Good morning,NightCity.   作:銀翁玉

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お久しぶりです。

仕事とか諸々で書く体力が消えておりました。

短いですが、リハビリという事で許して下さい。


質問 選択 刻限

 

「さて、デイビッド。君、職員の女性に向けて銃を撃とうとしていたけど記憶はあるかい?」

「……?なんの事だ?」

 

優しく、尋ねるように聞く亡霊に対しデイビッドは何の事か分からないと答えた。それを聞いたや否や亡霊はマジか…と思わず言葉を吐き出し肩を落としてしまう。

そのやり取りを見たレベッカは思わず亡霊に対し質問をしてしまう。

 

「なんだよマジかって」

「……酷な話になるから一度戻ってから…いや、今話した方がいいな。ファルコ、行先をMISTY'S ESOTERICA AND CHAKRA HARMONIZATION(ミスティの秘境 チャクラの調和場)にお願いします」

「場所は分かるが何故だ?」

「話す内容に関係あるから」

「…分かった」

 

亡霊がファルコに行先をミスティの店…厳密にはドクの診療所に向けて移動してもらう。それに対しファルコから質問があったがこれから話す内容に関係があると言い、それで納得してくれと暗に亡霊が言うと、ちゃんと話せよという雰囲気を含ませながらファルコから了解の返事を受け取る。

 

 

 

「…さて、これから話す内容だけど…」

「どうしたー?そんな気落ちして」

 

話す内容が内容なので気落ちしているとレベッカから茶々が入る。そりゃあ気が落ちるよ。今からデイビッドにお前サイバーサイコになりかけてるからドクに診てもらうって言うんだから。

だけども、言わなければデイビッドは気付かないまま過ごし、やがてサイバーサイコの仲間入りを無事果たす事になる。せめて関わった人が無事に生きて欲しいというエゴではあるのだけれど、それでもというやつだ。

 

「まずデイビッド。君が少し前に言っていた通り新しくサイバーウェアを入れたり抑制剤の数は減っている。これに嘘はないね?」

「あぁ、ない」

「OK。では次に…酷な話なんだけど親しい人…母親に不幸な事があったね?」

「…ッ!」

「落ち着いて、そう。大きく息を吸って、吐いて…また吸って…吐いて…」

 

デイビッドに再度サイバーウェアを入れたどうかの確認を行い、言っていた事と齟齬がないか確認する。その後、あの従業員の女性に対しての行動からの予測で身内…母親に何かあったのかを確認する。当たりだったようで酷く動揺し震えるデイビッドに抑制剤を取り出して打ち込み落ち着くように何度も深呼吸させる。

しばらく深呼吸をした後、デイビッドが落ち着いたのを確認し話の続きをする。

 

「PTSDだね」

「PTSD?」

「正式名称、Post Traumatic Stress Disorder(心的外傷後ストレス障害)トラウマ(心的外傷)(辛い体験で負った心の傷)と混同されがちだけどナイトシティ的にはPTSDの方が近いだろうね」

「で、それが何か関係が?」

「散らばった情報からの推測でもいいかな?」

「……話してくれ」

 

恐らくPTSDだという事を告げると、レベッカがそれに対しなんの関係があるのかと聞いてきた。自分の予測でしかないけどいいのかと聞いた所、再起動をしたデイビッドが意を決したのか続きを促した。

 

「デイビッドはこの前、私が多分ギリギリだと言ったのは覚えてるね?」

 

その問いに「ああ」と覚えてると返すデイビッド。

 

「そう、そしてさっき聞いた御母堂の事。……デイビッド、君はこう思ってるんじゃないか?力を、もっと力を。皆を守れるくらい強い力を…と」

「……あぁ」

「成程、成程…よし、デイビッド。今一度酷な事を言うけどいいかい?」

「……言ってくれ」

「今の君はサイバーサイコ二歩手前だ」

「……」

 

デイビッドが置かれている現状を無慈悲に言う。それに対し先程までの会話を思い出しているのか考えているデイビッド。レベッカを何か言いたげだが言い出せないようで、苦しい顔をしている。

 

「ルーシーに対して…いや、このチーム全員や周囲の仲間に対して何か思ったり考えたりする事はどうだ?よく思い返してからでいいから言ってごらん」

「……」

「レベッカ、どう?最近、いや、チームに入ってからどう変わっていった?」

「……最初は子犬のように皆に絡んでたけど…」

「"大人"になったと思っていた?」

「……うん」

「OK。なら結論から言おう。デイビッド、クロームを全摘しろとは言わないけど。今の状態から減らせ。特にサンデヴィスタンは絶対に外せ」

「なっ…!?」

 

サイバーウェアを減らせという言葉にデイビッドが反応する。強くなりたいのに弱くなるのは嫌だという思いがひしひしと伝わってくる。

わからんでもない。だがそれではダメなんだと言い聞かせる必要がある。

 

「これも予測だけど、そのサンデヴィスタン民生品じゃないでしょ?私の知ってる最高品質品より効果が明らかに強い」

「だからなんだっていうんだ」

「"人間性"に対する"負荷"が大きすぎるんだ」

「……は?」

 

理解が出来ないとばかりに疑問を浮かべるデイビッド。いや、他のメンバーも理解が追い付いてないのか疑問符が浮かんでいる。

まぁそうだろう。サイバーサイコシスに関しての理解が進む、いや糸口がわかるのは本編のサイバーサイコシス関連のストーリーが進んできて漸くもしかしてこうかもというぐらいだ。

後はTRPGであったあの文章。アダムスマッシャー?奴に人間性はない(意訳)

 

それから導かれる答え。

 

"デイビッド"は共感と人間性が高いだけの一般人

 

そう、特別なんてものはないのである。

そして人間性とは体にクロームを入れると下がっていく。共感性もトラウマやPTSD…俗に言うSAN値が下がる事象を目撃する事で下がる。

"人間"離れの能力を手に入れる度人間から精神が離れていき最後には狂い"世界"から排除される。

なんとも無常なものだ。

 

だが、クロームを外して時間をかければ共感性は戻せる。(TRPG)これに賭けるしかないだろう。

 

「弱くなると思ってる?」

「当り前だろ」

「いいや、違う」

「何が違うっていうんだ!」

 

弱くなると思うのかという質問に声を荒げてそうだろうとデイビッドは言う。

 

「安全な物に変更するだけでいいよ」

「…何処にそんなものがあるっていうんだ!」

「持ってるさ、私がね」

「…………は?」

 

熱くなっていた所に冷や水をかけられ思わず聞き返す。

コイツは何を言ってるんだ?という顔がありありと見て取れる。まぁそうだろうな。

 

「コレクター気質でね。サンデヴィスタンも当然持っている」

「……は?」

「君の今付けているやつと交換でどうだ?」

「………は?」

「まぁ、詳しくは着いてからでもいいだろう」

 

とりあえず情報の塊をぶつけてデイビッドを黙らせる。今の内に持っているサンデヴィスタンを思い出そう。

……えーと……持ってるのはチアンT"ワープダンサー"とゼータテクのサンデヴィスタンだったよな…

 

……

………

 

大体10分くらいたっただろうか。ファルコの着いたぞという声と共に顔を上げる。

後部ドアを開け、車から降りてデイビッドを待つ。

少しふらついているが危なげなく車から降りた事を確認し、道案内を開始する。

 

さてデイビッド、選択の時間が迫って来たぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





久しぶりにサイパンを起動したんですが変わりすぎてて何がなにやらさっぱりの状態になりました。

そしていつのまにかリボルバーにもサイレンサーが付けられなくなってショックな私です。
そしてついついQボタンをおしてしまいおかしな事態に……

R18描写(ジョイトイ、ロマンス描写)の需要

  • ある
  • ない
  • エッジランナーズとの絡みマダー?
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