転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

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今回はあのお方が登場します。


町への訪問者

 

 

豚頭帝(オークロード)のことをベニマルたちから聞かされた僕たちは、それからと言うもののそれなりの対策を練って・・・・・・はいなかった。

 

 

 

「し、シオン?あの〜こ、この目の前にある物って一体・・・・・・?」

 

 

 

「はい!私がお二人の為に丹精を込めて作った手料理です!是非ともお食べになってください!きっとお気に召しますよ!」

 

 

 

「そ、そうなんだ・・・・・・あ、ありがとね・・・・・・」

 

 

 

対策を練らないで何をしているのかというと・・・・・・シオンの手料理を堪能しようとしているんだ。それだけ聞けば聴こえは良く、羨ましがられるシチュエーションなのかもしれないけれど、椅子に座らされている僕とリムルは到底そんなふうには思えなかった。・・・・・・何でかって?だって・・・・・・。

 

 

 

「(・・・・・・料理っていう割になんで妙に禍々しい雰囲気を醸し出してるわけ?おまけに全体的にお世辞にも食欲をそそられない紫に近い色合いをしてるし・・・・・・)」

 

 

 

「(俺・・・・・・これ食べても死なないかな?・・・・・・幻覚かもしれないがなんか妙に人の顔のようなものが見えてる気がするんだが・・・・・・)」

 

 

 

僕もリムルもこの料理に対して似たような感想を抱いていたからだ。見かけだけ見ればよく言えば個性的で面白そうな鍋のような料理、悪く言えばジャ◯アンシチューみたいな料理ってとこかな。正直言って、これを見て食べたいという気持ちにはどうしてもなれず、断ろうとしたんだけど・・・・・・隣で目をキラキラさせながらこちらを覗いているシオンを目撃し・・・・・・僕は踏みとどまった。

 

 

 

「(流石にあんな顔されたら食べないわけにはいかないでしょ・・・・・・。折角シオンが作ってくれたわけなんだし・・・・・・有難くいただこう!・・・・・・リムルもそれでいいね?)」

 

 

 

 

「(まじかっ!?・・・・・・だよな、もうこうなった以上食べないわけには行かないもんな・・・・・・ああ、もう覚悟は決めた!死なば諸共だエリス!)」

 

 

 

思念伝達でそれぞれ覚悟を示し合わせた僕たちは、シオンの料理が盛られた器に手をかけ・・・・・・その料理の一部をスプーンでゆっくりと掬った・・・・・・。そして・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「(バクッ!!!)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一思いに一気に口に放り込んだ。

 

 

 

 

「うぐっ!?・・・・・・っ」

 

 

 

「うっ・・・・・・ぐっ・・・・・・」

 

 

 

リムルは・・・・・・料理を口にした途端、鈍い呻き声を立てた後・・・・・・お陀仏となった。僕も一瞬僕の体から何か言葉には言い表せない何かが抜けていきそうな感覚に陥ったが、間一髪で踏みとどまることに成功した。・・・・・・ある意味それが地獄を見ることになるのも知らずに・・・・・・。

 

 

 

「リムル様っ!?大丈夫ですか!?エリス様も顔が真っ青ですけどっ!?」

 

 

 

「だ・・・・・・だいじょう・・・・・・ぶ。・・・・・・うぷっ」

 

 

 

僕の後ろにいたベニマルが心配そうに駆け寄ってくる。この事態を引き起こした張本人でもあるシオンは『あれ?』と言った表情で目をパチクリさせていた。・・・・・・や、やばい、僕も気を抜いたら意識が飛びそう・・・・・・。

 

 

 

「(なんかすごい衝撃的な味だった気がする・・・・・・甘い、酸っぱい、辛い、苦い、渋い、しょっぱい・・・・・・そんな味という味が一斉に僕の舌に襲いかかってきた感じで、今も舌がこんがらがってる・・・・・・。匂いは無臭なわけなんだけど、逆にこんだけの味をしていてなんの匂いもしないと言うのが逆に怖い・・・・・・。っていうか、むしろ僕もリムルみたいに気絶したほうが良かったのかもしれない。だって・・・・・・そうじゃないと、しばらくこの”摩訶不思議の舌殺人攻撃的な味”と格闘しなくちゃいけなくなるんだから・・・・・・)」

 

 

 

「エリス様?良ければ料理の感想をいただきたいのですが?リムル様はお休み中ですので・・・・・・」

 

 

 

お休みじゃなくて倒れたんだよっ!?・・・・・・って目の前にいるシオンに叫びたくなったが・・・・・・叫ぶと色々と出すものを出してしまいそうだったためやめて、とりあえず感想を言ってあげることにした。

 

 

 

「・・・・・・そ、そうだね。とても個性的な味だったかな〜。最初はちょっと味にびっくりしたけど慣れてくるとちょっとした旨みも出てきておいしかった・・・・・・よ?でも、ちょっと味が強過ぎたところもあるからそこだけを直して欲しいと思うかな?」

 

 

 

「わかりました!次からはそれらのことを意識して料理を作ってきますね!」

 

 

 

・・・・・・出来れば、今後はもう少し料理は控えてもらいたい。じゃないと多分だけど今度はリムルだけじゃなく、僕まで死ぬことになる・・・・・・。それだけはなんとしても防がなくてはと思い、今までずっと蚊帳の外にいたベニマルに話を振った。

 

 

 

「それなら、今後は僕たちに出す前にベニマルに味見してもらいなよ?彼だったら舌が肥えてるだろうからうってつけだと思うよ?ベニマルの舌を唸らせるような料理を作れた時は改めて、僕達も美味しくいただくことにするからさ」

 

 

 

「なっ!?え、エリス様!?」

 

 

 

この世の終わりみたいな顔を見せてくるベニマル。・・・・・・うん、ごめんベニマル。これ以上僕たち以外の犠牲者を出さない為なんだ。だから・・・・・・。

 

 

 

「頑張ってね♡」

 

 

 

「ぐっ・・・・・・あんまりだ・・・・・・」

 

 

 

この日を境に度々調理場からベニマルの阿鼻叫喚の声が聞こえてくることになるのだが、それはまた今度の時に話すと言うことで!

 

 

 

 

そんなことがあった翌日、僕たちの町に一報が届けられた。

 

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

 

蜥蜴人族(リザードマン)から使いが来た?どういうことだ?」

 

 

 

リムルと僕で談笑していた時、ソウエイからの来客の知らせにリムルは途端に首を傾げた。無論それは、その場にいた僕も同じことだった。

 

 

 

「ここ最近、奴らは理由は分かりませんが、何やら近くのゴブリンの村で交渉をしているところを目撃しました。本来蜥蜴人族(リザードマン)は湿地帯を拠点としているので、こう言った地帯へはあまりやっては来ないのですが・・・・・・とにかく、その使者が言うにはここの責任者を呼んできて欲しいとのことだったのですが・・・・・・追い返しますか?」

 

 

 

「いや、折角きてくれた訳なんだし対応はしたほうが良いと思うよ?」

 

 

 

「まぁ、そうだな。よし、すぐに行く!」

 

 

 

「御意」

 

 

 

「じゃ、頑張ってね〜!」

 

 

 

責任者と言うことなら、リムルだけいれば十分だと思い、僕はそのままそこを後にしようとした・・・・・・んだけど、何故かリムルからがっしり肩を掴まれた。

 

 

 

「お前も来るんだよ」

 

 

 

「責任者はリムルでしょ?だったらリムルだけ行けば良いでしょうが?」

 

 

 

「お前も立派な責任者だろうが。くどくど言ってないでさっさと来る!」

 

 

 

「わ、わかったよ・・・・・・もうっ」

 

 

 

何やらリムルから行くことを強制されてしまった為、渋々僕はリムルとともにその蜥蜴人族(リザードマン)?がいる町の入り口まで向かった。途中、ベニマルやシオン達も一緒に来たいと懇願してきたため、それも引き連れて僕たちは歩を進めた。

 

 

 

 

 

「我が名は〜〜ガビル!!この町の者どもよ!貴様らにも我輩の配下となるチャンスをやろうではないか!感謝するが良いぞ!!」

 

 

 

 

「「「「「「・・・・・・」」」」」」

 

 

 

 

入り口で見た何とも珍妙な光景に僕、リムル、ベニマル、シオン、ソウエイ、ハクロウは言葉を無くしていた。そりゃそうだ、なんてたって、入り口のど真ん中で蜥蜴みたいな格好した魔物が威厳高く・・・・・・いや、格好つけながら自分たちの配下になれだとかどうだとか叫んでるんだもん。なんて反応したら良いのかわからなくなるのも当然だ・・・・・・。

 

 

 

「・・・・・・何だって?」

 

 

 

「皆まで言わねばわからんのか?やれやれ、これだからスライムなどと言う下等な魔物は・・・・・・」

 

 

 

「「「「っ!・・・・・・」」」」

 

 

 

目の前の蜥蜴人族(リザードマン)(確かガビルだっけ?)のその一言にその場にいた鬼人全員が一斉にガビルを鋭く睨んだ。僕も少しムッとはしてるかな。誰だって仲間や慕う相手を愚弄されたら腹は立つ。だが、どうやら当のガビルは殺気にも近い物をぶつけられても平然としていた。おそらくはこれだけの物をぶつけられてもびくともしない程の胆力の持ち主なのか・・・・・・ただこの殺気に気が付かないアホなのかのどちらかだ。

 

 

 

「おっと、口が過ぎたな、失敬失敬。話を戻すが我輩達がこうしてこんな村まで来ているのかと言うとだな・・・・・・貴様らも聞いているとは思うが、オークの大侵攻が関わっているのだ」

 

 

 

「はい、確かに聞いてはいますが・・・・・・」

 

 

 

「であろう?しからば貴様らも我輩達の配下に加わるがいい!配下に加われば我輩達がお前達・・・・・・いや、この村をオークの手から守ってやろうではないか!!」

 

 

 

・・・・・・この人は何でこんなに上から物を言ってくるんだろ?一応ここは僕たちの町な訳なんだし決定権というか・・・・・・普通立場は逆だと思うんだけど?・・・・・・はぁ、僕は言っちゃうとこの人たちに守られたいだなんて微塵も思わないな・・・・・・多分それはみんなも同じだと思うけど。

 

 

 

「そういえば、この村にはあの牙狼族を手懐けたという輩がいるそうであるな?その者をここまで連れてまいれ!幹部にしてやろうではないか!」

 

 

 

「はぁ・・・・・・?」

 

 

 

終いにはこんなことを言い出す始末・・・・・・。それっておそらくリムルのこと・・・・・・いや、一応僕もヒョウガという部下がいるから僕もってことになるのかな?・・・・・・とにかく、僕たちは幹部になる気なんてないし、もうこれ以上聞いていても無駄かもしれないから、早々にお引き取り願ったほうがいい・・・・・・そろそろベニマル達の堪忍袋の尾も切れかかってるしね。

 

 

 

「すみませんが、お引き取り願いませんか?僕たちはあなた達に守られずともオークからこの町を守ることは可能だと思っています。ですので配下になれという申し出は却下という形にさせて貰います」

 

 

 

「む?誰だ貴様は?見たところゴブリンでは無いようだが・・・・・・まぁいい。我輩は貴様のような小さき子供など呼んではおらん、我輩が呼んでいるのはあの牙狼族を手懐けたと呼ばれる者だ!さっさと連れてくるが良い!」

 

 

 

「き、貴様・・・・・・リムル様だけでなく、エリス様にまで・・・・・・もう許さんぞ!!貴様らはここで俺が・・・・・・」

 

 

 

「待てベニマル!」

 

 

 

とうとう我慢の限界が来たベニマルが、リムルの制止も無視してガビルに向かって襲い掛かろうとした。だが、それはひとつの()()()によって遮られることとなった。

 

 

 

「っ!・・・・・・お前は」

 

 

 

「・・・・・・確か、ベニマルさんでしたね?リムルさんや主様を愚弄されて憤る気持ちもわかりますが、ここはワタシに譲っては貰えませんか?敬愛なる我が主様へのあの者の物言い・・・・・・絶対に許してはおけませんので・・・・・・」

 

 

 

「っ・・・・・・わ、わかった」

 

 

 

突然現れた白い影・・・・・・ヒョウガの憤怒とも呼べる気持ちが、そのまま言葉に乗せられたような物をぶつけられたベニマルは一瞬たじろみ、身を退いた。一応氷牙狼族(アイシクルウルフ)であるヒョウガよりも、鬼人であるベニマルの方が力関係は上な訳なんだけど、そんなベニマルでさえみじろむ程に、今のヒョウガは・・・・・・怖かった。うん、それは本当にほんっっとうに・・・・・・・・・・・・寒気がするほど怖かった(ちなみにヒョウガはスキル『影移動』を使って僕の影の中から飛び出していた。前に覚えたらしい)。

 

 

 

 

「う・・・・・・お、おお・・・・・・貴殿が牙狼族の族長殿であるかな?だが・・・・・・なぜ、其方があの者の影から出てきたのだ?」

 

 

 

「ワタシは族長ではありません。何故・・・・・・と問いますか?・・・・・・我が主様だから・・・・・・とだけ申しておきましょうか?」

 

 

 

「主?ほほう?其方ほどの主があのようなひ弱そうな子供だとは・・・・・・いささか拍子抜けと言うか、がっかりというか・・・・・・」

 

 

さっきから子供子供って・・・・・・そんなに子供に見えるかな僕って・・・・・・ちょっと悲しくなってくるな・・・・・・。

 

 

「よくもワタシの主様を・・・・・・もう結構です。あなた方が・・・・・・我らにあだなす敵だと認識しましたので。・・・・・・無事に帰れるなどと・・・・・・思わないことですね!!あなた方のこれまでの度重なる非礼、死をもって償って貰います!!」

 

 

 

「っ!?な、何を・・・・・・」

 

 

 

《告。個体名ヒョウガの一時的な魔力及び、身体能力の強化が確認されました。》

 

 

 

「(そんなことは見なくても分かるよ!?というかこのままじゃまずいって!!)待って、ヒョウガ!!」

 

 

 

ヒョウガが身体中に冷気を纏いながらガビル達に襲い掛かろうとする。あの様子、形相だとおそらく本気でヒョウガはあのガビル達を仕留める気なんだろう。だけどそれはいくら何でもやりすぎだ!僕は激昂した彼女を止めるべく割って入ろうとしたが・・・・・・その必要は無くなった。

 

 

 

「・・・・・・我が妹よ、感情に身を任せて行動するな。その行動によって我が主やエリス殿にどれだけの迷惑をかけるのかわからんのか?」

 

 

 

「っ!兄上っ・・・・・・!」

 

 

 

僕よりも先にリムルの影から出てきたランガが割って入り、ヒョウガを止めたからだ。・・・・・・ふぅ、とりあえず助かったけど、ベニマルをヒョウガが止めて、そのヒョウガを今度はランガが止めて・・・・・・ここには暴走する配下がたくさんいるってのが今改めてわかった気がする・・・・・・。

 

 

 

「兄上はこの者らが許せるのですか!?我らの主をあのように愚弄されて・・・・・・」

 

 

 

「無論、我もこの者達は許せん。だが、今感情的に動いてこの者らを仕留めたところで何の解決にもならんだろう。それにお二人もきっとそれを望んではいまい。だから、今は耐えるのだ、妹よ・・・・・・」

 

 

 

「〜〜〜っ。・・・・・・わかりました」

 

 

 

どうやら彼女を抑え込めたようだ。ランガには感謝しないとね。ヒョウガが僕のためにあそこまで怒ってくれたのは嬉しかったけど、流石に命を取るまでは望んでなかったから、ここで踏ん張ってくれて正直ホッとしている。

 

 

 

「我が主よ、勝手に出てきてしまい、申し訳ございませぬ・・・・・・」

 

 

 

「いいさ。緊急事態だったみたいだしな。折角だ、そのままそいつの話を聞いてやれ」

 

 

 

「承知。で、ガビルだったな?」

 

 

 

「お、あ、ああ・・・・・・もしや、其方が牙狼族の族長殿であるかな?」

 

 

 

「そうだ。それで、先程の貴様らの提案だがな?()()()()を満たしたなら呑んでやらん事もない」

 

 

 

「ある条件?それは何であろうか?」

 

 

 

ランガのその提案は僕達には全く知らされていないもので、当然僕達は首を傾げている。本当にランガの言うそのある条件って言うのは何なんだろう?

 

 

 

「それはだな・・・・・・ゴブタ!こちらへ来い!」

 

 

 

「へっ?何すか?・・・・・・・・・・・・って、なんで武器持たされてるんすか!?ってかこの目の前のやつ誰なんすか!?」

 

 

 

いつの間にかこの場にいたゴブタに何故か矛先が行き、この場に駆り出された。しかも何故か武器を持たせて・・・・・・ってもしかしてランガは?

 

 

 

「この目の前にいるゴブタに一騎打ちで勝つことだ。勝てば貴様らの配下になることも一考してやろう。どうだ?」

 

 

 

「ガビル様〜、こいつらガビル様のこと舐めてやしませんかね〜?」

 

 

 

「ガビル様がこんなゴブリン如きに負けるはずないっすよ〜!!」

 

 

 

「やっちゃってください!ガビル様〜!!」

 

 

 

「ふっふっふ〜・・・・・・いいだろう!いい機会だ!今ここでこの偉大なる竜戦士であるガビルの力を見せてくれよう!!」

 

 

 

周りにいた蜥蜴人族(リザードマン)達に煽られ、すっかりやる気になったガビルは、持っていた槍をくるくると回しながら高々とそう宣言していた。偉大なるって・・・・・・ある意味自分で言っちゃうって言うのが凄いな・・・・・・。それで相手のゴブタはと言うと・・・・・・。

 

 

 

「なんでオイラがこんな事を・・・・・・やめていいっすか?」

 

 

 

「やめたらシオンの料理の刑だぞ〜?」

 

 

 

「ひっ・・・・・・そ、それって・・・・・・前チラッと見たっすけどあのとても食い物とは言えなさそうな・・・・・・あの料理っすか?」

 

 

 

「うん、あの料理」

 

 

 

「が・・・・・・頑張るっす〜!!!」

 

 

 

なんかやたらゴブタの気合が増した気がした。まぁ・・・・・・確かにあのシオンの料理を思い出せばそうなるのも無理はないと思う。多分僕でもそうなると思うから・・・・・・。というか、よくシオンがいる前でそんな事言えるよねゴブタは。・・・・・・後でどうなるかは知らないけど・・・・・・まぁ、そこは自分でなんとかしてもらおう。

 

 

 

 

 

結果として、勝負の決着は早々とついた。ゴブリンだと思って油断していたガビルに『影移動』を用いた巧みな戦略で翻弄したゴブタが、最終的にガビルの鳩尾に回し蹴りを喰らわせ、勝負有りということになった。あまりにあっさりと勝負が決してしまったことに拍子抜けしてしまったけど、こればっかりはガビルが弱いというよりも、ゴブタが思っていたよりも強かったと思っていいのかもしれない。それはおそらく以前から受けていた、ハクロウとの厳しい扱きもとい、指南が原因だと思う。ハクロウは以前から時間があればゴブタ達、若いゴブリン達を自分なりに鍛えていたようで、それにより、ゴブタの基礎能力や戦闘能力が大幅に向上していたのだと思う。・・・・・・だとしても、ここまでとは思わなかったけどね?

 

 

 

「ま、また来るぞ〜・・・・・・お、覚えているんだな〜・・・・・・」

 

 

 

ゴブタに完膚なきまでに負けたガビルは、部下達に引きずられながらその場を後にし去っていった。

 

 

 

・・・・・・結局彼らは何をしにきたんだろう?

クロスオーバーする作品はどれが良い?

  • モンスターハンター
  • ポケットモンスター
  • ドラゴンクエスト
  • クロスオーバーは無しで!
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