転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
ヒョウガとランガの知らせを受け、大急ぎでその場に向かった僕たちは目的の場所についた時に目撃した光景に目を丸くした。何せ・・・・・・ヒョウガやランガだけではなく、リグルやゴブリンのゴブタ、その他のゴブリン達が
「一体何が・・・・・・」
「何なんだこれは?・・・・・・お前達、何があったんだ?」
「リムル様・・・・・・エリス様も・・・・・・実は・・・・・・」
そばにいたリグルがこんな状況になった成り行きを説明してくれた。ことの発端となったのは、リグル達町の警備隊が何やら強い
「ゴブタ、大丈夫?」
「だ、大丈夫じゃないっす・・・・・・」
「ごめん、そうだよね・・・・・・。ちょっと待っててね」
傷だらけになっているゴブタにそう言うと、僕は以前リムルからもらっていた
「(リグルやゴブタ、ランガやヒョウガを見たけど、どれも傷は負ってはいるけど致命傷とまではいってない。・・・・・・殺気だって彼らからは微塵も感じない・・・・・・という事は?)」
「主様!」
僕が考え込んでいると、今まで戦闘に入っていたヒョウガが僕の元まで戻ってきた。ランガも同様で
「ヒョウガ、大丈夫だった?」
「ええ。ですが・・・・・・兄上と共に戦っても奴らを退けることも叶いませんでした。・・・・・・申し訳ありません」
ヒョウガの耳と尻尾が垂れ下がり、そのまま謝罪と共に頭を垂れる姿は・・・・・・何とも可愛らしかった。とりあえず、後でこの子は慰めてあげるとして、今は目の前のことの解決に尽力することにしよう。
「リムル。ちょっと良いかな?」
「エリス。お前も気がついたか?」
「うん。彼らはどうやら少し・・・・・・訳ありみたいだね」
「だな。見た感じ、身につけてる刀とか鎧とかに
リムルが早速彼らに説得をしに前へと出た。だが、彼らはそんなリムルに対し、はっきりとした敵意を向けてきた。
「騙されぬぞ!邪悪なる魔人よ!」
「・・・・・・は?」
「姿を変え、
「リムルはシズさんから貰った仮面を被ってるおかげで
「後ろにいる貴様もだ!むしろ貴様の方が邪悪なる
「「(俺ってただのスライムなんだけどな・・・・・・)(僕ってただの害のない水なんだけどね・・・・・・)」」
リムルはともかく、僕までそんな化け物みたいに言われたらさすがに傷つく。確かに僕はリムルみたいに
「いや・・・・・・とりあえずだな?話を・・・・・・」
「問答無用!!我らが同胞の無念!ここで果たしてやろう!!」
「はぁ・・・・・・しょうがないな。エリス、少し付き合ってくれ」
「わかったよ。とりあえず、彼らを一旦落ち着かせよう!」
「ああ!行くぞ!」
僕とリムルと
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「大丈夫だと思うけど、一応『
「ああ、助かる。とりあえず、こっちの圧倒的な力を見せて話し合いに持ち込ませる。エリスは俺のフォローを、ランガとヒョウガは魔法を使うあの少女を牽制してくれ!」
「わかった!」
「おまかせを!」
「・・・・・・」
「ヒョウガ、お願い」
「・・・・・・承知しました」
ヒョウガは未だにリムルからの指示には従えないみたいだ。・・・・・・いつか分かり合える日が来ると良いけど・・・・・・まぁ、今はいいか。
ランガとヒョウガは、僕たちから離れ、対象の魔法を使う少女の元へと駆け出していった。・・・・・・見た感じ、その少女は他の5人に比べて僕たちに敵意を向けているわけではなさそうだけど、何でだろ?
「エリス。行くぞ!」
「うん。『
『
「後悔するなよ?お前達が吹っかけてきたんだからな!『黒雷』!」
「「「「「「!!!!!?」」」」」」
「いきなり『黒雷』!?何でエクストラスキルの中でも上級のスキル使っちゃってるわけ!?いくらなんでもオーバーキルでしょ!!?」
「何でだよ?ちゃんと当たらないように外してやったろ?」
「もし当たったらとか考えなかったわけ!?当たってたら間違い無く彼ら死んでたよ!?」
「そうかな〜?」
当たり前でしょ!と怒鳴りたくなる気持ちを必死に抑えた僕は頑張った方なんじゃないかな?リムルってこういう時調子に乗ってヤバめのスキルをバンバン使う気質があるから止めるのが大変なんだよね。しかも、僕の『
「この圧倒的な力・・・・・・若、やはりこの者は・・・・・・」
「そのようだな。やはり貴様は我らの仇敵!生かしては返さんぞ!」
「おいおい。そろそろ話を聞いてほしいんだが・・・・・・」
リムルがあれだけの力を見せても尚、僕たちに向かってくる。この執念はどこから来てるのか・・・・・・やっぱり、この人達からは話を聞く必要がありそうだ。というか、さっきの攻撃を見て、彼らの敵意がリムルにだけ向き始めたようで、僕は若干蚊帳の外みたいな感じになっていた。
「いい加減、話を聞いてくれませんか?こっちとしては貴方達が怒ってる理由もわからないですし、貴方達と戦う理由もありません。だから、どうか武器を収めてください」
「問答無用だと言ったはずだ!邪魔をするなら先に貴様から消してやる!!『
結構丁寧口調で説得したつもりだったんだけど、案の定応じてはくれなかった。それどころか僕に向かって攻撃を仕掛けてきた。目の前の赤髪の人が放ってきた
「僕には炎は効かないんだ。・・・・・・水だからね(前までは水蒸気爆発の危険性もあったけど、『熱変動無効』のスキルのおかげで爆発現象も防げるようになって解消されたし、実質的に僕は本当に炎に耐性を得たかな)」
「なっ!?ば、化け物め!!やはり貴様も・・・・・・!」
「だから僕を化け物扱いするのは・・・・・・って、うわっと!!」
「むぅ・・・・・・頸を刈り取る予定だったのだがのう・・・・・・わしも耄碌したものじゃ・・・・・・」
『熱変動無効』という『熱無効』のスキルが進化したスキルを先ほど会得した僕には、炎の攻撃が効かないと言うのと同時に、僕の化け物発言の撤回を求めようとしたところだったが、それは後ろにいた”
「そんな炎や剣撃じゃ、俺とエリスには勝てないぞ?・・・・・・今から本当の炎を見せてやる!『黒炎』!!」
「っ!!なんて膨大な・・・・・・あの”黒い炎”はあの者の力そのものを表しています。つまり、あれだけの炎を扱えるだけの力を持っているということに・・・・・・私たちでは到底・・・・・・」
「くっ・・・・・・」
どうやらようやく僕たちの力に勘付き始めたようだね。その証拠にその場にいる6人の
僕は掌に魔素を込めると、そのまま一斉に魔素を解き放った。
「行くよ?・・・・・・『水龍』!」
「っ!?な、何と!一瞬にして”巨大な龍”が・・・・・・」
僕が放ったスキル『水龍』が『黒炎』同様、彼らの頭上に浮揚していく光景にもはや彼らは腰を抜かしていた。このスキルはさっき
「この強大なスキルもまた・・・・・・かの人の力量を表しています。・・・・・・このような規格外の人物・・・・・・いえ、魔物が2人も存在していたなんて・・・・・・」
「こんな奴らに勝てるわけが・・・・・・」
「おとなしく降参を・・・・・・」
どうやら、見掛け倒し(僕だけ)作戦は成功したようだ。みんなお互いに降参を示唆し始めてるし、もう大丈夫だろう。
「手荒な真似をしてすいません。ですが、こうでもしないと貴方達は話し合いに応じてくれないと思っていましたので・・・・・・。どうか、話だけでも聞かせてくれませんか?もしかしたら僕たちにも力になれる話かもしれませんし」
「お前等見た感じ、なんか訳ありなんだろ?そんな奴らを放っておくほど俺たちは悪い奴らじゃ無いからさ?出来ればエリスの言った通り、俺たちにここまできたわけを話してくれないか?」
「・・・・・・」
僕とリムルはそれぞれ、『水龍』と『黒炎』を治めつつ、彼らに再び説得を試みた。さすがにこれ以上拒むようであればもう説得は不可能と追い返す予定だったけど、どうやらそれは杞憂に終わったようだ。
「どうやら貴様等は・・・・・・我らの里を襲った魔人共とは違うようだな。・・・・・・よかろう、話し合いに応じよう」
ベニマルとハクロウ、シュナ以外の
エクストラスキル
『水龍』
水が龍のような形となって具現化したスキル。発動者の魔素の量によって龍の大きさが変化し、それだけでも敵対したものは尻込みをしてしまう。だが、その見た目とは裏腹に威力はそこまででは無く、魔素の量に比例して威力がそこまで上がるわけでも無い為、攻撃として使うよりも牽制や威嚇として使うことが良しとされている。
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クロスオーバーは無しで!