ゾイドワイルドクロス アナザーZERO   作:オーガスト・アベラス

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 ゾイド、それは銀河の彼方の惑星に生息し、金属の肉体と動物の本能、自ら戦う意思を持つ金属生命体である。
 ゾイドが生息する惑星Ziが滅亡の危機を迎え、そこに住む人類は第二の故郷として地球を目指すが、あるトラブルにより、ゾイド因子が暴走し、それによって不慮のタイムワープを起こし、21世紀の地球に不時着し、地球にゾイドが現れ、ゾイドによる破壊と度重なる地殻変動で地球は一度滅びた。
 ペンダントの力によって突如復活した伝説のビーストライガーを相棒にした少年レオはビーストライガーを復活させた不思議な力を持つペンダントを持ち、地球の未来を左右する謎の少女サリーと共に地球再生のための冒険の旅に出掛けた。


第12話「引キ出セ! 更ナル本能」

 サリーのペンダントを入れた装置によって姿を変えたライガーの身体は後ろ足の部分にアーマーが無く、アーマーの色はかつてのビーストライガーのような白いカラーリングではなく、少し地味な色合いになっていた。それを見たレオは、

 

 「ライガー……ライガーなのか?」

 

 復活したライガーの姿にレオだけでなく、サリーたちも驚きを隠せないでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 共和国軍野営基地、ステゴゼーゲ改はドライパンサーとの戦闘で傷付き、立つことすらままならくなった。

 

 「ぐっ!」

 

 「ふっ、どうやら今度は俺の勝ちのようだな!」

 

 とどめを刺そうとフォックスに歩み寄るドライパンサー。3連サイレントガンで狙いを定めたその時、ディアス中佐のトリケラドゴス改が現れ、ドライパンサーに砲撃した。

 

 「ぐっ! 新手か!」

 

 「大丈夫か? ツガミ大尉。」

 

 「ディアス中佐!」

 

 「遅れてすまない。敵は?」

 

 ディアス中佐が目を離したその時、突然、ドライパンサーが突進し、ステゴゼーゲ改の横に飛ばされたトリケラドゴス改に3連サイレントガンを放った。

 

 「ふん、油断大敵だな! ここで終わりにしてやる!」

 

 その時、突然、何者かがドライパンサーにA-Z対空速射砲を放ってきた。

 

 「な、何だ!?」

 

 対空速射砲を放った場所から黒いゾイドがドライパンサーに突っ込み、突進してきた。現れたのは共和国のエンブレムが貼られ、背部に大型のブースター、A-Z対空速射砲、両足にA-Z10連装マニューバミサイルポッド、尻尾にA-Z小型ビームキャノンを装備した黒色をしたパキケドスだった。それを見たツガミ大尉は、

 

 「あのパキケドスは!」

 

 「ちっ、新手か!」

 

 ドライパンサーは3連サイレントガンを放とうとするが、パキケドスの女性ライダーは音は聞こえずとも、サイレントガンの僅かな動きに反応してすかさず、先に対空速射砲を放ち、ドライパンサーは3連サイレントガンを放てず、攻撃を喰らう。

 更にパキケドスはマニューバミサイルポッドを撃ち込んだ。ミサイルは全てスモーク弾でドライパンサーの周囲が一気に煙に覆われた。 パキケドスはA-Z対空速射砲をドライパンサーに撃ち込む。 ドライパンサーはそれを回避しようとするが、スモークでパキケドスの位置が正確にわからないため、回避出来ず、全て直撃してしまう。

 

 「何だ! あのパキケドスは!? まさか、新型か? これ以上戦闘を続けたらこっちが不利になりそうだな。仕方ない。」

 

 戦闘の継続は不可能と判断したスピーゲル中佐はサイレントガンで足元を撃ちまくり、立ち上る土煙に紛れ、ドライパンサーはその場を後にした。パキケドスのライダーはディアス中佐とツガミ大尉と通信を開き、

 

 「大丈夫ですか? ディアス中佐! ツガミ大尉。」

 

 それを聞いたツガミ大尉はまるで聞いたことがあるかのような表情をし、

 

 「き、君は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 廃れた街に休息している中、ジェノスピノが何かに反応し、それに気付いて目を覚ましたセードは、

 

 「ほう、連中がこちらに近付いてきたか……ネオヘリックに向かうまで、ちょいと遊んでやるか。」

 

 

 

 共和国首都に向かうファングタイガー改率いるジェノスピノ護衛部隊、兵士は通信でアルドリッジとコンタクトを取り、

 

 「少佐、ホントによろしいのですか? ジェノスピノと合流せずにネオヘリックに向かうと……」

 

 「もう奴は私の指揮に従うつもりはない! ならば、奴より先に共和国首都に向かって制圧してやる! そして、私はシーガル准将と共に共和国を滅ぼした帝国の英雄になってやる! 者共、私に続け!! 共和国首都に向けて進軍するのだ!」

 

 その時、突然、護衛部隊のキャノンブルが何者かの砲撃を受けて破壊された。

 

 「何だ! 何が起こった!?」

 

 そこへ現れたのは何とジェノスピノだった。それを見たアルドリッジは驚愕し、

 

 「な、何!? 貴様、なんの真似だ!!」

 

 「いや。なに、貴様らが本当に俺たちの護衛を務められるかどうか確かめたくてな。 ネオヘリックに到着するまで、俺とジェノスピノの遊び相手になってくれないか?」

 

 「何! 貴様、帝国を裏切る気か!?」

 

 「何度も言ったが、俺は自由にやる身だ。貴様らのやることなど、俺には関係ない。俺はただ、こいつと共に自由に戦う、それだけだ!

 まあ、どちらにせよ、ネオヘリックは潰してやるから、文句はないだろ? ただ、貴様らの出番はここで終わりだがな!」

 

 「くぅ~! おのれ、貴様~!!」

 

 逆上したアルドリッジはタイガー改で、そのままジェノスピノに突っ込むが、ジェノスピノは赤子の手をひねるかのように前足でファングタイガー改を投げ飛ばし、護衛部隊にはA-Zロングキャノンを放ち、反撃させる隙を与えず、次々と撃破していった。一瞬で壊滅したジェノスピノ護衛部隊を見たセードは呆れた表情で、

 

 「やれやれ、まさか、こんな呆気ないものだとは……この程度で、俺たちの護衛を務めようなどと、笑わせてくれる。

 これだから、帝国はいつまで経っても共和国に勝てないんだよ! 行くぞ、ジェノスピノ。」

 

 護衛部隊を壊滅させたジェノスピノはそのままネオヘリックに向かって進軍した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネオ・ヘリック・シティ作戦本部

 

 「先程、偵察部隊からの報告によると、ジェノスピノは601平原を進攻している途中、護衛部隊を壊滅し、再び進攻していったとの報告です!」

 

 それを聞いたギャレット大将は、驚きを隠せないでいた。

 

 「護衛部隊を壊滅? 一体どういうことだ?」

 

 「モザイクを壊滅し、601平原にある都市で停止した後その場を通りかかった護衛部隊と交戦に入り、全滅させたとのことです!」

 

 「一体何故だ? まさか、ジェノスピノがライダーの操縦を無視して、勝手に動いたとでも言うのか!?」

 

 「確認は取れませんが、恐らくその可能性はあるかと……」

 

 「そうか……ところで、ジェノスピノがネオヘリックに着くまでには後どれぐらいかかる?」

 

 「現在の進攻状況と移動速度から推定すると、後11時間になります。このまま直進すれば、主武装のA-Zロングキャノンがネオヘリックを射程圏に収めるのは……」

 

 「早ければ、明朝ということだな。」

 

 「はっ!」

 

 「首都全域に緊急避難命令は?」

 

 「この進撃速度だぞ! 何処に逃げ場があるというのだ?」

 

 「帝国との交渉で、進撃を止められる可能性は?」

 

 「極めて低いでしょう。ジェノスピノは帝国軍の統制を離れた反乱部隊とされています。

 ましてや、今回のジェノスピノの行動でそれが証明されています。交渉が通じるとは思えません。」

 

 「ならば、直ちに攻撃を!」

 

 「ジェノスピノの通過予想地点で、我が配下の首都防衛隊が防衛ラインを構築中です。

 戦力の逐次投入は避けるべきかと……」

 

 「703平米の鮟鱇にかかるフロストブリッジ……首都を目指すなら必ずここを通るというわけだな。」

 

 「勝算はあるかね?」

 

 「うん……」

 

 「閣下!」

 

 その時、1人の兵士がギャレット大将に耳越しで何か伝える。それを聞いたギャレット大将は、

 

 「何!? 直ぐに繋げ!」

 

 

 そんな時、共和国司令部に通信が入る。ギャレット大将たちの元に映像が入る。

 通信の主は金髪にスラリとした女性将校のシェリー・ハント大佐で、その隣にはハント大佐に負けず劣らずのクール系でロングな黒髪をした美人のリズ・ロックバーグ中尉が同行し、その2人の横にはディアス中佐とツガミ大尉がいた。

 

 「ギャレット大将。」

 

 「おお~、ハント大佐。 もうそこに着いていたのか!」

 

 「ギャレット大将の指示通り、ディアス中佐の待機している基地に到着し、只今軍を整えているところです。」

 

 「そうか……ところで新たな戦力とは一体なんのことだ?」

 

 ギャレット大将の疑問にディアス中佐が口を開き、

 

 「はっ! その件については私が説明致します! 実はこの程、ハント大佐と合流する前に帝国軍の飛行ゾイドを戦力に迎えました。」

 

 「お〜!」

 

 「赤いスナイプテラに2体のクワーガ、まさか……」

 

 「赤き死神、帝国軍のエース、ギレル少尉とその部下にして赤き死神の鎌であるバスキア兄妹の専用機です!」

 

 映像にはギレル中尉とバスキア兄妹が映り、ギャレット大将たちにさりげなく笑顔を交わした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 モザイクから離れた共和国軍の野営基地、サリーはペンダントの力で不完全ながらも復活したライガーの姿を見て、安心していた。

 

 「良かった、ホントに良かった。」

 

 「にしても、どういう理屈で復活したんだ。大体そのペンダントは一体なんだ? 奇跡でも起きたのか?」

 

 「詳しいことはわからないけど、このペンダントには端末を作動させるために多くのゾイド因子が詰まっています。 そしてゾイド因子には本来ゾイドの自然治癒といった力が備わっていたとお爺さんから聞いたことはあるけど……」

 

 「あの傷からあんな一瞬でビーストライガーが復活するなんてね。」

 

 「確かこいつがサリーのペンダントのおかげで復活したり、進化した時だったか……あれと似たような感じだろうから、特に驚かねぇけど、最初に復活した時は紅蓮色のワイルドライガーだったはずだ。 けど、今のこいつは随分地味な色合いだな。」

 

 「何それ!聞いてないわよ!そこのとこもっと詳しく!」

 

 アイセルたちの会話を他所に、レオはライガーに手を触れて対話を行う。

 

 「ああ。わかった、そうだよな。」

 

 「レオ?」

 

 「ライガーと話をしているの?」

 

 「ああ。」

 

 「何て言ってるの?」

 

 「今のままじゃダメだって。もっと強くなりたいって。」

 

 驚く一同に、レオはさらに言葉を加える。

 

 「今の俺とライガーじゃ、ジェノスピノには太刀打ちできない。だから俺はライガーをもっと強くしてやりたい!」

 

 ガオォ~!!

 

 レオの言葉に応えるように咆哮を上げるライガー、

 

 「驚いたわね。ゾイド自ら強くなりたいって……」

 

 「武装を強化するってことか?」

 

 「ああ、そうだ!」

 

 ライガーの武装を強化するという話にサリーは、

 

 「だったら、私にも手伝わせて!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ディアス中佐たちのいる共和国軍野営基地、

 

 「しかし、驚きました! まさか、ハント大佐とロックバーグ中尉が我々の部隊に加わってくれるとは!」

 

 「ジェノスピノが急速に共和国首都に向けて進軍しているため、新たな戦力拡大のためにギャレット大将からの命令で、私とロックバーグ中尉がジェノスピノが首都周辺に迎え撃つための部隊として、クライヴの部隊に加わることになったの!」

 

 「そして、その戦力があの新型のパキケドスというわけか。」

 

 ディアス中佐の問いにロックバーグ中尉は口を開き、

 

 「機体名パキケドスBR。 以前私が乗っていたパキケドスをギャレット大将の要請で、対ジェノスピノ戦として、帝国軍最強機体ファングタイガー改、ハンターウルフ改の戦闘データを元にそれを上回るための性能として、共和国の軍事科学顧問の協力もあって改造したゾイド。

 本来なら、私がパキケドスに乗って、ハント大佐と共にジェノスピノ迎撃のための指揮を取るはずだったけど、まさか、赤き死神の異名を持つ帝国軍の将校が共和国軍の軍門に下るとは思わなかったわ!」

 

 「軍門に下ったのではない! ジェノスピノを使った帝国の反乱者を倒すために共和国に協力したのだ!」

 

 「ジェノスピノのライダーはファングタイガー改で我々共和国軍を苦しめた悪魔、セードのため、今のジェノスピノはかつてゾイドクライシスで世界を壊滅させた時より強力になっているらしい。

 そこで、奴をよく知っているギレル中尉の指揮の元、私が彼のスナイプテラに乗り、同じく彼の部下のバスキア少尉たちと共にジェノスピノを迎え撃ち、体力を消耗したところで、一気に叩くというものだ。」

 

 「クライヴがスナイプテラに? じゃあ、その代わり、トリケラドゴス改は私に乗らせて構わないかしら?」

 

 「えっ、しかし、あれは……」

 

 「元々トリケラドゴスは私のゾイドよ! それにそのトリケラドゴスに怪我させたのはあなたのせいでしょ? その責任は取ってもらうわよ!」

 

 「いや、しかし……」

 

 そのやり取りにロックバーグ中尉はため息をつき、

 

 「大佐! おふざけはそれくらいにしてください。」

 

 その時、ツガミ大尉は耳越しでディアス中佐に、

 

 「中佐、今回の作戦に私も加わらさせてください

!」

 

 「それは出来ない! 今度の作戦にはジェノスピノを翻弄しやすいようにように空戦型ゾイドを選んだのだ。

 ましてや、君のステゴゼーゲ改は陸戦型ゾイドだ。下手したら、モザイクの二の舞になってしまう。」

 

 「しかし……」

 

 「大丈夫だ。ジェノスピノが怯んだ後に命令を下す! それでいいだろ?」

 

 「は、はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アイセルのもとにディアス中佐から通信が入る。

 

 「作戦開始時間は明朝6時、703ベイ、フロストブリッジ付近において首都防衛隊の主導でジェノスピノへの大規模反攻作戦を実施する。

 持てるゾイドの総力を結集して、首都への侵攻を食い止めろ!」

 

 「了解!こちらもできる限り速やかに合流します!」

 

 レオたちはは強くなりたいというライガーの思いを汲み、サリーとバズ、アイセルはラプトリアに乗って、戦闘後廃墟と化したモザイクで武装を探し始める。

 

 「武器なら、色々ありそうだな!」

 

 「これも使えそう!」

 

 そんな中、レオはどうしても見つけたいものを探しているかのように辺りを見渡していた。それを見たサリーは、

 

 「レオ!」

 

 「確か、この辺りのはずなんだ。」

 

 「あ、もしかして、あれ!」

 

 サリーが何か見つけように指差し、レオがそこに駆けつけ、掘り起こすとジェノスピノによって引き剥がされたビーストライガーのタテガミクローがあった。

 

 「ああ! あった! ありがとう、サリー。 こいつをどうしても見つけてやりたかったんだ。」

 

 サリーの助力により目当ての装備を見つけることができたレオ。そして、掘り起こした全ての武器でライガーの武装強化のための改造が行われた。

 レオがライガーに手を触れると、何もなかった場所からハードポイントが出現。更に折られたタテガミクローを溶接、サリーも武器の取り付け作業を行い、バズは作業を行うレオたちに差し入れを運んだ。

 その横には対ジェノスピノ戦のために備えて、バーンはフォックスのメンテナンスと装甲の強化に当たった。

 

 「よし、これで完成だ。」

 

 サリーたちの協力により武装強化されたライガー。機動力を生かした格闘戦を得意とするライガーには珍しいハリネズミ状態の砲撃戦仕様になった。

 

 ガオォ~!!

 

 武装強化に喜ぶように咆哮を上げるライガー、

 

 「ちょっと重かったかな?」

 

 「かなりの重装備には違いないぜ。」

 

 「でも、とっても強そう!」

 

 「ま、悪くないんじゃないか?」

 

 「さあ!ここから先は戦場よ!レオ、バーン、あなたたちの力を貸して!」

 

 「よし! 行くぞ、ライガー!!」

 

 「もう一度、俺たちの力を見せてやろうぜ!フォックス!!」

 

 戦いの準備は整い、打倒ジェノスピノに向け、レオたちはは首都を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 再びディアス中佐たちのいる共和国軍野営基地、そこではギレル中尉のスナイプテラの両翼に大型ライフルを装備させる改造を行っていた。

 

 「突貫工事にしては上出来だ。これなら運動性にも影響を与えず、正確に射撃できるだろう。」

 

 2人の元にバスキア少尉が現れ、

 

 「ギレル中尉、只今帝都にいるプライド閣下から通信が来ました! シーガルらの反乱を帝国議会は認めたそうです!」

 

 「そうか、ご苦労。」

 

 「ホントに私が乗ってもいいのか? 寧ろ赤き死神の異名を持つ君が乗った方が適任と思うが……」

 

 「さっきも言ったが、俺が表に出ると、色々と面倒になる。寧ろ共和国軍のあなたが乗った方が何かと都合がいい。」

 

 「今後の君の身の振り方は君自身に委ねる。観戦武官を気取りたいなら、私の部隊についてくるといい。」

 

 「そうさせてもらう。共和国軍のエース殿がスナイプテラを如何に乗りこなし、私の部下と連携を取れるのか、この目で見定めたいのでな。」

 

 「ふっ、ところで、セードはホントに誘いに乗って来るのか?」

 

 「ああ、奴に取っては、戦場のみが生きがいとなっている。ましてや、ジェノスピノを手に入れたともあれば、奴はもう完全に戦うことしか能がないだろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネオヘリックに向けて真っ直ぐ進軍するジェノスピノ、コクピットに反応があるのを見たセードは、

 

 「この先、鉄橋付近に敵兵あり……共和国の守備隊か。ようやく本気を出してきたというわけだな!

 このまま真正面からぶつかってもいいが、それだとつまらん。連中がどれぐらいやれるか少し試してやるか……行くぞ、ジェノスピノ!」

 

 ギュオォ~!!

 

 セードの言葉に従って咆哮を上げるジェノスピノ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネオヘリックに近い鉄橋の付近で、行軍を続けるジェノスピノを迎え撃つ構えの共和国軍守備隊。

 

 「各部隊配置に付きました!」

 

 「うん! ジェノスピノがフロストブリッジに接近する前に一斉射撃! 止まらなければ橋ごと爆破しても構わん!

 もし万が一海中を進んでいった場合は海辺に待機しているガブリゲーター、ガノンタス隊で迎え撃て!」

 

 

 ギャレット大将は野戦基地から指示を飛ばす。しかしその時、通信兵から報告があった。

 

 「偵察部隊より報告! ジェノスピノは鉄橋を避け、真っ直ぐに首都に進行中!」

 

 「何!?」

 

 「陸路ではなく、海上を進んでいます!」

 

 

 

 

 

 

 ジェノスピノは鉄橋を避け、そのまま海中を難なく泳いだ。

 

 「ふん、鉄橋を渡る等というめんどくさいことをやると思っていたのか! ましてや、鉄橋に爆弾を仕掛けていることも見え見えだ!」

 

 映像を見たギャレット大将は、

 

 「奴め、我々の作戦に気付いたのか!」

 

 「閣下!」

 

 「やむを得ん! 直ちに上陸予定地点の予備隊のガブリゲーター、ガノンタス隊に砲撃命令! 本隊も直ちに急行!」

 

 「了解しました!」

 

 

 

 

 

 

 上陸地点のガブリゲーター、ガノンタス隊が一斉に海上を進むジェノスピノに砲撃するが、うんともすんともいわない。ガブリゲーター隊は海中に潜り、ジェノスピノに水中魚雷を放つ。

 しかし、ジェノスピノはびくともせず、A-Z魚雷ランチャーを撃ち込み、一体一体正確に共和国のガブリゲーターを撃破していった。

 

 「ガブリゲーター隊沈黙!」

 

 「ガノンタス隊は引き続き砲撃! 本隊は上陸地点に急げ!!」

 

 

 上陸予定地点のガノンタス隊は追加武装の火器でそのまま水中のジェノスピノに砲撃し、続いて本隊であるトリケラドゴス部隊が駆けつけ、ガノンタス隊と共に海上に一斉砲撃した。

 

 「ふっ、どうやら狙い通り、一ヶ所に集まってきたようだな。ジェノスピノ、プランBに移行する!」

 

 セードの命令を聞いたジェノスピノは海中に潜行し、海上に浮かぶジェノソーザーが水中に沈んだ。

 

 「ジェノスピノ、海中に潜行!」

 

 「何!? どういうことだ? 上陸するんじゃないのか!?」

 

 

 海中に潜行したジェノスピノは真っ直ぐ岸壁に向かって泳いでいった。 ジェノスピノは岸壁にA-Z魚雷ランチャーを何発も撃ち込む。

 ジェノスピノの魚雷で岸壁に大きな穴が開き、岸壁に着いたジェノスピノは岸壁に頭をぶつけ、前足で岸壁を削っていった。

 そして海上からは巨大な水しぶきを出し、暫く海上は静かになった。

 

 「反応…消失!」

 

 「何だと!!」

 

 「閣下……」

 

 「本隊と守備隊はそのまま待機し、引き続き警戒に当たれ!」

  

 「はっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 レオ一行はジェノスピノの待つ戦場へ急行する。

 

 「油断するなよ!」

 

 「わかってる!」

 

 バーンがそう言った瞬間、一行を砲撃が襲う。

 

 「何だ! 一体何処から?」

 

 その時、黒い影がライガーに襲いかかってきた。すかさずフォックスはソードオフショットガンを放ち、黒い影はそれを回避し、レオたちの前に立ちはだかった。現れたのはスピーゲル中佐の操るドライパンサーだった。それを見たアイセルは、

 

 「Z-Oバイザー……てことはあれは帝国軍の新型ゾイド!?」

 

 「ここは俺とフォックスに任せろ! レオ、お前は先に行け。奴を絶対に止めろ!」」

 

 「わかった!」

 

 バーンの言葉を信じ、レオとライガーはドライパンサーを避けて先に進んだ。

 

 「させるか!」

 

 ドライパンサーは先に進ませるかと言わんばかりにライガーに攻撃を加えようとするが、フォックスがショットガンでそれを防いだ。

 

 「何処を見ている? お前の相手はこの俺とフォックスだぜ! オペレートバイザーなら帝国軍に違いないが、お前は初めて見るゾイドだな。」

 

 「ふん、貴様が例の裏切りのガトリングフォックスか。あの時、下手な真似しなけりゃ、こうならなかったのに。」

 

 「悪いが、これが俺の生きる道だ。てめぇらと一緒にして欲しくないぜ!」

 

 「私も手伝うわ!」

 

 「おいおい、いくら共和国軍だからって、そのラプトリアじゃぁ……」

 

 「ちょっと! 失礼じゃない! こう見えても私のラプちゃんは優秀なの! そんじゃそこらのラプトリアと一緒にしないで!!」

 

 「御好きにどうぞ!」

 

 「裏切りの帝国ゾイドと共和国ゾイドが相手か。ふっ、どうやら、このドライパンサーの性能を再び見せられそうだな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上陸地点で、守備隊のガノンタス隊と本隊のトリケラドゴス隊は警戒を続けたが、未だにジェノスピノが現れる様子はなかった。

 

 「反応は?」

 

 「いえ、全く。」

 

 「一体どういうことだ? 今さら襲撃を止めたとは到底思えんが……」

 

 その時、上陸地点の地面の温度が急上昇し、まるでマグマが流れ込むかのように地面が溶けていき、ガノンタス隊、トリケラドゴス隊の足も溶解し、地面が溶岩のような状態になり、ガノンタス隊、トリケラドゴス隊が次々と蟻地獄のように溶けていく地面に沈んでいった。

 

 「地面の温度が急激に上昇! 1000度、2000度、3000度以上になっています!」

 

 「一体何が起こっている!? 近くに火山がないというのに!」

 

 全てのガノンタス隊、トリケラドゴス隊が沈んだ後、突然沈んだ地面から強烈な炎が放たれ、同時に真っ二つに引き裂かれたトリケラドゴス隊が現れた。

 

 「ジェノスピノ、兵器 解放! マシンブラストー!!」

 

 炎の中からジェノソーザーが現れ、火炎放射を放ったジェノスピノが現れた。それを見たギャレット大将と配下の将校は驚愕した。

 

 「何だと!?」

 

 「馬鹿な!」

 

 「奇襲成功だな!」

 

 「まさか、ジェノソーザーで地面を掘り進んでいったのか! しかし、どうやって地面をマグマのように溶かしたのだ!?」

 

 「これを御覧ください!」

 

 将校が見せた映像にジェノスピノの火炎放射の温度が出された。

 

 「ジェノスピノの火炎放射の威力は5000度以上と推定されます!」

 

 「何!? まさか、奴は太陽の表面温度に匹敵するパワーを持っているとでもいうのか!?」

 

 ジェノスピノのコクピットの中でセードは首をカクカクし、

 

 「ふぅ、ようやく本気を出してきた共和国の連中の実力を試すために少しやり方を変えたが、まさか、こうもあっさり決着がつくとはね……

 正直がっかりだが、ま、これで楽に共和国首都に迎えるということだ。行くぞ、ジェノスピノ!」

 

 ギュオォ~!!

 

 咆哮を上げるジェノスピノ、その時、セードは背後に気配を感じて振り返る。

  

 「ん?」

 

 するとその瞬間、遥か後方上空から赤いスナイプテラと2体の赤いクワーガと青いクワーガが急接近し、ジェノスピノに爆弾を投下した。

 

 「あれは……」

 

 

 

 同じく基地の映像でその様子を見ていたシーガル准将は、

 

 「ギレルめ! 裏切ったのか! 通信を繋げ!」

 

 通信を開いたのはディアス中佐だった。

 

 「こちらは共和国軍、ディアス中佐だ!」

 

 「なっ!クッ……」

 

 シーガル准将は驚きを隠せない。

 

 「聞こえるか? シーガル准将。 貴様らの反乱は帝国議会で明るみに出た。ギレル中尉は帝国を代表して我々の味方に加わった。これ以上戦闘を続けるなら、帝国の歴史に泥を塗ることになるぞ!」

 

 「私が帝国の反乱者だと!? ふざけるのもいい加減にしろ!」

 

 「残念だが、貴国の摂政殿が帝国議会に報告したとの情報があった!」

 

 「馬鹿な! 私の出世を約束したプライド閣下がそんなことする訳がない! 共和国の犬がいい気になるな! アルドリッジ少佐とスピーゲル中佐は何をやっている!!」

 

 「それが通信を開いても全く応答がありません!」

 

 「ぬぅ~!」

 

 ディアス中佐はジェノスピノのコクピットにも通信を開いた。

 

 「ジェノスピノのライダー、応答せよ!これ以上前進するなら、空から容赦なく叩き潰す!」

 

 「ふん、それを聞いて大人しく引き下がるなら、最初から攻撃するわけがないだろう! 面白い、ネオヘリックに着くまでの遊び相手に付き合ってもらうぞ!」

 

 ジェノスピノは頭部のキャノン砲をスナイプテラに放った。ジェノスピノのキャノン砲を回避し、追加武装の二連装キャノンを打ち込むスナイプテラ、ジェノスピノとすれすれのところまで接近し、噛み付く攻撃を回避。

 しかし、ジェノスピノは火炎放射を周囲に放った。強烈な火炎放射で中々近付けず、火炎で狙いが定まらないディアス中佐、更にジェノスピノは炎の中に紛れて頭部のキャノン砲を放ち、スナイプテラはそれを回避するも更にジェノソーザーも襲いかかってきた。

 直撃しそうになるも、何とかすれすれで回避するスナイプテラ、

 

 「やはり、恐るべき相手だ!」

 

 「どうした、 その程度か?」

 

 その時、クワーガファイアボンバーとクワーガスカイステルスもスナイプテラの援護のために再び爆弾を投下した。

 

 「ディアス中佐、援護します!」

 

 「感謝する。」

 

 「3対1か……少しは楽しめそうだな。」

 

 「ディアス機を援護!攻撃を続行だ!」

 

 好機を見出したギャレット大将が叫ぶ。守備隊のガノンタス隊とトリケラドゴス隊はジェノスピノに砲弾を降り注いだ。

 

 「それで良い。」

 

 ディアス中佐の乗るスナイプテラもバスキア兄妹の乗るクワーガと共に上空から連続してジェノスピノに砲弾の雨を降らせる。

 

 

 「このまま奴を空中戦で釘付けにし、戦闘を長引かせて奴の体力を消耗してやる。」

 

 「ふん、だが、先に体力が尽きるのはどちらかな?」

 

 ジェノスピノは砲撃するスナイプテラとクワーガ2体に火炎放射を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジェノスピノを目指して駆けるライガー。市街地を通過中、いきなり砲撃を受ける。

 

 「うわぁっ! 今のは……」

 

 その時、市街の瓦礫ならファングタイガー改が現れ、ライガーに襲いかかってきた。ライガーは咄嗟の判断でタイガー改の攻撃を避けた。

 

 「あれは、ファングタイガー改! でもセードはジェノスピノに乗っているはず。 一体誰が……」

 

 「けっへっへっへ! 久しぶりだな。 小僧! 暫く見ないうちにライオン種は随分みすぼらしくなったじゃないか!」

 

 「その声はアルドリッジか!」

 

 「あの小僧とジェノスピノのせいで、私の部隊は全滅したが、まだ私は諦めんぞ!

 シーガル准将と共にファングタイガー改のライダーとして共和国を滅ぼした英雄としてこの俺の名を永久に歴史に刻まれるために共和国を私の手で壊滅させてやる!

 だが、その前に小僧! あの時に受けた屈辱を晴らしてやる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 鉄橋付近でドライパンサーと戦うフォックスとラプトリア、フォックスはドライパンサーのステルスに苦戦しながらもラプトリアとの連携で何とか互角に戦っていた。

 

 「へっ、随分やるじゃねぇか!」

 

 その時、ドライパンサーのコクピットから通信が入る。

 

 「緊急命令……ふっ、どうやら足止めはここまでのようだな。」

 

 コクピットの通信を見たスピーゲル中佐はサイレントガンで足元を撃ちまくり、立ち上る土煙に紛れドライパンサーはその場を後にした。

 

 「何だったんだ? あいつは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ファングタイガー改はA-Zレーザーガンを放ちながらハイパーブースターど加速し、ライガーに突っ込んだ。セードが乗っていた時のレベルには届かないものの、それでもライガーを上回るスピードでライガーに襲いかかり、突っ込んでは瓦礫の下に隠れ、そこからレーザーガンを放ち、更に別の瓦礫から現れて、襲いかかったり等の繰り返しでライガーを翻弄した。

 

 「くっ、これじゃ、きりがない!」

 

 グルルル……

 

 その時、ライガーが低く唸る。

 

 「ライガー……そうだったな……教えてくれ。お前の本能で!」

 

 反撃は出来ぬものの、ライガーはファングタイガー改の砲撃を次々と回避した。それを見たアルドリッジは少しイラつき、

 

 「ちっ、 ホントに小賢しいライオン種だ! 面倒だ。この際、痛みを感じないほどに一瞬で決めてやる!

 ファングタイガー、兵器 解放! マシンブラストー!! デスファング!」

 

 「そこか!」

 

 「なにっ?!」

 

 レオはライガーの本能に任せて、ファングタイガー改の奇襲を見破り、攻撃を躱すことに成功する。

 攻撃を躱されたことで勢い余ってビルの残骸に突っ込んでしまうファングタイガー改。

 

 「くぅ~、おのれ、貴様~! 今度はなぶり殺しにしてやる~!!」

 

 「俺は負けるわけにはいかない! ライガーのためにも、そしてもう、あんな悲劇をもう一度起こさせたくない!  ウォー!!」

 

 ガオォ~!!

 

 ジェノスピノ戦のことを思いだしたレオは勢いよく叫び、ライガーも同時に勢いよく咆哮を上げたその時、その声に応えるかのように突然目の前に地面からリジェネレーションキューブの端末が現れ、ファングタイガー改は端末が発生するバリアに弾かれ、ビルの残骸に跳ばされた。

 

 「これは……端末! どうしてここに?」

 

 端末はライガーの上空に浮遊し、端末は一気に光輝き、

発生した金色の光にライガーが包まれ、追加装備がパージされていく。機体を光が通り過ぎた時、新たな姿に進化したライガーの姿がそこにはあった。それは帝国軍の兵器ゾイドのような兵器武装された黄金の姿をしたライガーだった。 そこにバズの車も駆けつけ、それを見たサリーは驚いた。

 

 「あれは!」

 

 ライガーの姿が変わった後、端末は再び地面に潜り、元の位置に戻った。

 

 「リジェネレーションキューブの端末が俺とライガーの気持ちに応えてライガーに新たな力を与えてくれたのか!

 いける、これならいける! 行くぞ、ライガー! 

 

 ガオォ~!!

 

 「ライガー、進化 解放! エヴォブラストー!! ライジング……ガン・スラーシュ!」

 

 エヴォブラストした新たな姿のライガーはファングタイガー改に背中の機関砲とブレードのショットで撃ち込んだ。ファングタイガー改はその砲撃に直撃しながらも、それに耐え、そのまま突っ込んだ。

 

 「なっ! 己れ、舐めるな~!! デスファング!」

 

 「ライジングバーストブレイク!!」

 

 空中で交わるニキの高速戦闘ゾイドの刃。一瞬の後にファングタイガー改のツインドファングは両断されて宙を舞い、無傷の勝者と手負いの敗者で明暗が分かれた。

 

 「そ、そんな! この私とファングタイガー改が、馬鹿な~!!」

 

 アルドリッジの叫びと共にファングタイガー改はそのまま倒れた。

 

 「よし、次はジェノスピノだ! 行くぞ、ライガー!!」 

 

 ガオォ~!!

 

 勝ちどきを上げるかのように思いっきり咆哮を上げた新たな姿のライガーはそのままジェノスピノのいるところに走っていった。

 そこに少し離れた市街地の瓦礫の中に一体のゾイドがその様子を観戦していた。スピーゲル中佐の乗るドライパンサーだった。

 

 「ほぅ、あのファングタイガー改を敗るとは! あのライガー、随分やるようだな。 だが、今度は私のドライパンサーが相手をしてやる!」

 

 そう言い、スピーゲル中佐はドライパンサーと共にその場を立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ジェノサイドクラッシャー!」

 

 ジェノソーザーを回避し、クワーガファイアボンバーやスカイステルスと共にジェノスピノに砲撃を加えるスナイプテラ、しかし、セードはジェノスピノと共に疲労する様子が全く見えない。

 

 「くっ、なんて奴だ! これだけ戦ってしかもマシンブラストも連続で使用しているにも関わらず、ピンピンしているとは!」

 

 クワーガファイアボンバーとスカイステルスが得意のコンビネーション攻撃を繰り出すが、ジェノスピノに決定的なダメージを与えられなかった。

 

 「くっ!」

 

 「空中戦なら、流石のジェノスピノでも太刀打ち出来ないとでも思っていたのか! 残念だが、これだけの装備があれば、飛行ゾイド等対したことない!」

 

 ジェノスピノは空中や地上にも火炎放射を放ち、共和国軍も中々手出し出来ないでいた。

 

 「くそ、空中戦ゾイドが相手でもこれだけ戦えるとはなんて奴だ!」

 

 その時、ディアス中佐が前を見ると、既に目の前にジェノソーザーが襲いかかってきた。

 

 「しまった!」

 

 「ゲームオーバーだな!」

 

 「ディアス中佐!」

 

 「ウワァー!!」

 

 To be continued




 次回予告

 レオの思いとリジェネレーションキューブの端末の力が合わさり、野生と兵器の両方の力を持つ新たな姿に転生したライガー。
 アルドリッジのファングタイガー改を倒した後、ジェノスピノの元に向かうが、セードとジェノスピノはネオヘリックの目前にまで迫っていた。
 レオとライガーは間に合うのか? そして、セードとジェノスピノを止められるのか!?

 次回「転生!! ライジングライガー!」

 走り抜け、ライガー!!
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