…前書きにて謝罪します。
エッジランナーズ組今回活躍はキーウィのみです、デイビットやレベッカの活躍を期待している皆様申し訳ございません。
「随分早い時間から来てたんだねぇー。待った?」
その言葉を聞き、亡霊は困惑した。どう見ても少女が待ち合わせ場所に来たような声の掛け方だったからだ。
「おい、なんだこのロリと思ったろ」
「………はい」
「正直でよろしい」
困惑した亡霊に対し少女が声を低くして自分の事を幼女だと思ったろと言った事に対し素直に言うとそう見られているのに慣れているのか溜飲を下げたように腰に手を当てた。
「レベッカってんだ。あんたの名前は?」
「亡霊と名乗っています。今回はよろしくお願いしますね」
少女…レベッカと名乗り名前を聞いてきたので亡霊はそのまま名乗り右手を出して握手を求めた。それに対しレベッカも右手を出して握手をする。
(ゴリラアーム…か?それと指が四本か…)
握手をしながら亡霊はレベッカが付けているクロームを観察する。自分もゴリラアームは付けているが、このサイズはゲーム中一度も目撃できなかった為物珍しさも相まってまじまじと見ていた。
「随分と綺麗な肌だねー。秘訣とかあんの?」
「よく食べ、よく遊び、よく寝るを繰り返してるだけですよ(MODで肌艶よくしたとか絶対言えない…)」
やはりと言うか年頃なのかレベッカから肌について聞かれたので内心焦りながらも定番?の返しをする。本当かなぁ?というような目をレベッカはしつつも握手をしている手を離して此方についてくる様に手招きをする。それに従い移動し、先程レベッカが出てきたエンペラーに乗車する。
「連れてきたぞー」
レベッカが座席に座りながら他の席に座っている者たちに聞こえるように言う。それを聞いた運転席の男は振り返りこちらを見た。
「よろしく頼む」
「えぇ、よろしくおねがいします」
男に挨拶を返し空いている座席に座る。座った事を確認した男は顔を前方に戻し、バックハッチの開閉ボタンを押しバックハッチを閉めた。
「リーダーのデイビッドだ」
「亡霊です。今回はよろしくお願いします」
「敬語は使わなくていい」
「……ではそのように」
リーダー格の黄色のジャケットを着た男…デイビッドに挨拶を返すと敬語はいらないという事で少々悩んだがそうすると返す。デイビッドとの挨拶が終わったのを聞いた運転手の男はそれじゃあ向かうぞとエンペラーのシフトレバーを操作して一度バックして出口に向けて回頭し、ギアをバックからドライブに入れて走り出した。
目的地に向かい移動している車の車内はしばらく…いや5分くらい無言だったが無言に耐えられなかったのか生来のものなのか分からないがレベッカが痺れを切らしたかのように質問してきた。
「ワカコにねじ込まれたんだってー?」
「なんでねじ込んだのか分からないんだけど…いや、ダコタに言われたからアレだろうけど…」
「ダコタになんて言われた?」
「ワカコから情報持ってきたコイツも入れてもいいんじゃないか?って言われた…」
「……お疲れさん」
肩を落としながら話す亡霊に対し、レベッカは何か察したのか労いの言葉を言う。ありがとうと亡霊は返し一度溜息を吐く。吐き切った後よし、と言い一度座りなおす。その後も少しレベッカと会話し、一段落ついた所で今度はデイビッドが質問をしてきた。
「アキレスとカーネイジ以外に何か持ってるか?」
「オーバーチュアとナイフを各所に」
デイビッドの質問に対し、右腰のホルスターに挿しているオーバーチュアを抜いて見せる。それを見たデイビッドは納得したのか頷き目を閉じた。
納得したのか?と思っていると助手席にいた人物も気だるげな声でこちらに質問をしてきた。
「得意な事はあるー?」
「強いて言うならディープダイブ以外なんでも」
助手席の女性に対し返答すると、レベッカは口笛を吹かした。そんなに珍しいのだろうか?全員が質問が終わったのか、無言の時間がしばらく続きのんびりと足を組んでいると運転席の男がこう言った。
「お嬢さん方、後数分で着くぜ」
さて、
目的地に到着したのでバックハッチから降車する。場所は…あー…トーテンタンツか。確かにあいつ等の拠点だわ。…って事は正面からしか行きようがないな。上から行くにはエアヴィークルから飛び降りて行くかグラップルガンで壁登りしていくかのどっちかしかないだろう。
「よし、始めるぞ」
状況を開始。デイビッドの言葉と同時にメンバー全員に通話が入り繋ぐ。これで常に情報を共有する事ができる。ホントこれ便利よね。
「やっぱり相当いるねー…タレットも配備されてる。ハック用にタグ付けしていくにしても骨が折れそう…ここはセオリー通り正面を避けて裏口に回って」
助手席にいた気だるげな声の女性…どうやらログを見るにキーウィと言うみたいだ。
「セオリーは無視したいな」
「オーケー」
デイビッドが正面から行きたいと意思表示をし、レベッカが承認する。これだとなんの策もなく行き当たりばったりで戦端が切られる事になる。それは非常に拙い。
「大体何人くらいいる?」
「うーん…大体20人くらいー」
「…なら"楽勝"」
キーウィに大体の人数を聞きくと、20人くらいと言われた。なんだ、"たったの20人"か。しかもタレットも付いてる。楽勝だ。サイバーデッキ展開、音波ショックを強制自爆に変更。これでよし。
デイビッドを先頭にして右側にレベッカ、左側に自分が付きトーテンタンツの中に入っていく。中に入ると、ホールと思われる場所にメイルストローム達がたむろっていた。
「なんだぁ?テメェら?」
入った事に気付いたメイルストロームの一人が此方に大声で質問を投げかける。甲高い男とも女ともつかない声だがどちらだろうか?…まぁいいか。
「汝、恐れより解き放たれよ。眠れ、安らかに」
祈りの言葉と共にメイルストロームの一人をスキャンモードで確認する。ブリーチプロトコル実行可能……よし。ブリーチプロトコル実行開始。
メイルストロームにしては脆いな。一秒も障壁が持たんとは。集団脆弱性、オプティクスジャマー、ウェポンジャマー送信……完了。続いてあの最初に喋った奴に強制自爆実行。
続いてケレズニコフ起動、意識を加速させて周囲を確認する。置かれているタレットを探す。……見つけた。クイックハック実行、フレンドリーモード。ついでにフロアのメイルストローム全員になるべく行き渡るように化学汚染を実行。
「聞こえてねぇn」
言い切る前に男女の銃と腰に付いていたグレネードが爆ぜ血煙になる。自分以外全員が突然の事で驚き僅かな時間固まるがそれで十分だ。次の瞬間メイルストローム全員が持っている武器が爆ぜ、銃が爆発し爆発した銃を持っていた者全員に穴が開く。続いて化学汚染がアップロード完了。次々と伝播していき苦しみながら倒れていく。化学汚染の伝播範囲より逃れて立っていた者は憐れにも持っていた銃が爆発し、目を奪われ足も動かせない状態で味方だった筈のタレットから放たれた銃弾により倒されていった。
「人質は何処にいるかわかるか?」
「ちょっとまってー……階段上がって奥の部屋ー」
「了解。行こうか、リーダー?」
キーウィに人質が何処にいるか調べてもらい、場所が分かったのでデイビッドに行こうかと催促する。あ、あぁという言葉と共にデイビッドが歩き出したのでその3歩後ろぐらいを歩いてついていく。
階段を上り切り、奥に向かい歩いていくとエレベーターがある細道に大柄…というよりは化け物と言えるくらい肥大化した男が苦しみながらも立っていた。どうやら科学汚染になんとか耐えてるみたいだ。
「存外にしぶといのがいるみたいで?」
「ネットランナーもやれるのか」
「ディープダイブ以外"なんでも"って言ったよ?偽りは、ない」
生き残ったメイルストロームの人間に対し思いのほかしぶといのがいたと小言を言うと、デイビッドにネットランナーもできるのかと言われた。いや、言ったじゃんなんでも出来るって。
偽りはないと言ったと同時にクールタイムが終わっているケレズニコフを起動する。意識を加速させバックホルスターに入れているカーネイジを引き抜きながら走る。
目の前まできたが男は苦痛に喘ぐ声を上げるだけで何もできていない。…諸々の耐性が低くなったところに入れているレジェンダリー行動鈍化のパッシブ効果受けて目を潰されてサイバーウェアからの毒を受ければこうもなろう。
男の頭に銃口を近づけてトリガーを引く。巨大なショットシェルに内包されていた10発の鉛玉が男の頭を血煙のように吹き飛ばす。
「……これで全員?」
「そうみたいー」
キーウィに全滅させたか確認をとる。そうみたいという返答を聞くに映っていたのは全員片付けたのだろう。
男の後ろにあったセンサー地雷の電源を落としてから歩きだし、奥の突き当りまで行った所で左右を確認する。右側の隅にセンサー地雷が仕掛けてあった。ご丁寧に道案内までしてくれるとは有り難い。
センサー地雷の電源を落として無力化し、デイビッド達を手招きして大丈夫だと示す。来たのを確認し、奥まで最初の様に行き左右に引くタイプの扉の目の前で止まった。
「流石にお願いしてもいい?」
「分かった」
ドアを強制的に開けてくれとデイビッドに頼んだ所、了承し扉の隙間に指を入れて強引に開錠した。開いた扉の奥に居る人たちを見ると、顔を上げてデイビッドの姿を見るが顔には恐怖がありありと刻まれていた。
「イザベラ・モーガンは居るか?」
そう聞くデイビッドに対し、ざわざわとし始めるが奥にいた金髪の女性が小さく右手を上げていた。
「親父さんから保護を頼まれた。もう大丈夫だ」
そうデイビッドが言うとイザベラは嗚咽とともに顔を伏せ、涙を流した。感慨深かったのかデイビッドはそのままイザベラを見ていたが、仕事はまだ終わってないとばかりに踵を返して周囲を警戒し始めた。
…
……
………
あれから10分程経ち、救助者達が外に出され家族や迎えの車に回収された。依頼対象であるイザベラも無事、ワカコが手配した車に乗り移動したようだ。……依頼は完了。正直、やりすぎたとは思っているが…事実上の夜勤明けでそのまま一睡もせずにまた夜に仕事だったのだ。許してほしい。
「おつかれーなんか悪いね、殆ど一人でやらせちまって」
レベッカが此方に来て先の戦闘の事を話した。いや、本当に張り切り過ぎたかもしれないと思い始めてきたので軽く謝罪をしておこう。
「いやこっちこそ一人ではしゃぎまわってごめん…」
「気にすんなってー。一発も撃てなかったのは不満だったけど楽に稼がせて貰ったからいいよー」
謝罪するもレベッカからは気にするなと言われた。…うーん……楽もできたと言ってるし気にしない方向でいくとしますか。
その後もレベッカと話しているとふと思いついたようにレベッカが質問をしてきた。
「この後打ち上げやるんだけどどう?」
「……いただきます」
この世界に来て初めての打ち上げ会か……楽しみだなぁ
はい、正直言いますとアニメの時のメイルストロームの布陣。あれ中心に爆発物投げ込んだり伝播系クイックハック使ってくれと言っているようなものだったので死神なんて怖くないを超えてからMODでスキルカンストさせた亡霊ちゃんにはカモ過ぎたのでこうなってしまいました。
それと何故か日間ランキングがかなり上がっていてえ?なにこれ?怖…ってなった筆者です。
皆エッジランナーズ好きなんですね。私も大好きです。
追記
再度ゲームにて弾薬の大きさを確認しました。一応確認した次第では以下のような感じです
ヌエ .45
コーラッツ HYPERCRITICAL 22x126mm
グラード 12.5x98mm
スマッシャー 12GA
リバティ .45
ユニティ .45
レキシントン 9mm
タクティシャン 12GA
アイアス 5.56mm
ノヴァ .500
オーバーチュア 42口径
MA70 HB、ディフェンダー 6.56x52mm
(MA70は着弾時炸裂しているのを確認。銃に注意書きがある事から着弾時炸裂させてる…?炸裂弾を使わずに…?)
後、カーネイジですが元になった銃がロシアのKS-23という銃と言われており、wikiによると…
一般的な散弾銃とは異なりKS-23の銃身にはライフリングが切られているため、ロシア連邦軍等の運用組織においては特殊作戦向けのカービン銃として規定されている。
とあります。
使用弾薬は23x75R。ゲージ数に直すと4GAだそうです。デカイですね。
この作品においてカーネイジの弾薬は元ネタになったと思われるこの銃にあやかって4GAの物として扱っていきますのでよろしくお願いします。