「おう亡霊か。どうしたこんな朝から」
朝、8時35分。ジャッキー・ウェルズは自宅で朝食を食べ終わった後ソファーに座り雑誌を読んでいると、ホロコールがかかってきた。誰からかかってきたのかを確認し、ホロに出たジャッキーに対し、かけてきた亡霊は開口一番こう言ってきた。
「ねぇジャッキー。引っ越しをしたいんだけど手伝ってくれないかな?」
「朝から唐突じゃねぇかチーカ。急に引っ越しなんてどうしたんだ」
「いやぁ…家(部屋)から出た時、時間は昼なのに夜と同じ暗さっていうのが我慢できなくなって…」
「おいおい…」
「それに引っ越ししようにも荷物がいっぱいあってね…頼れるのがジャッキーだけだったからつい」
亡霊の言動に呆れるジャッキー。幾らなんでも引っ越す理由が単純すぎるからだ。だがまぁ借りもある事だと割り切りジャッキーは亡霊に何処に向かえばいいと聞く。
「で、何処に行けばいいんだ?」
「H10メガビルディングの入り口まで来てくれれば案内するよ。あ、手伝ってくれたお礼はしっかりするから大丈夫」
「そいつは期待してもいいのか?」
「勿論♪」
何処にいけばいい?とジャッキーが聞いた事に対し、亡霊がH10メガビルディングまで来て欲しいと、礼もすると言う。それにジャッキーが軽口で応えると亡霊は上機嫌に勿論と返した。
まぁ偶には悪くないかとジャッキーは思いつつ10時30分にH10メガビルディング前で待ち合わせようと言い、ホロを切る。
「手伝ってくれって…どれぐらいあるんだよ…」
ジャッキーはどれ程荷物があるのだろうかと想像し少しげんなりとしたのであった。
さて、ジャッキーに引っ越しの手伝いを取り付けた事だし、今の内に荷物の整理をしておこう。先ずは…アイコニック武器の一部を見られない様にさっさとしまう事にしよう。見られたら拙いのは…いや、全部見られたら非常に拙い。
所狭しに並べられたガンケースを取り出し、1個1個丁寧にかつ迅速に詰めていく。作業する事20分、無事全てのアイコニック武器の収納が完了した。
「ん?誰か来たのか?」
来客を知らせるブザーが鳴り、誰だろうという疑問を浮かべながらこの入口に向かいドアを開ける。ドアを開けると、3つの箱を台車に載せた人物がドアの前に立っていた。
「お届け物です」
「これはどうも」
どうやら配達業者の人間だったみたいだ。…という事は昨日の昼頃に買ったあの銃達だろう。これはラッキーだ。住居を変えましたと言いに行かなくて済む。荷物を台車から持ち上げて受け取りドアを閉め、近くの邪魔にならない場所に置いておく。後は載せる車だが……確かミニバンがあった筈だが……
そう思いつつ所持ヴィークルの一覧を確認すると三台程同じ車が存在している事が判明した。……おかしいな、幾らMODで全車両を持っていると言っても複数台所持はしていなかった筈なんだけど…まぁ、ガレージにあるみたいだし今から確認してくればいいだろう。
とりあえず表に出て、エレベーターまで向かい、呼び出して上がってくるのを待つ。ミニバンが置いてあるのは-3階らしいが…-3?どういう事だろうかと考えていると、エレベーターが着いたので乗り、-3階に行くようにスイッチを押す。
-3階に到着し、ドアが開いたのでエレベーターから出て目的のミニバンを探す。……というかもしかしてこれ、この階の駐車場全部自分の車だろうか?もしやと思い、ヴィークル一覧から車両位置を確認していくとやはりというか本当にこの階に自分のヴィークルが全部置いてあった。……どれだけ駐車代金が払われているのか考えたくなくなってきた。
さて目的のミニバンだが…あったあった。ヴィフォール コロンブスV340-F FREIGHT。210
中身が空の方のコロンブスを覚えておいてエレベーターに乗り、居住区…というより今住んでいる自分の部屋の階まで移動する。エレベーターから降り時間を確認する。現在9時30分。ジャッキーとの待ち合わせまで残り1時間か…朝食を食べてない事だしメガビルディングの目の前でやっている屋台で朝食をとるとしますか。
H10メガビルディングから外に出て、階段を降りた先にある屋台のスツールに座り、ワンタンとニコーラを注文する。指定されたエディーを店主に払うとニコーラの缶をボックスから取り出し自分の目の前に置きワンタンの調理を始めた。
店主の調理を見ながらニコーラを飲みつつ完成を待ち、少しすると店主が調理を完了したワンタンの入った丼と蓮華を自分の目の前に置いた。
「いただきます」
そういい手を合わせてから蓮華を右手で持ちワンタンを食べていく。ほう…これは予想外だ。見た目では少し粉っぽいような…ワンタンというよりかは包子や小籠包に近いイメージがあったが中々にもっちりとしていて皮は薄く食べやすい。中の餡がしっかりしている味付けをしている分、スープ自体は少し薄味にしているのか、とてもいいバランスだ。
思わぬ美味しさに口元が緩ませながら食べていき完食し飲み干した丼内に蓮華を置きスツールから立ち店主に礼を言いH10メガビルディングの入り口階段まで移動し階段に座りジャッキーを待つ。
…
……
………
「よお亡霊。待たせたな」
「いやいや…今回はありがとう」
「いいって事よ。さっさとやっちまおうぜ」
「そうしますか。では部屋まで案内するよ」
現在10時10分。予定時間より20分早くジャッキーが到着し合流して挨拶をする。引っ越しを手伝ってくれた事を亡霊が礼を言うとジャッキーは少し笑いながら返し、さっそく荷造りを始めるかと言い、亡霊は部屋まで案内を開始した。
階段を上り、エレベーターに乗り7階まで移動し、そこから歩いて部屋がある9階まで移動する。9階から部屋にまで移動している時に亡霊が少し汚いのは許してくれと言うと、ジャッキーは気にするなと返し、その後も軽口を返しながら部屋まで移動した。
「いらっしゃい」
「邪魔するぜ」
亡霊が部屋に入り、早速と武器が置いてある部屋まで移動し扉を開く。武器庫の中を見たジャッキーはその中にある武器の数を見て驚愕していた。
「おいおい…幾ら何でもありすぎだろ」
「いやぁ…趣味と実益を兼ねてたらつい…」
「そ…そうか」
実際、ゲームでの金策で「無題18番」(2021)をバグ増殖で増やして売るという手段以外だと大量にレジェンダリーユキムラを作り売り捌くという手段ぐらいしか金を稼げないというのもあったが、集められる武器なら全部集めたいよね。という気持ちで2個ずつ同じ銃を作っていたりもしていたのでこうなってしまったのである。
部屋の隅に置いてある台車を複数取り出して組み立て、そこに載せて行ってくれとジャッキーに言い亡霊も武器が入ったガンケースを台車に載せていく。
「で、引っ越し先ってのはどこなんだ?」
「グレン」
「おいマジか!ようこそグレンへ!」
台車にガンケースを載せきり、紐で落ちないように縛り付けて台車を一人二台(前後一個ずつ)という状態でガレージ直通のエレベーターまで移動している時にジャッキーが引っ越し先を亡霊に聞いてきたのでグレンと返すと、驚きと共に歓迎の声をかけてきた。
確かに新居はエル・コヨーテ・コホに近いなと亡霊は思いつつ笑いながらジャッキーにお邪魔しますと返した。
エレベーターに乗り、-3階のガレージまで移動してエレベーターを降り、コロンブスまで台車を押し引きながら移動してバックハッチを開けてガンケースを積み込んでいく。
「コロンブスか。借りたのか?」
「私物だよ」
「……金持ってんなぁ」
QUADRA TYPE-66 AVENGERを最初に見ていたからかジャッキーがぼやく。亡霊はこのガレージにあるヴィークル全部自分のだとは言い難い為苦笑いで流す。実際、これ程ヴィークルを所持しているとなるとコーポの重役等の上流階級の人間くらいしか出来ない芸当だからだ。
ガンケースの積み込みが終わり、再度亡霊の部屋に戻り今度は雑貨類等や衣類を箱詰め、台車にのせコロンブスまで運び積み込む。積み込み作業が終わったのは12時を過ぎた頃だった。
R18描写(ジョイトイ、ロマンス描写)の需要
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ある
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ない
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エッジランナーズとの絡みマダー?