呪霊操術の使い方   作:シーボーギウム

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評価おかしい……おかしくない………?
期待に応えれるよう頑張ります(震え声)

投稿が遅れたのは先日狩猟解禁したせいです()


3.最強って言う割には何回か負けてるよねって話

□月△日 晴れ

 

 今日で10歳になった。そして今日で特別二級術師になった。ぶっちゃけ一級相手でも現状圧勝出来るがそこは体裁があるのだとか。

 現状のストックは特級1体、一級8体、準一級13体、二級26体、三級57体、四級227体、蠅頭1393体だ。うーん過剰戦力。因みにこの特級、例の元四級の蛇だ。前はアオダイショウ位の大きさだったのが今じゃ大きめの一軒家位の大きさだ。そしてクソ強い。呑呪蝕霊サイコー!

 この6年で変わったのは使役済みの呪霊でも呑呪蝕霊が可能になったことだ。これは単純に呪力操作がクソムズだっただけだった。野良を取り込ませるのに比べて難易度が倍どころではない程度には違う。順当に行けば高専入学時には特級になれるだろう。

 

 

□月Λ日 曇り

 

 【悲報】ワイ将、五条悟の許嫁になる。

 そうだったね!私五条家の分家だぁ!クソが!

 ふぅ、落ち着こう。日記で荒ぶってもしょうがない。

 

 正直嫌だ。男だの女だのの意識云々の話ではない。そこに関しては自分で決着を付けている。至極単純、五条悟の嫁になりたくない。知ってるか?アイツファンブックで作者に「五条が特定の女性に誠実になるイメージが湧かないです」とか言われてんだぞ!?生みの親にだぞ!?性格だけは持ち合わせないロクデナシの許嫁とかクソオブクソだ。

 

 

□月^日 雨

 

 取り敢えず許嫁云々は呑み込んだ。しかし父に五条悟と結婚する時に五条家に優を連れて行くことを取り付けさせた。なんか渋られたので術式畳み掛けて隙作ってから股間を殴り抜いてやった。その後数発叩き込んだら認めてくれたよ!やったね☆

 

 

□月×日 曇り

 

 五条悟と顔合わせした。いやぁ凄まじいクソガキっぷり。だいぶ調子に乗ってたので優に手伝ってもらって伸びた鼻へし折ってやったぜぇ!

 

 五条悟は将来最強になる。が、残念ながらそれ止まりなのだ。アイツはなんだかんだ甘いし優しい。今はその片鱗すら見えないが、原作での天内への対応を見ればそれが分かるだろう。だから、どうしても自分の懐に大切だと思う人間を作ってしまう。その隙は、恐らくアイツが老衰して死ぬまで無くならないだろう。まぁそこがアイツを魅力的な存在にしているわけだし、数少ない美徳なのだが。その美徳のせいで原作では封印されてしまったわけだ。

 

 

□月◆日 晴れ

 

 特別一級術師になった。早くない?いや確かに結構な数の任務こなしてはいたけどさ。準一級すら飛ばすとは思わなかった。まぁ高専のそれとはシステムがだいぶ違うから不可能ではないのだが。

 そして、優が特別二級になった。分家のクソが優を無理矢理任務に行かせたのだ。しかも対象呪霊の実力を虚偽申請していた。が、その程度でどうこう出来るほど私の優は弱くない。単独、しかも無傷で一級呪霊を殺し切ったことで認めざるを得なくなったらしい。やったぜ。

 実際、優は呪力操作に関しては既に私のそれを遥かに超えている。というか最近模擬戦の勝敗が怪しくなってきた。今は気合いで全勝しているが、根本的に呪霊操術と雷撃呪法の相性が最悪なのだ。将来は私と優が並んで戦う、なんてこともあるかもしれない。

 

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

 

「あ゛?」

「キレすぎだろ………」

 

 初対面で馬鹿にされたのでちょいと皮肉で返したらコレである。煽り耐性無さすぎない?

 

「短気は損気だぞ」

「うるせぇ」

 

 突如発生する引力。『蒼』か。何か知っていれば対処は難しくない。

 

蟒蛇(うわばみ)

「あ?」

 

 バクンッ

 

 私の言葉に呼応して現れたのは、真っ黒で巨大な蛇だ。私の切り札である。名を蟒蛇。蟒蛇は私を()()()()その場から離れた。無下限の引力を容易くちぎる膂力には、我が呪霊ながら脱帽ものだ。

 

「………めんどくせぇ術式持ちやがって」

「それは私に向けた言葉?それとも蟒蛇にかにゃ?」

「分かれよ馬鹿」

「主語を付けろよ馬鹿」

 

 次の瞬間、蟒蛇が吹っ飛んだ。が、軽傷。『蒼』を利用した高速移動と、呪力で強化した拳による殴打か。まぁ問題無い。今の五条が蟒蛇にダメージを与えるには少なくとも『赫』の破壊力がいる。

 

「威力が足りない。蟒蛇に傷をつけたきゃ反転術式覚えてから出直すんだな」

 

 蟒蛇の頭に乗りながらそんな言葉を投げ付けた。遂に苛立ち過ぎて言葉も返さずに殴りかかってくる五条悟をあしらいながら、この喧嘩の決着を考える。正直、今の私では打つ手が無い。精々呪力切れを待つ位だが、六眼持ちのコイツにそれは期待するだけ無駄だろう。

 

(通りそうな攻撃に関しては殺しかねないし………)

 

 蟒蛇は蛇の呪霊だ。そこの性質を汲み取ってか、呪力を毒に変えて、それを牙から放出出来る。術式とは別で、だ。霧状に出して空気と混ぜ、私は毒の効かない呪霊に守らせて待てば勝てるだろう。今のコイツは毒物にまで術式を適応出来ていないはずだから。

 ただそれをやると高確率で殺しかねない。

 

(それはまずすぎる)

 

 仮にこの歳で五条悟が死んだとしたら一体どれだけの人間が死ぬことになるだろう。正直、かなり終わっている世界が更に終わる羽目になる。

 

(優に手伝って貰うかぁ………)

 

 あの子をコイツに関わらせるのは気が引けるが仕方がない。

 蟒蛇に五条の攻撃を防がせつつ優の居場所に向かう。

 

「優、いる?」

「唯姉様?」

「ちょいと手伝って欲しいことがあるんだけども」

「はい!わかりました!」

「まだ内容言ってないよ………?」

「唯姉様が私に無理な頼みをする訳がありませんから」

 

 信頼深いなー。

 ともかく優を連れて未だ蟒蛇を殴り続けている五条の下へ向かう。

 

「逃げたんじゃなかったのかよ」

「ボキャ貧か?もう少しマシな煽り思い付けよ」

「あ゛ぁ!?」

 

 わぁおマジギレだぁ!

 

「優、あれが無下限と六眼の抱き合わせ。やりたいことは分かるよね?」

「えっと、本当に通用するんですか………?」

「するさ。私の読みが合ってりゃね」

 

 蟒蛇には防御に専念させつつ、私は空中に無数の蠅頭を配置していく。これは言うなれば導線だ。五条へ優の術式を届かせる為の道。間違いなくコイツらは死ぬが、数十匹の蠅頭で幼少期とはいえ五条を倒せるならお釣りがくる。

 

「優、GO!!」

「はい!」

 

 バチィン!!

 

 破砕音にも聞こえる激しい雷撃が優の掌に宿る。乱雑に放たれたそれは私が出した蠅頭に直撃し、他の蠅頭へ連鎖していく。

 

「蟒蛇、戻れ」

 

 渾身の一撃を放とうとした五条を見計らって蟒蛇を消す。空振り。いいね。

 

「まずは、Check」

「はぁ?」

 

 パチンッと指を鳴らす。同時に蠅頭を出来る限り、五条悟を囲むように動かす。そして遂に優の雷撃が無限に衝突した。

 

「無駄なことすんッ!?」

「んで、Checkmate」

 

 五条が倒れた。その身には雷撃がまとわりついている。

 

「防ぎ方が違う。何かしらの方法で避けるか、自身と完全に分離したもので防御すれば、お前は今そうやって倒れて無かったろうよ」

「あ、が………」

 

 雷撃呪法。その最たる特性は()()()()()()()()()。呪力、ないしそれの込められたものやそれによって生み出されたもの、今回なら無限などを通じて、呪力を持つ者をその強さに関係なく感電させる。雷の速度で迫る防御不可術式、それが雷撃呪法だ。

 

「優は呪力量が最低限。それでこの強さだ。ただ真っ直ぐ放つだけならお前は避けただろうけど」

「ク、ソが………!」

「………うん、一応忠告しとくか」

 

 最高に嫌そうな顔をする五条に若干の愉悦を感じながら、顔を覗き込みつつ口を開く。

 

「今回のこれを肝に銘じろよ五条悟。お前は最強だ。()()()()()()()()

 

 そう、最強なだけなのだ。五条悟は無敗じゃない。例えば伏黒甚爾。最終的には勝ったが、一度は敗北した。例えばメロンパン。これに関しては完敗だ。呪霊との連携によって封印されてしまう。

 

()()()()()()()()()。でも今の振る舞いは無敵のそれだ。だから私達に足元を掬われた」

 

 五条悟の内に鎮座する傲り。それは武器になるが、同時に弱点でもある。反転術式を覚えた後ならともかく、今のコイツなら工夫すれば相討ちに持っていける呪詛師は数人は見つかるだろう。

 

「全部疑え、全部怪しめ。で、出来れば手放しに信じられる存在を作れ。まぁ、今は無理だろうけど」

 

 優の手を取って踵を返す。背中に突き刺さる視線が大層鬱陶しかった。

 




※なお、東堂の場合余裕で避ける。

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