転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
ですので、今回はリムルは出てきません。
リムル達がドワルゴン国へと旅立って数日が経った。あれからと言うもの、僕は日々を今まで以上に忙しく過ごしていた。理由は勿論、国主代理としての仕事をたくさんしていたからだ。
リムルや秘書のシュナやシオンがいない分、仕事量が増えてキツくなった訳だけど、こうしてみんなと一緒になって仕事をするのはある意味新鮮だったから、むしろ楽しかったんだよね。・・・・・・たまにはこう言うのも悪く無いかも。
そんな忙しい日々を過ごしていたある日、僕は仕事を終えてひと段落にと、執務室でヒョウガに寄り掛かりながら、
「エリス様、良ければ気晴らしで俺と鍛錬でもしませんか?最近働き詰めで、まともに体が動かせていないでしょう?」
「鍛錬か・・・・・・うん、良いかもね。最近はハクロウとばかりやってたけど、たまにはキミとやるのも良さそうだからね。じゃあ、ベニマルのその作業が終わったらやりに行こうか。ヒョウガも来る?」
「是非に!」
「分かりました。ではさっさと終わらせますね」←(数分で終わらせた)
そんなわけで、急遽ベニマルと一緒に鍛錬をする事になった僕は、軽く身支度を整えた後、ベニマルと共にヒョウガに乗っていつも鍛錬の場として使用している空き地へと赴いた。・・・・・・だが、ちょうどそこには先客がいた。
「あれ?ハクロウにソウエイ、セキガにカレン?どうしたの、揃いも揃って?」
いたのはその4人だった。あまり揃わないこの意外なメンツにちょっと不思議な気持ちになった僕は、ヒョウガから降りながら徐にそう聞いてみた。ハクロウとソウエイは今日は仕事が無くて、OFFのはずで、近衛兵の二人には
「いえ、俺は時間があったので、久しぶりにとハクロウに鍛錬に誘われまして・・・・・・」
「オレとカレンは物資を倉庫に置きに行った後で、偶然ここを通りかかって・・・・・・」
「ハクロウさんに・・・・・・誘われたんです」
「あはは・・・・・・そうなんだね・・・・・・」
要するに、みんなハクロウに指南されるためにここに居るってわけか。・・・・・・あぁ、だからみんな何処か顔が強張っていたんだ。まぁ、いつもゴブタ達がハクロウの鬼の指南を受けてひどい目に遭ってる様子を見ている彼らからすれば、そうなるのは当然か・・・・・・。
「これはこれは、エリス様。どうですかな?此奴らと共に鍛錬など?」
「うん、誘ってくれるのは嬉しいけど、今日はベニマルと先に鍛錬をやる約束をしてるんだ。だから、今日は遠慮しておくよ」
「ほう?若と?」
「ああ。エリス様の気晴らしになればと思って提案したんだ」
「そうでしたか。宜しければ、見学させて貰ってもよろしいか?」
「うん、全然いいよ。断る理由も無いし」
師匠でもあるハクロウに見てもらえるならこれ程嬉しい事はない訳だし、快く見学する事を許可した僕は、早速鍛錬をするべく、ヒョウガを下がらせ、剣を抜きつつベニマルと対峙する。ベニマルもまた、自身の剣を抜く。
「さて、じゃあ始めようか!」
「胸を借りさせてもらいます!エリス様!」
ベニマルのその言葉を皮切りに、僕達の鍛錬が始まった。鍛錬と言っても、単に模擬戦をするってだけの話で、何も難しい事をするわけでは無い。ただただ、今の自分の力を目の前の相手に全力でぶつける。それだけを考えて、鍛錬に勤しむ。それが、ハクロウから教わった鍛錬と模擬戦の心得だ。ベニマルもそれを熟知しているのか、手を抜く事なく、最初から全力で飛ばしてきた。
「はぁ!」
「おっ・・・・・・と」
ベニマルの横凪の一閃を僕は、体の重心を少し後ろ寄りにしつつ、軽く体を捻りながらその攻撃を受け流す。
「まだまだ!」
「よっと・・・・・・」
今度は体重の乗った上段からの斬りかかりだ。見ると、ベニマルの剣には微量だけど、魔力が込められていることがわかった。おそらく、魔力を込める事で、殺傷力と剣の強度を上げているんだろう。あれを真っ向から受けてしまうと、僕の剣は多分一発で砕けてしまうだろう。それに、あれを受け流せる程の技量を僕は持ってるわけでも無いため、仕方なく、横にステップをする事でそれを回避した。
「どうしました?受けに回ってるばかりでは、俺には勝てませんよ?」
「言うね?・・・・・・それなら、こっちもそろそろ行くよ!」
ベニマルのその挑発じみた発言に少しむかっときた僕は、同じように剣に魔力を込めつつ、ベニマルに向かって地を蹴った。
「やぁっ!せいっ!」
「・・・・・・っ。エリス様、以前よりもさらに力をつけられたようですね?剣技にさらに磨きが掛かっておられるように見られます」
僕の怒涛の攻撃ラッシュが、意外だったのか、ベニマルは攻撃を受けながら少し驚いた様子でそう聞いて来た。・・・・・・僕ってそんなに弱そうに見られてたのかな?確かにリムルやみんなと比べたら強く無いのかもしれないけどさ?
「当たり前でしょ?みんなの上に立つ者として立派である為に、ずっと鍛錬に励んで努力して来たんだから」
「そうですか。では、その鍛錬の成果とやらを存分に見せてください!『
そんな僕の攻撃を阻むかのように、ベニマルは大技である『
「(『
《了。必要分の魔素の構築を開始します・・・・・・成功しました。》
「ありがと。じゃあ・・・・・・行くよ!これが僕の鍛錬と努力の成果だ!–––––––––––!!」
これまで、色々と
その結果は・・・・・・。
––––––––––––––––––––––––––––––––––
「痛てて・・・・・・」
「大丈夫?ベニマル?」
「え、ええ・・・・・・なんとか」
僕のスキルを真っ向から抑えに行こうとしたベニマルは、最初こそうまいことスキルを駆使しつつ相殺出来てたわけなんだけど、徐々に僕のスキルの勢いに押されて行くようになり、最後にはまともにこの攻撃を受けてしまって鍛錬の続行が不可能となってしまった為、僕はすぐさま手傷を負って唸っているベニマルの元へと駆けつけ、治療を施していた。
「主様?先程のスキルは・・・・・・一体?」
ヒョウガがどこか顔をひくつらせながら、僕に問うてきた。ハクロウやソウエイ達も先程の僕のスキルには度肝を抜かれたようで、目を白黒とさせながら僕を凝視していた。・・・・・・スキルをまともに食らったベニマルは言わずともだけど。
「僕が作ったオリジナルのスキルだよ。本来、このスキルはこう言った場では使用することは良しとはして無くて、今回は使わない予定だったんだけど・・・・・・思ったよりもベニマルの『
「いえ、エリス様が謝られることはありませんぞ?若がまだまだ修行が足らんかっただけの話ですからな。・・・・・・のう、若?」
「ああ・・・・・・確かに、俺も強くはなったと思っていたが・・・・・・まだまだだな。・・・・・・それにしても、威力を抑えたとしてもあの威力とは・・・・・・やはりエリス様はお強い・・・・・・」
「まさにその通りだな。さすがはエリス様です・・・・・・」
僕のあのスキルが相当応えたのか、少し疲れ切った様子でそう言うベニマルとソウエイ。褒めてくれるのはすっごく嬉しいけど、正直照れくさいな・・・・・・。
「エリス様、もしもですけど・・・・・・さっきのスキルを全開で放っていたとしたら・・・・・・どうなるんですかね?」
「え?う〜ん・・・・・・それは・・・・・・」
セキガのその唐突な質問に、少し考え込む僕。このスキルは確かに強いんだけど、その分使う魔素もかなり多い。今回はそれを考慮して全体の4分の1程度の魔素を使って使用したけど、もし全開で撃ったとしたら・・・・・・。
《解。推測の結果、
ま、魔王をっ!?その
・・・・・・いや、でも待てよ?いくら魔王を倒せても、それで僕が戦闘不能になっちゃったら意味無いしな・・・・・・。相討ちになって良いことなんて何一つ無いし、”よっぽどのこと”でも無い限り、全開では使わないと思う。・・・・・・うん、結論としては、このスキルも結構使い方を間違えないと危なそうってことか・・・・・・。とりあえず・・・・・・みんなにはそれとなく話しておこう。
「簡単に言うと、全開で撃てば、魔王を一瞬で倒せると思う」
「「「「「「魔王をっ!?」」」」」」
その場にいた5人全員が、驚愕の表情を見せる。うん、僕も最初聞いた時はそんな顔だった。
「でも、代償として一気に大量の魔素を消費しちゃうから、多分使えば即、
「「「「「「っ!・・・・・・」」」」」」
”死”と言う言葉が出たためか、みんなどこか驚いていると言うよりも、表情が暗くなっていた。・・・・・・心配させちゃったかな?
「あぁ、心配しなくてもいいよ?別に今後、全開で使うつもりは無いから・・・・・・”やむを得ない時”以外は」
「やむを得ない時?」
「うん。もうこのスキルを使用しない限り、”事態が好転しない時”だとか、これを使用しないと”みんなを無事に守れない”・・・・・・って察した時・・・・・・僕はこのスキルを全開で使うかもね。・・・・・・まぁ、そんなこと滅多に起きないだろうし、他にも僕が保有するスキルの中で有用なスキルはいくつもあるし、大丈夫だと思うけどね?」
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
最後は少し冗談じみて言ったつもりだったんだけど、みんなの表情は一向に暗いままだった。
「主様、これだけは約束してください」
「何?ヒョウガ?」
「今後、決して先程のスキルを全力で使用しないでください。・・・・・・例え、どんなことがあろうともです・・・・・・」
「え?だからさっき言ったように・・・・・・」
「”やむを得ない場合”の時にも使用をして欲しく無いと言っているのです。お願いします・・・・・・。もし、そのせいで主様に何かあればワタシ達は・・・・・・」
泣きそうな声でヒョウガが僕に対してそう伝えると、他のみんなもそれに同調するかのように首を縦に振っていた。
「エリス様。俺たちはあなたの配下だ。だから、あなたの命令とあらばどんな辛く厳しき事でも快く引き受けましょう。例え、先程あなたが仰られていた”やむを得ない状況”・・・・・・それを覆して欲しいと命令されても、俺たちは身命を賭して遂行いたします。ですから、どうか身を滅ぼす行為に及ぶことはお控えください。エリス様がいなくなっては、俺たちや住民の皆、何よりリムル様が悲しみます・・・・・・」
「俺も同意見です。エリス様には、これからもこの
「まだ、エリス様には指南しておらぬ事が山ほどあります故にな。いなくなられては困りますぞ?」
「エリス様!あなたの事はオレたちが何がなんでも守ります!ですから、どうか早まらないで下さい!」
「そうです!それが私たち近衛兵の仕事ですから!」
ベニマル、ソウエイ、ハクロウ、セキガ、カレンがそれぞれ自分の思いの丈を僕に伝えてくる。あの〜、なんか今から僕が身投げしようとしてる・・・・・・みたいな言い方になってるけど、僕別にそんなつもりで言ってないよ!?僕だって死ぬのは嫌だし、さっきのスキルを全開で撃ちたくなんて無い(戦闘不能になる可能性が高いし)。それを精一杯伝えたつもりだったんだけど・・・・・・でも、みんなのその僕に対する気持ちがしっかりと聞けて、改めて僕がみんなに認められていることを知れたため、僕の心はどこかほっこりとしていた。
「うん、約束するよ。僕だって死にたく無いからね。・・・・・・でも、もし僕が困った状況にあったらちゃんと僕に協力してね?リムルと違って、僕はどんな事でもできる万能じゃ無いんだから。わかった?」
「「「「「「はっ!」」」」」」
少し暗い話になっちゃったけど、どうにか話をまとめ切れた僕は、みんなに軽くそう念を押しておくと、その後は再び皆んなと鍛錬に励んだ。結局その後の鍛錬はハクロウに全員(僕も含めて)扱かれることとなった為、終わる頃には全員がボロボロの状態で地面に伏せることとなるのだった・・・・・・。
それにしても、僕が変なスキルを作ったせいで、みんなに変に気を使わせちゃうなんてね・・・・・・。
みんなを悲しませたく無いし、今後このスキルが使われる日が、どうか来ませんように・・・・・・。
エリスの新スキルの名は明かしません。・・・・・・何でかは、単にここで発表してしまうと今後の展開的に面白みが欠けてしまうからです。ですので、今後の展開にどうかご期待ください。・・・・・・ですが、もう近く無い将来にこの技名が明かされるかも・・・・・・しれません。
別に、このスキルを使ったからと言って、エリス自身が死ぬと言う事はありません。あくまでもそれはエリス自身の魔素を全部出し切って使用した時のみであって、普通に威力を抑えて使う分にはかなり強力なスキルです。今後、エリスがどのようにしてこのスキルを活用して行くのか・・・・・・。
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