶ死亡フラグ立ちまくりな世界じゃねーか!!行きたくねーよ、んな世界!

 

 「冗談じゃ。それに行く世界はもう決まっておる。ひみつじゃがな。」

 

 「秘密かよ。まあいいや。特殊能力とかくれるのか?」

 

 「まあ欲しいならくれてやろう。ただし三つじゃ。」

 

 う~ん、そうだな。もしやばい世界なら身を守るためにスゴイ能力必要だしな。真剣に考えなきゃ・・・。

 

 「決めた。錬金術が使いたい。」

 

 「錬金術というと、鋼の錬○術師のことでいいかの?」

 

 「ああ。そのなかのエドの能力が欲しい。」

 

 「以外じゃな。王の財宝とかがいいと言ってくるとくると思ったんじゃがな。」

 

 うん、なんのことかサッパリ。なんかのアニメのスキルか何かかな。さて、二つ目をどうしようかな。思いついてはいるけど叶えてくれるかわからない。

 

 「二つ目の願いなんだけどさ、叶えるの難しいものでもいいかな。」

 

 「かまわんぞ、なんなのじゃ?」

 

 「・・・フェアローレンの力が欲しい。」

 

 「フェアローレン?もしかしてそれは07-GHOSTのフェアローレンのことか?」

 

 「ああ、それだ。」

 

 もしかして、だめかな・・・。

 

 「クッ、クックックッ。アーハッハッハッハッハー!!」

 

 なんか突然笑い出したぞ!?壊れたか・・・?

 

 「クックッ、お前さんはその力を選ぶか。王の財宝を選ぶよりもよほど傲慢だな。・・・・・・、よいだろう。その力、お主にくれてやろう。」

 

 「いいのかい?ありがとう!」

 

 やっぱりそうとう傲慢な願いだったらしい。まあそうだよな、ある意味で一番チートな願いだからな。

 

 「して、三つ目の願いはどうする?」

 

 「うーん、今は思いつかないし後で決めていいかい?」

 

 「ああ、かまわんよ。なら決まったな。そこに扉があるじゃろ。そこをくぐれば転生先に行けるぞ。」

 

 いままで気がつかなっかたが神様の後ろには大きな扉があった。あそこに行けばいいのか。

 

 「さて、なら行くとしますか。ありがとな神様。」

 

 「ああ。にしてもこんな傲慢な願いを言ってきたのはあの男以来じゃな。」

 

 扉のドアノブに手をかけたところで、じいさんの独り言が聞こえた。誰だろう、その傲慢な男って誰なんだろう。

 

 「じいさん、その男って誰なんだい?」

 

 「お前さんも名を聞いたことはあると思うぞ。お主らの世界ではこう呼ばれておった。 ソロモン王とな。」

 

 「へえ~、ソロモン王か。なら僕はソロモン王ぐらいに偉くなれるかもな。さて、これが本当に最後だ。じゃあな、神様。因果の交差路でまた。」

 

 僕はその言葉を最後に扉を開け、未知なる世界へと飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神様side

 

 

 

 「ああ、因果の交差路でまた会おうぞ。三槌梓よ。」

 

 お前さんは気づいてないかもしれんが、結構ヤバイ願いだったんじゃぞ、あれ。人の身でありながら、神の力を欲しがるとは・・・。なんと傲慢よ。まあそれはそれで面白いがな。お主の行く世界には少し細工をさせてもらったぞ。傲慢な願いのほんの少しのペナルティじゃ。あ奴なら文句も言うまいて。

 

 「三槌梓よ、お前さんの選んだ道は茨の道じゃぞ。それもゴールの見えない悠久にも等しい道じゃ。」

 

ああ、たのしみじゃな。お前さんがどのようにあがくのかを。クックック・・・。

 

 




え~、ソロモン王の名前を出したのには何の意味もありません。ただ単に作者がかきたかっただけです。

それでは次の話でお会いしましょう!
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