転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

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お察しの方もいるかと思われますが、アンケートの結果の投票が多かった順で投稿していってます!


リムルとエリスのもふもふタイム(ランガとヒョウガの兄妹対決)

視点 ヒョウガ

 

 

 

「我が妹よ。少しいいか?」

 

 

 

いつもの日常、平穏な毎日をこの魔国連邦(テンペスト)で送っていたワタシは、今日も主様の為に色々と仕事をこなしていた。そして、仕事もひと段落し、街の隅で一息ついていたワタシに声をかけて来る輩が現れた。・・・・・・その輩とは。

 

 

 

「兄上?どうかされましたか?」

 

 

 

ワタシの兄であるランガだった。彼は今日は、リムルさんの命により、警備隊と共に町の警護に当たっていたはずですが・・・・・・。

 

 

 

「妹よ。最近、魔国連邦(テンペスト)が巨大豊かになった事により、人も魔物も問わず、数多くの客人が訪れていることは知っているな?」

 

 

「・・・・・・?はい、存じ上げておりますが?」

 

 

 

今更何を?と言った感じで、ワタシは首を傾げた。この魔国連邦(テンペスト)は、今や他の大国とも引けを足らないほどに巨大な国へと成長を遂げていて、各国との王や重要人物らとも関係を持つほどになっていた。無論、これら全て主様やリムルさんの尽力によっての物だが、それを何で今更兄上は、ワタシに言うのか意味がわからなかった。

 

 

 

「それが誠に嬉しいことは事実なのだが、それ故に我が主やエリス殿は”多忙”を強いられ、ひどく疲れられているのだ」

 

 

 

「はぁ?」

 

 

 

「そこでだ。我ら兄妹で、少しでもお二人の疲れを和らげて差し上げようと思い、こうして我はお前の元へと参上したわけなのだ」

 

 

 

「・・・・・・なるほど」

 

 

 

国が大きくなると言うことは、それだけ国のためにやる事なすことも比例して大きくなることと同義。魔国連邦(テンペスト)の国主であるリムルさんは勿論のことだが、その補佐でもあり副国主でもある主様も、今までに無いくらい忙しくなっているのも当たり前のことなのだ。あのお二人は、その忙しさにも根を上げる事なく頑張っている様子だったが、いくらお二人といえど、根を詰めすぎると体に毒だ。・・・・・・それを危惧してか、兄上はこのような提案を持ちかけてきたのだろう。

 

 

 

「兄上のお考えはわかりました。・・・・・・ですが」

 

 

 

「む?何か問題があるのか?」

 

 

 

ワタシであれば、快く賛同してくれると思っていたのか、兄上は予想に反してワタシが少し渋っている様を見て、少し驚いた様子でワタシを見つめてくる。・・・・・・別にワタシは渋っているつもりは無い。ワタシも、出来れば主様には体を大事にして貰いたいとも思っている。

 

 

 

 

・・・・・・ですが、兄上・・・・・・?少し()()()()()()()ようですね?

 

 

 

「ワタシは既に、主様の疲れを癒す為・・・・・・尽力しているのですよ。それもあって、主様も疲れが取れている様子で、度々感謝されています」

 

 

 

「何っ!?妹よ・・・・・・我を出し抜くとは・・・・・・。一体、どのような手法で疲れをとっていると言うのだ!?」

 

 

 

少し怒ったように兄上はそう叫ぶ。・・・・・・手法とは言っても、ワタシは特別何かをしている訳でもない。・・・・・・強いて言うなら、”主様が寄り掛かる角度の微調整”などを行っているくらいだろうか?

 

 

 

「特別なことはしていませんよ。・・・・・・良ければ、この後見にきますか?もうすぐ主様のお仕事も終わる頃合いですので」

 

 

 

「・・・・・・わかった。見せてもらうとしよう」

 

 

 

そんな訳で、ワタシは兄上を連れて、主様やリムルさんが仕事をしている執務館へと足を運ぶこととなるのだった。

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

視点 エリス

 

 

 

「はぁぁ〜〜〜・・・・・・やっぱり気持ち良いなぁ・・・・・・」

 

 

 

本日の仕事も無事に終え、書類等の片付けをした僕は、いつものようにヒョウガの体に寄りかかる形で体を預け、その彼女のモフモフ感に心を癒してもらっていた。最近はやたらと忙しい事もあってか、疲れも溜まっていた為、この『至福の時間(もふもふタイム)』はまさに格別としか言いようが無かった。

 

 

 

「主様。態勢がキツかったり、寄りかかる心地が悪かったりはしませんか?」

 

 

 

「ううん。ここがベストポジションだから、動かさなくて良いよ。ふぅ〜〜・・・・・・癒されるなぁ・・・・・・」

 

 

 

あまりの気持ちよさに顔がとろける僕。やっぱりこの時間は欠かせないな〜・・・・・・なんて思ってると?

 

 

 

「・・・・・・なるほど。我が妹は自らの体毛を武器にエリス殿の疲れを・・・・・・」

 

 

 

「ら、ランガ?なんでそんな熱い眼差しを向けて来る訳?」

 

 

 

「いえ、お気になさらずに!」

 

 

 

何故かこちらを凝視してくるランガに対して、少し引いてしまう僕は、さりげなくそう聞いてみる事にしたが、簡単に流されてしまう始末。・・・・・・そんなに見られたら、気になって仕方ないんだけど?

 

 

 

「よし。こっちも仕事は終わったな。さて、さっさと片付けを・・・・・・って、ランガ?どうしたんだ?」

 

 

 

「おおっ!我が主よ!ちょうど良かった。いま我は、妹に”我が主の疲れを癒す手法”を教授して貰っていたところなのです!その手法を早速試させて貰いたいので、主はこちらに!」

 

 

 

「・・・・・・はっ?よくわからんが、まぁいいか・・・・・・」

 

 

 

同じく仕事を終え、疲労困憊気味なリムルに対して、ランガは意気揚々な感じでリムルにそう促していた。リムルはそれに首を傾げるしかなかったが、渋々ランガの言う通りに行動していた。・・・・・・疲れを癒す手法?ヒョウガから教授?・・・・・・・・・・・・あぁ、なるほどね?

 

 

 

「我が主よ!さぁ!どうぞっ!」

 

 

 

「どうぞって・・・・・・何すりゃ良いんだよ?」

 

 

 

「こちらの主様のように、兄上の体に寄りかかって下されば良いのです」

 

 

 

「エリスのように?・・・・・・あぁ、そう言うわけか。それなら遠慮なくっと」

 

 

 

ことの内容を理解した様子のリムルは、そこそこ乗り気で腰を落とし、準備万端の様子のランガの体へ寄りかかる。

 

 

 

「おお、やっぱ気持ち良いな、お前の体は。・・・・・・っと、ランガ?少し縮んでくれ。少し態勢がきついから」

 

 

 

「はっ。・・・・・・これぐらいでしょうか?」

 

 

 

「いや・・・・・・流石にそれは小さくなりすぎだ。俺が寄りかかるスペースが無くなってるじゃねーか・・・・・・」

 

 

 

「む?な、なるほど・・・・・・。調整が難しいな・・・・・・」

 

 

 

リムルの寄りかかる態勢、角度、毛並みの調節に悪戦苦闘しているランガに、僕は苦笑いを浮かべる。普段のランガは基本的にかなり大きいし、体長で言えば僕やリムルの数倍以上はある。それを僕達並みに体長を縮めるとなると酷く骨が折れるものだろう。・・・・・・ヒョウガは、意外にも簡単に僕に対する適正の大きさと、寄りかかるポジションを見極められた様なのだけど、なんで何だろう?

 

 

 

「まだまだですね、兄上?ワタシのこの『主人感覚(エリス・センス)』は一朝一夕で会得出来る物ではございません。ワタシがこれを会得するのに、どれだけの苦労を重ねたことか・・・・・・」

 

 

 

どこか勝ち誇った様に自信満々な調子で鼻を鳴らしているヒョウガ。・・・・・・彼女が僕が知らないところで努力していた事はよく分かったけど・・・・・・そのスキルは一体何なんだい?

 

 

 

「妹には負けていられん!我が主よ!何か、改善点などございましたら以下なりとも申し付け下さい!」

 

 

 

「お、おう・・・・・・。分かった・・・・・・」

 

 

 

この後ランガは、3時間ほどこれについて色々と苦心し続けることとなった訳だが、結果としてランガも『主人感覚(リムル・センス)』を会得することに成功した事もあって、リムルもランガも大喜びすることとなるのだった・・・・・・。

 

 

 

 

 

これを機会に、リムルとランガもこの『至福の時間(もふもふタイム)』を満喫する会に、仲間入りを果たしましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

「「あああぁぁぁ〜〜〜〜〜・・・・・・気持ち良いなぁ〜〜・・・・・・」」

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も今日とて、平和である。




次で、一旦『エリスの日常日記』はお休みとなります。

次回もお楽しみに!
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