なんかいいお嫁さんになりそうだなぁ、って思った艦娘を独断と偏見で選んで、短いお話を書きました。

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いい奥さんになりそうな艦娘たち(個人の見解)

【鳳翔】

 

 鎮守府のお艦。皆から愛され、皆を愛す。マザー・ホッショさん。美しさもあるが、可愛さも魅力の一つ。

 

 スマホを未だに使い慣れない鳳翔さん。毎度毎度、通知にびっくりする。そんなおどおどした姿もいとおかし。

 

 

鳳翔「あのー、提督?私の顔に何か付いていますか?」

 

提督「いや、鳳翔さんは今日も可愛いなって」

 

鳳翔「あら、どういう風の吹き回しですか?褒めても何も出ませんよ?」

 

提督「事実を述べただけですよ」

 

鳳翔「…提督、お茶でも飲みますか?いいのが入ったんです」

 

 意外と感情の浮き沈みが分かりやすい鳳翔さん。喜怒哀楽が素直にでる。きっといいお嫁さんになると思う。

 

【雷】

 

 ビリリとした、刺激の強そうな名前とは裏腹に、優しく、世話焼きな性格な雷。気を抜くと、依存しきって何もできなくなってしまいそうなあたり、どちらかというと、微弱電流である。

 

 彼女は暇を嫌う。というか、人が作業をしている最中の彼女自身の暇を嫌う。執務をしていると横から覗き込んできて、何か手伝えることはないか、としつこく聞いてくる。それに対し私は、お茶を頼むのである。

 

 

雷「司令官、もっと私を頼っていいのよ!」

 

提督「そう。気持ちだけ受け取っておく」

 

雷「むー…司令官!何か手伝えることはない?」

 

提督「…じゃあ、隣に座ってくれる?」

 

雷「わかったわ!それで、何をすればいいの?」

 

提督「ありがとう。雷が隣にいるだけで私は嬉しいよ」

 

雷「もー!司令官ったら!」

 

 雷は、近くにいてくれるだけで元気をもらえる。云わばテスラコイルである。きっといいお嫁さんになると思う。

 

【足柄】

 

 狼は肉食だが、うちの狼は肉を揚げてカツにする。昼、夜とカツを続けて出してくるのは、胃へのコンボダメージがキツイのでやめて頂きたい。と申し出たところ、昼はカツ、夜はアジフライなった。そういうことじゃない。

 

 ただ、言わずもがな料理上手なのは確かであり、出されたカツには舌鼓を打つ。正直言って、そこらのお店じゃ味わえない絶品グルメ。

 

 

足柄「ホラ、提督!まだまだカツはあるわよ!」

 

提督「ありがとうごさいます。美味しいです」

 

足柄「フフーン。流石でしょう?」

 

提督「もし足柄さんにプロポーズするなら、自分のために毎日カツを揚げてください、って言いますよ」

 

足柄「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない。提督のためだったら毎日揚げてもいいわよ?」

 

提督「いや、胸焼けで焼け野原と化しそうなので遠慮します」

 

 嫁力はとても高い。世間の男性の理想の女性である。きっといいお嫁さんになると思う。

 

【大和】

 

 鎮守府内No.1の大火力を持ってながら、その燃費の悪さ。出撃できず、宝の持ち腐れになる。そのため、今日も彼女は暇を持て余す。

 

 何もできないのは少しばかり落ち着かないのか、何か手伝えることはないか、と腰をかがめて聞いて回る。どことなく雷に似ているような気がする。

 

 

大和「提督、何か手伝えることはありませんか?」

 

提督「じゃあ、この資料をあの棚にしまってくれますか」

 

大和「わかりました。この大和にお任せください!」

 

提督「ありがとうごさいます。しかし、背が低いと厄介なことばっかりで」

 

大和「でも、背が低いのも可愛らしいと思いますよ?」

 

提督「そうですか?なら、大和は背が高くて美しいと思いますよ」

 

大和「いえそんな…ありがとうございます」

 

 美しい、気が利く、優しい、完璧な三点セット。やまとなでしこな子。きっといいお嫁さんになると思う。

 

【加賀】

 

 一航戦の青い方。家に帰ったら、ご飯を作って待っていて欲しい艦娘ランキングNo.1。ただ、ご飯を作ったら、先に全部食べられてしまいそうな気もする。

 

 一航戦の、カラオケ行ったらずっと歌う方。忘年会、カラオケ大会の十八番はやっぱり『加賀岬』。なにかと持ち出してくるあたり、気に入ってるらしい。

 

 

加賀「提督、朝食の準備ができました」

 

提督「ん、ありがとうございます」

 

加賀「今日のメニューは、焼き鮭にお味噌汁とご飯です」

 

提督「流石に加賀さんでも朝食は普通ですね」

 

加賀「人をそんな大食らいのように言わないでほしいものね。ご飯だって、お茶碗一杯」

 

提督「お茶碗一杯じゃなくていっぱいですね。いっぱい食べる人って好きですよ」

 

 いっぱい食べる君が好き。結婚したら、幸せな食卓になるはず。きっといいお嫁さんになると思う。

 

【金剛】

 

 回りくどいことはしない。狙うのはストレートのみ。野球の話ではなく、金剛の好意の伝え方の話である。

 

 今日も今日とてバーニングラブに燃える彼女は、常に恋い焦がれている。

 

 

提督「結婚…結婚かぁ」

 

金剛「どうしたのデス?」

 

提督「いや、自分は将来結婚できるのかなって。うちの艦娘はみんないいお嫁さんになりそうだなって思ったから」

 

金剛「テートクのような可愛らしい女性なら、きっといい人と巡り合えマース!」

 

提督「でも私は女性としての魅力があんまりないような気がして…。料理ができない、愛想はない、おまけにいろんなところが大きくない…。キュンとするようなセリフも言えないし」

 

金剛(普段の会話は自然にやってるんデスカ。なんという天然女たらしネ…)

 

提督「うちの艦娘が私の嫁に来てくれたらいいんだけどな…。金剛なんかは、きっといいお嫁さんになるだろうし」

 

金剛「…テートク、ワタシでよかったら…その…いいんですヨ…?」

 

 

 

 人を想う気持ちはだれよりも。きっと、いい奥さんになると思う。


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