転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
フォビオさん達が帰った後、僕は一人、ヒポクテ草の栽培の進捗を見に、洞窟へと向かっていた。栽培を担当しているガビルは、流石に以前のようにただの雑草をヒポクテ草と間違うということはしておらず、順調に栽培が行えているという知らせを受けていた。
そんな訳で、様子を見に来た僕だった訳なんだけど、なぜか洞窟内にはガビルともう一人、”僕の知らない人”がいた。見たところ、この男性はガゼル王やカイジン達と同じドワーフの様だけど、僕には見覚えのない人だった。
「ガビルー!調子の方はどう?捗ってるかな?」
「エリス様ではありませんか!勿論ですとも!この”ベスター殿”が来てからと言うもの、栽培と研究が順調そのものでございます!」
「ベスター?もしかして、あなたがそうですか?」
ベスター・・・・・・やっぱり僕は知らない。とりあえず、彼に話を聞こうと、首を傾げながら彼に視線を向けた。
「はい。あなた様がエリス=テンペスト様ですね?なかなか挨拶に行けず、申し訳ありません。私は、ここでリムル様にヒポクテ草の研究と回復薬の製造を任されたベスターと言う者です。どうぞ気軽にベスターとお呼びください」
「ご丁寧にどうもです。それで・・・・・・ベスターさんはいつ頃ここに?」
「はい。実は・・・・・・」
ベスターさんの話によると、ベスターさんは元々、ドワーフ国ドワルゴン内でも有数の研究者で、その研究力でガゼル王に尽くして来たらしいんだけど、リムル達を主であるガゼル王の命令無しに追放をし、貶めようとしたのを罪に問われたようで、免職されてしまったんだとか。
「なるほど。で、あなたのその素晴らしい研究力を見込んで、この国でその力を遺憾なく発揮させ、そのあまりある知識を僕達のために使わせるために、ここに連れてこられたと言うことですか?」
「そう言う事になります。・・・・・・あの、リムル様にも謝りましたが、リムル様と同格に扱われているあなた様にはまだ何も言わせてもらっていませんので、この機会に言わせてください。・・・・・・あなた方に多大なるご迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。そして、こんな私を拾ってくださり、ありがとうございました。この御恩は、私の知識と研究で返していきたいと思っていますので、どうか今後ともよろしくお願いします!」
「拾ったのはリムルで、僕は特に迷惑をかけられたとは思っていませんけど・・・・・・その言葉は素直に受け取らせてもらいます。改めて、僕はエリス=テンペスト。この国の責任者(リムルの次の)をやらせてもらってます。ベスターさん。今後は、僕達とともに、この国を豊かなものにしていける様、切磋琢磨していきましょう。こちらこそ、どうかよろしくお願いします!」
「ははっ!」
ベスターさんに挨拶と自己紹介をした後、ベスターさんに現在のヒポクテ草の研究の進捗と、
「(
《解。以前行ったヒポクテ草の解析を元に、最適の情報と解答を述べます。・・・・・・ヒポクテ草を100%抽出した場合・・・・・・死者を蘇らせる行為もとい、”蘇生”を可能とする薬品『
”死者を蘇らす”という単語に僕は目を見開いて驚き、テンションが猛烈に上がった事を自分でも実感した。
「(蘇生!?死んだ人まで生き帰らす事が出来ちゃうってことだよね!?え、それって今のベスターさんじゃ作ることは出来そうにないかな?)」
《否。『
「(・・・・・・だよね〜。そう簡単には上手くいかないか・・・・・・)」
『
まぁ、
「この事については考えなかった事にしよう・・・・・・。絶対に今じゃどうしようもない事だし、現状は必要なさそうだし・・・・・・」
「ん?何か言いましたか?」
「う、ううん!何でもありません。じゃあ、僕はこの辺で失礼します。研究、頑張ってください」
「はい。お任せください」
ベスターさんにそう言い残し、僕はその場を後にした。『
––––––––––––––––––––––––––––––––––
「う〜ん・・・・・・どうしたものかな・・・・・・」
翌日、僕は一人、誰もいない森へと足を踏み入れていた。
「今後もしかしたら他の魔王達がこの国に来るかもしれないんだし、何か僕も対策ができる様になっておきたいんだけど・・・・・・」
来た理由としては、今後、魔王達がこの国に来襲してきた時の対処法を自分なりに考えてみようと思ったからだ。リムルは昼寝中だったから放っておいた。僕達が魔王達の計画を邪魔したことはおそらく間違いないだろうから、いつミリム以外の魔王達が接触を図ってきても不思議じゃない。だからこそ、今のうちに対策を練る必要があるんだ。
「魔王が攻めてきた時のことを考えると・・・・・・やっぱり僕も何か”他のスキル”を身につける必要があるのかな?後、僕の戦闘能力の向上・・・・・・これは後でハクロウにでも相談してみよう。いい案をくれると思うし」
僕は基本的に剣を使うから、戦闘能力の向上を望むのならハクロウを頼るのが一番良い。ハクロウはあのガゼル王やリムルの剣術の師でもあるから、もしよければそのうち僕も彼に弟子入りをしようと思っている。・・・・・・ハクロウとの修行と鍛錬はかなりキツいとリムルから言われていたけど・・・・・・頑張ろう。
「となると、やっぱりスキルか・・・・・・。
《解。スキル『
「スキルにも得られる限度の量っていう物があるんだね・・・・・・ユニークスキルは伊達じゃないってことか。
《了。スキルの整理を開始します。・・・・・・・・・・・・》
容量がないなら、整理をすれば良い。そう思った僕は、早速
《告。
「(そんなスキルあったんだ?全然知らなかった・・・・・・)とりあえず、Yesでお願い!」
《警告。ユニークスキルを獲得する場合、消費した魔素が元の状態へと戻る保証が出来なくなります。それでも宜しいですか?》
その
「(・・・・・・リスクあるけど、ユニークスキルが獲得できるって言うなら我慢するか・・・・・・)うん、いいよ」
多少の犠牲なら僕は厭わない。これが今後の僕に必要なスキルとなるのであれば、この程度のことなんてなんでも無かった(もしかしたら魔素だって戻るかも知れないしね?)。
《了。スキルの獲得を実施します・・・・・・・・・・・成功しました。ユニークスキル獲得に伴い、スキル容量に余裕を作る為に、一部のコモンスキル、エクストラスキルを独自に廃棄しました。該当のスキルは全て、
「うん、ありがと」
相変わらずの見事と言うほか無い
それから30分後、解析が終わったとの知らせの報告が
《解析が終了しました。ユニークスキル『
で、その報告が思ったよりも長かったから、僕がざっくりとこのスキルについて説明しよう。
『
”治癒をした対象の能力のほんの一部を貰い受ける事が可能”という能力だった。これはエクストラスキル『吸収』をちょっと改造したみたいな能力だけど、簡単に言うと、僕が傷を治した相手から能力が貰えると言うことだ。貰えると言ってもほんの一部で、ぶっちゃけて言うとあんまり変わんないかもしれないけど、それでも能力が少しでも僕に付くのであれば、これほど嬉しいことは無かった。今は少しでも力を付けたいと思っていたからね。それに、相手側も僕に能力を分け与えたからと言って、自分の力が減るわけでは無いと言うのもまたメリットだ(いくら治せても、相手が僕に力を分け与えて弱体化しちゃったら本末転倒だからね。)。
だけど、これも当然ユニークスキルであるから使用にはかなりの魔素を使うため、無闇に乱発することは出来ない。だから最初は絶対にうまく制御出来ないだろうから、このスキルもまた、うまく制御できる様に練習しておかないといけない。だけど、その練習台になりそうな人が今は居なそうなんだよね?今は至って平和で、怪我にも病気にも悩まされている人なんて居ない・・・・・・・・・・・・あっ。
「
場所に当てが見つかった僕は、早速”ハクロウが指南”をしているであろう。町の空き地へと向かった。
––––––––––––––––––––––––––––––––––
「うむ。今日はここまでじゃ。明日はもっと厳しくしていくのでな。覚悟して望むように」
「へ、へ〜い・・・・・・お、お疲れっした〜・・・・・・」
「・・・・・・」
空き地についた僕が見たのは、ある意味予想していた光景だった。僕の目には、指南者であるハクロウを前に、まるでボロ雑巾の様に地面に転がされているゴブタ達、ホブゴブリンの若手達の姿が映っていた(今の僕にとっては好都合だけど)。ゴブタ達の近くにはさっきまで使っていたのであろう、木刀が転がっていたので、ゴブタ達はハクロウから剣術を教わっていたんだろうと悟った。だが、この様に見るも無惨にボロボロにされたゴブタ達を見て、改めてハクロウの指南がどれほど厳しいものかと言うのを認識し、息を呑んだ僕だった・・・・・・。
「や、やぁ・・・・・・ハクロウ。お疲れ様」
「む?おぉ、これはエリス様。ここに来られるとは随分と珍しいですな?何か御用ですかな?」
「うん。確かに用はあるんだけど、その前に・・・・・・」
とりあえず、先にゴブタ達を治しておこうと思い、僕は早速先ほど得たばかりのスキル『
「(魔力をここら一帯に広げるイメージをして・・・・・・)『
最初だから軽く魔素を込めてスキルを発動すると、僕を中心に”銀色の光”と、”黄色い小さな粒子”の様な物が周りに広がっていった。そして、その粒子がゴブタ達の傷ついた体の表面に付着すると、途端に粒子が体に浸透していくかのように溶けていき、やがて浸透していった箇所を中心的に、その粒子はゴブタ達の傷を次々と治していった。数分もすれば、ゴブタ達の傷はすっかりと癒え、ゴブタ達も元気を取り戻していた。
「ゴブタ、みんな、お疲れ様。傷はどう?治ったかな?」
「傷っすか?それならもう治ってるっすよ!エリス様一体何したんすか?オイラ達さっきまで立つことすら出来なかったって言うのに、エリス様が来てからいつの間にか体軽くなってますし、傷もこんなに綺麗に治ってますし、一体何がどうなってるんすか?」
「新しく得たスキルの効果だよ。詳しいことはまた後で話すよ。で、ごめんねハクロウ、話逸らしちゃって?」
スキルについてはとりあえず、試運転は上出来だったと言う評価に至った。軽めにやってこの回復力には正直言って驚いたけど、今はスキルの話や感想はとりあえず置いておき、本来の目的を果たすため、今までほったらかしにしていたハクロウへと視線を向けた。
「ほぉ、ほぉ、ほぉ。気にせんでよろしいですぞ。で、ワシに何用でしょうかな?」
「うん。っていうか、用というかお願いなんだけどね?」
「お願いですと?」
怪訝な顔をしたハクロウに、僕は姿勢を改めてすっと頭を下げた。
「僕に・・・・・・剣術を教えてください!先生!」
スキルの事や進化のことを書くのはいまだに苦手です。本当に毎回に思ってることですが・・・・・・文才が欲しい。
ちなみにユニークスキルをこんなに簡単に獲得出来てるエリスですが、実はかなり膨大の魔素を消費しています。スキルと言うのは本来なんの情報も無いまま作成をすることなどほとんど不可能に近いものです。リムルも、『
ですので、今後はこのスキルを使うことはなくなるかも知れません。そんなに簡単にスキルを獲得してしまっては面白くありませんからね。ですから、今回だけはどうか大目に見てくれるととても嬉しいです!
※新しいユニークスキルは『
ユニークスキル
『
典型的な回復のユニークスキル。人や魔物の傷や病を癒す事が出来、癒した相手の力(能力)を一部得る事ができる(相手は能力を渡したとしてもその能力が減るわけではない)。基本的に、使用する魔素の量で『
おまけ
『
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