転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
ミリムに一通り町中を案内した後、僕はミリムを連れてリムル達のいる家へと戻った。戻ってみると、何やらいい匂いが僕とミリムの鼻をくすぐった為、何を作っているのかを料理担当のシュナに聞いてみたところ・・・・・・。
「カレーライスっ!?シュナってカレー作れたのっ!?」
「いえ、先ほどリムル様に簡単な材料と料理の
「いや、でもたったそれだけの情報でこの完成度って・・・・・・シュナってやっぱりすごいよね?」
「ふふ・・・・・・ありがとうございます。さて、もう出来上がりますのでエリス様は皆さんと一緒にあちらで待っていてください」
シュナが盛り付けを始めるそうだから、シュナの言う通り僕はリムル達のいる居間へと戻って行った。シュナが作っていたカレーは、材料と完成図しか情報のない状況で作ったとは思えないほどの出来栄えで、もはや前世で食べていたカレーと何ら変わりない見かけをしていた。
「リムル、エリス。”かれー”とは何だ?美味いのか?」
「ああ、マジで美味いぞ。ちょっと辛いが、スパイスが効いていて、それがまたアクセントになっていてやみつきになるんだ」
「僕も大好き。野菜とかもたくさん入っていて、肉とかもゴロゴロ入ってるから食べ応えもあるよ?辛かったらさっきリムルから貰ったハチミツをカレーにかけてみるのもいいかもね?まろやかな味合いになって美味しいと思うよ?」
「おおっ!そう言われるとすっごく食べてみたくなったのだ!おい、早く持ってくるのだ!!」
その後、僕たちはシュナお手製のカレーライスを存分に堪能した。味は多少差はあるかなって思ったけど、全然そんなことはなく、味までちゃんと再現されていたことに僕もリムルも食べながら密かに驚いていた。ミリムやベニマル、シオン、近衛兵の二人達もどうやらお気に召したようで、何杯かおかわりをしていた(いまだに伸びていたガビルは、リムルに
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「さて、今日はどうしようかな?」
ミリム来訪の翌日の朝、今日は特に仕事もなく予定の特になかった僕は、町の中を軽く散策していた。
「それにしても、まさかミリムがここで暮らすことになるなんてね・・・・・・」
僕から一つのため息が溢れる。昨日、カレーを食べた後に、ミリムがこの町に住むって言う驚くべき事を言ったもんだから、その場にいた僕たちはもちろん驚いた。一応、僕とリムルで”帰るべきだ”と説得したんだけど、本人は聞く耳持たずと言った感じで全く取り入ってもらえなかった。こうなった以上、説得は不可能と悟った僕たちは、渋々それを許可することにした。で、ミリムはリムルの家に住まうことになり、面倒も基本的にリムルが見る事になった。だけど、リムルが忙しかったりなどして、面倒が見切れない状況の時は僕が面倒を見ると言う事に決まった。
「リムルなら何とかするから大丈夫でしょ。じゃあ、僕は・・・・・・」
「あ、エリス様ではありませんか!おはようございます!」
「ん?シオンか。おはよう」
再び散策しようとしていた僕の前に現れたのは、シオンだった。朝からこうして会うことはあまり無いからある意味新鮮だったけど、朝からどこか出かけてたのかな?
「どこか行く途中?」
「いえ、先ほど外から来た不埒な魔物どもを叩き出してきたところです!」
「そ、そうなんだ?ちなみに不埒って、具体的にはどんなことしたの、その魔物達?」
「リムル様とエリス様を馬鹿にした挙句、この国を乗っ取ろうと企んでいました。ですので、この"剛力丸"で成敗をしてきました!」
・・・・・・うん、とりあえず、その魔物達が死んでない事を祈っておこう(剛力丸というのは、シオンが愛用している大太刀のこと)。一応、シオンだけでなく、他のみんなにも略奪目的の魔物に対しては返り討ちにしても良いけど、殺すことは許可してない。僕たちの言うことには従ってくれる為、多分悪くても半殺し程度には済んでると思う・・・・・・。何でかって言うと、無闇に殺しても、この国の評判を落とすだけで良いことなんてないからだ。もちろん、魔物に限らず、人間や亜人に対しても同じことが言える。この国、
「エリス様こそ、一人でお出かけですか?」
「うん。特に予定もなかったから、散歩中なんだ」
「そうでしたか。あ、でしたら製作工房に一緒に来てくれませんか?エリス様に是非見てもらいたいものがあるのですよ!」
そう言うシオンの目はひどく光り輝いていて、キラキラしていた。製作工房と言うのは主に服や装飾品、絹織物や綿織物と言った物を製作している工房のことだ。主にシュナやゴブリナの面々が中心となって作っているが、たまに僕も混ざって製作に加わらせてもらってる事もある。
「いいよ。暇だったし」
「ありがとうございます!では行きましょう!」
特に断る理由もなかった為、快く行くことを決めた僕だったけど、この時のこの判断のせいで、僕はこの後、とんでもない辱めに遭う事をこの時の僕は知る由もなかった・・・・・・。
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「で、何でこうなる訳なの・・・・・・?」
「エリス様!すっごくお似合いですよ!」
「とても可愛らしいです!エリス様!」
製作工房内に、僕の盛大なるため息と、シュナとシオンの黄色い声が響き渡った。端的に言うと、今僕は、シュナが作ったと見える服を試着している。それだけだったらまだ良いんだ。服はあるに越した事はないし、シュナが作る物であればどれも素晴らしい出来の物ばかりだったから、拒む理由も無いんだけど・・・・・・それと、今着ている”この服”では意味合いが違ってくる。
「シュナ、シオン・・・・・・一応言っておくけど、こんな見た目だけど僕は男だからね?」
「そうですが、その見かけであればこのお召し物の方がとても可愛らしく見られますよ?」
「可愛らしく見られる必要無いんだってばっ!こんな女々しい服を着て外なんて出歩けないから!絶対に笑われるっ!」
「笑われる事なんてありませんって。むしろ皆の注目の的となって大人気になられる事間違いありませんよ!」
そんなわけあるかっ!!と言いたくなった。それだけ今着ている服は男の僕としては恥ずかしかった。今僕が着ている服・・・・・・それは・・・・・・
「(我ながら悔しいけど・・・・・・めちゃくちゃ可愛い!)」
それが僕の率直の感想だった。元々、女寄りだった顔が化粧によりさらに魅力が際立つ様になり、メイド服と持ち前の長い青髪がうまいことマッチしていることもあって・・・・・・むちゃくちゃ可愛くなっていたんだよね・・・・・・これが。
「おーい!シュナー、いるか?」
「あ、リムル様。おはようございます。ちょうど今、エリス様も来られてますよ?」
「はっ!?り、リムル!?いや、ちょっとまっ・・・・・・」
「エリスが?あいつが一体何をして・・・・・・・・・・・・お前、随分可愛らしくなっちまって・・・・・・そんな趣味あったのか?」
「違うからっ!!誤解だってっ!!」
まさに今一番会いたくなかったリムルがこのタイミングでこの場にやって来た。リムルは僕のこの姿を確認すると共に、何とも微笑ましい様な顔を浮かべながらそう言った。何とか誤解を解こうと、リムルに歩み寄ろうとした僕だったが・・・・・・。
「エリスっ!お前可愛いなっ!ワタシに引けを取らないくらいに可愛らしいぞ!!エリスもこんなに可愛く着飾ることが出来るのだな!ワタシにも着飾り方を教えて欲しいのだ!!」
一緒について来ていたんだろう、ミリムが僕の元に飛び込んできたので、それは叶わなかった。
「好きでこんな格好になってるわけじゃ無いからねっ!?僕にこんな趣味ないからっ!!」
「はっはっは!照れなくて良いって!お前元から可愛い顔してたんだし、スッゲー似合ってるぞ!」
「だから〜〜!!!」
ミリムもリムルも全く僕の言ってることに耳を貸そうとしない。・・・・・・いや、多分リムルはわかっていて僕のことを揶揄ってるんだろう。実際、そう言いながら顔は笑ってるしね・・・・・・。そのリムルの姿にちょっとむかっと来た僕は、ちょっと仕返ししようとシュナとシオンにある提案をしてみせた。
「はぁ・・・・・・ん?あれ?リムルも何だか”可愛らしい服を着たそうな顔”してるね?シュナ、シオン、せっかくだからリムルにもこんな感じの服着せてみたらどうかな?リムルも見かけはすっごく可愛いからきっと似合うと思うよ?」
「っ!?え、エリス!?お前何言って・・・・・・」
「それは名案ですね!リムル様にも色々とお似合いになりそうな服をたくさん作って来ましたのでちょうど良かったです!」
「リムル様、早速お着替えに参りましょう!私がお手伝いしますので!!」
「ま、待て!やめてくれ!!エリスーーっ!!お前恨むぞーっ!!」
「僕のことバカにした罰だよ。僕だって着たんだからリムルも黙って着てくるんだね」
「嫌だぁぁ〜〜〜〜〜っ!!!!」
結局その後、リムルもシュナとシオンに無理やり着せ替えをされ、次に僕たちの前に現れたリムルは顔を真っ赤にさせながら・・・・・・”バニーガール”の姿へと変貌を遂げていた。無論、そんな姿のリムルも可愛かった(ちなみに僕はリムルが着替えている間に、メイド服を脱いだ)。
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「やれやれ・・・・・・朝から酷い目にあった・・・・・・」
ようやく二人から解放された僕は、同じく解放され疲労困憊状態だったリムルとミリムと別れ、疲れた体を癒そうと思い、少し離れた温泉に向かっていた。朝からの温泉は本当に気持ちが良く最近ではよく朝に入りに行ってるんだ。
「今度髪切ってみようかな?そうすれば少しは男に見える様には・・・・・・ならないかもね、多分」
髪を切ったところで、この女顔は変わらないから意味などないと悟った僕は、この日何度目かわからないため息を吐いた。例えるなら、今までロングヘアーの清楚系女子だった子が、ショートヘアーの爽やか系女子に変わると言った感じで、髪型を変えただけで男と見られるのはどうしても無理があった。おまけに体つきもまさに女としか見れないほどに華奢な作りをしているため、もはや男と思われる要素が皆無に等しかったんだ。・・・・・・性格と口調を除いて。
「とりあえず、温泉でその事はじっくり考えることにしよ・・・・・・・・・・・・ん?何だろう、この気配?」
早く疲れを癒やしたいと思い、温泉へ歩くスピードを上げようとした矢先、僕の『魔力感知』に何やら"妙に強い気配"が引っかかったため、僕はその場で停止する。
《告。膨大な魔素を保有する個体の感知を複数確認しました。そのうち一つは”個体名ベニマル”を凌ぐ魔素を保有している模様です。》
「・・・・・・」
「ともあれ、町の住民のみんなに危害を加えられたら堪らないな。敵意があるかはともかく、確認しに行かないと!」
とりあえず確認しに行こうと、感知を確認したその場所へと僕は急足で向かうことにした。その人達がどんな理由で来たのかはわからないけど、もしこの町中で敵意を持って暴れでもされたら町が崩壊しかねない。それを未然に防ぐために、僕が確かめに行かないと!・・・・・・本当はリムルが行くのが一番良いんだけど、リムルはさっき、回復薬の研究所に向かうって言ってたからしばらくは戻ってこれない。だから、ここはリムルの次の責任者である僕が出向く必要があった。
「何事もなければ良いけど・・・・・・」
しかし、その僕の願いは虚しくも散ることとなった・・・・・・。
ちょっと、閑話に近いですが、気にしないでください。
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