呪術廻戦 and U   作:来宵

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放置してしまっているので……

皆様お久しぶりです。

 

この小説を読んでいただいている方、いた方、覚えていらっしゃる方、そうじゃない方も、この文章に目を通している全ての方へ送ります。

 

しばらく更新していない本小説ですが、エタります。

 

原作がどんどん予想していない方向に進んでいてもはやこの二次創作の展開が……できそうではあるのですが、ちょっと話の運びとか諸々気に入らなくなったので、全面的に書き直そうと考えています。

 

次投稿するときはベースの設定などは引き継いで、書き直したものを投稿します。

全部完結まで書き上げてから投稿するので、投稿されたらエタることはない、ということです。

 

ただ、現時点ではいつ書き上げられるか見通しが不透明、そしてずっと放置しておくのも忍びないのでこちらの告知をしました。

 

安藤と晦冥の結末は決めています。

構想は出来ていて、点と点を結ぶ作業という執筆が出来ていません。

 

頑張ります。

 

ではでは、少し長くなりますが、また会うことがありましたら、その時はまたよろしくお願いします!

 

 

 

 

ちょっと、投稿するのに文字が足りないな……。

文字稼ぎで記号投げるのもまずい気がするので、途中まで書いて放置してる文章でも投げます。

推敲していないです。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

◆2006年 夏

 

 

 世間では学生は夏休みに突入したらしいですよ。

 

 高専? もちろん、毎日任務漬けですが何か?

 

 授業そのものは学生らしく休暇となり、学校のカリキュラムとしても夏季休暇となっているのだが、そこは悲しきかな呪術師。代わりにこれでもかと任務が詰め込まれ、毎日毎日忙殺される。

 危険な任務には参加しない家入でさえ、高専で見かけることがほとんどない。

 

「くっそ! 海で呑気にきゃっきゃっとはしゃいでいるリア充どもが羨ましい!!」

 

 一人、夜の無人駅で単独任務に駆り出されている私は、人目がないことを良いことに叫んだ。

 正しくは、無人駅だった場所(・・・・・・・・)だけど。

 周囲は炎の海に包まれており、地面には巨大なクレーターがいくつも刻まれている。何かが深く突き刺さっていたような穴も無数に散見し、炎の熱にも負けずに残る氷の柱が複数本、聳え立っている。

 一体どこの地獄を再現したんだ、とツッコミを入れるべきか。

 これは特級呪霊との戦闘跡です。隠蔽とお片付けはこの後スタッフがやってくれます。

 私は休みなしで補助監督によって次の任務に輸送されます……。

 

 先日の両面宿儺の呪物を回収したこと。突発的に発生した特級相当呪霊を祓除したこと。その実績により、単独で特級任務を振っても問題ないと判断された安藤さんですよー。

 おかげで毎日がスリルとリスクに彩られ、この私にして戦闘中にレスタ連発する無茶振り案件がデフォルトになった。おかげで能力の出し惜しみもほとんどできない状況に追い詰められていますよ、ちくしょう。

 まあ、戦闘が終わるたびに地獄絵図になっている激戦区で、無事に私を監視できるような人員が早々いるとは思わないけど。

 伏黒? ああ、あいつは別件で強く生きているよ、ハハ。

 

 

◆秋:京都姉妹校交流会(ダイジェスト未満)

 

 

 そんな調子で、青春の『せ』の字もない高専初の夏休みを乗り越えた。

 今の私の興味といえば、近々開催される京都姉妹校交流会である。

 参加するのは二年生と三年生なので、一年生の私が出る幕もないが、観戦することはできる。許可をもらって、会場外にある高台に陣取って左団扇に観戦予定である。

 あ、団扇を扇ぐのは晦冥の仕事です。

 

 んで、結果発表。

 実況? しないよ、するほど中身がなかったもん。

 こっちにはさしす組が揃ってんですよ? 相手がいくら優秀でも、このメンツ相手に善戦することもできんでしょ。

 団体戦、余裕で東京高の勝利。

 個人戦、これは姉妹校同士で対戦するようにトーナメントを組むのだが、試合が進むうちに対戦ペアが東京高同士が大部分を占めてしまったので、早々にお開きになった。

 そして丸々と開いた午後で、一年生も交えた本当の交流会(パーティ)を開いて交流会は終わった。

 

 あんだけ楽しみにしていたのに、呆気ないねえ……。

 

 

◆秋

 

 

 ハロウィン。

 五条が仮装で女装してきた。五条に引っ張ってこられた夏油はメイド服を着ていた。顔が死んでた。

 五条は勝手に女子の制服を拝借してたらしく、女性陣にフルボッコにされた。

 トリックオアトリートでかき集めたお菓子を貪りながら、私はその光景を眺めていた。

 

「あ、あっははははははははは! 何あれ、おっかしっ! やっば! 夏油先輩も何! やってん!! あっは、ははははははははっは、はっ、ゴホッ、ゴホッ……ハハハっ!!」

「食うか笑うか咽せるかどれかにしたら」

 

 あ、恵くん。誰、パンプキン頭を被せたの、かわい。ナイス、写真撮ろ。

 

 これは仮装パーティではなく、忙しい中でも雰囲気だけでも楽しもうと、高専生たちが仮装姿で任務に向かうという催しである。動きにくい服は避けて。任務前になんとか時間を合わせて、ちょっとだけお披露目してすぐに出発していく。

 観客として特別に恵くんと津美紀ちゃんを招待している。

 

 七海はサラリーマンの仮装が仮装じゃないくらい似合っていたし(本職か?)、灰原は、流行を取り入れてゲド戦記のクモのコスプレだった、家入はゾンビとフランケンシュタインの混ざり物だった。

 

 私? 折角だから容姿を最大限に生かして、全力で女神シバをやりましたとも。

 

 

◆冬:一年生の終わり

 

 

 冬季休暇(ふゆやすみ)

 ハイハイ、夏と同じ忙しい忙しい。リア充は滅びた、受験生頑張れ。

 

 

 大晦日。

 ハイハイ、大晦日ねー忙しい忙しい(投げやり)。

 

 

 世間が賑わってイベントムードほど!

 呪霊が湧いて呪術師は忙しい!!

 

 

 学校の授業、戦闘訓練、任務、お遊び。まるで生き急いでいるように毎日を過ごしていく。

 

 そうして気が付いたら一年が回り、桜が咲いて。

 私は、二年生になっていた。

 

 

◆2007年 春

 

 

 二年生の春。禪院直哉を名乗るクソガキが訪ねて来た。

 任務結果を報告をしていたら、私が高専に戻る少し前に、禪院家の当主の息子がお忍で訪問して来ていたらしい。なんでも伏黒と私に会わせろの一点張りとのこと。

 正直聞いたこともない人間、しかも禪院家のボンボンからの直々の指名に嫌な予感しかしない。

 とはいえ、京都から遠路遥々きたらしい同い年の男の子、このまま返すのも可哀想だし挨拶だけでもするか、と会うことにした。

 その判断をすぐに後悔することになる。

 

「なんや、(おも)たよりべっぴんやないか。……ふーん、確かに呪力がないなあ。せやかて、君、呪力は使えんでも別の力をつこうとんのやろ? 中途半端やなあ。あかんなあ、そんなんで甚爾君を尻に敷いてこきつこうとんの? 何を勘違いして思いあがっとんのか知らへんけど、甚爾君に甘えんなや。女なら男の三歩後ろ歩いて身の程弁え、背中から刺されんで」

 

 開口一番がこれである。

 まだ目があっただけじゃん。私、部屋に一歩踏み込んだだけじゃん。

 

「ねえ、一応確認とるけど私帰っていいか?」

 

禪院直哉(クソガキ)はスルーして、ここまで案内をしてきた女性に尋ねる。女性は明らかに冷や汗をかいており、返答に困っているようだ。

 分かるよその気持ち、現在進行形で分かる。

 後で何やらクソガキが喚いているが、まともに耳に入らない。頭が痛い。

 上層部のくそじじぃ共を歳だけ若くしたような人間だ。言っている言葉の半分も意味が分からん。理解したくもない。

 

「無視はいかんやろ、やっぱ生意気やなあ。こっち向いて挨拶くらいせな」

 

 痺れを切らしたクソガキが肩に手を置いてこようとしたので、手首を掴み返して床に押さえつける。腕関節を極めて動けないようにする。

 一瞬の出来事に理解が追いつかないのか、禪院直哉はしばらく目を見開いていたが、状況が追いつくと青筋を立てて睨み上げられた。

 おおう、コワ。

 

「お互い初対面だけど、名前は分かっているし、自己紹介とかはもういいよね? 本当はね、禪院家の人とは会いたくはなかったんだ。でもここまで来てくれたから追い返すのも可哀想だと思ってね、君の望み通り挨拶だけでもしようかって来たんだ」

「可哀想やと? 何をふざけた事くっちゃべってんねん! ええからさっさと離しいや、くそ(アマ)ァ!」

「今の私の遺憾な気持ちが分かるかい? 分からんか。それじゃあ、もう帰るけど、私は親切だから教えてあげるね」

 

 にこり、と努めて優しい笑顔を浮かべる。

 

「伏黒甚爾は三日は帰ってこない。ここはガキが遊びにきて良いほど暇じゃねえんだよ、とっとと去ねや」

 

 あ、恵くんと津美紀ちゃんは別だよ。

 

「こんっのアマァ!!」

 

ゴキッ

 

「あ」

 

 怒りに我を忘れるとはこのことなのか。自分がどんな体勢かも忘れ、勢いよく暴れた禪院直哉の肩から、してはならない音が響いた。

 確かに、呪力で強化すれば無傷で振り解くのも可能だろうけど、私相手に力比べ(それ)をするのはバカでしょう……。

 

「ぐっ……!」

 

 腕を抱えて呻いている。悲鳴を上げることもなく、肩を押さえて私を睨みつけてくる。

 立ち上がった彼は私よりも背が高い。やはり随分とプライドが高いようだ。そんなに見下ろされたくないのか。

 

「言っておくが、それ、お前の自業自得だからね。そのまま帰っても良いけど、早めに治したほうが良いよ。医務室、案内してもらったら?」

 

 これ以上視界に入れるのも嫌なので踵を返す。もう何を言われても構うまい。

 

「認めへん……認めへんからな、オマエみたいな女が、甚爾君と同じはずない……!!」

 

 ……あいつは伏黒にどんな幻想を抱いているんだ?

 

◆夏

 

星漿体の任務から一年以上が過ぎた。

ますます反転術式を使いこなした五条は最強に磨きがかかった。

 

その夏は昨年あった災害の影響で人々の心が荒んでいるのか、クソほど呪霊が大量発生して忙しい。元々少ない呪術師で払うため、手の空いている生徒も次々と任務に駆り出された。単独で遂行できる力のある術師は一人で行かせる。

強い術師ほど自然と持久力や体力もあるのでほぼ出っぱなしだ。元々の身体能力が高い私や伏黒など言わずもがな。

 

余りにも忙殺されているからか、たまたま見かけた夏油はどこか塞ぎ込んでいる見える。

五条のバカは相変わらずだけど。あいつに人並みの悩み事があるのか怪しいと思うこの頃。

 

 

任務の合間に休憩室でベンチに座り込んでいる夏油を見かけた。

 

「どうしたの夏油先輩。何か悩みでも? やっぱ最近の激務でストレスが溜まっているか?」

「久しぶりだね、優ちゃん。なに、ただの夏バテだよ」

「そう? アレだったら五条でもサンドバックにする?」

「……また悟に何かされたのかい?」

「何もされてないけど術式のオートマ制御に成功したあのドヤ顔がムカついて」

「普通に理不尽」

「最強ってちやほやされているのをぶっ飛ばしたいと思わない? 私情とかじゃなくて、術師として高みを目指すならやっぱ強い奴と戦って勝ちたいよね。って、これも私情か」

「最強、か。……そうだね」

「そういえば夏油先輩とは本気でやりあったことないね。私としては無数の呪霊を使役する先輩と遠慮なく一戦してみたいな。なんてたってあなたも五条に並ぶ最強(・・)の一角だ」

「はは、買いかぶり過ぎだよ。私ではとても優ちゃんの攻撃は捌ききれないさ」

「体術ならそうだ。でも先輩の本領はそれじゃないでしょう。その気になれば、私が近寄れもぜずに物量で潰すこともできるはずだ」

「一体それを実現するのに私はどれほどの呪霊を使い捨てれば良いのかな?」

「ははは、それはやってみないと分からない。私だって負けるつもりはないから、先輩に正面から勝つなら最後には一匹も残っていないんじゃないかな」

「ふむ、それじゃあ本気の勝負はお預けだね」

「むー、ちょっとは挑発にノってくれても良いでしょー」

 

そうこう雑談しているうちに灰原もやってきた。夏油に憧れているからか、いつもより姿勢もピシッと決まっている気がする。

灰原も交えて三人で会話を続ける。灰原は明日七海とタッグを組んで遠出の任務に当たるらしい。

 

「そうそう、僕の武器ようやく形になったよ! 入学したばかりの頃安藤さんに見せてもらったライフルを参考にして、遠くからでも呪力を飛ばして強力な攻撃が出来るようになったんだ。呪力を飛ばせさえすれば呪具じゃなくても良いからあまりお金かからなかったし。明日初めて実戦投入するんだ!」

「お、いよいよか。試作品を触らせてもらった感じ、かなりレゾナントオルコスの使用感に近付いてたよね。呪具じゃないなら比較的数も揃えられるから出し惜しみしなくて良いね」

「オーダーメイドだから流石に使い捨てにできるほど安価でもないけどね」

「でも高専からも補助金出てるんでしょ? 武器としても汎用性があるし役に立つって実績を作れば大量生産の承認も降りるでしょう。ククク、お主も悪よのう」

「いえいえ、お代官様ほどでは……」

「君たち一体何の話してんの……」

 

妙なノリでの掛け合いに、思わず夏油が突っ込んだ。

灰原が実物を持ってきて夏油に使い方のレクチャーをしたりした。普通の学生だったらどうかと思う話題だけど、高専生ならこれくらいデフォだよね。

 

(ん、足音?)

 

その時、聞きなれない音を耳が拾った。遠くのため普通の人間には聞こえない。私の耳でも僅かな音を拾う程度だ。高専においてあまり聞き慣れない重い足音が私たちのいる建物に近付いてくる。

 

やがて現れたのは高身長に尻の大きい(胸も大きい)女性だった。

 

「君が夏油くん? そちらは……安藤さんだね?」

 

見かけない顔だが、こちらのことを知っているのか。だけど、だけど灰原くんの名前は呼ばなかった。……ということは。

 

「どんな女が好みかな?」

「どちら様ですか?」

「自分はたくさん食べる子が好きです!!」

「私の好みは私です」

 

謎の登場人物の唐突な質問に三者三様の回答がなされた。

え、いや私の回答別に変じゃないでしょ。私の今の容姿は前世のキャストボディを自分ごのみにした容姿を引い付いだものなのだから。

そして夏油に灰原、何だその目は! 聞かれたから答えただけでしょ!

 

夏油が灰原に高度な自虐をした後、女性が用があるのが私と夏油と気付いたからからか灰原は気をきかせて退場していった。

代わりに座ったのは女性、名を九十九由基、なんと特級術師らしい。

夏油いわく、特急のくせに任務を全く受けずに海外をプラプラしているとか、ロクデナシだとか。

 

 

 

 

 

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