はぁ…はぁ…はぁ…
私は走っていた。何かに怯えて…
はぁ…はぁ…はぁ…
ガァァァァ!!
森林にとてつもなく大きな咆哮が聞こえた…
「!?声が…どんどん近づいている!」
私は、その声の主から出来るだけ早く無我夢中で走る。
だが、ここは森林。道が険しいため走りにくく、そして周りの尖った葉に少し傷が出来ている。女ハンターは身体が疲れても走り続けた。
だが、恐れていた事が起こった。
女ハンターを逃さないと言う思いで襲った何かが物凄いスピードで走って来たのだ。女ハンターは驚いた。
「噓でしょ・・・凄いスピードでここに来る!!それも・・・私を食べる気で・・・」
女ハンターと徐々に追い込む何かが姿を現した。
全身が緑色に輝き、全身に黒の模様が表し、顔の顎にトゲがある。見るからに暴食と見える姿。それは、古代の恐竜を表しているが如く…そのモンスターの名は…
ガァァァァ!!!
イビルジョー。かつて、殆どのモンスターを絶滅させた暴食竜。そいつがここ、森林に姿を現した。
「!?なぜ、イビルジョーが!?ここは初心者でも入れる危険度が低い森よ!?」
そうここは、草食モンスターが比較的に多く、初心者ハンターでも入れるエリアだ。
ここ何十年も大きな力を持つモンスターは情報が入っていなかった。
多少、肉食モンスターはいるが、ドスの付いたモンスターや小型肉食モンスターだった。だが、この予想外にイビルジョーがいた。
報告では、モンスターが減っているとのことが書かれていたが、安全性が高いエリアのため、初心者ハンターや下位ハンターが狩っているためそのことで減っているのだろう…と集会所の会議で決定された。
だが、なぜ大きな力を持ち、数mの大きな体を持つイビルジョーが目撃されないのか…
それは、森林は緑に囲まれているので見分けが付きにくく、幸い初心者ハンターや、下位ハンターはイビルジョーを見たことがない為、目撃情報が集会所に入って来なかった。
女ハンターが逃げていたのは、その長年ハンターをしていた直感のおかげか、ここを速く去ろうと走っていたのだ。
「…っく!ここで、戦うしか…幸いここは森林、戦うにはうってつけの場所ね…」
女ハンターは背中にある武器を持ち、構えた。それを見たのか、イビルジョーは戦闘に入るのか吠えた。周りの鳥が何匹か飛びだった。
戦いが始まった。
女ハンターは、愛用しているランスを持ち、突進をした。
だが
「流石に通らないか…」
とつぶやきながら考えていると、イビルジョーが尻尾で振り回した。盾でガードしたためか、軽いダメージを受けながらも何とか耐えた。
女ハンターは考える。
先ずは、救援をしようと。しかし…不幸か、いつもの隣で戦っているアイルーは、クエストで今は休んでいる。なら、どうしようかと悩んでいたが、突然イビジョーはブレスを吐く。
驚いた女ハンターは、なんとか避けようとしたが少し当たってしまい、大きなメージを負う。早急にアイテムポーチから回復薬グレートを持ち、飲む。身体の疲労や体力が多少は回復した。
「くぅぅ!たったの一撃でこのダメージか!しかも、おとものアイルーがいないとは…来るまで時間稼ぎしかないな…」
と言い、ランスで攻撃する。するが、こちらも反撃しながらイビルジョーは攻撃する。女ハンターの方は劣勢だが諦めていない。
それは数々のハンターや、アイルーを救ってきた生命の粉塵があったのだ。このアイテムは、一度使用すると近くのハンターや拠点に休んでいるアイルーを回復し、自分も回復する。と言う、有能なアイテムがあった。それを使えば、相棒のアイルーを回復できるため、時間稼ぎが短縮出来ると言う考えだった。
そして数十分。攻守の戦いが続いていたが、そろそろスタミナの限界か、イビルジョーはよだれを垂れ流していた。
女ハンターは、これだ!と思い、直ぐにアイテムポーチから、生命の粉塵を取り出し、周りに振り撒く。すると……
「ニャーン!アイルー、復活したニャ!」
と、地面から飛び出し元気に言った。
「やっと、来た…のね…」
と、所々血を流していた。
アイルーはビックリし、大きな声で言った。
「ニャア!?ハンターさん!血が!?」
と、酷く驚き、ここにも血があるニャ…とか言っていた。
だが、幸せな光景はすぐ終わる。イビルジョーはスタミナが限界でも攻撃をして来た。それを瞬時に見た女ハンターは、言葉を発する。
「来るよ!!!気を付けて!」
と言い、女ハンターは盾でガードし、アイルーもガードした
「ニャニャ!?何ニャ!このモンスターは!」
と、驚きながらも、回避したり攻撃をしていた。やはり、長年も女ハンターと、付き合っているのか、極限まで体力を残しながらも体を駆使し、避けて戦っている。
女ハンターは、自分の考えた作戦を実行するのかこう言う。
「いい?……アイルー!はぁ…はぁ…今、私たちは巨大な力を持つモンスターと戦っている。それは、いいね?」
と、攻撃したり、回避したりとアイルーに言う。
「それは、今…分かってるニャ!」
と言い、女ハンターと一緒に戦いながら言う。
「私たちが、ここで戦っていても勝ち目がないし、ここのハンターたちも襲われる…っくぅ。だから、救援するわよ」
と言い、イビルジョーの攻撃をガードし、攻撃をする。
「それで…ハンターさんはどうするきニャ?」
と攻撃しながら、言う。
「私が時間稼ぎするから、アイルーは、はぁ…はぁ…集会所で力あるハンターを呼んできてちょうだい!」
と言い、たらり…と、防具の外でも血が流れ始めた。
「それだと、ハンターさんが!」
っとビックリしながら、イビルジョーの攻撃を避ける。
「速く行って!キャア!」
と、アイルーに大きな声で言ったのか、イビルジョーの攻撃を受けてしまった。
「ハンターさん…分かったニャ!直ぐにたどり着いて助けるにゃ!」
と、アイルーは物凄く心配しながらも、アイルーの持っているスキルでスタミナを一定時間無尽蔵にし、集会所に向かって走った。
「頼んだわよ…さて…狩人を嘗めるんじゃないわ!」
と、闘志をこみ上げさせ、イビルジョーに向かった。
アイルーは走る。無我夢中に。集会所に向かって。幸運なことに、モンスターに合わなかったことと、自分が知っている最短ルートで走っていた。
走ること、数十分。なんとか街が見え始めた。
ドンドンと足を駆使して街に速く向かう。
そして付いた。ひとまずの安心と、お大きな焦りが合わさり、休憩もなく集会所に向かった。
集会所。それは、ハンターが多く来る場所。ここでは生体の調査や、モンスターの狩猟。食事をする場所などの色々とある大きな建物だ。ここではクエストカウンターや、ハンターが多く通うアイテム販売店。ハンター達には欠かせない食事などの施設や娯楽がある。
ここでハンターたちは人々を守り、調査に協力したりと欠かせない存在になった。
いつものの様に、クエストカウンターで仕事をしている受付嬢がいた。受付嬢は多少ため息を吐きながらも、ニコニコとした表情で仕事をしていた。騒ぐハンターや、モンスターの討伐で疲れたハンターを見ながら。
「いつもの、ですねぇ~」
「えぇ、いつものです」
と同僚と仲良く話しながら仕事をしていた。だが、ここで大きな音がなった。
バァン!!
「助けてニャ!!ハンターさんが…ハンターさんが…」
と今にも泣きそうな表情をしたアイルーがいた。
受付嬢は不思議に思い、問いただす。
「どうしたんですか?」
っと…。アイルーは暗い表情でこう呟く。
「ジョー…がでたニャ…」
聞こえづらく、もう一度聞く。
「えっと…なんと?」
「イビルジョーが…出現したニャ…」
と、言った。すると、騒いでいたハンターや、討伐で疲れたハンターやなどが一気にシーン…と静まり返っていた。
受付嬢は放心し、また問いただす。
「いま、なんと…」
とアイルーに向けて問う。
アイルーは顔を上げて大きな声で言った。
「イビルジョーが出たんだニャ!ここの街や生態系が壊れると心配して、戦地で食い止めてるんだニャ!」
と。そして必死な顔で
「助けてニャ!イビルジョーを誰か倒してニャ!」
と言う。
ハンターは、悲しい顔で言う。
「俺たちも助けたいが…今、ここにいるのは初心者ハンターか下位ハンターだけだ。今行ってもやられるだけだ。」
と。アイルーは見渡す。見えていたのは、うつぶせな顔をしたハンター達だった。
「そんニャ…皆、薄情な…ハンターなのに…モンスターを倒すのも仕事なのに…」
と、悲しい表情で呟いた。
受付嬢やハンターたちは、何も言えなかった。
だが、突然扉の音がなった。
「その、話し聞かせてもらえないか?」
と、静かな時に、言った声は響いた。
「いま、ニャんと?」
と言い、見上げると、水色に輝く鎧を着て、見たこともない操虫棍を背負ったハンターだった。
「だから、その話しを聞かせてくれないか?と言ったんだ。」
アイルーは、嬉しくなった。助けて貰えるハンターに出会えたと。
「本当にかニャ!?ニャ、ニャら、聞いてくれニャ!」
と言い、水色の防具を着たハンターに説明した。ハンターは腕を組み、考えていた。説明したアイルーはその光景を見て、やっぱり駄目だったか…っと諦めそうに思った。そう思った。だが、ハンターは腕を組むのをやめ、言う。
「その、依頼…受けよう」
っと。早速、ハンターは受付嬢に説明し、クエストを受注しアイルーに向かった。
「おい、なにぼさっとしている。話によると、そのハンターはやばいのであろう?なら、一分一秒でも速くいくべきだ」
と言い、集会所を出た。アイルーはちょっと止まったが、はっ!と頭を振りハンターのとこへ向かった。
疲れた…一応プロローグはここまでです。次回は、主人公目線と、プロローグの続きを書きます。楽しみにしてね。
追記;点や自分がおかしいと思った文を大幅に削除しました。これで、読みやすくなると思います。許して・・・