ゾイドワイルドクロス アナザーZERO 作:オーガスト・アベラス
ゾイドが生息する惑星Ziが滅亡の危機を迎え、そこに住む人類は第二の故郷として地球を目指すが、あるトラブルにより、ゾイド因子が暴走し、それによって不慮のタイムワープを起こし、21世紀の地球に不時着し、地球にゾイドが現れ、ゾイドによる破壊と度重なる地殻変動で地球は一度滅びた。
サリーという謎の少女が持つペンダントの力によって復活し、更に進化を遂げた伝説のライジングライガーを相棒にした少年レオは強敵セードとジェノスピノを打ち破り、更にはジェノスピノ以上の力を持ち、その後は帝国の反乱組織真帝国を壊滅させた。
しかし、密かに帝国を牛耳り、帝国の反乱を引き起こしたゼロメタル帝国の神官プライドとマクラマカン大佐が神聖ゼネバス帝国を誕生させ、神聖ゼネバス帝国の絶対神にして皇帝であるデスザウラーの分身、ディアベル・ギャラガーと古の皇帝龍ゼログライジスが全てのリジェネレーションキューブを取り込み、最強最悪のゾイド、カオスゼログライジスを生み出されてしまう。
果たして、レオたちはカオスゼログライジスに立ち向かうことが出来るのか? そしてこの地球の運命は!?
カオスゼログライジスの攻撃によってライガーたちが瞬殺され、気絶したレオたち、レオが気付くと、そこは病室の中で同様にベッドで横になっているゼオルたちの姿があった。
「レオ、レオ?」
その時、ある人物の声がし、気付くと目の前にサリーとメルビル、バズ、アイセル、ミラー、アッパー、ポーチ、ジェイク、ボーマン博士、クリスタがいた。
「サリー、メルビルさん。それに皆、どうしてここに?」
「バーンさんとスピーゲルさんたちのおかげでレオたち助かったの。ここはニューホープの基地よ。」
「へへ、俺とソニックバードが運んだから、何とか間に合ったぜ!」
「ジェイク…そうだ! ライガーは? ライガーは何処にいるの!?」
「カオスゼログライジスの攻撃でかなりの重傷だけど、幸い、命に別状はないわ。ただ…」
「ゾイド自身の自己再生能力では、どうしようもない程の重傷のため、修復はかなり困難でしばらくは前線に出れない状態だ。
とにかく出来るだけのことはするが、その間、更に厄介なことまで起こった。」
「一体、どうしたんです?」
ボーマン博士がテレビを付けると、それはカオスゼログライジスが繭から誕生してからの経路とカオスゼログライジスによってゾイドクライシス規模の地殻変動が起き、復活、使役されたゾイドたちが世界各地で暴れている状況を中継していた。
「先日、神聖ゼネバス帝国の皇帝が操るゼログライジスが新たな姿となって現れ、我が共和国とデュークナイツによる合同軍は壊滅され、更にゾイドクライシス規模の大災害が起こされ、世界各地に復活したゾイドたちが暴れているという状況になりました。この状況に対し、共和国最高評議会は以下の決定を下した。」
ネオへリックにある共和国最高評議会での決定にクレストウッド大統領は驚愕した。
「何ですと! 神聖ゼネバス帝国に全面降伏など、議会は本気で考えているのか!?」
「今となっては、もはやそれしかない。カオスゼログライジスのあの力…あれによって我が共和国とデュークナイツ隊による合同軍は壊滅され、オマケに我が共和国最大の兵器であるグラビティキャノンとロングレンジバスターキャノンまでも大破した。」
「しかも、神聖ゼネバス帝国の核攻撃によって我が領内にある軍事基地は全て破壊され、このネオへリック及びニューホープのみとなった。今の我々に迎え撃つ戦力は残されていない。」
「最悪の事態を回避するために、一刻も早く神聖ゼネバス帝国への全面降伏をしなければ…」
「しかし、そんなことをすれば、我々は神聖ゼネバスの属国になってしまいます。ましてや、奴等が我々の命を保障してくれるとは到底思えません!」
「だが、これ以上戦えば、軍はもちろん、国民にも多くの犠牲を伴う。」
「我々と同盟を結んでいるアドリア王国は現在、各地で暴れているゾイドの制圧に向かってはいるが、その最大の戦力であるゼノレックスもあの様だ。」
「だが、神聖ゼネバスの第二の帝都であるダイダロスには、カオスゼログライジスの力によって地殻変動による影響は受けていない。降伏すれば、生き延びる可能性もあるかもしれない。」
「しかし!」
「ですが、既に議会は全員一致で、神聖ゼネバス帝国への全面降伏の声明を伝えるため、プライド神官とマクラマカン総司令へのコンタクトを取ることが決定されました。後は大統領の同意のみなのです。どうか、ご決断を…」
「くっ…」
「神聖ゼネバス帝国への全面降伏? 本気なんですか?」
「ああ、そうだ。」
レオの問いに答えるようにギレル少佐、ディアス中佐、ハント大佐、ロックバーグ中尉、マリ、バーン、スピーゲル中佐が病室に入って現れた。
「キルデスサイスと呼ばれる神聖ゼネバス仕様キルサイスに加え、あのカオスゼログライジスの力に圧倒され、共和国の上層部はもはや勝ち目無いと判断し、戦う意思を完全に失っている。」
「無理もない。我々の味方にアドリア王国軍もいるが、その王にして最大戦力であるゼノレックスすら、グラビティキャノンやロングレンジバスターキャノンと共にあの様だ。今となってはカオスゼログライジスはおろか、神聖ゼネバス帝国の軍すら立ち向かえる戦力は我が軍にはいない。」
「で、その後、敵の動きは?」
その会話に割って入るようにある男の声がした。ゼオルだった。
「司令、大丈夫なんですか?」
「こう見えても古代ゾイド人の端くれだ。そう簡単にやられる程、ヤワではない。最もあの野郎の強さは本物だ。
前の姿でも、あれほど人の形をしたバケモノという言葉が似合う奴は早々いないが、今は正真正銘完全なバケモノだ。」
「ホント、前はレオやユウトみたいに可愛い顔してたのに、あの姿はないわね。」
「お前はあんとき、何も戦っていないだろ。それにミラー、バズ。お前ら、あんとき何やってた?」
「い、いや…やっぱり付いていけるような戦いじゃなかったので、やっぱり撤収しました。」
「ふん、結局いいとこ無しじゃねぇか。」
「で、でも! 途中何かにやられて倒れてたユウトとオメガレックスは助けたわ。ねぇ? バズ!」
「そうそう、俺のキャタルガでニューホープまで運んでいったから…」
それを聞いたメルビルは突然、ミラーとバズに質問攻めをしてきた。
「ユウトが!? ねぇ、ユウトは今どうしてるんですか! 身体の方は!」
「い、いや、俺からは何とも…」
「メルビル殿下、私から話します。」
そこに声を上げたのはスピーゲル中佐だった。
「医療班と技術士の報告によりますと、オメガレックスガントレスはデスレックスフレイムとの戦闘と荷電粒子砲による撃ち合いによってかなりのダメージを受け、修復は困難な状態となっています。
同時にコクピットにも損傷を受け、彼にもダメージはありますが、幸い、オメガレックスのゾイドコアと直結したシステムになっているため、それで生かされていますが…裏を返せば、オメガレックスが死ねば、彼も死ぬという状態にあります。」
「そんな…ねぇ、中佐! お願いです。彼を助けてください!」
「もちろん、我々も出来るだけのことはします。だから、今は信じて待ってください。」
「ちょっと待て! オメガレックスガントレスが!? あの時、カオスゼログライジスとやりあっていないとはいえ、あれもかなりのスペックを持っていたはずだ。それが敗れるだと…?」
「アーマーの傷の状況から見て、かなり大破していました。それによると、プライドの乗るあのデスレックスフレイムというデスレックスもカオスゼログライジス程ではなくても、それに次ぐスペックを持つゾイドだということは確かです。」
「ただでさえ、カオスゼログライジスだけで厄介なのに、あの妙なキルサイスに加えてデスレックスフレイムだと! まだゼロメタル四天王だって残っているというのに…神聖ゼネバスの奴等は一体どこまで戦力を拡大すれば気が済むんだ!」
「おそらく、我々にどう足掻いても勝つ見込みのない絶望を徹底的に植え付けるつもりでしょう。実際共和国最高評議会や軍上層部もほとんどが弱気になったのが何よりの証拠です。」
「今の俺たちには、もう完全にお手上げということか…」
それを聞いたレオは今までにない絶望を感じ、いつもより暗い表情になった。
カオスゼログライジスはプライドのデスレックスフレイムとマクラマカン大佐のキルデスサイス隊長機と共に旧ゼロメタル帝都にして現神聖ゼネバス帝国の帝都オグドロスに戻り、ディアベルはクレストウッド大統領たちの前に自身の分身を作り出したのと同様に作成した分身がオグドロスの宮殿の玉座に居座った。
「プライド、マクラマカン、ドクターマイルス、グリード。お前たちの働きはよくやった。今後も貴様らに期待してるぞ。」
「我々はずっとこの時を待っていました。陛下が真なる唯一絶対神として。」
「お前たちの活躍は既に知っている。キルデスサイスの開発も、ラストが死んだことも…」
「実に不甲斐ありません。絶対神に仕える我等ヒューマンオーガノイドの1人がたかが、下等生物の旧人類ごときに敗れるとは…
ですが、最後は陛下のために殉教しました。死んでも本望でしょう。」
「だが これでラストの席は空いたということか…」
その時、突然マクラマカン大佐が声を上げ、
「陛下! でしたら、ラストの空いた席には是非、この私が! 私がドクターマイルスと共にキルデスサイスを開発したのは、全ては唯一絶対神たる陛下への絶対的な忠誠心の象徴としてのことです。
そして陛下にお仕えするためには、この軟弱な人間の身体を捨て、プライド閣下と同じヒューマンオーガノイドになる必要あります。
陛下! どうかお願いです。この私に陛下のD因子を与えて進化した人類へ…」
「何を言うか! 所詮、古代ゾイド人でもない貴様ごときになれるわけがないだろう。ラストの空いた席はむしろこの私が引き継ぐべきだろう。」
「口を慎め、グリード。絶対神の前だぞ。」
プライドの言葉にグリードは静かに黙った。
「それと、陛下。陛下のお力に圧倒された共和国が我が神聖ゼネバスに全面降伏すると申し出ましたが、いかがなさいますか?」
「まもなく全土へ向け、大攻勢をかける。私の創る世界はこの私とD因子を持ったゾイドだけでいい。共和国もまとめて滅ぼす。マクラマカン!」
「はい、陛下!」
「貴様の忠誠心とヒューマンオーガノイドになるべき器に値するかを確かめるためには、キルデスサイスの力をもう少し見せてもらう必要がある。お前にはキルデスサイスの全面指揮を与える。更なる活躍を期待しているぞ。」
「はっ! お任せください。このマクラマカン。必ずや陛下のご期待に応え、必ず共和国…いや、あのライガーすらも討伐してみせます!」
ディアベルの命令を受けたマクラマカン大佐はダイダロスにいるキルデスサイス隊をオグドロスに集結させるよう、隊長機を通じて無人機に指示を出した。
指示を受けたキルデスサイス隊はダイダロスの街中を行進しながら、オグドロスに向かって進んでいき、そのキルデスサイス隊を帝国国民たちは全員右手をかざし、大歓声を上げていた。その様子をダイダロス司令部の窓からエンヴィー、グラトニー、スロウスがそれを嘲笑うように見ていた。
「見ろよ。あいつら、旧帝国や真帝国のザコ帝国を簡単に見捨てて完全に俺たちの軍門に下ってやがるぜ。」
「今までずっと強気でいた共和国の奴等もギャラガー陛下に怯えて俺たちに全面降伏するとか言ってきやがったそうだしな。」
「ハハハ! 所詮、下等生物は俺たちヒューマンオーガノイドの下僕でしかないってことだ。ん? どうした? ラス。
こんな楽しい光景なのに、シケた面しやがってよ。」
「何でもない。ただ、人間というものが実に哀れな存在だと思っただけだ。」
「けっ、何ワケわかんないこと言ってんだか。こんな奴が俺たち四天王のリーダーなんて反吐が出るぜ。」
バーンとスピーゲル中佐がレオたちを助け、ニューホープに送ったのと同様にコバたちバーニングライガーもセードとジェノスピノⅢAをアダマン領域の辺境の地にあるアンチ帝国の本拠地にまで送り、セードとジェノスピノⅢAはコバたちの応急処置と修復を受けた。
「ぐっ!」
「大丈夫ですか? セード様。」
「心配ない。」
「しかし、あれだけの攻撃を受けていながら、まさか、こんなにも、傷の修復が早いとは…やはり、あなたこそ、我がアンチ帝国の皇帝になるべき存在です。」
目が覚めたセードは自身の右腕を見つめ、ディアベルの言葉を思い出した。
「(貴様も知っているだろう。貴様のその身体にはまだ、私の力の片鱗が残っているのを…そして貴様の肉体が永くはないことも…)」
「(やはり、俺の身体にまだ、奴の力が…)」
「どうしました?」
「いや、何でもない。それより俺が気絶している間、外の様子はどうなった?」
セードの問いに応えるようにコバたちは映像を流した。それには、カオスゼログライジスの力によって復活し、洗脳されたゾイドたちが世界中を蹂躙し、地上にいる全ての人類を根絶やしにするように人々を殺していき、人々は恐怖をまとって逃げていき、そして地殻変動によってあちこちが崩壊していった。
「化石になって眠っていたゾイドたちが復活し、それら全てがカオスゼログライジスの下僕に成り下がるとは…
くそっ! あの時、6500万年前に封印した時、確実に仕留めるべきだった。シーザーの奴が甘すぎた。」
「フフフ、ハハハハハハハハ!!」
その時、突然、セードが乱心したように笑い声を上げた。
「な、一体何がおかしいのですか?」
「実に皮肉なことだ。全ての人類を根絶やしにし、この世界をゾイドだけの世界にするアンチ帝国の目的があんな奴等によって達成されることになるとは…もはや、俺たちの存在意義が無くなったかのようだ。」
「何を言うのです! 我々はゾイドのための理想の世界の実現のために戦っているのです。それをゾイドをただの目的達成のための道具としか考えない人間ごときに…」
「理想か…理想という言葉ほど、曖昧なものはない。」
「何!?」
「理想などと掲げている奴はどいつもこいつも、ロクなことを考えない奴らばかりだ。そんなもののために戦ってきた奴に成功したことは一度もない。」
「どういうことだ? 貴様、我々と手を組み、アンチ帝国を築き、ゾイドの星にするために誓ったのは全て嘘だったというのか!?」
「それに嘘偽りはない。全ての人類を殺す。それが俺の目的、そしてお前たちが全てのゾイドを人間の支配から解放し、自由にさせることに少し興味があって手を組んだまでのこと。その世界は俺の分身も望んでいるからな。」
「貴様はただ、破壊と殺戮がやりたくて我々と手を組んだというのか?」
「お前たちから見たら、そう見えるだろうな。ランドも含め、俺は過去に何人かの人間を殺した。罪悪感が感じないくらいにな。
別に狂気と言っても構わない。だが、今の俺はあくまで人間の本性とやらに従って生きているだけだ。」
「人間の本性だと?」
「ゾイドには戦うための精神である闘争本能がある。そのため、ゾイドは戦闘生物とされ、人間によって兵器として利用された。
だが、その闘争本能は人間によって与えられたものではない。それはゾイド自身のもの、そしてゾイドが戦うのは生きるためであるということに他ならない。
それは全ての自然界の生き物も同じであり、人間もそのはずだった。だが、人間はその精神を忘れ、自分の欲望のためだけに戦うようになった。過去の俺を殺したランドもそうだった。
だから、俺は奴が憎かった。帝国に入ってプライドに従ったのも、元はその復讐を果たすためだった。しかし、奴を殺した目的を果たした後は目的を失い、ただやみくもに戦っていた。
1つの目的を失ったため、別の目的を探すためということもあったが、それは違った。俺は戦いの中で俺の存在意義というものを知りたかった。」
「自分の存在意義…」
「確かに復讐は俺の目的だった。だが、それはあくまで手段であって俺の人生そのものではない。カオスゼログライジスとの戦いでようやくわかった。
俺は何のために存在し、何のために戦うその理由をな。」
「セード、どうやら、貴様は我々の理想を実現させる者ではなかったようだな。」
「貴様らがその理想のために戦うなら、それはそれで結構だ。止めはしない。だが、それはゾイドの声に応えるようにな。」
「何処へ行くつもりだ?」
「奴と戦う。」
「カオスゼログライジスにか?」
「いや、まだ、奴との力の差がある。その前に決着を付けたい奴がいる。」
「決着…」
セードはジェノスピノⅢAに乗り込み、そのままアンチ帝国の本拠地から去っていき、コバはその様子をただ、傍観していた。
「コバ、いいのか? あの者をほぅっておいて…」
「どうやら、我々も見失っていたようだ…」
「???」
「我々はゾイドのための理想郷を創ることに拘るあまり、我々は我々の理想をただ、押し付けているだけだった。
だが、奴は違った。人間としての生き方を貫いて戦った。全ての人類を滅ぼすというのも、人間が人間らしい生き方を忘れたことに対する抵抗なのだ。愚かな人間に近いのはゼロメタルでもあの者でもなく、むしろ我々の方だったようだ。」
ニューホープの司令部に突然、何者かの暗号通信が入り、それを見た兵士は驚愕した。
「これは…まさか!」
「どうした?」
「ツガミ大尉、ある者が我々に暗号通信を渡してきました。」
「神聖ゼネバスからか!」
「いえ、違います。通信の主はセードです。」
「何…」
セードからの暗号通信を受けたツガミ大尉はゼオルたちのいる病室に向かい、その事を伝えた。
「セードからの暗号通信だと! それで、内容は?」
「レオ、貴様に決闘を申込み、今度こそ、決着をつける。来るのはレオとライガーだけでいい。他の者がくれば、そいつらも始末するとあります。」
「決闘だと!? あいつ、今のこの状況がわかって言っているのか! それで場所は?」
「場所は…」
セードとジェノスピノⅢAが待っていたのは、レオがバズと会って運び屋として生活を営んだもう1つの故郷である帝国領にある旧ロンドンで、巨大な亀裂イージスバレーを境にして佇んでいた。
「さあ、こい。今度こそ決着をつけてやる。」
To be continued
次回予告
セードからの決闘を受けたレオはその要求に応じ、セードとジェノスピノⅢAとの対決が再び始まった。
だが、その時のセードは以前とは違う覚悟を持って戦い、その力も今までとは比べ物にならないものだった。
果たして彼のという戦う意味とは…そしてレオの答えとは?
次回「決着の刻」走り抜け、ライガー!!