転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

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今回は少し短めです。


戦後処理と大同盟

オーク達の戦いが終わった後は、色々と忙しかった。まず、あの後トレイニーさんがやって来て事の終結を確認した後・・・・・・

 

 

 

「森の管理者としての権限において、事態の収束に向けた話し合い(会議)を明朝に行います。参加の希望をするしないは種族により自由ですが、議長であるリムルさんは参加をお願いします。エリスさんも、リムルさんの補佐をお願いしたいので、参加をお願いしますね?」

 

 

 

という宣言をした為、僕たちはこの大所帯の代表格を集めて会議をする事になった。議長というとんだ抜擢にリムルは心底嫌がっていたが、僕も含めたその場にいた全員がその案に納得の意を評していたため、半ば強引にリムルは会議に参加することとなった。一応、リムルの補佐という立ち位置にある僕と、鬼人のみんなも同席する事になったのだが・・・・・・そこで一つ問題が起こった。それは・・・・・・

 

 

 

《告。主人(マスター)の保有魔素量が20%を下回った為、強制的に低位活動状態(スリープモード)へと移行します。》

 

 

 

「あっ・・・・・・まずい・・・・・・リムル、ごめん・・・・・・もう僕、限界みたいだ・・・・・・会議頑張ってね」

 

 

 

「はっ!?・・・・・・いや、ちょっとエリス!?俺一人でこいつらをまとめるのは無理あるって!おいっ・・・・・・聞いてねーし・・・・・・」

 

 

 

・・・・・・僕に限界が来て、低位活動状態(スリープモード)に入ったことだ。一応、『擬人化』を発動できるほどの魔素は確保していたんだけど、それも限界に来たようだ。会議をリムル一人に押し付けちゃって申し訳なくなったけど、これにはどうにも逆らえそうに無いから仕方ないよね?僕の『擬人化』はその場で解け、素の水へと戻ったことを確認した僕は、そのまま意識を手放した・・・・・・。

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

「・・・・・・で?キミ達は何をしてるのかな?」

 

 

 

僕が意識を手放して3日後、ようやく低位活動状態(スリープモード)が解除され、自由に行動出来ることに快感を覚えた僕。低位活動状態(スリープモード)の時に記憶は特には無い。ただただ寝ていたという感覚しかなかった感じだ。

 

 

あの後、誰かしらが運んでくれたのであろう。僕が目覚めたのはいつもの僕の寝床である大壺の中だったこともあって、寝起きは最高に良かった・・・・・・筈だった。

 

 

 

「いえ・・・・・・エリス様が水のお姿になられているのは初めて見かけましたので・・・・・・つい」

 

 

 

「なんとも可愛らしく映ってしまいまして、どんな感じなのか少々起こさぬ程度に身体を突いていまして・・・・・・」

 

 

 

「いや、二人して何やってるの・・・・・・確かにこの姿よりも人型になってる方が多いけどさ?・・・・・・って言うか、ベニマルも見てないで止めて欲しかったよ!」

 

 

 

「いや・・・・・・俺もその〜・・・・・・ちょっと興味あったんで・・・・・・実際さっきまで俺も触ってたし?」

 

 

 

キミもかっ!!そうベニマルに怒鳴ってやりたかったが、近くに未だに僕の身体もとい水を触っているシュナとシオンがいる為、それはやめておいた。

 

 

そう。僕の寝起きがなんとも微妙になったのは、この3人・・・・・・ベニマル、シュナ、シオンが・・・・・・僕の寝込みを襲っていたからだ。シュナとシオンにされるのは何とも嬉しいけど・・・・・・ベニマルってまさかそっち系の・・・・・・・・・・・・そんなわけないよね。

 

 

 

「・・・・・・エリス様?何やら今、俺に対してやましいことを考えませんでしたか?」

 

 

 

「き、気のせいだよ気のせい!あ、あはは・・・・・・」

 

 

 

鋭いベニマルに悟られそうになった僕だったけど、それは間一髪大丈夫であったようで内心ため息を吐いた。

 

 

 

「それで?お体の調子はよろしいのですか?」

 

 

 

「うん、もうすっかり回復したよ。心配かけて申し訳ない事したね・・・・・・・・・・・・あの〜、シュナ?シオン?そろそろ僕の体から離れてもらえると嬉しいんだけど?」

 

 

 

そう言いながら僕はベニマルから、さっきからずっと僕の体に触れながら何処かほんわかしてる二人へと視線を向けた。

 

 

 

「え?・・・・・・あの〜、もう少しだけ触っていてもいいですか?」

 

 

 

「迷惑で無いのであれば、私ももう少し・・・・・・」

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

そ、そんな潤んだ目で僕を見ないでっ!断りづらくなるからっ!・・・・・・それにしても何で、そんなに僕の体に触れたがるんだろう?

 

 

 

「僕の体に触れてると何かあるの?」

 

 

 

「はいっ!エリス様の体であるこのお水はとても清潔でとてもサラサラしていて手を入れるととても気持ち良いのですが、その他にもお肌がすべすべになる効力まで付いてるそうなんです!」

 

 

 

「あ〜・・・・・・なるほどね?」

 

 

 

僕の体に触れたがる理由に納得がいった。前にも話したと思うけど、僕の体の水は、常に清潔にして保たれている。だが、この水は僕の体内にある魔力を微量ながら流している少し変わった水となっていて、その魔力の効果なのか、一度この水に触れれば、人間や魔物に存在している余分な雑味、細菌、などを残らず洗い流してしまう素晴らしい水なんだ。簡単に言えば、この水で体を洗えば肌荒れや、汚れだけでなく、病気の元となる細菌まで掃除できてしまうと言うことだ。前世で言う、ヒアルロン酸やアルコール消毒液みたいな成分が僕の水にはあるって言えば分かりやすいと思う。・・・・・・と言っても、これは水魔人であれば、誰でもこのような体の構造をしているので、水魔人からすれば珍しくも何とも無いんだけど、こうして水魔人のことをよく知らない者からすれば、この体の構造には十分驚かされるのだろう。ま、水魔人ってあんまり生息数が多く無いらしいんだけどね?

 

 

 

「わかった。とりあえず、そのままにしてて良いから、僕が眠っている間に決まった事とかを教えて貰えるかな?会議で何が話し合われて、なにが決まったのかとかを」

 

 

 

「分かりました。まず・・・・・・」

 

 

 

僕は、その場で3人から僕が眠っている3日間の間で起こったこと、決まったことなどを詳しく説明してもらった。まず、残った15万弱のオーク達は、結果として罪を問われることは無かった。と言うのも、リムルがゲルドとの約束通りオーク達の罪を自分自身が背負うと宣言したからなんだけどね。当然、何も知らされていなかったオーク達は猛烈にそれを拒んだが、自分たちの長だったゲルドの命である以上、従う他なかったため、やむを得ずそれに従う事にしたそうだ。

 

 

そして、ここからが重要だった。なんと、この森・・・・・・ジュラの森に住む種族間で大同盟が結成されたのだとか。理由としてはこれ以上の森の中での争いや、諍いごとを防ぐと言うことと、オーク達のためだった。オーク達はこれまで、ゲルドが持っていたスキル『飢餓者(ウエルモノ)』のおかげもあって、特に空腹に困ることもなく生きて来れていたが、ゲルド亡き今、それもなくなってしまった。そうなると、故郷が大飢饉に苛まれ、住む場所も無いオーク達は、じきに飢餓に苦しみながら死んでいくことは間違いない。そうならない為に、リムルは大同盟を結成し、リザードマンや樹妖精(ドライアド)達から食料や住む場所、働く場所などをオーク達に提供するという事にしたそうだ。もちろん、ただでと言うわけでなく、その代わりにオーク達には労働力の貸し付けを命じたそうだ。確かに、15万もいるオーク達から労働力を借りれるとなると、これほど有益なことは無かった。オークは力仕事だけでなく、頭もそれなりに良いため、カイジンなどのドワーフの技術も教え込めば、かなりの有用な人材へと成長する。そうなれば、オーク達の活躍の場もグッと広がり、僕たちにとっても凄く助かることは間違いなかった(ちょうど人手も不足してたしね)。

 

 

 

この同盟は、僕たちにとっても他の種族にとってもほとんどメリットしか無い事もあってか、特に異論も無く同盟は結ばれる事となったようだ。ちなみに、この大同盟の盟主はトレイニーさんの宣誓により、リムルと言う事に決定したそうだ。それを聞いた途端、リムルは驚きを通り越して呆れていたようだけどね。

 

 

 

「・・・・・・とまあ、一応決まったことはこんな感じでしょうか?」

 

 

 

「そっか・・・・・・。僕が寝ている間に色々と決められてたんだね。あ、そういえばベニマル達は今後どうするの?一応、このオーク達との戦いまで配下にいるって言うことになったはずだけど?僕としては、今後もキミたちと一緒にいられたらって思ってるけど・・・・・・」

 

 

 

僕はふとそんなことを思い出し、いい機会だと思って聞いてみることにした。ベニマル達鬼人は、あくまでも僕たちと共同戦線を張ると言った形で、オーク達との戦闘が終わるまでは僕たちに従ってくれると言う話になっていた。だから、その目的が果たされた今となっては、ベニマル達が僕たちに従う意味は無いに等しいんだけど、彼らはどう思ってるんだろう?

 

 

 

「それについてはご安心を。俺たちはあの後、正式にあなた方の配下になりたいとリムル様に願い出て、正式な配下となりましたので。ですので、今後も俺たちは配下としてあなたとリムル様を支えて行くつもりです」

 

 

 

「ほんとにっ!?嬉しい!ありがと!!」

 

 

 

これからも、鬼人のみんな達と一緒にいられると分かった僕は途端に嬉しくなった。今回を機に僕たちの元から去る・・・・・・とか言われたら凄く悲しくなるからね。せっかく仲良くなれたんだから、もっと彼らと触れ合いたいもん。この時ばかりは、ベニマルたちの願い出を聞き入れてくれたリムルに多大なる感謝の心を覚えた。

 

 

 

「それにしても・・・・・・リムルがジュラの大森林の大同盟の盟主か〜、全く・・・・・・どんどん大きくなってくんだから、リムルは・・・・・・あ、ってことはこれからは僕もみんなと同じリムルの部下って事になるよね?よかった〜・・・・・・やっと目上の立場から解放されるよ・・・・・・」

 

 

 

僕はほっと胸を撫で下ろした。正直、皆んなから崇拝、もしくは慕われるのは悪い気はしないんだけど、その代わりみんなの期待みたいなものも一緒に背負ってる感じになっちゃってたから、主に精神的に疲れるんだよね。リムルは案外大丈夫そうだったけど。だから、ようやくそれから解放されると思えて嬉しくなってたんだけど、それも束の間だった・・・・・・。

 

 

 

「いえ、エリス様もその後に”副盟主”に任命されましたので、今まで通り私たちはあなた様の部下ですよ?・・・・・・よろしくお願いしますね?()()()()()()()()!」

 

 

 

「・・・・・・マジですか?」

 

 

 

「マジです」

 

 

 

ベニマルに確認をとり、即答された僕は、未だにシュナとシオンに体を触られながら、深い深いため息を吐くのだった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば・・・・・・リムルは何やってるんだろ?

 

 

 

 

 

「お前は”湖ー429M”、お前は”湖ー430M”、お前は・・・・・・・・・・・・って一人で15万のオークに名付けなんて出来るかーっ!!エリスーー!!早く戻ってきてくれーーっ!!」




エリスが水の状態になってる姿は本当に稀だと自分では思ってます。基本的に寝ている以外の時は人型になっているので。





ヒョウガの進化形態のアンケートはこの回で締め切りたいと思います!たくさんの票を入れてくださり、本当にありがとうございました。一応結果から見て明らかだと思いますが、このアンケートの結果を元に、今後これを使っていきたいと思います!ありがとうございました!

ヒョウガの進化先の名前は?

  • |白氷星狼《アイシクルスターウルフ》
  • |白氷月狼《アイシクルムーンウルフ》
  • |零氷狼《グレイシャーウルフ》
  • |白氷水狼《アイシクルアクアウルフ》
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