転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

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スキルを獲得・・・・・・するためのスキル?

シズさんとの一件から少し経った。リムルがシズさんを喰らった後、エレンさん達にはシズさんは亡くなったと告げた。その事実に3人は深く悲しんでいたけど、すでにわかっていた事だと割り切っていたのか、すぐに立ち直っていた。その後、ギルドがある町に戻るという3人に、カイジンさんたちが作り上げた特製の防具や武器などを餞別がわりに差し上げ、3人は僕たちの町を後にしていった。

 

 

 

・・・・・・良い人たちだったな。また会える日を楽しみにしていよう・・・・・・。

 

 

 

 

「それにしても・・・・・・やっぱりその姿には驚かせられるね・・・・・・リムル」

 

 

 

「そうだろうな。今までスライムだった奴がいきなり”人に化けたら”誰でも驚くしな」

 

 

 

町づくりも順調に進み、徐々にそれらしい建物等が出来始めた頃、僕とリムルは一つの屋根の下で今後の方針について話し合ってたわけなんだけど、今の”リムルの姿”には当初はもちろんだけど、今でさえ多少の違和感があるため会話がぎこちなくなってしまっていた。

 

 

 

「シズさんを喰らって人への『擬態』が出来るようになるなんてね・・・・・・」

 

 

 

「ああ、俺も始めはそれには驚いた」

 

 

 

 

リムルはあの日、シズさんを『捕食者(クラウモノ)』で捕食したことにより、シズさんが持っていたスキルを大量に獲得することが出来たみたいで、今のリムルはシズさんを捕食したことで得たスキル『擬態:人間』によって人化中なんだ。見た目は僕よりも少し小さいくらいかなって見えるほどの子供の姿で、水色と銀色を混ぜ合わせたような色の髪を肩近くまで伸ばしていた。体つきは僕同様でとても華奢で小柄なこともあってか、これまた僕同様で男とも女とも取れない中性的な人間に見える。

 

 

 

 

「それに、その他にもイフリートやシズさんからいろんなスキルを会得した訳なんでしょ?・・・・・・今更に思うけどさ?『捕食者(クラウモノ)』ってチートじゃない?」

 

 

 

「否定できないな・・・・・・。だが、お前だって『応援者(コブスルモノ)』って言う凄い強化ができるスキルを持ってるじゃないか。それだってチートだと思うけどな?」

 

 

 

「それはそうだけど・・・・・・」

 

 

 

僕もチート持ちだって言うリムルに僕は苦い顔をする。だって、そのスキルはあくまで僕以外のみんなの力を上げると言うもので、僕自身が劇的に強くなるわけではない。それに、そのスキルも無限に使えるわけではないためどうしても制限が入ってしまうのが難点なんだ。だから、『捕食者(クラウモノ)』ほどのなんでもスキルが手に入るようなチートスキルには及ばないのではと思ってしまい、どうしても尻込みしてしまうんだ。

 

 

 

 

「それよりさ?せっかく人の姿になれたことなんだし、何か食べにいきたいって思ってるんだけど、付き合ってくれるか?」

 

 

 

「食事ね〜。・・・・・・そうだなぁ」

 

 

 

「ん?どうかしたか?」

 

 

 

「いや・・・・・・それが・・・・・・」

 

 

 

リムルのせっかくの誘いだし、快く受けようと思ったんだけど・・・・・・ある事実があるためどうにも行こうか迷ってしまう自分がいたため、行くことを躊躇ってしまう。・・・・・・その事実って言うのは・・・・・・。

 

 

 

「僕、()()()()()から食べ物の味が分からないんだよ・・・・・・」

 

 

 

「はっ?何言ってんだよ?お前だって人に化けてるだろ?それなら味覚だって戻ってるはずじゃ・・・・・・」

 

 

 

「僕が使ってるスキルは『擬人化』。リムルの『擬態:人間』とは違って完璧な人間へと化けてるわけではないんだ。あくまで僕は、ただの水を人のように見せた物になっているだけ。だから、味覚がないのは当然なんだよ・・・・・・」

 

 

 

言ってて悲しくなってくる。そう、擬人化っていうのは完璧な人化では無いため、色々と足りないものが出てきてしまうんだ。まず視覚と聴覚、触覚は何故かあった。そして、味覚と嗅覚は無かった。と言うのも、もともと『水魔人』には最初の3つの感覚は備わってたみたい(それなら他の2つも備えていて欲しかったけど)。まぁ、一応”魔人”っていう立ち位置だからね。あってもおかしくは無いんだけど・・・・・・そんなわけで、味覚と嗅覚なしで生きていくことになったわけなんだけど・・・・・・味覚と嗅覚・・・・・・特に味覚がないのはとても辛かった。何せ、いくら何も食べなくても生きていける体とは言え、前世は人間だった僕だ。何かを食べたいと思う時もあるわけであって、食べた時に何も味がしなかったらそれはそれは悲しすぎる・・・・・・。だから、今は味覚を復活させるスキルを探してるんだけど、そのスキルはいまだに見つかっていない・・・・・・。

 

 

 

「そ、そっか・・・・・・なら早いとこ味覚のつくスキルを見つけることだな。味覚がないといろんな意味で不便だし・・・・・・」

 

 

 

「うん。はぁ〜・・・・・・なんか”簡単なスキル”でも作れるスキルでも持ってれば良かったのにな〜・・・・・・」

 

 

 

『確認しました。個体名エリス=テンペストが、エクストラスキル『技能作成者(スキルクリエイター)』を獲得しました。』

 

 

 

「「ん?」」

 

 

 

突然耳に入ってきた僕たち以外の声に僕とリムルは首を傾げる。今のは一体・・・・・・僕がなんかスキルを獲得したって聞こえたけど・・・・・・。

 

 

 

《告。主人(マスター)が、新たなるエクストラスキル『技能作成者(スキルクリエイター)』が使用可能となった模様です。実行いたしますか?Yes/No?》

 

 

 

「(『技能作成者(スキルクリエイター)』?それってどんなスキルなの?)」

 

 

 

《解。このスキルは、一部を除き”『エクストラスキル』までの全てのスキルを作成する”ことが可能となるスキルです。ですが、その上のスキルである『ユニークスキル』『アルティメットスキル』を作成することは不可能となっています。また、スキルを作成する際、微量の魔素を消費します。》

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

随分と粋なスキルを会得したもんだね僕も・・・・・・。ユニークスキルとアルティメットスキル・・・・・・だっけ?その2つのスキルが作れないっていうのはちょっと残念に思ったけど、エクストラスキルでも流用的に使え、とても便利になるスキルもたくさんある事は知っていたため、そこまで悲観的にはならなかった。魔素もそこまで減らないらしいし。

 

 

 

「なあ?結局スキルは手に入ったのか?確か『技能作成者(スキルクリエイター)』って聞こえたけど・・・・・・」

 

 

 

「うん。ちゃんと手に入ったみたい。なんでも、エクストラスキルとかを作ることが出来るスキルなんだって」

 

 

 

「・・・・・・これまた随分とチート並みのスキルを・・・・・・・・・・・・ってそうだ。(大賢者、さっき聞こえてきた声って何だったんだ?)」

 

 

 

〈解。それは『世界の言葉』による知らせです。世界の言葉の声は誰の耳にも届き、主にスキルの獲得、進化、世界の改変を告げます。〉

 

 

 

 

「(はっ?あれってお前の声じゃ無かったのか?)」

 

 

 

〈解。ユニークスキル『大賢者(エイチアルモノ)』は『世界の言葉』の権能の一部を流用して言葉を発しています。また、個体名エリス=テンペストが持つユニークスキル『指導者(ミチビクモノ)』も同様です。〉

 

 

 

「そっか・・・・・・(そう言えば死ぬ間際にもさっきみたいな声聞いた記憶あるもんな。あれって『世界の言葉』だったんだな・・・・・・)」

 

 

 

リムルは一人、何やら考え込んでいる。大方リムルの相棒である大賢者とでも話をしているんだろう。邪魔をしてはまずいしとりあえず、そのリムルは放っておき、僕は早速さっき貰った『技能作成者(スキルクリエイター)』を使ってみることにした。

 

 

 

「『技能作成者(スキルクリエイター)』!」

 

 

 

《『技能作成者(スキルクリエイター)』の発動を確認しました。作成可能のスキルを選んでください。》

 

 

 

僕が『技能作成者(スキルクリエイター)』を発動すると、頭の中にズラーーッと作ることが出来るスキルの情報が流れ込んできた。少なく見積もっても300以上はありそうで、それを見ただけで僕の目はクラクラしてきた。

 

 

 

「スキルってこんなに多いんだね・・・・・・。この中から必要なスキルを探すとなると・・・・・・すっごく骨が折れそう・・・・・・」

 

 

 

《・・・・・・主人(マスター)に現在必要とされるスキルを厳選しました。スキルを作成しますか?》

 

 

 

それはとってもありがたい・・・・・・・・・・・・んだけどさ?なんか『指導者(ミチビクモノ)』さんの声が呆れたように聞こえたのは気のせいかな?・・・・・・まぁ良いか。やってもらおう。

 

 

 

「『指導者(ミチビクモノ)』さん、お願いしても良いかな?」

 

 

 

《了。スキルの作成を開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・成功しました。また、スキル獲得の代償として主人(マスター)の体内魔素の30%を消費しました。》

 

 

 

「結構持って行かれたね・・・・・・さて、じゃあ獲得したスキルの確認をして行こうか!」

 

 

 

数分後、スキルの作成が終了した。魔素を3割持って行かれたのは痛かったけど、その分たくさんのスキルを会得できるのであれば安いものな為、特に気に留めずに今獲得したスキルの確認をしていった。

 

 

《解。スキルの確認及びスキルの整理を実行いたします。固有スキル『自己再生』がエクストラスキル『超速再生』を獲得したことにより消失しました。続けて、コモンスキル『五感作成』を獲得したため、主人(マスター)に五感の付与が可能となりました。実行しますか?Yes/No?》

 

 

「え?あ、う・・・・・・うん?」

 

 

《了。五感の作成を実行いたします・・・・・・・・・・・・成功しました。続けて、エクストラスキル『水操作』に『水創造』を統合、『水操作者(ミズオペレーター)』へと進化しました。『水操作者(ミズオペレーター)』獲得により、エクストラスキル『水結界(アクアヴェール)』を常時発動可能となりました。常時発動をいたしますか?Yes/No?》

 

 

 

「お、お願い・・・・・・しようかな?」

 

 

 

《了。『水結界(アクアヴェール)』を発動しました。このスキルは主人(マスター)の魔素の20%を切るまで常に発動します。続けて––––––––––––––––」

 

 

 

これ・・・・・・いつまで続くんだろ・・・・・・?

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

 

《––––––––––––––––以上が、今回の作成で獲得したスキルになります。》

 

 

 

 

「ず・・・・・・随分と多くのスキルを作成してたんだね・・・・・・。50個以上はあったはずなのに作成にかかった時間は数分とか・・・・・・改めて『技能作成者(スキルクリエイター)』ってやばいね?」

 

 

 

あまりに多くのスキルを獲得していた事実に辟易し切った僕は、気疲れをしてしまっていた。無理もない・・・・・・自分が予想していた以上の性能を見せた『技能作成者(スキルクリエイター)』に驚いたり、エンドレスに流れ続ける『指導者(ミチビクモノ)』さんのスキル獲得の確認と説明をずっと聞き続けたりしてたんだから・・・・・・。

 

 

 

「エリス。もう終わったか?」

 

 

 

「へ?あ、あぁリムルか・・・・・・。ごめん、こっちに集中してて忘れてた・・・・・・」

 

 

 

「良いさ。俺のほうもスキルの確認とかして時間潰してたし・・・・・・。それよりも、スキルは獲得できたのか?」

 

 

 

「うん!結構たくさんのスキルを会得できたかな。それでね?コモンスキルに『五感作成』っていうスキルがあって、それを会得したことによって僕にも味覚と嗅覚が戻ったんだ!」

 

 

 

「まじかっ!じゃあもう味がしないとかの問題は解決だな!」

 

 

 

「だねっ!というわけで、早速何か美味しいものを・・・・・・」

 

 

 

『主様っ!』

 

 

 

『主よ!』

 

 

 

「っ!?ヒョウガ?どうしたの?」

 

 

 

「っ!ランガ?どうした?」

 

 

 

何かを食べに行こうと、町へ戻ろうとした矢先、僕の頭の中にヒョウガの声が響き渡った。これはおそらくヒョウガからの『思念伝達』。・・・・・・だが何だろう?妙に焦っているように聞こえる・・・・・・何かあったのか?胸騒ぎを覚え、顔を強張らせた僕は、リムルへと視線を向けるが、リムルもどこか苦い顔をして立っていた。おそらくランガから『思念伝達』があったんだろうけど、そのランガの様子が変だったのか、リムルもどうやら何か妙な胸騒ぎを覚えたのかもしれない。

 

 

 

《告。ここから南に1.5km離れた先にて、個体名ヒョウガ及び、個体名ランガの複数の魔物との交戦を確認。その数、およそ6。》

 

 

 

〈先程の『思念伝達』の声音から推測するに、()()()()を求めているものと思われます。〉

 

 

 

「「・・・・・・」」

 

 

 

僕とリムルは互いに見合わせる。僕もリムルもアイコンタクトだけでお互いが何を言いたいのかは察っせたため、特に会話を交わす必要は無かった。

 

 

 

「リムル、行こう!」

 

 

 

「ああ!向かうぞ!」

 

 

 

ヒョウガとランガを助けるが為、僕たちは目的の場所へと駆けていくのだった・・・・・・。




エリスが獲得したスキルはそのうち明らかにして行こうと思います。





※大賢者と指導者、世界の言葉の話し方が同じで紛らわしいと思うので、少し見分けがつくようにしました。


大賢者→〈〉 指導者→《》 世界の言葉→『』


こんな感じにしてみました!




エクストラスキル



技能作成者(スキルクリエイター)



エクストラスキル、コモンスキルを作成可能となるスキル。作成するスキルによって消費する魔素の量が異なるため、スキルの持ち主の魔素量を超えるようなスキルは作成が不可能となっている。ユニークスキル、アルティメットスキルは一応作成は可能だが、かなり膨大な魔素を必要とするため、今のエリスでは作成は不可能とされている。

クロスオーバーする作品はどれが良い?

  • モンスターハンター
  • ポケットモンスター
  • ドラゴンクエスト
  • クロスオーバーは無しで!
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