ゾイドワイルドクロス アナザーZERO   作:オーガスト・アベラス

68 / 86
 ゾイド、それは銀河の彼方の惑星に生息し、金属の肉体と動物の本能、自ら戦う意思を持つ金属生命体である。
 ゾイドが生息する惑星Ziが滅亡の危機を迎え、そこに住む人類は第二の故郷として地球を目指すが、あるトラブルにより、ゾイド因子が暴走し、それによって不慮のタイムワープを起こし、21世紀の地球に不時着し、地球にゾイドが現れ、ゾイドによる破壊と度重なる地殻変動で地球は一度滅びた。
 サリーという謎の少女が持つペンダントの力によって復活し、更に進化を遂げた伝説のライジングライガーを相棒にした少年レオは強敵セードとジェノスピノを打ち破り、更にはジェノスピノ以上の力を持ち、その後は帝国の反乱組織真帝国を壊滅させた。
 しかし、密かに帝国を牛耳り、帝国の反乱を引き起こしたゼロメタル帝国の神官プライドが遂にゼロメタル帝国の絶対神にして皇帝であるデスザウラーの分身、ディアベル・ギャラガーと古の皇帝龍ゼログライジスを復活させてしまい、更に帝国のマクラマカン大佐のクーデターによって新たなる帝国、神聖ゼネバス帝国をも誕生させてしまった。
 更なる絶望を迎えたレオはゼロメタル帝国にどう立ち向かうのか!?


第68話「決戦! メタルレイザー」

 旧帝国軍の最大戦力であるハワード宰相専用のインペリアルナックルコングに搭乗したシーガル中佐率いる旧帝国軍の残党が神聖ゼネバス帝国の大神官プライドが操る神聖ゼネバスの新たな戦力にしてゼログライジスの使徒であるデスレックスフレイムにより壊滅したことは、神聖ゼネバス内だけでなく、共和国やデュークナイツにも知れ渡り、更なる局面を迎え入れた共和国は神聖ゼネバス帝国に対抗するためにアドリア王国との軍事同盟を結ぶための交渉に向かった。

 

 アドリア王国の将軍ロボットやその他のアドリア王国の議員たちは、大の人間嫌いで、共和国との軍事同盟は断固拒否をシーザーに求めたが、シーザーとゼオルの必死の説得により、渋々応じ、ニューホープ似て、共和国大統領クレストウッドとアドリア王国国王シーザーによる同盟の交渉が行われ、遂にその同盟が結ばれた。

 だが、その一方で、シーガル中佐率いる旧帝国軍がデスレックスフレイムによって壊滅したことは、旧帝国皇帝フィオナとその宰相ハワード、そしてコリンズ中将にとっては、共和国以上にこの上ない悲報だった。

 

 「壊滅! 我が帝国軍が誇る全てのゾイドがか!?」

 

 「はい、シーガル中佐の乗った宰相のインペリアルナックルコングも含めて。」

 

 「なんて無茶する男だ。」

 

 「それで、シーガル中佐はどうなったのですか!?」

 

 心配そうな表情で質問攻めするフィオナに対し、スピーゲル中佐は何とも言えない表情で、

 

 「確認は出来ていませんが、あの状況なら考えて確実には助からないと…」

 

 「そんな…」

 

 「くそ、兄弟とはいえ、あの愚かなシーガル元准将と違って一番信用できるあの男まで失ってしまうとは…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シーガル中佐率いる旧帝国軍をたった一体で壊滅させ、更に旧帝国軍の最大戦力であるインペリアルナックルコングをも瞬殺してしまったデスレックスフレイムが宮殿に戻ろうとした時、その足元には帝国国民が歓喜の声で沸き上がった。

 それはかつてプライドが旧帝国の摂政となって演説を行った時と同等か、それ以上の盛り上がりだった。その様子を宮殿から見ていたマクラマカン大佐とドクターマイルスはもはや、神聖ゼネバス帝国の絶対的優位が崩れないと確信していた。

 

 そして、その一方、ゼロメタル四天王のエンヴィーとグラトニー、スロウスもその様子を見ていたが、面白くなさそうな表情で見ていた。

 

 「けっ、ちょっとばかし、強いゾイドを手に入れたからって、益々増長しやがって! どうせ、絶対神である皇帝陛下の使徒になったとか、どうとか言いふらすつもりだろう。

 気に食わねぇ、親衛隊である俺様たちを差し置いて…」

 

 「ま、あいつがどうしようが、知ったことではないが、せめて、こちらがやりあえる舞台まで奪わないで欲しいな。」

  

 「どうでもいいじゃん。取り敢えず、さっさとあんな雑魚共、蹴散らせばいい問題しゃん?」

 

 「それはそうと、ラスはどうした? 最近、姿を見ないが…」

 

 「ふん、あんなやつ知らん! むしろ邪魔なだけだ。」

 

 「ま、別にどうでもいいけど…」

 

 

 エンヴィーたちのいる場所から離れた場所で、ラスはデスレックスフレイムを冷めたような表情で見ていた。

 

 「自惚れるな、プライド。我々の目的はあくまで古代ゾイド人の国の復興だ。その事を忘れるな。」

 

 

 

 宮殿に入ったプライドはデスレックスフレイムから降り、そこでドクターマイルスとマクラマカン大佐が迎えていた。

 

 「この目でしかと見たぞ。デスレックスフレイムの性能を…未完成とはいえ、まさか、ここまでの力を引き出すとは…やはり、貴様をライダーにして正解だったようだ。流石、我が盟友。」

 

 「最も、あの連中では、遊び相手にもならなかったがな。もっと強い相手と戦わんとせっかくの絶対神の使徒になるべき、私のゾイドの力を存分に発揮できん。」

 

 「それは問題ないだろう。いずれ、ゼノレックスかジェノスピノが相手になることもあるだろう。」

 

 「ジェノスピノか…最近、セードの奴が動かないが、まだ、刺激が足りないのかな?」

 

 「といっても、陛下のゼログライジスにあれだけやられたのです。修理はかなりの困難でしょうし、そもそも我々以外であれを万全な状態に出来る者はいないでしょう。」

 

 「(さて、それはどうかな? いくら、あの愚かなランドの息子とはいえ、あれは私が手塩にかけて育てた道具だ。ゾイドの修理やライダーとしての技量は並外れている上に、口も意外と上手い。

 既に味方もいる可能性もあるだろう。)

 ドクターマイルス、デスレックスフレイムが完成するまで、どれぐらい掛かる?」

 

 「調整は大体済んでるから、遅くても一週間、陛下がゼログライジスと共に繭から出られる期間内には十分に完成するでしょう。」

 

 「デスレックスフレイムの他に用意しているものは?」

 

 「一体は既に完成していて、マクラマカン大佐の乗る個体は最終テストを残すのみとなっています。」

 

 「それでも、デスレックスフレイムが十分に暴れられるようになるまで、後一週間か…あんまり、奴等を退屈させるわけにはいかないし、邪魔な草は早めに摘み取っておかなくてはな。

 完成しているそれを直ぐに出撃させ、四天王にも、残っている旧帝国軍基地を掃討するよう、命じろ。」

 

 「さっそくあれを動かすのか?」

 

 「デスレックスフレイムの完成と陛下が繭から出られる期間内にそいつの性能を見たいからな。期間が過ぎると、そいつの影が薄くなってしまう。

 それに、ライガーのガキ共に、余り考える猶予を与えると色々と面倒だからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 共和国とアドリア王国の軍事同盟結ばれ、共和国は強力な後ろだてを得ることになったが、それでも、レオたちデュークナイツに圧倒的不利のことに変わりはなく、レオたちは戻ったゼオルとギレル少佐、ディアス中佐らと共に再び、ゼログライジスの繭の破壊と神聖ゼネバス帝国を迎え撃つ対策を模索した。

 

 「荷電粒子砲搭載のデスレックスか…まさか、あんなものまでいるとは…」

 

 「見たところ、オメガレックスとは特に変わりのないように見えるが…戦闘力は未だ未知数。」

 

 「奴に対する情報はかなり少ない。奴の性能をもっと詳しく知らなければ、迎え撃つことは不可能だ。」

 

 「この映像から推測すると、あのデスレックスには荷電粒子吸入ファンらしきものは確認出来なかった。吸入ファンの位置を俺たちに悟られないために隠しているのか、あるいは…」

 

 「吸入ファン自体、取り付けていない。そう考えるのですか?」

 

 「今は何とも言えないが、その可能性も捨てきれない。だが、あれを倒さない限り、ゼログライジスの繭の破壊は実現しないだろう。

 厄介な奴を出してくれたもんだ。」

 

 「しかし、こちらには奴等から奪い返したグラビティキャノンとロングレンジバスターキャノンがある。一体だけなら、こちらにも勝機はある。」

 

 「だが、情報が少なすぎる。一刻も早くあれの性能を把握しないと…」

 

 「けど、あのデスレックスはネオゼネバスのど真ん中にいる。あそこから情報を得るのは、至難の技よ。」

 

 「バーン、お前とフォックスで、ネオゼネバスに侵入出来るか?」

 

 「不可能ではないが、警備が前より厳重になっている可能性もある。もし、俺のフォックスの光学迷彩の対策がされていたら、完全にお手上げだ。」

 

 「となると、スパイ工作も通じない手もあるな。」

 

 「ゼオル司令、確かあなたの父は古代ゾイド人だ。確か古代ゾイド人には、スパイ活動をする小型ゾイドも開発していると聞く。それを再現すれば、神聖ゼネバスに侵入出来るのではないでしょうか?」

 

 「確かにいるが、そもそも俺にはそんなゾイドを開発する技術は…」

  

 「私なら出来る。」

 

 「ボーマン博士。」

 

 「私はリジェネレーションキューブ開発者だ。情報と設計図だけでもあれば、十分に作れる。それに、もし完成すれば、ゼログライジスの繭の弱点も突き止められるかもしれない。」

 

 「わかった。博士に任せる。ん? どうした、レオ?」

 

 「いえ、何でも…」

 

 レオは焦っていた。自分を守るために命を捨てたクラウスとクロスタイガーのゾイド因子を受け継いでライジングライガーデイズに進化したにも関わらず、ゼログライジスに一切通用せず、完膚なきまでに叩きのめされた挙げ句、敵の罠にかかり、全ての端末を逆に奪われたことに責任を感じていた。

 

 「(俺がもっと強くなきゃ、俺がもっと強ければ、ライガーがゼログライジスにやられることはなかったし、端末を奪われることもなかった。

 今までの俺は皆の手を借りすぎた。だから、いつもそうなるんだ。皆の手を借りずとも、1人で強くならないと意味がないんだ。俺1人の力で…)」

 

 ビー、ビー、ビー!

 

 その時、基地中に警戒が鳴り、映像が流れると、そこに四天王のゾイドが未だ抵抗を続けている旧帝国軍基地を襲撃している姿が映し出されていた。

 

 「奴等め、帝国に止めを刺すつもりか。」

 

 「いかがいたしましょう? 司令。」

 

 「帝国を助けるのも、我々の任務ではあるが、今の我々はゼログライジスの繭の破壊が最優先事項だ。奴等とやりあっていたら、繭破壊工作を練る時間を奪われて逆効果だ。」

 

 「しかし、共和国上層部が納得するとは思えませんが…」

 

 「将軍にこのことを伝え、四天王にはアドリア王国軍と共和国軍の合同軍で迎え撃つように頼もう。我々は一刻も早く繭を破壊しなければならない。」

 

 「待ってください!」

  

 その時、レオが叫んだ。

 

 「どうした? レオ。」

 

 「その中に、俺も加えさせてください。」

 

 「どういうつもりだ?」

 

 「俺、あの時の戦いで知ったんです。ゼログライジスを倒すにはもっともっと強くならないと…そのためにはもっと戦って戦い続けて強くならないといけないと思ったんです。

 今のままじゃ、ゼログライジスには全く歯が立たない。だから、お願いします! 俺を行かせてください。」

 

 「了解した。」

  

 「司令! 彼とライガーはゼログライジス迎撃に必要不可欠なのですよ。」 

 

 「何も今すぐに行うわけではない。それに、あいつの言うことも一理ある。少しの修行も兼ねて行かせた方がいいだろう。」

 

 「ありがとうございます!」

 

 「レオ、それだったら、私も!」

 

 「サリー、これは俺の問題なんだ。何も君にまで巻き込む必要性はない。」

 

 「でも…」

 

 「彼1人で行かせてやれ。それにお前はハンターウルフを相棒にしたとはいえ、俺らと違って戦いの経験はない。無茶な行動は避けるべきだ。」

 

 「だから、俺、必ず戻ってくる。ライガーももっと強くなって!」

 

 「レオ…」

 

 そう言うと、レオは司令室を退出し、サリーはそれを心配そうに見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初に旧帝国軍基地の1つに到着し、襲撃したのは四天王のリーダー格にして最強格であるゲイリン・ラスとそのゾイド、メタルレイザーだった。

 メタルレイザーはライガー・ジ・アーサーのランスをエレクトフリルの代替として装備し、更にゼロファントスのような白いカラーリングと紫色のバイザーをしたキメラゾイドたった。

 メタルレイザーは角となっているランスを突撃してくるキャノンブルにぶつけて貫き、そのランスがアーマーにまで食い込み、そのまま投げ飛ばしたり、更に複数のキャノンブルまで団子のように突き刺し、至近距離でレーザーを放ち、次々と撃破していった。

 

 「プライドの奴、こんなゴミの片付けを我々に押し付けやがって。四天王である我々をないがしろにするにも程がある。奴にはもう少し我々古代ゾイド人としての自覚を持たせる必要がある。」

 

 先方隊のゼロファントスが司令塔に突撃しようとしたその時、突然、謎の影が一瞬の内に3体のゼロファントスを蹴散らし、メタルレイザーにも襲いかかってきた。

 メタルレイザーは咄嗟の判断でランスで攻撃を受け止め、その動きを封じた。現れたのはライジングライガーデイズだった。メタルレイザーはそのままライガーを投げ飛ばし、ライガーはそのまま一回転して体制を立て直した。

 

 「ほぅ、プライドがあれほど、しつこく言ってたあの例のライガーか。面白い、その力見せてもらうぞ。」

 

 「(ゼログライジスを倒すには、もっともっと力が必要だ。そのためには四天王を倒して強くならないと…) 行くぞ、ライガー!!」

 

 グオォ~!!

 

 

 

 ライガーがメタルレイザーとの交戦に入った中、そこから数十キロ離れた森の中を巨大な影が歩き、足元にはゼロメタル仕様ディメパルサーと上空には巨大なミサイルを積んだスナイプテラが巨大な影に従ってネオヘリックに向かって進んでいった。

 

 

 「ウオォ~!!」

 

 イグニッションブースターで加速したライガーはメタルレイザーのレーザーを避けながら、その死角に入り、背中にレーザーガトリングを放った。

 しかし、メタルレイザーはその攻撃をものともせず、機動力がそれほど高くないことを考慮してか、背後に回ったライガーを尻尾で凪払おうとした。

 ライガーは今までの戦いの経験でそれを難なく避け、再びメタルレイザーと対峙した。

 

 「そのライガー、随分、鍛えてあるな。かつてバイオティラノを駈る同士を倒したムラサメライガーと似た能力を持つというのも、まんざら嘘ではないようだな。

 その力を我々古代ゾイド人のために使えれば、どれだけ良かったか。」

 

 「俺はゼロメタルなんかに入るつもりはない! 父さんを利用して殺し、人々やゾイドを苦しめるお前たちなんかに俺は屈しない。」

 

 「随分、真面目だな。我々と同じ古代ゾイド人の血を引いていながら、過去から何も学ばない退化した下等生物のゴミ共のために戦うとは…」

 

 「ゴミだって!」

 

 「当たり前だ。ただ、自分の欲のためだけに動き、無意味な権力争いを起こし、惑星Ziを、そして今度は地球をも滅ぼそうとした。

 そんな奴等をゴミか害虫と呼んで何が悪い?」

 

 「人間はお前たちの言うような下等生物でも、ゴミなんかでもない!」

 

 「なら、貴様はこれまで人間の何を見てきた? ゾイドクライシスによって滅びかけているにも関わらず、それを省みず、領土覇権を争い、略奪と破壊を繰り返し、逆に地球の壊滅を早めている。そんな奴等に守る価値があるとでも言うのか?」

 

 その言葉にレオは、ブラックビーストライガーになったコンラッドの言葉を思いだし、デジャブを感じた。

 

 「我々は裁定者にして神である皇帝陛下に従い、愚かな下等生物を廃し、より高度な知性と力を持った人類を繁栄させ、この地球を新たな創造へと導き、理想郷を創るのが我々の目的だ。

 なのに、貴様は馬鹿な戦争で星を壊滅させようとする破壊者となるつもりなのか?」

 

 「俺はそんなつもりではない! ただ、皆を守りたいだけだ。」

 

 「では、別の方向で聞かせてもらう。仮に我々を倒し、そいつらを守ったところで、人類は争いを起こさないと断言出来るのか?」

 

 「そ、それは…」

  

 「貴様にもわかっているはすだ。そんな綺麗事を並べても、人類は何も変わらない。なら、どうすればいいか? それは全てをリセットし、新たな人類を創造すること…それがゼロメタルの地球リセット計画だ。

 皇帝陛下によって選ばれた新人類だけを地球に残し、人類をあるべき姿にする。それが文明が崩壊し、文化を捨てた古代ゾイド人の夢にして、貴様の父親が目指した理想の世界だったはずだ。」

 

 「そのためには、皆やゾイドを殺すっていうのか!?」

 

 「守るべき価値のないものなら、仕方がない。それが皇帝陛下の下した裁定なのだから。」

 

 その時、コクピットから姿を現したラスがオーガノイド体に変身し、メタルレイザーと融合し、ライガーに向かって突進していった。

 ライガーは間一髪で避けるが、メタルレイザーの一撃は司令塔に直撃し、その司令塔は粉々に砕き、破壊されてしまった。

 

 「さっきとは、威力が違う。」

 

 「これが、私の能力、融合したゾイドのパワーを極限にまで上げる。最もこれを使うと、メタルレイザーのスピード及び防御力をかなり下げることになるが、この力はあくまで、皇帝陛下のために捧げるもの、その邪魔をするものは全て私の敵だ!」

 

 メタルレイザーがもう一度、攻撃しようとしたその時、突然、何処からかキャノン砲が放たれ、メタルレイザーの動きを阻んだ。レオとラスが砲撃した方向を見ると、そこに現れたのは、両脇にそれぞれ2門のロングキャノンを装備し、更に赤みのかかったカラーリングをしたジェノスピノだった。

 

 「ジェノ…スピノ…」

 

 「久しぶりだな、レオ。地獄の底から這い上がってきたぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同時にニューホープでは、ゼオルたちが旧帝国軍基地を襲撃している様子を見たが、ゼオルは何か違和感を感じた。

 

 「おかしい…」

 

 「何が?」

 

 

 「奴等、帝国軍の残党狩りをやっているように見えるが、以前と違って、所々手を抜いているようにも見える。丸で時間稼ぎをしているか…こいつらが囮になっているみたいだ。」

 

 その時、メルビルが腕の痛みを感じ、激しい激痛に襲われた。

 

 「うっ、くっ…」

 

 「メルビルさん、どうしたの?」

 

 「く…来る。」

 

 「え…?」

 

 「そんな…嘘…」

 

 その時、デュークナイツ隊員が司令室に入り、報告した。

 

 「ゼオル司令! 大変です。」

 

 「どうした?」

 

 「ネオヘリックにオメガレックスが現れました!」

 

 「オメガレックスだと!?」

 

 「しかも、更に武装を強化しています!」

 

 「そんな、どうして…イヤ…イヤ~!!」

 

 何かを感じ取ったメルビルが悲痛の叫びを上げると同時にゼロメタル仕様ディメパルサーを率いて、ネオヘリック前に現れたオメガレックスは咆哮を上げ、そのコクピットには培養液の入ったカプセルのようなものに作り替えられ、その中に身体の大半が機械化され、コードと接続していたユウトの姿があった。

 

 

 To be continued




 次回予告

 新たな姿を得て現れたジェノスピノとオメガレックス、レオとライガーはジェノスピノに立ち向かうが、そのパワーは以前とは遥かに上回り、ゼログライジスと同等のパワーを誇っていた。
 同時にネオヘリックでは、オメガレックスが街を破壊し、メルビルがギルラプターエンペラーでユウトを説得しようとするが、ユウトは聞く耳を持たず、メルビルとギルラプターエンペラーを蹴散らした。果たして彼に何があったのか?

 次回「再戦、2大破壊龍」走り抜け、ライガー!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。