転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
余談ですが、おかげ様でお気に入り数が"1000"を超えました!最近・・・・・・というか、前日からやたらと見てくれる方々が続出していて、すっごく驚いています!
視点 リムル
ドワルゴン国でガゼル王と面会し、向こうで色々と近況報告やら、二国間での友好宣言を行ってきた俺は、現在は
あっちではそれなりに色々と・・・・・・本当に色々とあって疲れた・・・・・・。まず、俺たちが持っていった酒が思いの外、ガゼル王に評価され、是が非にも
で、その疲れた体を癒そうと、夜に以前に入った事のある
ねーちゃん達に抱かれながら飲む酒ほど美味いもんは無い!久々にここへきて興奮してた俺やカイジン達は、明日のことなんて気にせずに好き勝手に飲みまくる。ゴブタに至っては、ねーちゃん達のなんとも言いにくい・・・・・・色仕掛けでノックアウトされてしまい、しばらくの間、顔中をりんごのように真っ赤に染め上げたまま、ぶっ倒れていた。
十分に飲んだ俺たちは、そろそろ帰ろうと店の外に出たんだが・・・・・・そこで問題が発生した。何が問題かって?だって、店の外には・・・・・・
『リムル様♡・・・・・・今、ここの店で何をなされていたのですか?』
『リムル様!私を置いて遊びに行くなんてひどいですよ!』
全く”目が笑ってない笑顔”でこちらを覗いているシュナと、俺が自分を置いて行ったことに腹を立てているシオンが並んで立っていたからだ・・・・・・。二人の隣には、ゴブタの部下であるゴブゾウの姿があった。・・・・・・って言うか、なんで二人がいるんだよ!?バレずに来たつもりだったんだが!?
『ゴブゾウがすべて教えてくれましたので』
お前かっ!!!何、馬鹿正直に話してくれちゃってんだよゴブゾウ!!・・・・・・と言ったところで、もう二人にバレてしまった事実は取り消せない為、俺たちはその後、しばらくの間正座で二人のお説教を聞かされる羽目となったわけだ・・・・・・。
で、罰として俺は、1週間”シオンの手料理の刑”が科される事となった。正直、これが一番辛い・・・・・・。
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・・・・・・お願い、あの子達を救って。
ん?・・・・・・またこの夢か。最近やたらと見るな・・・・・・。俺の脳裏に映るは、シズさんと共に、満面の笑みを浮かべながらはしゃぐ子供の姿。最近はやたら寝るたびにこの夢を見る。
・・・・・・早く、王都に・・・・・・イングラシア王国に。
この夢はおそらくただの夢じゃない。これは、俺が喰らった・・・・・・シズさんの記憶・・・・・・いや、未練と言うべきか。それが夢という形で現れたんだろう。
・・・・・・お願いね?・・・・・・スライムさん。
「へ?お、おいシズさん!・・・・・・って、あれ?」
気がつくと、俺は自分の自宅で横になって寝ていた。・・・・・・まだ全然日が高いのにだ。あれ?・・・・・・俺、何やってたんだっけ?
「あ、やっと起きたね?もう、食事の最中なんだから寝ないでよ。寝るならせめて”これ”食べてからにしてくれる?」
「は?”これ”?うっ・・・・・・って、そうだった!」
いつのまにかいた、エリスに俺の目の前に置かれている”料理”を指さされて、ようやく思い出した。・・・・・・そういや、さっきまであの夜遊びの罰としてシオンの手料理を食べさせられてたとこだったんだよな?それで、その料理の味が俺の想像を遥かに超えた衝撃的な味だったもんだから、気絶したんだっけか?まじかよ・・・・・・メシ食って気絶するとか・・・・・・。
「て言うか、いつからいたんだよエリス?」
「ついさっきかな?帰ってきて罰を受けてるリムルの顔でも拝んであげようと思ってね?」
「エリス、いたんならどうにかシオンを説得してくれよ・・・・・・。お前だってこの料理の脅威さは知ってるだろ?」
「リムルの自業自得でしょ?聞いたよ?ドワルゴン国でシュナ達に隠れて夜遊びしたんだって?そりゃ、怒られたって仕方ないよ。潔く、この刑を受けるんだね」
「うっ・・・・・・(否定出来ねー・・・・・・)」
「全く、少しは国主として自覚した方が良いよ?もし、
ため息混じりに、エリスはぼやく。明らかに俺に呆れてるな、こいつ・・・・・・。その姿が妙にガゼル王と重なる。・・・・・・ガゼル王にもエリスと似たようなこと言われたからな。無理ない。いや、だがあそこは俺の疲れを癒してくれる唯一の
「わ、悪かったよ。それにしてもエリス?・・・・・・なんか妙に俺に冷たくないか?」
「・・・・・・」
エリスは何も答えないまま、そっぽを向いてしまう。俺が帰ってからと言うもの、こいつはずっとこんな調子で機嫌を悪くしていた。・・・・・・俺、何かやったか?
「別に?”僕が行けない代わりに、ドワルゴン国でお土産を買ってくるって約束してたのに、夜遊びだかなんだか知らないけどそれに熱中してたせいで約束忘れて、一つもお土産買ってきてくれて無いじゃん!”・・・・・・なんて思ってないから気にしないで?」
「あっ・・・・・・」
や、やばい・・・・・・そういや、ドワルゴンに出発する前に、エリスとは隠れてお土産を買ってくるって約束してたんだった。・・・・・・向こうで本当に色々とありすぎてすっかり忘れてた・・・・・・。はぁ、元々俺が買ってくるって言い出して期待させておいて、こうして何も買ってこなかったんだから、怒るのも無理ないよな・・・・・・。おまけに、約束を忘れて、俺が夜遊びしてた事を知っちまったこともあって、怒りのボルテージはさらに上がって、もはやMAXに近い状態になってることだろうし・・・・・・。と、とにかく謝らないと!
「わ、悪い!忘れてたわけじゃ無いんだ!本当はちゃんとお前にも土産をちゃんと買うつもりだったんだが・・・・・・その〜、色々と向こうであってな?買う時間がなくて・・・・・・」
「だから気にしなくていいよ。それならそれで、今度は僕が行った時に買えばいいだけの話だからさ。・・・・・・悪いって思ってるなら、”今回の刑”をしっかりと受けて反省するんだね。それで今回のことは許してあげる」
「はぁ〜・・・・・・わかったよ。これからは気をつける・・・・・・」
「うん、そうしな」
エリスの態度が少し和らいだのを確認してほっとした俺は渋々、未だ”妙な物が滲み出てきている”シオンの料理を口に運んでいった・・・・・・。夜遊びは程々にしておこう・・・・・・。
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「人間に扮して、イングラシア王国に行こうって思ってる」
それから1週間後、俺はそろそろ頃合いかと思い、シズさんの教え子が居るっていうイングラシア王国へ単身で行ってくるとみんなに伝えた。
ちなみに今俺たちが集まってるのは、この前完成したっていう新しい執務館だ。これからの俺らの仕事場はおそらくここになる。外観はアメリカのホワイトハウスをベースとしたものを作って貰ったため、執務館というよりも王宮に見えるかもな。正直引くくらいのかなりの規模で、バルコニーや中庭、テラスなども作られていて、ここまでするか!?って思うくらいだったんだが、カイジンやベスター曰く、ここは国の王宮という意味合いを持つため、なるべく大きく、そして気品溢れる偉大な建物を作るべきなんだとか。・・・・・・さすが、長年ガゼル王に仕えてきた奴と、元ドワルゴン国の大臣だ。こう言ったことはマジで参考になる。
「急だね?イングラシア王国って、確かブルムンド王国よりもさらに西にある人間の国だよね?」
みんなが俺のこのお出かけ宣言に驚いている中、そんなみんなを代表してエリスが、俺に対して聞いてくる。・・・・・・にしてもこいつ、よくイングラシアのことが人間国だってわかったな?俺は大賢者に教えられてようやく分かったってのに・・・・・・。
「ああ、それであってる。いや、そろそろ・・・・・・”シズさんの言っていた教え子”のところへ行きたいと思ってな?エリスも聞いたろ?心残りの一つがそれだって」
「あぁ・・・・・・そういうことね」
エリスが納得の意を評した。エリスも俺と同じであの時シズさんの思いを受け継いだからな。俺の気持ちも十分にわかるんだろう。
「なるほど・・・・・・リムル様のお考えはよくわかりました。・・・・・・ですが、リムル様お一人でその人間の国へ赴かれるのは些か危険では・・・・・・?」
「もし万が一、リムル様の身に何かあれば、ジュラの大同盟にも少なからずの影響が・・・・・・いや、最悪の場合は根底から崩壊する可能性も・・・・・・」
リグルドとベニマルがそれぞれ俺にそう意見する。・・・・・・まぁ、そんな風に言われるのは分かっていたことだけどな?
「安心しろ。俺一人で行くわけじゃない」
「え?・・・・・・もしや?」
ベニマルがそう言うと、その場にいた全員が揃ってエリスの方を向く。確かに、普通ならここはエリスも行くべきだ。今は交易関係の話や国間での問題の話もある程度落ち着いてるし、俺やエリスが
「エリス。お前、魔素をゼロに抑えることできるか?」
「う〜ん・・・・・・抑えることは出来るけど、流石に全部とまでは行かないかも。リムルみたいに”抗魔の仮面”を持ってるわけじゃ無いから、完璧に魔素を隠蔽するのは難しいかも」
エリスならもしやって思ってたが、やっぱり無理か・・・・・・。だが、魔物にとって魔素は命の源だし、勝手に体外に漏れ出すことを防ぐのは簡単なことでは無い。俺だって、このシズさんから貰った”抗魔の仮面”が無ければ魔素を抑えられないしな。別に亜人のとこや他の魔物達のとこへ行くのだったら、それでも良いんだが(絶対ではないが)、今回行くところは
「(大賢者、抗魔の仮面を複製出来るか?)」
〈否。抗魔の仮面の解析が未だ不十分である為、複製は不可能です。〉
複製出来るかもと思っていた俺の考えを、大賢者は即座に否定した。そういや、この仮面の解析を終えたって知らせはずっと来てなかったもんな・・・・・・。思ったよりも解析に時間かかるんだな、これ。
となると、俺から言えるのは・・・・・・。
「(そうか・・・・・・もしやと思ってたが、残念だな・・・・・・)エリス、残念だが、連れて行くのは無理だ」
「だよね。こう言うことも考えておいて、以前からカイジン達にそんなものを作る様依頼してたんだけど、まだ作れてないみたいなんだよ・・・・・・あはは」
そう呟くエリスの顔はどこか寂しそうだった。・・・・・・無理もない。シズさんの心残りだって言う子供達に会いに行くことができないって言うのも勿論そうだが、何よりこいつは・・・・・・話していなかったが、以前から人間の国へ行くことを楽しみにしていたんだ。前世が俺と同じ人間であった事もあって、同じ人間に会うことと、人間国の文明や文化などに触れ合うことなどを密かに楽しみにしていた様だった。そして、今回こうして人間国であるイングラシアへと行けるチャンスが来たって言うのに、自分が魔物であるせいで行けないと分かったんだから、落ち込むのも仕方がない事だった。
「いずれ、ブルムンド国みたいに国交を結べば、普通に行ける様になる。それまで、少しの間だけ我慢してくれ。何度も我慢させることにはちょっと悪い気はするんだがな・・・・・・」
「いいよ。仕方ないことだし。・・・・・・じゃあ、連れて行く人はどうするの?」
「俺の影にランガを忍ばせてついて来てもらう。それと・・・・・・」
「はっ・・・・・・俺の分身体の一体をリムル様との連絡役に回す為、何かありましたらすぐにでもエリス様や皆に伝えに参ります・・・・・・」
ソウエイが静かにそう答える。その言葉にエリスを含めた全員の顔の表情が少し緩む。
「そう言うわけだ。それに、カバル達に案内役を担って貰おうと思ってるし、何も心配はいらないぞ?」
「・・・・・・わかりました。ですが、くれぐれもお気をつけて・・・・・・」
「リムル様の身に何かあれば・・・・・・」
「やはり、私がお供について参ります!」
おいおい・・・・・・このままじゃ、みんな俺について来そうな勢いなんだが?・・・・・・はぁ、残されるエリスの心労が募りそうだ。あと、シオン?お前は、話を聞いてなかったのか?
「大丈夫だって。・・・・・・エリス、今度はちゃんと連れて行くから、今回は・・・・・・こいつらのことを頼む。子供達のことに関しては、俺に任せとけ」
「はいはい。次は、ちゃんと一緒に連れてってよ?約束だからね?」
「ああ、約束だ」
エリスと、軽い約束を交わした後、俺は身支度をするためにその場で会議はお開きとした。出発は今、ゴブタが呼びに行ってるカバル達がここに到着次第だ。それまでに、準備をしておかないとな・・・・・・。
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身支度を整えた後、俺はカバルたちが来るまで
ベスターにそのことについて話し、派遣される人材の情報をベスターに見せたところでは、皆自分の元同僚で信用できる人材だと事だったため、それに関してはどうやら問題なさそうだった。
「それで、
「順調ですよ。今では”一日に一個”のペースで
「おおっ・・・・・・!」
手足の欠損ですら一瞬で治す事が可能な
今回の旅で、イングラシアには
そんなわけで、俺はターゲット層をベテラン冒険者と言う、ある程度冒険者稼業で稼いでそうな人間達に搾り、そう言った連中に
それから、数時間後、無事にカバル達が到着したため、三人を少し休ませた後、出発することにするのだった・・・・・・。
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「リムル様!どうか、気をつけていってらっしゃいませー!」
「お気をつけてー!」
カバル達の休憩も済み、イングラシア王国へと出発する俺たちを、リグルド達重鎮を始めとした、町のみんなが総出で見送りに来ていた。・・・・・・なんか、初めて学校に送り出される子供になってる気分になって、めちゃくちゃ恥ずかしいんだが?一応、いつでも連絡が取れるように、以前作った通信水晶(前世で言う、テレビ電話のような物で、『思念伝達』が届かない場所へ行っても、簡単に連絡を取る事を可能としている優れ物。)を持って行くから、そこまで心配しなくても良いと思うんだが・・・・・・って、あれ?
「
いつもだったら、真っ先に見送りに来るエリスの姿が見えないことに疑問を抱いた俺。・・・・・・どうしたんだ?
「リムルー!」
「あ、来た来た。・・・・・・どうした?どっか行ってたのか?」
「うん、家に忘れ物しちゃってね。・・・・・・ってことで、はいこれ!」
「うん?これは・・・・・・ペンダントか?」
遅れて現れたエリスから渡されたのは、”水の雫”をモチーフにした形が何とも可愛らしい、一つのペンダントだった。コバルトブルーに輝くそのペンダントは、エリスの綺麗な青髪を彷彿とさせた。
「そう。一応、お守り・・・・・・みたいなものかな。もし、”万が一”のことがあった時に、リムルを守るよう作ったから出来ればつけていて欲しいな」
「お前の作った物だったら、喜んでつけるさ。それにしても、お前が作ったのか?へぇ・・・・・・何か飛び出してくるとかか?」
「それは内緒。言ったら面白く無いでしょ?・・・・・・と言っても、それを見ずに終わってくれた方が僕としては嬉しいんだけどね?万が一・・・・・・なんて起こってほしくないし・・・・・・」
「ご安心を、エリス殿。我が主は我が身命を賭して守りますので!」
俺の影の中から、元気よく飛び出してきたランガが、自身ありげにそう言い放つ。そして、その横にいたソウエイも同じ様に頷いていた。・・・・・・全く、頼もしい配下達だ。
「さて、じゃあそろそろ行くわ。・・・・・・みんなの事、頼んだぞ?エリス」
「うん、任せといて!・・・・・・今度は絶対、お土産忘れないでね?」
「分かってるよ。期待して待っとけ!・・・・・・じゃあ行ってくる!」
エリスから貰ったペンダントを首から下げた俺は、カバル達を先導にイングラシア王国へと出発した。この世界に転生して二年近く経ったわけだが、未だに人間の国へ行ったことは無かったからな。・・・・・・楽しみだ!
「うぅ・・・・・・ランガやソウエイだけずるいです・・・・・・私も行きたかったです〜・・・・・・」
「シ、シオン?何も泣かなくても・・・・・・そ、そうだ!今日はこれと言って用事は無いから、僕と一緒に何かする?気分転換にさ?」
「っ!本当ですか!では、私の料理を食べていってくれませんか?最近色々と料理に凝っていまして〜!」
「っ!!りょ・・・・・・料理・・・・・・」
「だめ・・・・・・でしょうか?」
「っ・・・・・・わ、分かった。じゃあ、後で料理を持って僕の家まで来てね・・・・・・」
「はいっ!すぐにお持ちします!!」
「(時を戻したい・・・・・・)」
その日を境に、僕はなるべくシオンに対してはあまり、気分転換に誘うことをやめた。・・・・・・こう言う事になるから。
結局その後、案の定”とんでも無い料理”へと仕上がっていた物を存分に堪能した僕は、しばらくの間寝込むこととなるのだった・・・・・・。
ようやくリムルがイングラシアへ向けて出発しました。今回も、エリスはお留守番です。
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