アイドルマスターシャイニーカラーズの二次創作となります。
作中オリジナルキャラクター、およびオリジナルユニットが登場します。
苦手な方はご注意ください。
考えているものとかぶるかもしれんと思ったので供養のために描いていた区切りのいい箇所までを投稿します。
気づいたら真っ暗な空間にいる。
何が起きたかわからず、回りを見渡していると自分の目の前にスポットライトがパッと当たり、目の前を照らし出した。
スポットライトがあたった場所には、ストレートの長髪で、ステージ衣装を観にまとった、少し幼い笑顔の私がいた。
「っ!?」
自分の喉から声にならない声が漏れる。
質の悪い夢を見ている。私は確信した。
早く覚めろと願い続けるが夢が覚める気配はない。
あぁ、何時まであの時の姿を見ていればいいんだ。
少しの間、幼い私を見つめているとどこからともなく耳障りなノイズ音が聞こえ始め、スポットライトに照らされいた姿がぶれる。
ノイズ音が止んだ時、ジャージを着こんで思い詰めた顔をする私がスポットライトに照らし出されていた。
あぁ、思い出さないようにしていたあの頃を見せつけりるなんて。なんて質の悪い夢だ。
あの時期はこんな顔をしていたのだろうか。幼い私は非常に思いつめた顔をしている。
何を言っているかまでは聞こえないが、何かを呟いた後私の方へゆっくりと歩いてくる。
私はそれを見て咄嗟に後ずさった。
けれども、向こうの方が少し早く徐々に距離が詰められていく。
歩み寄ってくる姿がまたノイズ音と共にぶれ始める。
きっとこの次の姿はきっと......
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「あー......」
気づけばあの真っ暗な空間ではなく、朝日が差し込む自分の部屋に居た。
次の姿を見ることなく、私は目を覚ましたようだ。
不幸中の幸いだと思いながらベットから起き上がり、背伸びをして眠気を追いやる。
伸びながら時計に目をやると、いつも起きる時間より早い。あの頃に起きていた時間と同じ位の時間だ。
今日はやたらと嫌なことを思い出す。
時計から姿見に視線を移すと、そこには癖毛短髪で諦めた目をした私が写っている。
「......あー......最悪......」
鏡に映った姿を見て、どこか安心してそんな言葉が漏れた。
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ここ数ヵ月間の間で最悪の目覚めから早数時間。
学校に行く気が起きず、学校をさぼり外をぶらぶらと歩いていた。
「あー......やっちゃったよ.....どーしよ......」
罪悪感からため息が出る。制服を着て外に出てしまったせいか周囲の目も気になってしまう。
夢の事や、さぼった罪悪感、周囲の目、いろんなことで胸の中がもやもやする。
周囲の目を避けるように私は近くにあった公園へ向かった。
公園についたが、昼下がりのせいか誰もいなかったが、考え事にはちょうど良いと思い、私は近くのベンチに腰かけた。
今日見た夢。三年前、14歳の頃の私はアイドルにあこがれ、様々なプロダクションのオーディションを受けていた。
そんな中、とあるオーディションに合格し、私はとあるプロダクションに所属することになった。
所属してすぐの頃は確か...楽しかった。そんな感情しかなかった。
厳しいけどやるたびに上達するレッスン、一緒のユニットの子と語った将来の夢、誰かが見てくれるライブ。
どれも、楽しかった。私にはすべてが輝いて見えた。
だけど、いつからだったか。その輝きが失われたのは。
徐々に少なくなるライブの観客、離れていくファン、すれ違って、最後にはいなくなるユニットのメンバー。
必死にすがったが、結局はダメだった。ダメだったと分かった瞬間私の心は折れてしまった。
あの時もっと頑張っていればなんとかなったのではないかと、今になって思う。
考えれば考えるほどにあの時こうしていれば、ああしていればという感情が渦を巻く。
もっと頑張っていれば、アイドルを続けることができたのだろうか。
あれ、そもそも私はなんでアイドルになろうとしたんだ......?
「あの、すこしいいかな?」
どんどん思考が沼に落ちそうになっている中、突然男の人の声が聞こえた。
咄嗟に顔をあげるとそこには長身で、スーツを着ている男性が立っている。
スーツということは会社員だろうか、しかしまだ時間的には仕事中なのでは......?
ひょっとして......
「サボり......?」
「いや、さぼりとかじゃないんだけど……」
「あ、やば……あの、スミマセン……」
しまった。考えていたことが口から出てしまった。気をつけねば……
しかし、サボりではないとなると一体何が目的なんだろうか。
変な勧誘とかなら困るから帰ったほうが良いか?
そういう風に考えていると、目の前の男性は懐から名刺れを取り出し、名刺を私に渡してくる。
「自分は283芸能プロダクションでプロデューサをやっている者なんだけど......」
283芸能プロダクション。たしか最近急速に名前を挙げている芸能プロダクションだったはずだ。
新規新鋭のアイドルが多数在籍している、という話を聞いたことがある。
「はぁ......それで、そのプロデューサさんが私に一体何の用なんですか?」
一体何のために人気急上昇中のプロダクションのプロデューサが私に声をかけてきたのか。
意味が分からない。
「アイドルに興味はないかい?」
その一言を聞いた瞬間、世界が固まったような気がした。
ゆっくりとしていたはずの心臓が早く脈打って、自分の呼吸音がやけにうるさく感じる。
「なんでですか?」
喉から絞り出せたのはそんな一声だった。
「えーっと、君を見たときにピンと来たというか、君ならトップを目指せるって思ったんだ」
何をいっているんだ。
一体何をいっているんだ。
私がアイドルを目指せる?この目の前の人間は何を言っているんだ?
途中でアイドルをあきらめた人間がトップを目指せる?本気で言っているのか?
「あ、ごめん。突然だったよね。学業の問題もあると思うけどうちはなるべく学業はちゃんとやってほしいと思っているんだ。
もし学校の都合だったりとかで調整が難しいこともあればそういった調整は行うし......」
目の前の人間は一人話を進めていく。
話なんて一切耳に入らない、アイドルに興味はないか、トップを目指せる。その言葉だけが私の中を駆け巡る
「......っと、こんな感じなんだけどどうかな?さすがに今決めるのは難しいと思うからこの資料を渡すから、よければ考えてくれないかな」
そういって概要などの資料を入れたと思われる分厚くなった封筒が私の前に差し出される。
訳が分からない。こいつの目は節穴なのか?考えれば考えるほど訳が分からなくなってくる。
「……本当に、私はトップアイドルになれる、そう思っていますか?」
聞こうとしていなかった質問が口から勝手に漏れる。
「あぁ、なれると思っている。だから声をかけたんだ」
即答だった。なんで即答できるんだ。訳が分からない。
なんでそんなことがわかるんだ。こいつに私の何が分かるんだ
考えば考えるほど頭に血が上る。
耐えられなかった
私は差し出された封筒を払いのけた
「えっ……」
封筒が宙を舞い地面に落ちる。
それを目の前の人間は唖然とした表情で見つめていた
「馬鹿にするのもいい加減にしろ!!!」
一度動いてしまったら止まることはなかった
「何がトップになれるだ!私の何を見ているんだ! !!
バカにするのもいい加減にしろ!!! 一度挫折した人間がトップになれる!?そんなことあるわけないだろう!!!
人の傷をえぐってそんなに楽しいのか!!!ふざけるな!!!!」
激情を叩きつけ、私は公園から逃げるように駆け出した。
気づけば家にいて、布団をかぶっていた。
どうやって帰ってきたのかも、全く覚えていない。
一度諦めて挫折した人間がトップアイドルになれる。そんなことあるわけがない。
公園についた時よりも、胸のもやもやは黒く、濃くなっていた。
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翌日、昨日の事を引きずり何もやる気が起きず二日連続で学校をさぼった。
一晩過ぎたおかげか、昨日の出来事を少し客観的に見ることができた。
そして頭を抱える。勧誘してきた人間に突然怒って叫んで逃げるとかとんだ非常識人間じゃないか……
流石に謝った方がよいと思ったが、連絡先なんて持っているわけもないし、突然283芸能プロダクションに電話するのも非常識ではないだろうか。
そんな考えを繰り返し、訳が分からなくなってしまい、リフレッシュのために今日も外に出ることにした。
外を散策しても、特にいい案は浮かばず、気づけば昨日足を運んだ公園までたどり着いていた。
もしかしたら、今日もあの男性が公園にいるのでは?そう思い公園の中へ足を運ぶ。
そこには目的の人物がつかれた顔で遠くを眺めながらベンチに腰掛けていた。
なんか疲れた表情をしているが一体何があったんだろうか....
ひょっとして昨日の事が原因かもしれない。そうかんげるといたたまれなくなったので何も考えずに声をかける。
「あ、あの……」
「あっ......えっと、昨日は申し訳なかった。何も知らないのに声をかけてしまって」
声をかけるとやはり昨日の事を覚えていたのか、彼は私に頭を下げた。
本来私が謝るべきだったのになんで……
「あ、えっと、いや、本来私が謝るべきなんです、昨日はすみませんでした!」
「いや、君が悪いわけではないよ、突然声をかけたこっちが悪かったんだ。申し訳ない」
私も頭を下げたが彼もまた頭を下げてきた。
このままでは謝罪合戦になると思い、頭を下げながらどうしようかと考えながら話を変えようと考えていると
「その、もしよければなんだけど何があったのか教えてくれないか?
話したのも何かの縁だ。相談に乗れるかもしれないし......」
と彼が切り出してきた。
頭をあげると困ったような顔で笑う彼の姿がある。
その顔をみて何か馬鹿らしくなり私は苦笑いを浮かべる。
「あはは……そうですね」
私は彼の横に腰掛け、自己紹介を始めることにした。
「私、
「サボってるのか!?それは大丈夫なのか!?」
サボっていることを伝えると彼は大げさに慌て始める。
それを見ておかしくなって笑ってしまう
「わ、笑いごとじゃないとおもんだけど……」
「だ、大丈夫ですよ……今日で二回目のさぼりでそれ以外は休んだことなんてありませんから……ふふっ……」
「それは、いいのか……?よくないと思うけど……」
律義な人間もいるものなんだと思いながら暫し笑い、くだらない日常的なことを話していった。
学校で何を学んでいるのか、どういったことが好きなのか。なんでこんな話をしたのかはわからない。
なんとなく、なんとなくだけどこの人なら話してもいいんじゃないかと思ったんだ。
友人にいったらちょろいなんて言われたりするかもしれないが気にしてはいけない。
「で、ここからが本題なんですけど。昨日突然怒ったことについてです。」
そういい、私は本題に入ることにした。
「私は昔、アイドルをやってたことがあります。でも、挫折しました。 ステージから逃げた人間なんです。」
声が震える
「そんな人間がもう一度アイドルをやれるわけがない。ましてやトップなんて到底無理ですよ。」
「だから、スカウトはお断りさせてください。こんな意思の弱い人間がいたらほかの人にも絶対に迷惑がかか「そんなことはない!」 っ……!」
スカウトを断ろうとしたところを彼にさえぎられる。なぜそんなことないなんて……
「あっ……途中でさえぎってすまない。でも、そんなことはないって俺は思うんだ。
だって、君の表情はまだあきらめられないって表情をしているんだ。」
君は気づいていないかもしれないけど、と彼はつけたした。
諦められない表情をしている……?そんなバカな。
「そんなことないと思いますけど……」
「俺からはそう見えるよ。それに、わざわざ自分の事を話してくれたじゃないか。
諦めたって言って、それを俺に肯定してもらうことで自分に踏ん切りをつけようって、実は思ってたりしたんじゃないか?」
「そんなこと……」
「ないかもしれないけど、心の底ではまだあきらめきれない、アイドルをやりたいって思っている……って麻高さんは考えているんじゃないのかな」
諦められない、その言葉がすとんと私の中にはいってくる。
「だから、麻高さんが良ければ、もう一度アイドルやってみないかな?今すぐじゃなくてもいいんだ。それにやるやらないどっちでもいい。ちゃんと結論を出してほしいって、思ってる。」
昨日といい訳の分からない人だと思った。どうして他人の事をここまで考えられるんだ?
でも、それだけになぜか期待してしまう。
「一つ、聞いてもいいですか? 私はトップアイドルになれる、そう思っていますか?」
昨日と同じ質問。でも思っていることは昨日と違う。
「昨日も言ったけど、なれる。そう思ってるから麻高さんに声をかけたんだ。」
この人は多分大馬鹿なんだろう。失礼だが私はそう思った。
こんな一度挫折した人間を引き上げようとしているのだから。
「だから、ゆっくり考えてほしいんだ。結論をだしたらここに連「いえ、大丈夫です」」
彼の言葉を遮り、私は立ち上がる。
「やります」
きっと地獄のような道のりになるだろう。
周囲の目だって厳しいだろう。
それでも、たとえそれでもやってやる。
彼の方へ振り返り宣言する
「
一度地に落ちた人間を引っ張り上げてください。よろしくお願いします。プロデューサー」
「……あぁ!よろしく!織暖!」
どこから鷹の声と、鷹の羽が落ちてくるのが見えた。
ざっくりキャラ説明
■名前
麻高 織暖(あさたか しのん)
■年齢
17歳
■誕生日
7月5日
■誕生花
ラベンダー (花言葉は"不信感", "私に答えて", "信頼")
シャニのアピール性能を考えると高火力アピールの代わりに即時に自分のメンタルを減らすようなやることできるけどメンタルお豆腐といった感じのキャラクター
続きは描きあがり次第順次投稿…したい。
公式の情報がダダ被りしたらそっと消してると思います。