ゾイドワイルドクロス アナザーZERO   作:オーガスト・ギャラガー

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 ゾイド、それは銀河の彼方の惑星に生息し、金属の肉体と動物の本能、自ら戦う意思を持つ金属生命体である。
 ゾイドが生息する惑星Ziが滅亡の危機を迎え、そこに住む人類は第二の故郷として地球を目指すが、あるトラブルにより、ゾイド因子が暴走し、それによって不慮のタイムワープを起こし、21世紀の地球に不時着し、地球にゾイドが現れ、ゾイドによる破壊と度重なる地殻変動で地球は一度滅びた。
 サリーという謎の少女が持つペンダントの力によって復活し、更に進化を遂げた伝説のライジングライガーを相棒にした少年レオは強敵セードとジェノスピノを打ち破り、更にはジェノスピノ以上の力を持ち、その後は帝国の反乱組織真帝国を壊滅させた。
 しかし、密かに帝国を牛耳り、帝国の反乱を引き起こしたゼロメタル帝国の神官プライドとマクラマカン大佐が神聖ゼネバス帝国を誕生させ、神聖ゼネバス帝国の絶対神にして皇帝であるデスザウラーの分身、ディアベル・ギャラガーと古の皇帝龍ゼログライジスが全てのリジェネレーションキューブを取り込み、かつてのオリジナルデスザウラーを遥かに凌駕する最強最悪のゾイド、混沌の絶対龍カオスゼログライジスを生み出されてしまう。 
 そしてカオスゼログライジスを操る神聖ゼネバス帝国皇帝ディアベル・ギャラガーは遂に地球をリセットするためのカウントダウンを始め、遂にその時が来てしまった! 果たしてこの星に未来は来るのか!?


第85話「ジ・エンド(Zi End)」

 アナザーゲートを抜けてアダマン領域で、メルビルたちの目の前に姿を現したカオスゼログライジスとデスレックスエンペラー、

 

 「ゼロメタル四天王が全滅し、生き残った陛下の分身は今やこの私のみとなりましたが、御安心ください。私1人で十分反逆者を粛清出来ます。究極神の使徒として…」

 

 「お前を最初の分身にして正解だったようだな。」

 

 「ところで、陛下。あの小僧とライガーの記憶をリセットしてアナザーゲートに飛ばしましたが、一体何処へ?」

 

 「私には未来を変える力がある。即ち、それは別の平行世界も作ることが出来る。そう、奴には慈悲を与えてこれから起こる絶望を感じさせないような場所に送った。 あの小娘とライガーと出会わなかった世界にな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レオが目を覚ますと、目の前にはライガーデイズのコクピットとは別のものになっており、それはレオが初めてライガーと出会うきっかけになったゾイドクライシスの爪痕を残す廃墟にある廃れた博物館の中だった。

 

 「ここは…俺はどうしてここにいるんだ?」

 

 「どうした? 顔色が悪いぜ。」

 

 横には運び屋時代のバズがいた。

 

 「バズ! どうしてここに?」

 

 「何言ってんだ! さっきから黙り込んでよ。ほら、さっさとレアメタルを回収してずらかるぞ! ジャミンガに見付かると色々と面倒だからな。」

 

 「レアメタル…ジャミンガ…? そうだ、前にもこんなところにも来た。でも、どうして? 駄目だ。記憶が…」

 

 「どうした? レオ! さっさといくぞ。」

 

 「あ、待ってよ。バズ!」

 

 仕方なくバズの後をついたレオは廃れた博物館にある発電機室に入った。部屋にある残っている機器を見付けて興奮するバズ。

 

 「ヒュー、21世紀の技術様々だぜ! こいつは売れば高くつく。そうだろ? レオ。レオ?」

 

 「そうだ。俺は前にもここに来たんだ。そして誰かと会って…でも、誰と?」

 

 「さっきから、どうしたんだよ! 取り敢えず回収してさっさと出るぞ。」

 

 「あ、ああ…」

 

 何も思い出せないまま、レオはバズに従ってレアメタルを回収し、車に乗って廃墟の街から出た。

 

 「何か忘れている気がする。まだ、ここから出ちゃいけない気がする。でも、それは一体何なんだ?」

 

 「あ、そうそう、レオ。 実はな、俺の同僚から耳寄りの情報が入ったんだ。 お前の親父さんの居場所がわかったんだ!」

 

 「父さんが?」

 

 「ああ、何でも帝国軍に亡命して軍の最高科学顧問になったそうだ。しかも何でもゾイドクライシスで暴れたっていうジェノスピノやオメガレックスっていう二大破壊龍の復元に成功し、その圧倒的な力を見せ付けて共和国が帝国軍に降伏して停戦協定を結ぶ程にさせたそうだ。

 で、実は先程、帝国軍のギレル少佐って人から依頼が来て、その時に親父さんも一緒にいるらしいから、もしかしたら会えるかもしれないぞ。

 いや~、お前の親父さん、スゲェな。最強のゾイドを2体も復元した上に帝国と共和国の戦争を終わらせちまうんだからよ! おかげで戦争中で上手くいかなかった分、商売がやり易くなったぜ! ん? どうした。レオ?」

 

 「(違う…父さんは帝国軍にはいない。それにジェノスピノやオメガレックスを復元したのも父さんじゃない。何かが違う! でもそれは一体…)」

 

 自分が今いる世界がおかしいことに疑問を持つレオだが、何処がどうおかしくなっているのか思い出せず、ただ、バズに従っていくしかなかった。

 そして、バズが受けた帝国軍からの依頼のために帝国の首都のネオゼネバスシティに入った。そこにはギレル少佐とコリンズ中将、そしてジョシュア・コンラッドがいた。

 

 「レオ。生きてたのか!」

 

 「父…さん…?」

  

 「コンラッド博士のご子息なんですか? 仕事の影響で離れ離れになっていたが、まさか運び屋なんてやってたとはな。」

 

 「父さん、ホントに父さんなの?」

 

 「当たり前だ。お前の父親じゃないか!」

  

 「おかしいよ。父さんは帝国軍にいないはずだよ! それにジェノスピノやオメガレックスだって父さんが復元したものじゃない。」

 

 「何を言っているんだ。お前は。コンラッド博士がジェノスピノ、オメガレックスを復元したおかげで、ようやくこの戦争に終止符が打たれたんだぞ。」

 

 「ギレル少佐、あなたも知っているでしょう!」

 

 「丸で前にも会ったような言いぐさだな。俺はお前と会うのは今日が初めてだぞ。」

 

 「コンラッド博士のせがれは君かな?」

 

 「おお、来てくれたのですか! ギャラガー陛下、プライド宰相。」

 

 その時、現れたのは最終形態になる前の姿のディアベル・ギャラガーとプライドだった。

 

 「お前は! うっ…」

 

 その時、レオの脳裏にテレパシーのような声が聞こえた。

 

 「お前は何も思い出す必要はない。これはお前の望んだ世界だ。」

 

 「俺の望んだ世界?」

 

 「そうだ。世界から戦争が無くなり、人もゾイドも苦しまない世界だ。お前はただずっとこの世界で生きていればいい、」

 

 「僕の望んだ世界…そうだ。人やゾイドが傷付かない、誰も苦しまない…それが僕の望んだ世界だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 メルビルたちの目の前に現れたカオスゼログライジスとデスレックスエンペラー、アダマン領域にいる野生のゾイドたちはそれを見て逃げ惑うが、デスレックスエンペラーはロングレンジバスターキャノンで逃げ惑う野生ゾイドたちを狙い撃ちにし、カオスゼログライジスは重力操作で周囲の地面から巨大な岩を取り出し、それらを投げつけ、野生ゾイドたちは次々とその下敷きにされ、更に上空を覆うように飛行する無数のキルデスサイスや地面からレックスジャミンガの群れも現れ、野生ゾイドたちを見境無く襲い、補食していった。

 アドリア王国軍のゾイド部隊がそれを迎え撃つように一斉砲撃したが、カオスゼログライジスは一切通用せず、背中のドーサルインフィニティミサイルとインフィニティミサイル、テイルレーザーによって一瞬の内に全滅してしまった。

 

 「くそっ、まさか、こんなところまで来るとは! グラビティキャノンとロングレンジバスターキャノンの修復はまだか!?」

 

 「ボーマン博士とハント大佐からの報告がまだです。」

 

 「仕方ない、我々だけでいくぞ。」

 

 「我々もいることを忘れるな!」

 

 その時、誰かの声がすると同時にバーンのフォックス、スピーゲル中佐のドライパンサー、リュック大尉、ノックス大尉、シェル軍曹率いる旧帝国軍とバズのキャタルガ、アイセルのラプトリア、ジェイクのソニックバード、そしてバルディー、マリのガンナー率いるアドリア王国軍のゾイドたちが現れた。

 

 「君たち…」

 

 「カオスゼログライジスを倒さなければ、この地球に未来はない。このまま黙って滅ぼされるのを待つくらいなら、例え、玉砕してでも最後まで抵抗してやる。」

 

 「俺とフォックスの自由な旅だってまだやっていないからな。さっさと奴を倒して旅の続きをしてやる。」

 

 「んにしても、バズ! あんたまでいるのは意外ね。てっきり何処かへ逃げたのかと思ったわ。」

 

 「そ、そりゃ…レオの敵討ちぐらいはしないとな…一応、あいつの面倒見てる身だし…」

 

 「俺だって協力する。この地球をあいつらの好き勝手に改造させはしない!」

 

 「俺だってこのままで終わるつもりはない。こういう時のためにボーマン博士にガンナーのキャノンを最大限に強化して更に鍛えてやったんだ。今度は前のようにはいかないぜ! な? マリ、ライガー!」

 

 ガオォ~!!

 

 「あんたに言われたくはないけど、異論はないわ。」

 

 「皆…ありがとう。」

 

 「とはいえ、我々だけでは、あのカオスゼログライジスには…」

 

 「シーガル中佐、もう私たちの覚悟は出来ています。私たちと一緒に戦ってください。」

 

 「しかし! グラビティキャノンとロングレンジバスターキャノンの完成がまだ、この状況では…」

 

 「こうしている間にも、刻一刻と地球の滅亡が近付いているのです。例え、状況がどうあろうと私たちは戦わなければならないのです。 ですから、シーガル中佐。お願いします!」

 

 メルビルの必死の願いを聞いて少し考え込んだシーガル中佐は決心し、

 

 「わかりました。でしたら、もう迷いはありません。全軍、攻撃開始! 目標ふカオスゼログライジスだ。」

 

 シーガル中佐が指揮を取る旧帝国軍ゾイドが一斉にマシンブラストを発動し、カオスゼログライジスに砲撃するが、カオスゼログライジスはその全てを重力操作で跳ね返し、旧帝国軍に直撃してしまった。

 

 「くっ! やはり生半可な攻撃じゃ、効果は無しか。」

 

 「ならば、メルビル殿下! あの力をお使いください。」

 

 メルビルとギルラプターエンペラーの前にシーガル中佐の開発した旧帝国仕様ディメパルサーが現れ、メルビル仕様ギルラプターエンペラーが咆哮を上げ、旧帝国仕様ディメパルサーが一斉にエヴォブラストを発動し、カオスゼログライジスに向けて照射し、それを受けたカオスゼログライジスは一瞬効いたような素振りを見せたが、それがどうしたかと言わんばかりにそれを重力操作で跳ね返してしまい、メルビルたちはその影響で吹っ飛ばされてしまった。

 

 「無駄なことだ! いくら足掻こうが、今や全宇宙を統べる究極神たるギャラガー陛下とカオスゼログライジスに勝てるものなど存在はしない。」

 

 「くっ!」

 

 「さて、止めは神の使徒たるこの私とデスレックスエンペラーがやる。神に刃向かうことが如何に愚かな行為か、その身を持って思い知らせてやる。」

 

 デスレックスエンペラーが強制的なワイルドブラストを発動し、メルビルたちに荷電粒子砲を向けたその時、突然、超強力な2発の砲撃がカオスゼログライジスとデスレックスエンペラーを襲い、デスレックスエンペラーはその一撃で後退し、カオスゼログライジスは少し顔が怯んだ。

 ディアベルとプライドが向こうを見ると、そこに現れたのはグラビティキャノンとロングレンジバスターキャノン合体させた装備をしたトリケラドゴス改でそれに乗っていたのはハント大佐だった。

 

 「遅れて申し訳ない。」

 

 「来てくれたか!」

 

 「ふん、今更、そんな過去の遺物を出したところで結果は変わらん!」

 

 「それはどうかな? 俺たちもいることを忘れるな!」

 

 その時、規模の小さいアナザーゲートが現れ、そこからゼオルのアーサーとゼノレックスたちデュークナイツが現れた。

 

 「何!? 何故、貴様らがアナザーゲートを!」

 

 「コバたちが最後に残したゾイド因子のおかげだ。そいつをシーザーとゼノレックスが増幅させ、小さいながらもアナザーゲートを発生することが出来、そいつでここに来ることが出来たのさ!」

 

 アーサーたちを見たメルビルは周りをキョロキョロしたが、そこにライガーの姿は無かった。

 

 「ゼオルさん、レオとサリーは?」

 

 「すまない、レオとサリーは奴に…」

 

 「そんな…レオとサリーが…」

 

 「当然の結果だ。愚かな下等生物の分際で神に刃向かったからだ。そして貴様らも同じ運命を辿る。」

 

 「確かに失った代償は大きい。だが、それでも俺たちは乗り越えなければならない。失った者の命を無駄にしないためにも…」

 

 「はっ、だが、それも所詮は無駄な足掻きだ。貴様は我々の運命から逃れることは出来ないのだからな。」

 

 「何が我々だ。現に貴様らは四天王を失い、最早2人だけとなった貴様らにもう味方はいない! 即ちもう貴様らについていく者などいなくなったも同然だ。」

 

 「そうかな? 奴等はギャラガー陛下が完全な神としてこの宇宙に君臨するための殉教者となったのだ。むしろ死んで本望ではないのか? それに私にとっては私以外の人間とゾイドは所詮、ギャラガー陛下の支配を奏でる道具でしかない。」

 

 「相変わらず、腐った野郎だ。なら、その根性叩きのめしてやる!」

 

 「味方がいないか…なら、味方を作ればいいだけのことだ。」

 

 「何?」

 

 「この星も後、数時間の命だ。ならば、見せてやろう。本当の恐怖を…」

 

 カオスゼログライジスが両手を広げ、胸部コアユニットの目を輝かせたその時、空と地上を覆い尽くす無数のキルデスサイスが何体か群がり、何かの形を形成するように姿を変えていった。

 その姿はかつてのディアベルの姿にして、デススティンガーと融合して惑星Ziを壊滅に陥れたオリジナルデスザウラーの姿で、それがカオスゼログライジスの周囲だけでなく、世界中にも何体ものオリジナルデスザウラーが現れた。

 それと同時にキルデスサイスと共に世界を蹂躙していたレックスジャミンガも同様に群がって別の姿に姿を変え、その姿はバイオティラノになった。それを見たゼオルとメルビルは信じられないような光景を見るような表情をした。

 

 「バカな…かつてブレードライガーやムラサメライガーに敗れたあの最強最悪のゾイドが何体も復活しただと!?」

 

 「そんなはずがない! 所詮全て、姿形だけを模したただの模倣だ。恐れることはない。」

 

 その時、何体かのオリジナルデスザウラーが空に向けて口を開け、そこから荷電粒子砲が放たれ、しかも一発だけでなく幾つかのビームに分散して世界中に放たれ、宇宙からでも視認出来る程の規模の破壊力を出し、更にバイオティラノも口内から不気味な紫色の塊のようなものが放たれ、それがアダマン領域の山々を一瞬で消し去り、更にカオスゼログライジスの超磁力ブラックホール砲に似たブラックホールも一時的に発生し、何もない焼け野原に変えてしまった。

 

 「ウッソだろ…おい…」

 

 「まさか、あの一体一体がオリジナルと同等のスペックを持っているというのか…」

 

 「まだまだ、これだけではないぞ。」

 

 更にカオスゼログライジスは周囲に幾つものアナザーゲートを出現させ、そこからオリジナルデスザウラーとは別次元の世界のデスザウラーやキングゴジュラス、そしてデスザウラーをオリジナルデスザウラーへと進化させたヒルツ仕様デススティンガーまでもが現れ、それらはオリジナルデスザウラーやバイオティラノ同様にカオスゼログライジスに使役されているように従って動いていた。

 

 「まさか、奴は歴代の最凶ゾイドまでも生成、呼び出し、それを使役することまで出来るというのか…」

 

 「キルデスサイスやレックスジャミンガでも厄介だったのに、いくらなんでもこれは無理ゲー過ぎるぜ! どうすんだ? ゼオル。まさか、逃げるのか?」

 

 「普通なら、そうなるが…今の俺たちには何処にも逃げる場所はない。そうだろ?」

 

 「へっ、だな! それでこそ、お前だぜ。」

 

 「ここでも、付き合わされることになるが、最後まで付き合えるか?」

  

 「当然だ!」

 

 「よし、全軍。カオスゼログライジスに集中攻撃を掛けろ。目標はあくまでカオスゼログライジスだ。他に構うな!」

 

 「え…しかし、あれを倒さなければ、カオスゼログライジスに手を出すことは…」

 

 「あいつらは、あくまでカオスゼログライジスによって呼び出され、操られているだけだ。つまりあれが本体。あれさえ叩けば、他の連中も消える。

 それに、この状況、どんな作戦を立てても全て無意味だ。なら、一億玉砕の覚悟で奴を倒すことだけを考えてがむしゃらに戦う以外にない。

 地球滅亡のカウントダウンも後、残り僅か…この戦いがこの星の運命を左右する最後の戦いだ。全軍、攻撃開始!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アナザーゲートの世界にいるレオはこの世界がおかしいことに気付くも、記憶を思い出すことが出来ぬまま、父のコンラッドについていき、帝国軍倉庫に入っていった。

 

 「お前には本当にすまないことをした。お前の母さんにも…そのお詫びといってはなんだが、お前にゾイドを与えたいと思う。」

 

 「ゾイド? 僕に…?」

 

 「そうだ。お前は前からゾイドが好きだっただろ? だから、帝国軍に入り、ジェノスピノ、オメガレックスの復元と同時にお前に相応しいゾイドの開発も行っていた。」

 

 コンラッドが電気をつけると、そこに現れたのはブラックビーストライガーだった。

 

 「これは…」

 

 「ジェノスピノ、オメガレックスの化石が発見されたのと別の場所にこいつの化石が見付かった。 こいつは他のライガータイプと違い、特別な個体だ。しかも、こいつはライダーの技術に反応して力を高める能力までも確認した。こいつをお前のゾイドとして渡したい。」

 

 「僕に?」

 

 「そうだ! これはお前のゾイドだ。」

 

 「僕の、ゾイド…? (違う! これは俺のゾイドじゃない。似てるけど、何かが違う。でも、思い出せない。)」

 

 「どうした? レオ。まさか、私がお前のために作ったゾイドがいらないというのか?」

 

 「父さん…これは、俺のゾイドじゃない。思い出せないけど、わかるんです。俺のゾイドはこんなんじゃない。俺のゾイドは…」

  

 その時、近付いたコンラッドにレオが気付くと、目の前のコンラッドは目を紫色に発光し、不気味に睨み付けた姿になっていた。それを見たレオは恐怖した。

 

 「何故、拒む? これはお前のゾイドだ! 認めろ、お前のゾイドだと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同時にアダマン領域で激しい攻防戦が繰り広げられ、ゼオルたちデュークナイツと旧帝国軍、共和国軍、アドリア王国軍による合同軍はオリジナルと同じスペックを持つオリジナルデスザウラーとバイオティラノ、デススティンガー、別世界のデスザウラー、キングゴジュラス、そしてデスレックスエンペラーと戦いながら、カオスゼログライジスに攻撃を仕掛けた。

 トリケラドゴス改に装備されているグラビティキャノンとロングレンジバスターキャノンを合体させた装備は両武器のエネルギーを一点に集中させたパワーを誇るため、かつてのウルトラザウルスのグラビティキャノンと同等かそれ以上の威力を誇り、バイオティラノを一体一体確実に葬っていった。

 ゼノレックスはシザースにならず、バスターXAになり、ひたすらアサルトエクスバスターをカオスゼログライジスの胸部コアユニットに集中砲火を浴びせたが、カオスゼログライジスはそれをリジェネレーションシールドで防ぎ、ゼノレックスバスターXAのエネルギーが切れるのは時間の問題となったが、それでもシーザーは自分の持てる全てをゼノレックスに注ぎ込み、砲撃を続けた。

 そして、ゼオルのアーサー、バルディー、マリのガンナーはそれを援護するようにアーサーの得意な近距離戦とガンナーの遠隔射撃でオリジナルデスザウラーとデススティンガーを翻弄し、カオスゼログライジスに近付いていくが、カオスゼログライジスは重力操作と背中のドーサルインフィニティミサイルの砲撃とファンネル展開で近付かせないようにしていた。

 

 「くっ、こいつ、やっぱり半端じゃねぇ! バルディー、マリ。胸部コアユニットを狙えるか?」

  

 「やってるけど、それが全て重力操作と空間操作で弾かれたり、照準が遭わなくなっちまう!」

 

 その時、ドーサルインフィニティミサイルの砲撃がアーサーに直撃しそうになった時、ロックバーグ中尉のパキケドスBRがそれを迎撃した。

 

 「ふぅ、助かったぜ。」

 

 「礼には及ばないわ。あなたに死んでもらったら困るのでね。」

 

 「何か、随分、俺のこと心配しているような素振りだが、何が目的だ?」

 

 「あなたの有能さは、これからの共和国復興に使えるからね。」

 

 「やっぱり、そういう理由か。」

 

 「それに…」

 

 「それに?」

 

 「ちょっとした個人的な感情もあるのでね。」

 

 その2人のやり取りを見たツガミ大尉は、また複雑な心境になっていた。 一方、シーガル中佐のインペリアルナックルコングは片手でメルビルのギルラプターエンペラーを抱き抱えながら、モーリスのクロスコングや旧帝国仕様のディメパルサーとの連携でペンダントを持ったメルビルをカオスゼログライジスの胸部コアユニットに送るために近付き、全ての砲撃をカオスゼログライジスにぶつけた。

 しかし、カオスゼログライジスはインペリアルナックルコングとクロスコングの砲撃及び、旧帝国仕様ディメパルサーのマッドオクテットもリジェネレーションシールドで防ぎ、とてもメルビルとギルラプターエンペラーをカオスゼログライジスの元に送り届けることは出来ない状態にあり、ドーサルインフィニティミサイルの砲撃で全ての武装が破壊されてしまった。

 

 「シーガル中佐、モーリスさん! 大丈夫ですか?」

 

 「心配ありません、殿下。それにしても何て奴だ。我が帝国軍最強ゾイドであるインペリアルナックルコングすらも歯が立たないとは…」

 

 「相変わらず、人間というのは過去から何も学ばず、ただ、ずっと無駄な足掻きを続ける。本当に愚かな生命体だ。そんなに滅亡が望みなら、更なる絶望を与えてやろう。 原始解放…ゼロブラスト。」

 

 その時、カオスゼログライジスの胸部コアユニットの目が閉じ、カオスゼログライジスがゼロブラストを発動し、胸部コアユニットのグライジスコアが剥き出しになり、更に自身の目の前にアナザーゲートを発生し、それに向けて発射した。

 アナザーゲートの先は宇宙空間で、そこに星はなかった。何もない宇宙空間に発射したことに疑問を感じたメルビルたちだったが、その時、放たれたカオスゼログライジスのゼロブラストが何もない空間にぶつかり、亀裂を発生させ、時空の歪みも発生させ、その影響は地球全体にも広がり、あらゆる時間的整合性を失い、重力も何もかもがおかしい状態になっていた。

 

 「こ、これは…」

 

 「カオス・エンドで時間の流れを破壊した。こうなったら、もはや修復不可能。私の力でどうにかしない限り、戻すことは出来ない。」

 

 「まさか、天体だけでなく、時空に風穴を開けられる程の威力まで出せるというのか!?」

 

 「こいつ、一体どこまで強くなれば、気が済むんだよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゼオルたちが危機的状況にある中、アナザーゲートの世界にいるレオはコンラッドに睨み付けられ、何も言い返せない状態になっていた。

 

 「さあ、認めろ…ブラックビーストライガーがお前のゾイドだと…」

 

 「あ、ああ…」

 

 「レオ!」

 

 その時、レオの脳裏にサリーの声が聞こえた。

 

 「声? 一体、何処から?」

 

 グオォ~!! 

 

 「今度は、ゾイドの声? この声、聞き覚えがある。」

 

 「レオ、お願い! 目を覚まして。」

 

 グオォ~!!

 

 「この声…そうだ。俺の大事な記憶にある声だ。忘れかけた大事な人と相棒ゾイドの…そうだ。ここは俺の望んだ世界じゃない。俺の居場所はここじゃない!」

 

 その時、レオの左腕がオレンジ色に強く輝きだし、それにコンラッドが苦しみ出すと、時空の狭間が現れ、そこからライガーデイズとサリー、ハンターウルフが現れた。

 

 「ライガー、サリー!」

 

 「レオ!」

 

 サリーはハンターウルフから降り、嬉しくなってレオに抱き付いた。

 

 「良かった。戻ってきてくれたのね。」

 

 「僕もだよ、サリー。君のおかげで大事な記憶を取り戻せたよ。」

 

 グルル…

 

 「ライガー…ありがとう。お前は俺の相棒だ。」

 

 「愚かな…そのまま記憶を失っておれば、滅びずに済んだものを…」

 

 その時、コンラッドの身体が変化し、カオスゼログライジスのライダーとなっている最終形態のディアベル・ギャラガーの姿になった。

 

 「やっぱり、ここはお前の作った世界か。」

 

 「違う、ここは吸収したお前の記憶を読み取って作り出した世界だ。つまり、ここはお前の作り出した世界でもある。」

 

 「確かに…ライガーと会う前の俺なら、この世界を望んでいたかもしれない。でも、俺はライガーやサリーたちと会ってわかったんだ。

 世界は俺個人で変わるものではない。皆の心が1つになって望んだものが世界になる。だから、俺は皆が笑顔になって暮らせる世界を作りたいんだ!」

 

 「だが、その必要はない。世界は神である私が作ればいいのだ。」

 

 ディアベルの指示に従って、ブラックビーストライガーがライガーデイズに襲いかかったが、ライガーデイズは攻撃をいとも簡単に避け、レーザーガトリングでブラックビーストライガーを破壊した。

 

 「そこまで終焉が望みか…ならば、ここで滅びるがいい!」

 

 その時、アナザーゲートの世界にいる全ての人間がディアベルの姿になり、それら全てがディアベル本体に集まり、巨大化していった。

 

 「サリーは下がって! ここは俺とライガーがやる! 行くぞ、ライガー!!」

 

 レオが乗り込んだライガーデイズが巨大化したディアベルに突っ込んだが、ディアベルはそれを簡単に払い除けた。

 

 「無駄なことだ。この世界は全て私の意のままに操作することが出来る。例えば、こんなことも…」

 

 ディアベルの片手から放たれた紫色の電撃がライガーデイズに直撃し、それにレオとライガーデイズが苦しむと、ライガーデイズの身体に変化が起き、ライガーデイズがライジングブルーライガーからライジングライガー、ビーストライガーへと退化していき、そして進化前の紅蓮ワイルドライガーの姿に戻ってしまい、同時にレオの左腕の金属も全て剥がれ、生身の腕に戻った。

 

 「そんな…」

 

 「お前のライガーは端末の力によって進化を遂げた。つまり、その端末の力を得た私には、そのライガーを退化させることすらも可能ということだ。」

 

 「例え、力を失っても、俺とライガーは負けない!!」

  

 しかし、向かってきた紅蓮ワイルドライガーもディアベルに払い除けられてしまった。

 

 「愚かな…お前が今までライガーを操り、その力を引き出したのは端末の力で得たゾイド因子のおかげであり、お前はその力に頼っていただけに過ぎない。実際、ビーストライガーに進化する前はワイルドブラストすら出来なかったではないか。」

  

 「そうだ。確かに、あの時、俺はサリーのペンダント無しで、ライガーの力を引き出せなかった。じゃあ、俺は端末の力無しでは意味がないのか? 俺はただの無力な人間だったのか?」

  

 「違う! レオ、あなたは今まで端末の力に頼っていなかった。あの時だって、あなたはライガーを守りたいという強い気持ちがあったから、ペンダントはそれに答えてくれた。あの時だって、ライガーはライジングライガーに進化できた。

 レオ、あなたとライガーの強い思いと強い気持ちが端末の力を引き出したのよ!」

 

 「俺の思いが…?」

 

 グルル…

 

 「ライガー…そうだな。」

 

 「どう足掻こうが、次で終わりだ。」

 

 「そうだ。端末の力なんかなくったって、俺とライガーの絆は絶ちきれない。ウオォ~!!」

 

 その時、生身の腕に戻ったレオの左腕が発光し、それが全身に広がり、紅蓮ワイルドライガーの身体にも広がっていた。

 

 「うっ、これは…」

 

 そして、その光がレオの身体から分離し、何かの形に変化し、サリーとメルビルの持っていたキーになった。

 

 「何!?」

 

 「このキーは…」

 

 グルル…

 

 「そうだな、行くぞ、ライガー!」

 

 グオォ~!!

 

 「走り抜け、ライガー! 俺の魂と共に、本能 解放! ワイルドブラストー!!」

 

 「レオ…」

 

 ゾイドキーでワイルドブラストを発動した紅蓮ワイルドライガーの姿はライガーデイズを遥かに凌駕するオーラを見に纏っていた。

 

 「バカめ! ワイルドブラスト出来ても結果は変わらん!」

 

 ディアベルは両手から紫色の電撃を放つが、紅蓮ワイルドライガーはそれをタテガミクローで逆に払い除けてしまった。

 

 「何だと!」

 

 「これが俺とライガーの本当の力だ。紅蓮キングオブクロー!!」

 

 紅蓮ワイルドライガーのタテガミクローがディアベルの心臓部に目掛けて突っ込み、それが心臓部のペンダントに直撃し、ペンダントにヒビが入った。

 

 「バカな…究極神であるこの私が…全てを統べる万能の存在が…」

 

 紅蓮ワイルドライガーの一撃で、ディアベルが粉砕し、同時に現実世界にいるカオスゼログライジスも苦しみ出した。

 

 「うっ、ウオォ~!!」

 

 「何だ? 一体、何が起こったんだ?」

 

 ゼオルたちが疑問を持つと、カオスゼログライジスの前にあるアナザーゲートが突然、反転し、そこから紅蓮ワイルドライガーとサリーのハンターウルフが現れた。

 

 「レオ、サリー!」

 

 「あれは…ライガー…なのか…?」

 

 「皆、待たせて済まなかったね。」

 

 「レオ、ライガーのその姿は?」

  

 「これがライガーの本当の姿さ!」

 

 紅蓮ワイルドライガーに気付いたオリジナルデスザウラーとバイオティラノは一斉に紅蓮ワイルドライガーに襲いかかってきた。

 

 「げっ、来やがった!」

 

 「大丈夫。俺たちには仲間がいる。」

 

 その時、紅蓮ワイルドライガーの周囲に幾つもののアナザーゲートが現れ、そこからオリジナルデスザウラーとバイオティラノを倒したブレードライガーやムラサメ、ハヤテ、ムゲンライガーを初めとした歴代のライガーが現れ、更に惑星Ziに生息していた全てのゾイドや死んでいったアドリア王国軍のゾイドや野生ゾイドが現れ、オリジナルデスザウラーやバイオティラノを迎撃していった。

 

 「アナザーゲートを呼び込んだだと! まさか、レオのライガーはカオスゼログライジスと同様に端末の力を持ったというのか?」

 

 「己れ、やはり、ライガーというのはいつの時代でも、私の邪魔をしてくれる。ならば、もう慈悲も手加減も必要はない。この私の渾身のゼロブラストで、この星をこの星系もろとも消し去ってやる。」

 

 「不味い、あの野郎、マジモードになってやがる。」  

 

 「でも、今の奴は怯んでいる。今、あの胸部コアユニットに攻撃すれば、勝てる。」

 

 「だが、どうやって?」

 

 「皆の力で、あいつのシールドを破壊し、その隙に俺とライガーがあいつを攻撃する。皆、協力してくれるかい?」

 

 「何があったか知らねぇが、おもしれぇじゃねぇか。ならば、行くぞ、皆! 全ての攻撃を奴にぶつけろ!」

 

 「そうだ。コバの死を決して無駄にはしない。俺の持っている全てをゼノレックスに注ぎ込み、奴を倒す。」

 

 「共和国の復興のためにも、この一撃に全てを賭ける!」

 

 「親父の仇、今度こそ取ってやる。」

 

 「俺たちの自由な旅を勝ち取ってやるぜ!」

 

 デュークナイツや合同軍、アドリア王国軍、野生ゾイド、そして歴代のライガーや惑星Ziのゾイドが一斉にカオスゼログライジスに向けて砲撃し、全ての武装を失ったインペリアルナックルコングも倒された野生のグラキオサウルスのハンマーボーンを持ち、それを斧代わりにしてカオスゼログライジスのリジェネレーションシールドを破るために、何度も何度も攻撃した。

 それをカオスゼログライジスリジェネレーションシールドで防ぐが、それで時間を稼ぎ、シーザーは自身の体内の全てのゾイド因子をゼノレックスに注ぎ込んだアサルトエクスバスターとトリケラドゴス改のグラビティロングレンジバスターキャノンが放たれ、一瞬、空間が歪んだような一撃がカオスゼログライジスのリジェネレーションシールドに直撃し、リジェネレーションシールドを破った。

 

 「何!?」

 

 「よし、今だ! 行くぞ、ライガー!」

 

 ライガーがジャンプすると、突然、浮遊するようにライガーの身体が浮かんだ。後ろを見ると、ライガーの背中をジェイクのソニックバードが掴んでいた。

 

 「ジェイク。」

 

 「ライガーは空、飛べないだろ?」

  

 「ありがとう、ジェイク。」

 

 その時、紅蓮ワイルドライガーの身体が再び輝き出すと、アダマン領域と全ての野生ゾイドたちも発光し、その全ての光が紅蓮ワイルドライガーに集まっていった。

 

 「感じる。この星に生きる全てのゾイドたちの命の光が…皆、この星を救うために、俺とライガーを信じているんだ。」

 

 グルル…

 

 「そうだ、この力を決して無駄にはしない!」

 

 

 映像でその姿を見たボーマン博士は紅蓮ワイルドライガーのエネルギーを測定し、何かに気付いた。

 

 「いかん! レオ、止めろ! そのエネルギーをカオスゼログライジスにぶつけては…!」

 

 「己れ、このまま、奴の思いどおりにはさせん!」

 

 また、同時に気付いたプライドはデスレックスエンペラーの荷電粒子砲で、紅蓮ワイルドライガーに向けたその時、ボロボロのオメガレックスとが現れ、デスレックスエンペラーを拘束し、コクピットのユウトは血まみれになっていた。

 

 「なっ、貴様は!」

 

 「まだだ、まだ、お前との決着はつけていない。」

 

 「くっ、貴様もセードと同じくただの愚か者のようだったな!」

 

 「この状態では、荷電粒子砲は撃てない。ならば、せめてセードの出来なかったことを僕がやる。」

 

 オメガレックスは体内の荷電粒子を全て体内に溜め込み、何かの準備に入った。

 

 「まさか、貴様!」

  

 「今度こそ、滅びろ! プライド!!」

  

 「己れ~!!」

  

 体内に溜め込んだ荷電粒子の影響でオメガレックスは自爆し、デスレックスエンペラーは巻き添えとなって呑み込まれた。

 

 「この一撃が最後の攻撃だ。 行くぞ! 紅蓮キングオブクロー!!」

 

 紅蓮ワイルドライガーのタテガミクローがカオスゼログライジスの胸部コアユニットを貫いた。カオスゼログライジスの胸部コアユニットの目が消え、コアにヒビが入り、同時にコクピットにいるディアベルの心臓部のペンダントにもヒビが入った。

 

 ヴオォ~!!

 

 紅蓮ワイルドライガーの渾身の一撃によって断末魔を上げるカオスゼログライジス、貫いた胸部コアユニットから紫色のゾイド因子が放出され、カオスゼログライジスの身体から放たれていった。

 それによって、ボーマン博士の狙いどおり、カオスゼログライジスが無力化していくかと思われたその時、突然、カオスゼログライジスの背後から巨大なアナザーゲートが無造作に現れ、それがブラックホールのように吸収し、カオスゼログライジスを紅蓮ワイルドライガーもろとも呑み込もうとした。

 ライガーは必死で抵抗するが、カオスゼログライジスをも吸収する強力は重力に逆らえなかった。

 

 「れ、レオー!!」

 

 サリーの必死の叫びも虚しく、ライガーは巻き添えとなって、カオスゼログライジスと共に吸収されてしまった。

 カオスゼログライジスがナザーゲートの中に吸収されたことによって、地球に激突しようとした原始の惑星Ziが消え去り、同時に世界中を蹂躙したオリジナルデスザウラーとバイオティラノ、デススティンガー、別世界のデスザウラー、キングゴジュラスも消え、空は無数のキルデスサイスによって覆われた闇から解放されたが、残ったゼオルやサリー、メルビルたちには虚無感だけが残った。

 

 To be continued




 次回予告

 カオスゼログライジスをアナザーゲートに飛ばすことが出来たものの、レオとライガーはその巻き添えを喰らって飲み込まれてしまう。 彼とライガーの運命は? そして地球は明日を取り戻せるのか!?

 最終回「明日への挑戦」未来に向かって突き進め、ライガー!!
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