転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

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転スラアニメ、そろそろ漫画の話を超えるんじゃないかな?


使節団の来訪

暴風大妖禍(カリュブディス)との大戦が終わり、僕たちは日々を忙しなく過ごしていた。暴風大妖禍(カリュブディス)を討伐した事により、僕たちに興味を持ってくれた獣王国(ユーラザニア)の王であるカリオンさんに使節団を派遣するために使節団を編成したり、リムルが以前貰ったというガゼル王からのドワルゴン国への招待に誰が赴くかや、他にも辺境の様々な国々との提携や国交を結ぶ準備などを僕たちは分割して進めていた。

 

 

話し合いの結果として、獣王国(ユーラザニア)にはベニマルを団長としてリグルや他のホブゴブリン達総勢数十名を使節団として派遣する事になった。最初は、僕が赴こうとしたけど、『まだ完全に信用出来るわけではない魔王の元に、エリス様が向かわれるのは危険です。』と、ベニマルに止められてしまった為、却下となった。

 

 

 

そして今日は、その使節団が獣王国(ユーラザニア)に向けて旅立つ日だった。出立の前に使節団のみんなを広場に集め、リムルから一言二言、言葉を貰うという、所謂”見送り式”みたいな事をやる為、他の住人達もみんな、広場前に集まっていた。一応正式な式ということで、リムルも僕も、しっかりと正装していた。・・・・・・僕は特に何も喋らないんだから、正装で式に出席する意味なんて無いって思ったんだけど、副盟主という立場上、威厳のある姿を見せなくてはいけないらしく、渋々僕も正装をする羽目になった。

 

 

 

「今回お前達を派遣する目的は色々あるが、何より大事なのは相手が今後とも俺たちと共に付き合っていけるかを確かめることだ。我慢とかしなくちゃ付き合っていけなさそうな相手なら、俺はこの関係はなかった物としたい。お前達の後ろには俺やエリス、仲間達がいる。だから何にも恐れる事なく自分たちの意思をしっかりと伝えろ。それでその相手が俺たちと友誼を結べるか否かを見極めてきて欲しい。頼んだぞ!みんな!」

 

 

 

「「「おおっ!!!」」」

 

 

 

リムルのその言葉に、使節団のみんなは気合のこもった返事を返す。・・・・・・うん、これなら問題なさそうだね。

 

 

 

「頼んだぞ、ベニマル」

 

 

 

「気をつけて行ってくるんだよ?」

 

 

 

「おまかせを。リムル様、エリス様。この目で魔王カリオンが信用に足る人物かどうか、見極めてきます」

 

 

 

自信たっぷりに言うベニマル。・・・・・・頼もしい事この上ないね。・・・・・・ただ、ベニマルって結構好戦的な性格してるから、向こうで戦闘なんて起こさないと良いけど・・・・・・まぁ、リグルがいるから大丈夫か。

 

 

 

そして、使節団は星狼族(スターウルフ)が引く馬車に乗り、獣王国(ユーラザニア)へと旅立っていった。

 

 

 

さて、こっちも早いとこ準備を進めないとね。

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

「リムル、くれぐれも失礼のないようにしてね?」

 

 

 

「安心しろよ。俺だって礼儀くらい弁えてる」

 

 

 

カリオンさんに普通に無礼を働いていたスライム殿が何言ってんだと言いたくなった・・・・・・。何で僕がこうリムルに言うかというと、今日は、獣王国(ユーラザニア)から僕たちと同じような使節団が訪ねて来る日だからだ。大丈夫だとは思うけど、念には念をってね。出迎えにはリムルや僕を始めとした町の重鎮たちと、以前戻ってきていたヨウムさんたち辺境使節団が赴いている。英雄活動も少し落ち着いたのことで、立ち寄ってくれたんだとか。もちろん彼らにも事情は説明して納得済みだけど、最初は今から来る使節団が魔王カリオンから派遣された物だと知った時には、もちろん盛大に驚いていた。

 

 

話は変わるけど・・・・・・多分、カリオンさんがこうして使節団を送ってきた意味は、おそらく僕たちとほぼ同じと捉えて良いと思う。・・・・・・僕達が、本当に自分たちと友誼を結ぶに値するかというのを使節団を通して見極めるために・・・・・・。うん、僕も無礼が無いようにしないと。

 

 

この日のために、僕達は色々と迎え入れの準備を進めてきた。町中の道路の舗装はもちろん、料理の準備、施設の準備などなど・・・・・・。より時間がかかったのはやはり施設の建築だった。今回は客人が来るということで、客人を泊らすことのできる宿泊施設(迎賓館)や食事ができる施設(レストラン)、温泉の施設もまた、建築してもらった。せっかく来てもらう事だし、お客さんには存分に魔国連邦(テンペスト)を満喫して貰いたいという僕達の願いもあって、施設の建築には時間をかけてもらったという訳だ。まだ幾つかは完成してない施設もあるけど、そこはどうか大目に見てもらうつもりだ。料理の方も、シュナを中心として、作るメニューや作る技術なども色々とホブゴブリン達やゴブリナ達に教え込んでることもあって、無事に客人の舌を唸らせるであろう絶品の料理をたくさん作る事にも成功していた。

 

 

・・・・・・とまあ、そんな感じで、僕達は使節団が来るまでの間はそういった準備をして、迎える態勢を整えていたんだ。

 

 

 

「お、どうやら来たみたいだな」

 

 

 

リムルの言う通り、ようやく獣王国(ユーラザニア)からの使節団がお出ましになった。なんか妙に”青い雷を纏った虎”がすごい勢いで台を引きながら、こちらへ向かって来ると、僕達の目の前へ到着するなりゆっくりとその場で停止をした。馬車もとい虎車が停止するや否や、中から一人の女性が姿を現した。・・・・・・だけど、その人はただの女性では無かった・・・・・・。

 

 

 

「初めまして、私はカリオン様の三獣士が一人、”黄蛇角”のアルビスと申します。お初にお目にかかれて光栄です、ジュラ大森林の盟主様」

 

 

 

彼女は上半身は普通の人間とほとんど変わらない作りをして居るんだけど、代わりに下半身はまさに、”大蛇”のような野太く長い胴体の作りをしていた。まさに”半人半蛇”・・・・・・ってとこかな?彼女は使節団らしく礼儀正しく挨拶をしてくれたけど・・・・・・正直、僕ってあんまり蛇って好きじゃ無いからどうしてもこの人に至っては拒否反応が出てしまいそうだ。

 

 

 

ともあれ、向こうが挨拶をしたんだからこちらも挨拶をしなければいけなくなった為、こちらも挨拶を・・・・・・しようとしたんだけど、それは”一つの轟音”によって遮られた。

 

 

 

「おい、弱小なるスライムが盟主だって?・・・・・・馬鹿にしてんのかっ!?その上矮小で小賢しく卑怯な人間どもとつるむなんざ、魔物の風上にも置けねえな!」

 

 

 

「(びっくりした・・・・・・)あの、あなたは?」

 

 

 

音の正体は、虎車のドアを思いっきり蹴破った時に出た音だった。ドアを蹴破り、明らかに僕達に敵意を向けながら虎車の中から出てきたのは、銀色の毛並みが特徴的で、何とも可愛らしい獣耳を施した一人の女性だった。

 

 

 

「はぁ?・・・・・・あぁ、お前か。カリオン様が言ってた、『面白い青髪のガキ』ってのは。・・・・・・って、今はそんな事どうでも良い!お前らに名乗る名なんて有りはしねーよ!」

 

 

 

「スフィア!良い加減になさい!カリオン様の顔に泥を塗るつもりですか?」

 

 

 

「命令するんじゃねーよ!アルビス!」

 

 

 

何やら今度はあちらで揉めて居る様子だ。はは・・・・・・『面白い青髪のガキ』って・・・・・・カリオンさん、僕のことそういう風に思ってたんだね?・・・・・・一応僕も”副盟主”っていう肩書きを持ってるんだけどな・・・・・・?

 

 

 

「おい、口が過ぎるぞ?ヨウムは人間だが、俺の友人だ。つるんで何が悪いっていうんだよ?」

 

 

 

「それがどうした?」

 

 

 

「はぁ〜、仕方ねーな。ヨウム、ちょっとで良いから相手してやれよ。お前の力を見せつければ向こうだって少しはお前たちのことを認めてくれるだろ?」

 

 

 

「いやいや!何言ってんのリムル!?向こうは使節団として来てる大事なお客さんだよ!?そんなの失礼だし、何でいきなり武力で解決しようとしちゃってるの!?」

 

 

 

リムルのこの案にはもちろん僕は反対した。ここで戦っても双方にとっても何のメリットも無いし、それに僕達は戦いをしに来た訳じゃ無いんだし、ここで戦って話をややこしくなんてしたく無いよ・・・・・・。もう、平和的に行こうよ!平和的に!

 

 

 

「向こうが仕掛けようとして来てるんだから仕方ないだろ?大丈夫だって。これくらい、カリオンなら大目に見てくれるって。ヨウム、頼む!」

 

 

 

「お、おう。あ、あの、エリスの旦那・・・・・・やっていいか?」

 

 

 

「はぁ〜〜〜・・・・・・。もう、好きにしてください・・・・・・」

 

 

 

リムルのこの能天気ぶりに、いよいよ頭が痛くなって来た僕は、もう止めるのは諦める事にし、ヨウムと銀髪の女性(スフィアさんって言ってたっけ?)の戦いを見守る事にした。

 

 

・・・・・・だが、ヨウムさんは、剣を抜いてやる気になって居るのに対して、スフィアさんは何故か未だに戦闘態勢に入らずに、ずっとこちらを見つめていた・・・・・・。

 

 

 

「なんだ?どうした?」

 

 

 

「この人間とやるのも良いが、オレは・・・・・・お前とやってみたいな〜・・・・・・」

 

 

 

スフィアさんは、どこか口角を釣り上げながらこちらを・・・・・・正確には”僕”を指差してきた。・・・・・・はいっ?

 

 

 

「おい、何でエリスを指差してんだ?」

 

 

 

「その青髪が一番強そうに見えたからな!どうせなら強そうなやつとやって見たいだろうが!おい、早くやろうぜ!それとも、びびったか?」

 

 

 

「いや・・・・・・ビビるとかそういう問題じゃなくて・・・・・・」

 

 

 

スフィアさんは何か勘違いをしている。この中で一番強いのはどう考えてもリムルです。確かに今はスライムの形で居るから強そうにはまるで見えないけどさ?・・・・・・ってか、戦えって言われても困るんですけど!?僕に戦う意思なんてまるで無いし、正直戦っても勝てるかどうか分かんないから、それだけは勘弁して貰いたい・・・・・・。

 

 

 

そんな時、僕の後ろから”二人の戦士”が僕を庇うように前へと出た。

 

 

 

「エリス様、ここは私達にお任せを。あのような礼儀知らずの者、エリス様のお手を煩わす事もありません」

 

 

 

「オレ達がすぐに終わらせますので、エリス様はそこで見ていて下さい」

 

 

 

「カレン・・・・・・セキガ・・・・・・うん、わかった。頼んだよ・・・・・・」

 

 

 

僕は、二人の戦士・・・・・・カレンとセキガにそうお願いをした。二人が割り込んでくることは想定外だったけど、ここは近衛兵の二人の言葉に甘える事にしよう。

 

 

 

「何だお前達?どけ、お前達に用はない!」

 

 

 

「それなら、力尽くでどかしたらどうだ?最も、それが出来たらの話だがな?(カレン、今回はお前が先に相手していいぞ?流石に二体一は相手に不利だ。)」

 

 

 

「私たちを倒すことが出来たら、エリス様と戦って良いわよ?(そうね。わかった。じゃあ、先に相手するから。)」

 

 

 

何やら二人でボソボソ話し合ってたけど、よく聞こえなかったからスルーしておいた。その間、手持ち無沙汰となったヨウムさんは、虎車の引き手をしていたグルーシスさんという人と軽く戦うという事になった。彼もかなりの実力者のようだけど、今のヨウムさんの実力なら互角以上に渡り合えるだろうから、特に心配はしていなかった。

 

 

 

「そうか・・・・・・なら、とっとと終わらせてやる!!」

 

 

 

そうこうして居るうちに、スフィアさんのその一言が開戦の合図となり戦闘が始まった。スフィアさんは地面を力強く蹴り、二人との距離を一気に詰めてくると、持ち前の鋭い爪で二人に襲いかかっていった。そのスピードはかなりの物で、生半可な実力では目視出来ないほどのスピードだ。おまけに爪からは雷の様な青い光が滲み出て居るため、おそらく雷属性が備わって居るのかもしれない。あれを喰らって仕舞えば、ダメージを受けると同時に身体が麻痺をしてしまい、詰みとなってしまう。だから、なるべく攻撃を受けて欲しくないというところなんだけど、これまで数多くの激戦をくぐり抜けてきたカレンとセキガにとって、その攻撃は反応できないというほどでも無かったらしく、身をかがめるようにしてその攻撃を躱していった。

 

 

 

「・・・・・・ほう?思ったよりやるな?この”白虎爪”のスフィアの攻撃を躱すなんて?」

 

 

 

「そんな攻撃なんて、止まって見えるわよ?よくそんなので、エリス様と戦いたいだなんて言えたものね?・・・・・・今度はこちらから!」

 

 

 

今度はカレンが仕掛ける。槍を構えつつ、その長いリーチを生かして何度も何度も刺突を繰り出して行く。スフィアさんはその攻撃を軽快な動きとステップで躱していき、また合間を縫って攻撃を繰り出していった。リーチの長さや、攻撃の威力で言えば圧倒的にカレンが有利だけど、スピードや攻撃速度、敏捷性(アジリティー)に関してはスフィアさんの方が秀でている。それなら、カレンであればスフィアさんのリーチの短さなどを利用して遠くから槍で攻撃を何度も仕掛ければいいし、スフィアさんであれば、攻撃速度が遅い槍のデメリットをついて機動性とスピードで勝負すれば良いじゃんっ・・・・・・て話なんだけど、それがそう簡単な話でも無かったんだ。なぜなら二人は、そう言った足りない要素を、自分の長所で補う事によって実力差をなくす事に成功していたからだ。

 

 

カレンで言うならば、『身体強化』で能力を底上げし、デメリットでもある攻撃速度の遅さなどをしっかりとカバーする事で、スフィアさんのスピードに対応している。対してスフィアさんは、リーチの短さの穴を埋めるが如く、素早く機動性のある動きでカレンを撹乱し、隙ができたところで一気に攻勢に打って出る事によって、カレンに対応していた。

 

 

一言で言えば、かなりレベルの高い戦闘だった(途中からなぜか後ろで傍観者と化してるセキガには疑問が残るんだけどね?)。そういうこともあって、僕達はその激しい戦闘に目が釘付けになり始めていた・・・・・・。そして、戦闘が進むにつれて、徐々に激しさが増し始めると、スフィアさんが徐々に、にこやかな好戦的な笑みを浮かべ始めた。まるで、この戦闘を心から楽しんでいるかのように・・・・・・。さらに、それに同調するが如く、カレンまで妙に楽しそうに笑っていた。・・・・・・あれ?スフィアさんはともかく、カレンって、戦闘狂じゃないよね?

 

 

 

「カレン、そろそろいいだろ?交代だ」

 

 

 

「・・・・・・もうちょっとだけ、だめ?」

 

 

 

「だめだな」

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

今まで二人の戦闘を静かに見守っていたセキガが、戦いに熱くなっているカレンに対して呆れ気味にぼやいていた。・・・・・・あぁ、交代ってそう言うことね。だからセキガはさっきまで傍観してたんだ。戦闘の続行を即答で却下されたカレンは、名残惜しそうに渋々槍を収めようとした。

 

 

だが、それをスフィアさんが止める。

 

 

 

「オレは別に二人でまとめてかかってきても構わねーぞ?どうせ、あのスライムの部下じゃ、二人いたところで大した差はないだろうしな!」

 

 

 

「オレ達の主はエリス様だが・・・・・・その友であらせられるリムル様を馬鹿にした事に関しては許せないな。・・・・・・カレン、()()をやるぞ?」

 

 

 

()()を?・・・・・・いいわね。この場にいる人達全員の度肝を抜くにはピッタリの技だからね」

 

 

 

・・・・・・あれって何?なんか凄い嫌な予感がするんだけど?・・・・・・そんなことを考えてると、二人は唐突に自身の持っていた槍と大槍を天に向かって掲げた。そして・・・・・・。

 

 

 

「「はぁぁぁぁっ〜〜!!!!!」」

 

 

 

「っ!(なんて魔素の量だ!それに、まだまだ量が膨れ上がっていくっ!)」

 

 

 

二人の掲げた槍に、赤紫色の何とも禍々しい色の光が滲み出始めると、それに比例したかのように一気に槍に魔素がおび始める。やがて、その槍同士が空中でクロス・・・・・・さらに光と魔素が濃くなった・・・・・・。あれは一体・・・・・・何なんだ?

 

 

 

《告。過剰な魔素の出現を確認しました。解析を始めます・・・・・・》

 

 

 

「エリス様!リムル様!危ないのでお下がり下さい!」

 

 

「お、おう!」

 

 

「わ、わかった!」

 

 

シオンに一言言われ、僕達はその場から少しだけ下がった。巻き添えを食らって怪我なんてしたら格好がつかないからね・・・・・・。あと、指導者(ミチビクモノ)さん・・・・・・その解析は今はいらないよ?

 

 

 

「はははっ!面白い!!本能を解き放て!そしてこのオレをもっと楽しませろっ!!!」

 

 

 

スフィアさんも、それに同調するように爪に今まで以上に雷を纏わせて二人に襲いかかる。二人もそれを迎撃するように攻撃を繰り出す。・・・・・・いや、ちょっと待って!?こんな高エネルギーの攻撃同士が激突したらここら一帯が吹き飛ぶんじゃ・・・・・・。

 

 

 

「それまで!」

 

 

 

一つの声が、この戦場に響き渡った。声の主はアルビスさんだった。二人とスフィアさんのちょうど真ん中に位置する場所で制止をかけていた。その一言に、さっきまでヨウムさんと戦闘を繰り広げていたグルーシスさんは、自身の武器である両手剣をしまい、スフィアさんも少し冷静になったのか、自分の爪をしまった(ヨウムさんとグルーシスさんの戦闘は、案の定互角の攻防を見せていた)。

 

 

 

「で?俺たちは合格なのか?」

 

 

 

「合格?それってどう言うこと?」

 

 

 

「どうやら俺たちは、こいつらに試されていたようだ」

 

 

 

「はっ!そう言うことだ!」

 

 

 

リムルの言ったことにスフィアさんが同調すると、高々と拳を掲げた。

 

 

 

「見たかっ!彼らは強く度胸もある!我らが友誼を結ぶに値する素晴らしい相手だ!彼らとその友人達を軽んじることはカリオン様に対する不敬と思えっ!いいなっ!」

 

 

 

スフィアさんの下知とも取れるその一言に、他の使節団の人たちは無言で頷いた。あぁ〜、だからやたらとスフィアさんは僕たちのことを挑発してきたわけね?確かに、どこぞの軟弱な国と関係を結びたいだなんて誰も思わないだろうからね。だからこうして、戦って自分たちの目で判断しようとしてきたわけだ。だからと言って、ちょっと強引だった気がするけどね・・・・・・まぁ、結果として認められたから良かったけど・・・・・・。

 

 

 

「さて、どうやら認めてくれたようだし、さっさと中へと案内しよ・・・・・・ってお前ら?いつまで”それ”出してるんだ?」

 

 

 

リムルがどこか頬をひく吊らせるようにゆっくりと”それ”を指差した。リムルのいうそれって言うのは・・・・・・もちろん、セキガとカレンが先ほどまで出していたあの禍々しい技のことだ。確かに変だよね?もう戦いは終わったんだし、もう止めていいんだけど・・・・・・ん?なんか二人とも、妙に目が泳いでるし、随分と慌ててる様子・・・・・・ってまさかっ!?

 

 

 

「まさか・・・・・・止められないの?」

 

 

 

「は、はい・・・・・・この技は一度出すと、もう止めることが出来なくて・・・・・・」

 

 

 

「まだ制御することは完璧に出来てたわけでは無かったので・・・・・・」

 

 

 

「未完成な技を使おうとしないでよっ!?って危ない危ない!!こっちに向けないで!!せめて空に向かって撃って!?」

 

 

 

いくら戦いで熱くなってたとはいえ、そんな危なくて未完成な技を使おうとする神経が理解できないんだけど!?・・・・・・こんな危な気な状況だからか、先ほどまで近くにいたアルビスさんやスフィアさんはそそくさと遠くに離れていってしまい、シオンやシュナ達はソウエイが避難をさせていた。

 

 

 

結局、その攻撃はリムルの『暴食者(グラトニー)』で喰らって貰い、二人には迷惑をかけたこととして、僕と一緒にみんなに謝罪と、反省文を書いてもらう事にするのだった・・・・・・。




今回出たセキガとカレンの合体技にはちゃんと技名がありますが、今回は不発で終わったので出さない事にしました。もちろん今後、しっかりとこの技を出す場面を設けますので、その時にこの技名を明かしたいと思います。

『エリスの日常日記』でやって欲しいことは?

  • 爆熱!何でもありのスポーツ大会!?
  • テンペスト・ファッションショー
  • 仮装で盛り上げれ!ハロウィンパーティー!
  • エリスののどかな一日!
  • 絶対にバレるな!寝起きドッキリ大会!
  • シュナのわくわくお料理教室!
  • シオンの秘書修行!
  • 最後まで残れ!地獄の飲み会!
  • リムルとエリスのもふもふタイム
  • 熱く盛り上がれ!テンペスト体育祭!
  • 豪華景品を見つけろ!宝探しゲーム!
  • 絶対に笑ってはいけないテンペスト
  • ソウエイの忍者修行&指導!
  • ベニマルの(慣れない)農作業!
  • ミリム、はじめてのおつかい
  • 依頼多数!?今日も忙しいクロベエの工房
  • トレイニーの本当にあった怖い話
  • いや、こう言ったことはやらなくて良い
  • いや、他の案を出してくれ!
  • いや、もう選ぶの面倒だから全部やれ!!
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