転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

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書いてて思ったけど、話のスピードがすごい遅い。

もう少しペース上げていきたいです。


魔王と元・魔王

 

 

 

「子供達、元気にしてるか?最近は色々と忙しくって会いに行けてないから、心配でさ」

 

 

 

「むしろ元気すぎるくらいですよ。リムルさんが来たって知ったら余計に元気になっちゃうかもですね」

 

 

 

「はは。確かに、それは想像がつくな」

 

 

イングラシア王国についた俺は、自由組合(ギルド)でユウキに会うとそれを連れて自由学園へと足を運んでいた。その際に、ユウキは副総帥(サブマスター)であるカガリさんに事情を説明し、『自分が留守の間は自由組合(ギルド)は任せた』的な感じでカガリさんに留守を任せることとしていた。

 

 

このカガリさんだが、副総帥(サブマスター)であると同時に、大の遺跡マニアらしく、つい最近にも古代遺跡である”ソーマ”を踏破して来たばかりなんだとか。

 

 

遺跡に関してはかなりの知識を持つカガリさん。そんな彼女に、俺は以前見つけたクレイマンの領にあった古い遺跡の調査をそのうち依頼してみようと考えていた。・・・・・・何ですぐ依頼しないのかだって?だって、今はあそこはミリムが管理している領地だ。ここはちゃんとあいつと話し合って許可を得ないといけないから、この場ですぐにって訳にはいかないんだ。

 

ミリムの場合、探索に行くって言ったら『ならばワタシも行くのだーっ!!』とか言いそうだがな。

 

 

とまぁ、遺跡の件に関しては追々考える事にした俺は、ユウキを連れて子供達の元へと向かっていた訳なんだ。ちなみに、子供達には開国祭の事は勿論だが、俺が来ることも伝えていないのでまず間違いなく驚くだろう。そんな子供達の驚く顔を思い浮かべながら、俺は自由学園に踏み入ろう・・・・・・としたのだが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ドゴオォォォーーンッッ!!!!!」

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

突然学園内から聞こえてきた轟音に俺はかなり驚いた。な、なんだってんだ・・・・・・?

 

 

 

「おー、今日は随分と激しくやってるようですねー」

 

 

 

「や、やってるって、一体何やってるってんだよ?」

 

 

 

「見ればわかりますよ。とりあえず、ついて来てください」

 

 

 

ユウキはさほど驚いた様子もなく、さっさと中へと入って行ってしまう。それに続くように、俺も学園の中へと入る。ユウキに釣られてやって来たのは、学園の広い庭だった。そこでは・・・・・・

 

 

 

「ケンヤくん!まだまだ剣筋が甘い!それでは相手にすぐに読まれて対応されてしまうぞ!」

 

 

 

「あ、ああっ!もう一度!」

 

 

 

身体中、汗でびっしょりとなって息も絶え絶えになりながら相手に向かっていくケンヤ。

 

 

 

「アリスさん!魔力供給の精度が落ちて来てるぞ!それではまともに人形(ゴーレム)を使役する事など出来はしないぞ!もっと、体内の魔力を人形(ゴーレム)達に込めろ!」

 

 

 

「わ、わかってるわよっ!見てなさいっ!」

 

 

 

魔力がつき始めたのか、人形(ゴーレム)達の使役が覚束なくなっているが、喝を入れられて気合いが入ったのか再び魔力を増幅させるアリス。

 

 

 

「リョウタくん!キミは慎重になりすぎて手数が少なくなって行ってるぞ!それでは鍛錬にならない!」

 

 

 

「す、すみません!どんどん行きます!」

 

 

 

指摘をされ、肩を振るわせるがそれでも自分のさらなる成長の為か、必死に剣を振るうリョウタ。

 

 

 

「ゲイルくん!闘気をもっと拳に集中させるんだ!キミの闘気の扱いはまだまだムラが多いぞ!」

 

 

 

「わかりましたっ!やってやるぞっ!!」

 

 

 

地面に膝をつきながらも闘志を燃やしながらひたすらに拳を相手に叩き込むゲイル。

 

 

 

「クロエさん!水を媒介とするキミの魔法は素晴らしいが、まだ威力が足りない!」

 

 

 

「は、はい!」

 

 

 

指摘されたことに、小さく頷きながら再び魔法を繰り出そうとするクロエ。

 

 

 

 

「キミ達は既にかなりの実力を持っている事だろう。だが、世の中上には上がいる。自分の強さに過信して痛い目を見てきたもの達を私は多く目にしてきた。だからこそ、キミ達にはそうはなって貰いたくはない。鍛錬はいついかなる時も欠かさないように!」

 

 

 

「「「「「はいっ!!!」」」」」

 

 

 

そして、その5人を全員まとめて相手にしても、かすり傷一つ付いてない一人の男の計6人が戦闘の鍛錬を行っていた。正直、鍛錬と言って良いのかわからないレベルのことしてる気がするが、子供達は大丈夫なんだろうな?てか、あの男は誰だ?

 

 

 

「皆さーん!そろそろ、時間なので終わりにしましょう!」

 

 

 

そんな中で、庭の端で様子を見ていたティス先生が6人に休憩を促した。この人は、俺の後に子供達の担任を受け持つ事になった先生だ。

 

 

 

「もうそんな時間か。よし、今日の鍛錬は終わりだ。今日教えたことは絶対に忘れないように」

 

 

 

「お、終わった〜・・・・・・ふぃ〜、疲れたぜ・・・・・・」

 

 

 

鍛錬が終わりを迎えて安堵したのか、ケンヤを筆頭に5人は疲れた表情を浮かべながらそれぞれ地面に座り込む。

 

 

 

「ふふ、随分とお疲れのようですね?はい、どうぞ」

 

 

 

「あ、ロキ先生来てたんだ?ありがと・・・・・・」

 

 

 

そんな子供達の前に、また誰か俺の知らない男が現れた。随分とイケメンくんな彼は、人数分の水を手に持ちそれぞれに渡していた。

 

 

 

「ロキ先生!今日はお仕事があるとお聞きしておりましたが?」

 

 

 

「たまたま、仕事が早く終わったので、せっかくと思い顔を出してみたのですよ。アルヴァロにしごかれてこの子達がどこまで強くなったか見てみたかったので」

 

 

水を渡し終えた彼は、ティス先生と気さくな感じで会話をし始めた。あの感じからして、新たに赴任してきた教師か何かだろうな。

 

 

 

「どうです?成長したと思いませんか、子供達は?」

 

 

 

「いや、成長しすぎだろ?あれ、下手したらAランクの冒険者にすら勝てちまうんじゃないか?

 

 

 

ニヤつきながら俺に投げかけてくるユウキに、俺は若干顔を引き攣らせながら答える。ちょっと前までは剣も魔法もまともに扱えないくらいだったのになー・・・・・・ほんと、子供の成長って早いもんだ。

 

 

 

「あっ!リムル先生だっ!リムル先生〜!!」

 

 

 

「マジだっ!!ったく、来るのが遅いんだよ!!」

 

 

 

ようやく俺たちの存在に気がついた子供達は、颯爽と俺たちのもとへとやってくる。さっきまで疲れた表情してたくせに、今は一変して嬉しさ爆発の表情へと変わっていた。

 

 

 

「元気にしてたか、お前ら?」

 

 

 

「もちろん元気にしてましたよ!先生こそ、相変わらず元気でよかったです!」

 

 

 

「うん!お帰りなさい、先生!」

 

 

 

俺に抱きつきながら子供達は俺を歓迎する。・・・・・・やっぱ、こいつらといると俺も嬉しくなっちまうな。可愛い奴らだよ、本当に。

 

 

 

「ユウキお兄ちゃんも久しぶり!」

 

 

 

「うん、久しぶり。・・・・・・あれ、今日は勝負を挑んでこないのか?」

 

 

 

「いや、流石に今は無理・・・・・・体力残ってない」

 

 

 

ユウキもいる事を知ってさらに笑顔を浮かべる子供達。ユウキも俺同様にかなり懐かれてるみたいだな。なんとも意外・・・・・・。

 

 

 

「あれ、ユウキお兄ちゃん・・・・・・どっか出かけるの?」

 

 

 

「ああ。これからリムルさんの国に行くんだ。開国祭が開かれるから、思う存分楽しんでこようと思ってさ?」

 

 

 

「ユウキお兄ちゃんだけずるい!!先生、私たちも連れてってよー!!」

 

 

 

ユウキから開国祭の話を聞かされて、途端に『自分も連れてけ!自分も連れてけ!』と駄々を捏ね始める子供達。

 

 

 

「はいはい。勿論、お前達も招待するよ。出発は30分後だから、行きたい奴は早く荷造りしてこい」

 

 

 

「「「「「はーーいっ!!」」」」」

 

 

 

自分達も祭りに参加出来ることを知った子供達は大急ぎで荷造りをしに校舎へと戻っていった。さっき疲れてるって言ってたくせに、全然元気じゃねーかよ・・・・・・。

 

 

 

 

「それで、ユウキ、ティス先生。あの二人は?」

 

 

 

「最近、この学園に赴任して来た教師です」

 

 

 

「その通り。おーい、二人とも!ちょっと来てくれ!」

 

 

 

ユウキに呼ばれた二人は、俺の見間違いか一瞬すごく嫌そうな顔をした気がしたが、結局渋々と言った感じでこちらへと歩いてくる。・・・・・・俺って何かしたのか?いや、初対面だしそんな訳ないし・・・・・・

 

 

 

「二人とも。リムルさんに自己紹介して?」

 

 

 

「は、はい。初めまして、リムル=テンペスト様。私はアルヴァロと申します。このティス先生と共に、子供達の教師をしている者です」

 

 

 

「ああ、よろしく」

 

 

 

アルヴァロと名乗ったこの教師と、俺は軽く握手をする。こいつ、先ほどの鍛錬の様子から見て、かなりの実力者と見た。こいつらをあれだけ軽くあしらうことが出来るほどだからな、少なくともSランクの冒険者クラスの実力は兼ね揃えて居そうだ。

 

 

 

この教師の存在に嬉しく思いながら、俺は隣のもう一人のイケメンくんに目を向ける。

 

 

 

「お会いできて光栄でございます、魔王リムル様。私の名前はロキ。以後、お見知り置きを」

 

 

 

「よろしく。あれ、あなたもこいつらの教師をしてくれてるのか?」

 

 

 

「いえ、私はたまにこの子達を指導しに来ているだけですので、この子達の教師とは言い難いかと」

 

 

 

教師だと言うことを否定したロキ。そう言えば、今日ここにいるのは別の仕事が早めに終わったからって言ってたし、こいつは教師とは別に違う仕事をやってるって事だよな。

 

 

 

「ロキは僕とカガリの配下で、基本的に僕達の仕事を手伝ったり、その他にも多くの仕事を抱えてる程に仕事熱心な男なんですよ?」

 

 

 

「熱心ではありませんよ。それに、仕事が増えてるのもユウキ様やカガリ様が私に色々な仕事を持ってくることが原因ではありませんか」

 

 

 

「でも、断ってないって事は満更嫌って言う訳じゃないんだろ?仕事だってちゃんとこなしてるし」

 

 

 

「・・・・・・まぁ、それがこの国に住まう人々の為になってると思えば、そこまで苦とは思いませんので」

 

 

 

ユウキのその言葉に、ロキは淡々とそう答える。うわ、何この有能な配下・・・・・・国民の為を思えば多少の仕事が増えることも辞さないその姿勢・・・・・・今度、時間があったら魔国連邦(テンペスト)の仕事の事も手伝ったりしてくれないかな?こいつは人間だが、魔国連邦(テンペスト)にも大勢の人間がいる事だし、魔物の国だからと萎縮するはずはないはず・・・・・・

 

 

 

〈告。個体名ロキと協力関係に至るのは推奨しかねます〉

 

 

 

「(ん?それってどう言うことだ?)」

 

 

 

俺がロキに対して、色々と思案してる中で唐突にラファエルさんからそう言うので俺は疑問を覚えた。

 

 

 

〈先ほどから、ロキの主様(マスター)に対する感情の乱れが著しいことが確認出来ます。主様(マスター)及び、魔国連邦(テンペスト)に対して良からぬことを考えている可能性があります〉

 

 

 

「(そうなのか?確かに、言われてみればそう見えなくもないが・・・・・・)」

 

 

 

ラファエルさんのその助言に、俺は軽く納得する。確かに、ロキは勿論だがアルヴァロも俺に対してどこかよそよそしいって言うか、なるべく関わりたくない・・・・・・みたいな態度をとってるように見える。

 

 

 

〈また、先程から二人に対して解析鑑定を何度もかけてますが全て強力な力によって抵抗(レジスト)されています〉

 

 

 

「(は?ラファエルさんでも解析出来ないのか?ってことは、こいつらも究極能力(アルティメットスキル)を?)」

 

 

 

〈否。恐らく、解析鑑定を抵抗(レジスト)しているのは”何者かがロキに対してかけたスキル”であると推測します。どのようなスキルかは不明ですが、この弾かれ方は”個体名エリス”を解析鑑定した時と状況が似ています〉

 

 

 

「(エリスと・・・・・・?)」

 

 

 

ラファエルさんから出た思わぬ名前に俺は疑問を抱く。ラファエルさんの言ってることが正しいのだとすれば、ロキにはエリスの加護が付与されてることを意味する。こいつとエリスに繋がりなんてあったのか?

 

 

 

「なぁ?あんた、エリスの事知ってるのか?」

 

 

 

「っ!・・・・・・」

 

 

 

エリスの名が出た途端に、動揺し始めるロキ。あ、この反応見るに、ラファエルさんの言うように・・・・・・?

 

 

 

「以前、エリスさんが招待状を届けに来た時に僕が、ロキのことを紹介したんですよ。なので、こいつとエリスさんは知り合いで間違いありませんよ?」

 

 

 

俺からの質問に答えたのはユウキだった。確かに、エリスはこの前に招待状を持ってイングラシア国に行っていた。だから、その時にロキと知り合ってても何も不思議ではないんだが・・・・・・だとするなら、何でエリスの加護がこの男に?

 

 

 

「聞きたいんだが、その時にエリスから何かスキルの恩恵を受けたりしたか?」

 

 

 

「・・・・・・?申し訳ありませんが、私はエリス殿とは会って少し話したに過ぎませんので恩恵などもってのほかです」

 

 

 

「じゃあ何で・・・・・・」

 

 

 

「リムルさん。人には言えない秘密くらいあるものですよ?これ以上踏み込むのは、よくないと思いますけど?」

 

 

 

さらに追求しようとした俺に、ユウキが待ったをかけた。・・・・・・少しムキになってやり過ぎたか。こいつの言う通り、無理に聞き出そうとするのは間違ってるしな。それに、最悪エリスから聞くって言う手もあるし、これ以上追求するのはやめておくか。

 

 

 

「しつこく聞いて悪かったな。聞くが、あんたら二人は開国祭にくるのか?」

 

 

 

「私はこの他にも仕事があるので、行っている暇はないかと」

 

 

 

「私も教師としての業務がまだまだ残っておりますので」

 

 

 

「そっか。それなら仕方ないな」

 

 

 

二人を開国祭に誘ったがやんわり断られてしまう。この開国祭をきっかけに二人とも友好関係を築こうかと考えていたが、ちょっと残念だな。

 

 

 

「せんせーいっ!荷造り終わったっ!」

 

 

 

「おっ、随分早かったな。忘れ物とかはないな?」

 

 

 

「大丈夫っ!」

 

 

 

そんな折、荷造りを終えた子供達が戻ってきた。30分後って言ったのに、たった10分で戻ってくるとは、よっぽど魔国連邦(テンペスト)に行けるのが嬉しかったんだな〜。こっちとしても嬉しい限りだ。

 

 

 

「くれぐれもリムル先生にご迷惑をかけないようにしてくださいね?」

 

 

 

「勿論!先生達にもお土産買ってくるから期待して待っててね!」

 

 

 

「ふふ。ええ、存分に楽しんでいらっしゃい。リムル先生、子供達をどうかお願いします」

 

 

 

「はい。任せておいてください」

 

 

 

ティス先生に別れの挨拶を伝えた後、俺はユウキと子供達と共に、魔国連邦(テンペスト)へ転移した。魔国連邦(テンペスト)につくと同時に、子供達は初めて見る俺の国に目を輝かせながら胸を躍らせていた。開国祭が始まると言う事もあって町中に屋台やら何やらが多くあり、賑わっているのも彼らの興味を惹かせる要因になっているのだろう。

 

 

 

その後、ユウキと子供達をプライベートエリアにある国自慢の旅館に案内した俺は、子供達にお小遣いとして”銀貨100枚”を渡した。今街中に出ている食べ物や商品は銀貨1枚にも満たないものばかりなので、開国祭期間の3日では到底使い切ることの出来ない量だが念には念をと言うことでだ。何故かユウキもおねだりをして来たが、こいつはギルドマスターなんだしかなり稼いでる事も加味してスルーした。

 

 

 

「いいか?この町では警備がしっかりしてるから大丈夫だと思うが、くれぐれも怪しい奴を見つけたらすぐに誰か大人を・・・・・・」

 

 

 

「わかってるよ。とは言っても、俺たちには”これ”があるし大丈夫かもしれないけどな?」

 

 

 

「ん?」

 

 

 

”大人を呼ぶように”と念を押そうと思ったが、ケンヤがそれを阻んだ。それも、自分の首にかけてる”一つのペンダント”を誇示しながら。・・・・・・って、そのペンダントってまさか・・・・・・

 

 

 

「エリスさんが前にプレゼントとして私たちにくれたの!このペンダント本当にすごいんだから!」

 

 

 

「アルヴァロ先生が怪我しちゃうくらいに強力だったからね・・・・・・」

 

 

 

「はぁ〜・・・・・・全くあいつは」

 

 

 

案の定、そのペンダントはエリスから渡されたものだと知った俺は大きくため息を吐く。この改良された”水壁のペンダント”は前にエリスに見せてもらった事があったが、後々ラファエルさんに解析して貰ったところ、等級で言えば”伝説級(レジェンド)”に匹敵する程の代物である事が判明した。まぁ、エリスが作ったものだし、当然と言えば当然なんだが・・・・・・子供達になんてものプレゼントしてんだよ。

 

 

 

「それなら大丈夫か。・・・・・・とりあえず、今日は明日に備えてしっかり休めよ?開国際を存分に満喫してほしいからな」

 

 

 

「「「「「はーーいっ!!!」」」」」

 

 

 

水壁のペンダントがある以上、子供達の安全は保障されたも同然と考えた俺はもうそれについては深く考えることはやめた。・・・・・・後でエリスに軽く小言は言うかもだが。

 

 

子供達は旅館の部屋へと勢いよく駆け込んでいった。何かあったら旅館の女中さんを頼るように言っているので問題ないだろう。

 

 

 

「リムル様、勇者マサユキ一行が到着したようです」

 

 

 

「そうか。わかった、すぐ行く」

 

 

 

ふと隣に現れたソウエイから齎された情報。ようやくご対面ってわけか、勇者マサユキ・・・・・・どんな人物なのか。

 

 

 

「リムル、勇者マサユキが到着したみたいだよ。出迎える準備をしないと」

 

 

 

そんな中で、エリスが俺の元へとやってくる。エリスもまた、マサユキが来た情報を得たからなのか、少し緊張気味だった。

 

 

 

「よし。俺ら二人でお出迎えと行きますか!待ってろよ、勇者マサユキ!」

 

 

 

「いや、戦いに行くわけじゃないんだから・・・・・・」

 

 

 

 

俺たち二人と、マサユキの邂逅は近い・・・・・・。

 

 

 

 




「はぁ〜・・・・・・正体がバレると思ってヒヤヒヤした・・・・・・」


「だ、大丈夫ですか、ロキ様?」


「そもそも、どうなってる?ユウキ様は子供を迎えにくるとは言っていたものの、リムルをこの場に連れてくるとは一言も言ってなかった。それがわかっていたら顔など出しに来なかった・・・・・・」


「大方、ユウキ様のイタズラか何かでしょうが、あの人は何を考えてるのやら。万が一、リムルにロキ様の正体がバレたらどう責任を取るつもりだったのでしょう?」


「あの人の事だからそうなった場合の対策も考えてる事でしょうが、これは少し頂けません。帰ってきたらめちゃくちゃに愚痴を言ってやる・・・・・・」




と言うわけで、リムルとロキが初めて邂逅しました。現状、リムルはロキの正体に気づいていないので、ロキの事はただの『イケメンで有能なユウキの配下』と言う印象しか抱いていません。


最後の方でエリスとの絡みがある事にも気付きましたが、ここでは深く掘り下げる事も無かったので結局それも謎のままになっています。彼が今後エリスに問いただせばもしかしたらその謎も明らかになるかもですが、エリスが正直に話しますかね・・・・・・?
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