転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
ミリムの凄まじい攻撃により、
「えっ?あと一時間もすれば、また復活しちゃうってどう言うこと?」
「その言葉の通りだ。このまま俺たちがフォビオに対して何も処置をしなかった場合、また
「な、なんで・・・・・・」
《解。個体名”フォビオ”と、個体名”
分離と言ったって、どうやってこの両者を引き剥がすって言うのっ!?ほとんど両者が融合しちゃってる以上、引き剥がすのは非常に困難にも思えるんだけど?だって、
「リムル、どうするのだ?」
「安心しろ。すでに対策は練ってる。『変質者』でこいつらを分離させたら、出てきた
「万事解決って・・・・・・しかもリムル?しれっと言ってるけど結構今から自分がすることってかなり凄くてやばいことだからね?ユニークスキル二つを並列起動って・・・・・・もういいや。リムル、フォビオさんを助けてあげてくれ」
一つのユニークスキルを使うだけでもかなり消耗するって言うのに、この
「ああ。それとエリス、一応俺に『応援者』でバフをかけておいてくれ。能力の制御がしやすくなるし、
「うん、了解。じゃあ頼むよ」
僕が『
・・・・・・とりあえず、これで一件落着で良いかもね。はぁ〜やれやれ・・・・・・だいぶ疲れた。早く帰りたいよ・・・・・・。
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救済に成功したフォビオさんは、僕がその後治療をした事もあって、すぐに意識を取り戻した(その間に避難してたみんなも戻ってきた)。意識を取り戻すと同時にフォビオさんは全力の謝罪姿勢・・・・・・つまり土下座をして、僕たちに今回の件のことを詫びてきた。とりあえず、頭を上げさせた僕とリムルは、詳しい事情を聞かせて貰った。
話を聞くに、どうやらフォビオさんは、”仮面を被った二人の道化”の人物達から
話が逸れたけど、その道化達はどうやら”中庸道化連”という組織の者らしく、またの名を”何でも屋”と言うのだとか。だけど、ミリム曰く、この計画の真の黒幕はその道化達ではなく、同僚の魔王の一人である”クレイマン”では無いかとのことだ。クレイマンは何かと企み事が好きで、よく魔王間で抜け駆けをする事も頻繁にあるから、そう思ったらしいけど、それだけでは何の確証も証拠もない為、とりあえずその魔王のことについては保留にしておき、今後はその道化達に気をつけると言う形で、話を終着させることにした。
「今日はお開きだ。みんなゆっくり休めよー!あ、フォビオも気をつけて帰れよ?」
「はっ!?いや、俺は許されないだろっ!?」
フォビオさんの叫び声が、辺りに響き渡った。フォビオさんの言うことにも確かに納得は出来る。自分はこれだけ僕たちに酷いことをし、怪我をさせ、かなり大きな迷惑を僕達と、主のカリオンさんにかけた訳なんだし、もう自分は絶対に許されないと踏んでいただろうからね。もしかすると・・・・・・端っから命を捨ててケジメをつける所存だったのかも知れない。それが、いきなり気軽に『帰っていいよ』なんて言われれば、動揺するのも分かると言うものだ。
「あなたのやった事に全部見て見ぬふりをする・・・・・・ことは出来ません。こちらもかなりの迷惑を掛けられましたからね。ですが、あなたはどうやら真犯人にただ利用されただけのようですし、こちらにも人的被害は特に無かったので、先程の謝罪でチャラと言う事にさせて貰いました」
「そう言うことだ。ミリムもそれでいいだろ?」
「うむ!一発殴ってやろうかと思っていたが、許してやるのだ!
「「「えっ!?」」」
僕、リムル、フォビオさんの声が一斉にハモる。・・・・・・今なんて言った?カリオン?・・・・・・もしかして・・・・・・?僕たちはゆっくりとミリムの視線の先へと顔を向けた。するとそこには・・・・・・。
「バレてたのかよ?相変わらずすげーなミリムは。・・・・・・よう。
「か、カリオン様・・・・・・」
フォビオさんが”信じられない!”といった表情でカリオンさんを凝視していた。・・・・・・この人が魔王カリオンさんか。気配を全く感じ取れなかったけど、どうして今この場にいるんだろ?
「あんたが魔王カリオンか?わざわざそっちから出迎えてくれるなんてな。・・・・・・俺はリムル=テンペスト。この森の魔物達で作った国である
「(リ、リムル・・・・・・魔王に対してこの物言い。・・・・・・相変わらず肝が据わってるというか・・・・・・唯の礼儀知らずって言えば良いのか・・・・・・)」
「おう、よろしくな。それにしても、たった一匹のスライムが国を興すなんてな・・・・・・・・・・・・お前、
「その通りだが、何か問題でもあんのか?」
スライムから人の姿へと姿を変え、半ば挑発的にカリオンさんに対してぐいぐい発言をするリムル。・・・・・・うん、流石に止めに入った方が良さそうだね。変に刺激してここで”魔王と一戦!”なんてなって欲しくないし・・・・・・。
「失礼だよリムル!す、すいません。リムルも決して悪気があって言っている訳じゃなくて・・・・・・」
「ははっ!わかってるよ、んなことは。・・・・・・って、お前、ゲルミュッドをぶっ倒したあの青髪のガキじゃねーか。お前もかなりの
「僕は、エリス=テンペスト。一応
「こいつは俺の親友だ。俺ともども宜しく頼む」
「リムルにエリスだな?俺は
とりあえず、衝突は防げた事にホッとした僕は、カリオンさんに今回来た目的を聞かせて貰った。と言っても、目的は非常にシンプルで単に自分の配下の醜態の尻拭いをしに来たのだとか。その尻拭いとは、主に僕たちへの謝罪と、何か僕たちに対して詫びをする、の二つだった。こちらとしては、そもそもフォビオさんを最初っから許す気でいた為、カリオンの謝罪は受けても、それ以外のことは受け取る気は無かったけど、カリオンさんが頑として譲らなかったため、仕方なく『
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視点 リムル
それからさらに数日後、協定を結んだ国同士で交易を行いたいとの事で、
それはともあれ、ようやく俺たちの国はちゃんと『国』らしくなってきた。おそらくこれからは、国として政治的な駆け引きなんかも必要になってくるから、そこも今後の課題としてみんなと話し合ってみる事にするか。
「なぁ、ミリムは何で魔王になったんだ?」
そんな忙しい毎日を過ごしていたある日、俺は戦闘訓練に付き合って貰っていたミリムに唐突にそう尋ねる。平和になったからと言って、俺は日々の鍛錬は欠かさないでいた。いつどこで強大な敵が出たとしても、立ち向かって行けるようになりたいし、魔王レオンを殴るって言う目的もあるしな。休んでなんて居られなかった。だから、同じ魔王であるミリムに相手をお願いした訳なんだけど、やっぱりミリムは規格外に強く、俺のスキルやら攻撃やらはまるっきり通用しなかった。やれやれ、まだまだだな、俺も・・・・・・。
話が逸れたが、その場で一緒に戦闘訓練に参加していたエリス(ミリムに強引に誘われた)も、俺と同じ疑問を抱いていたのか、休憩をしながら静かに聞く耳を立てていた(ちなみにエリスの攻撃もまるで通用しなかった)。
「ん?何でって・・・・・・何だろうな?何か嫌な事があって・・・・・・ムシャクシャしたから?」
「いや、僕たちに聞かないでよ・・・・・・。もしかして、理由を忘れちゃったとか?」
「もう随分前の話だからな。そんな事、とうの昔に忘れてしまったのだ!」
いや・・・・・・魔王になるきっかけの出来事を『そんな事』で片付けるなよ・・・・・・。相変わらず、ミリムはミリムだよな。だが、こんなでも、魔王の中でも最古参の一柱だって言うんだ。古参であればある程気が遠くなるほど長い年月を生きてるらしいから、ミリムがさっき言っていた”とうの昔に忘れてしまった”って言うのは案外間違ってないのかも知れないな(この見た目と性格からはとてもそうは見えないがな?)。多分俺だってそんなに生きてたら、思い出ごとの一つや二つは絶対に忘れるだろうしな。
「家族はいないのか?心配してくれる人とか?」
「ワタシの世話をしてくれる者共はいるが、家族でも無ければ友でも無いな。そいつらはただワタシのことを世話するだけで、ワタシが魔王で”サイキョー”であるから心配など微塵もしてくれないのだ。むしろ心配することすら畏れ多いとされているから、友や家族と言うよりも、家来とか信者に近いのかもな」
「まぁ、ミリムなら特に心配はいらなそうだしね。でも・・・・・・それだと寂しくないの?」
「全然そんなことないのだ!だって、ワタシにはリムルとエリスという大事な
「「・・・・・・っ!」」
そのミリムの、裏表ないハッキリとした物言いに、俺とエリスは途端に照れ臭くなった。そりゃ、こんな可愛い少女に面と向かって”大事な
「ミリムがそう言ってくれて嬉しいよ!僕もミリムと一緒にいると楽しいから、これからも仲良くしてね!」
「そうだな。これからも宜しくな、ミリム」
「もちろんなのだ!」
この日を境に、俺たちの友情の絆がまたさらに深まったような気がした。それから数日後、ミリムは突如、仕事に行くと言い出してこの国から飛び出していった。何でも、他の魔王達に会いに行くそうで、ついでにこの国”
だから、今度帰ってきた時は、俺があいつにあげた武器(ドラゴンナックル)の他にも、何か盛大なプレゼントをしてやると意気込んだ俺だった・・・・・・。
次回はまだ未定です。閑話か、ストーリーを進めるか・・・・・・とりあえず、ちょっと考えます。
お楽しみに!
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