転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
視点 エリス
リムルがイングラシア国へと旅立って、7日程が過ぎた。リムルがしばらく留守になり、僕が再び国主代理を任されることとなった訳だけど、以前に比べて国交等の忙しい仕事や、やりとり、交易関係の話は大方まとまっていた事もあって、そこまで苦もなく国主としての仕事をこなせていた。それに、重鎮のみんなにも色々と仕事を手伝ってもらった事もあって、仕事を早めに終わらせて、みんなで一緒に温泉に行ったり、食事をしたりすると言った時間も作れてたりする。最近はこう言った時間が多く取れる事もあって、みんなからは笑みが絶えなかった。・・・・・・勿論僕もね?
ここで、みんなに任せている仕事を簡単に説明しておこう。
ベニマルには警備隊に派遣する人材の編成やら、万が一の戦闘に備えるための戦闘部隊の編成を行ってもらっている。彼は、”侍大将”と言う、みんなを指揮しながら指示を出し、指揮を高める役職に務めているからね。こう言った事には適してると思ったから彼に任せる事にした。
シオンには、僕の補佐をお願いしていた。最初は、腕っ節の良さを考慮して警備隊につけようと思ったんだけど・・・・・・『エリス様のお側でどうか、私にお手伝いをさせてください!』と、執拗にお願いをして来たものだから、仕方なく補佐を任せる事にしたわけ。・・・・・・とは言っても、シオンもちゃんと仕事を教えればしっかりとこなしてくれ、そのおかげもあって僕の仕事をこなすスピードも上がったから、正直補佐にして良かったと思ってる。
ソウエイにはこれまで通り、”隠密”としての仕事を部下であるソーカ達と共にこなして貰ってる。町の外で、不穏な気配や動きがあった場合の時は、真っ先に僕に伝える様指示している。・・・・・・ちなみに、そう言ったことはこの7日間では一つもない。
シュナには秘書としての仕事をこなして貰っている。僕が国主代理として、仕事をしている間、本来僕がやるべきである住民票の作成や整理などをやって貰い、今までやってきた交易や国交という大事な事について、後で詳しく確認するために、それらの情報をまとめて貰ってもいた。
ハクロウにはいつも通り、指南者として町の若者たちに(地獄の)指南をして貰っていた。いつ、何が起こるかわからないからね。こうして、戦力を高めておいて、備えておくと言うことは大事なことだと思う。
リグルドには、新たに町に訪れに来た魔物やら、亜人やらの歓迎と案内をして貰っていた。基本的に、
セキガとカレン、ヒョウガには警備隊について貰っている。この頃平和だし、僕を護衛する必要も無さそうであったため、警備隊に彼らの力を貸そうと派遣したんだ。彼らの実力はかなりのものだし、きっと警備隊でも役に立ってくれることだろう。ちなみに、ヒョウガは・・・・・・一応二人の”保護者”的な形で付き添わせた。二人だけで問題ないと思うんだけど、たまにどこか危なっかしくなる時があるから・・・・・・もしもの時の保険として一応・・・・・・ね?
・・・・・・とまあ、ざっとこんな感じかな?こんな感じでみんなにはそれぞれ仕事をして貰い、国のために頑張って貰ってる。で、終わったらみんなで集まって遊びに行くか、食事に行くかの二択になる。最近では、こう言った生活をほぼ毎日過ごしているかな。もちろん、みんなが仕事を手早くこなし、早めに終えることでそう言った時間が作れていると言う事もそうなんだけど、何より今は”平和”だからより一層そう言ったことができる。周辺各国とのいざこざも無いし、交易間でのトラブルも無い。当然、
すっごく、リムルを仲間外れにしてる感が否めないけど、リムルだってドワルゴン国で僕たちに隠れて、楽しく遊んでたみたいだし、これくらいはしても良いと思ってる。
そう言えば、さっきリムルから通信水晶を通して僕に連絡が入ってきたんだ。内容としては、『ブルムンド王国でのやる事を終えたから、今からようやくイングラシア国へ向かう!』とのことだった。それだけを伝えるために連絡してくるなら、わざわざ連絡してこなくて良いのに・・・・・・って思ったけど、リムルが元気そうにしていると確認をとることが出来たから、むしろ連絡してくれて良かったかな。
それで、ついでにブルムンド国でどんな事をしたのかも色々と聞いたんだけど、やっぱり一番驚いたのはブルムンド国王と極秘にリムルが面会していたことだ。国王と面会なんて、普通なら出来るはずも無いけど、リムルは
協議は滞りなく終わったそうだ。こちらの開国条件である『相互安全保障』『相互通行許可』に対して、少々揉めるようなことはあったようだけど、最終的にはどちらもベルヤードさんは承認してくれ、色々と国間での決め事などもそちらで提案してくれた事もあって、リムルにとっては、非常に有意義な時間となったそうで何よりだった。
国王さんとの会談で、無事にこの国の承認を得ることはできたそうなんだ。何故か『色々とあいつらに騙された〜』・・・・・・ってぶつぶつ何か言ってたけど、それは今のところは関係なさそうだったからそこはスルーしておいた。あとで帰って来た時にでも聞いてあげればいいし。そんなわけで、最後にリムルは騙された腹いせとして
「(ブルムンド国と
久しぶりに、忙しくなることを予兆した僕は、軽く頬をパンッ!と叩き気合を入れると、すぐさま行動へと移すべく動き出した。まず、さっき考えた事をみんなに伝えるために、会議室にみんなを集め、人間がこの国に多く訪れることとなる事もしっかりと伝えた。人間がこの町に来ると言う事実に、一部はどこか苦い顔をして否定した人も居たけど、僕が必死に説得をしたおかげもあって、なんとか折れて貰えた。
「みんな、改めて言っておくけど、僕たちは魔物だけど、人間達とはともに良い関係でありたいと思ってる。だから、人間だからといって変な嫌悪感を抱くのはどうかやめてほしい。暖かく、そして優しく・・・・・・彼らを迎え入れて欲しいんだ。そうすればきっと、人間達の方からも自然と僕たちのそばへと寄り添ってくれるだろうから」
「分かっています。あなた方がそう決めたのであれば、俺たちは従うだけです。・・・・・・では、俺は人間達が来る事によって治安が悪くなる事を防ぐ為に、警備隊の警備範囲の見直しと、増員・・・・・・そのほか諸々を考える事にします。後、
「うん、ベニマルはそれでお願い。他のみんなは、それぞれ今まで通りの仕事をこなして。もし、仕事が早く終わったのなら、出来れば他の人の仕事のこともどうか手伝ってあげてほしい。人間との共存を目指してこの国をもっと豊かにして行くつもりだから、みんな団結して頑張っていこう。いいね?」
「「「「はっ!!」」」」
「うん、じゃあ解散で。・・・・・・あ、クロベエとシュナはちょっと残ってもらえる?」
概ねの方針を伝え、みんなを解散させた後、僕は二人には頼みたいことがあったため、残って貰った。
「クロベエ、キミにはこれから来るであろう冒険者達の装備の補修や修理なども行って貰いたいんだ。鍛治の片手間で良いと思うんだけど、大丈夫かな?」
「オラに最近弟子入りした奴で筋のいい奴がいますだ!そいつに任せれば問題ないだ!」
「ありがと。じゃあそれでお願い。で、シュナ。キミには人間達におもてなしをする際に出す”新しい料理”を料理担当のホブゴブリンやゴブリナ達と共に作って貰いたいんだ。既存の料理でも十分におもてなしになるとは思うんだけど、せっかく来てもらうことだし、それなりのサプライズがあった方が面白いでしょ?だから、是非シュナの力を貸して貰いたくてね?あ、仕事の方は僕がやっておくから気にせずそっちに専念してくれていいよ?」
「いいえ、それではエリス様の負担が大きくなってしまいますから、仕事の方も私がやります。大丈夫ですよ、そこまで苦の作業では無いですし、量も以前と比べれば多くはありませんから」
「そう?それなら、良いんだけど・・・・・・じゃあ、料理について何だけど、僕としては・・・・・・」
クロベエには装備の補修と修理を、シュナには新料理の調理参加をお願いし、二人には帰って貰った。せっかくだから、クロベエの作った武器や防具なんかも販売すれば・・・・・・って思うかも知れないけど、クロベエの作ったものは全て、”生半可な冒険者では絶対に買えないであろう値段”がついてしまう程に性能が良いものである為、
シュナに頼んだ新料理については、まだ秘密ね?・・・・・・ヒントとしては、日本人なら知らない人は居ないあの、”鍋料理”だ・・・・・・あ、思い出しただけで涎が垂れるな。・・・・・・早く食べてみたい!
それから3日後、色々と準備に追われていて忙しい日々を送っていた僕達の元に再び、通信水晶を通してリムルからの連絡が入った・・・・・・。
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「”教師になる”・・・・・・ってどう言うこと?」
リムルの声を聞けてちょっと嬉しいな!・・・・・・なんて思ってたら、突然『俺は、シズさんの教え子達の教師になる!』って言いだすもんだから、途端に僕の顔は怪訝な顔へと変わった。
『言葉の通りだ。子供たちを助けるために俺は教師になる。だから、しばらくはイングラシアで一人暮らしする事になったから、それを伝えようと思ってな?』
「教師って・・・・・・あの、もっと詳しく教えてくれませんか?」
『ああ。急に言われても困るよな。・・・・・・実は』
それからリムルから語られたのは、ざっくりとした事の成り立ちだった。まず、今日に旅の目的地であるイングラシア国に着いた様で、早速シズさんの元教え子で、現在は
で、イングラシア国に向かう前に立ち寄ったブルムンド国で、ヒューズさんから貰った招待状を受付に見せることで、ユウキ・カグラザカさんと面会出来るようになったらしいけど、そこでどうやら一悶着あったそうだ。ユウキさんは、リムルが自分の先生であるシズさんを喰らった(殺した)張本人であると分かるとひどく憤り、脇目も触れずにリムルに襲い掛かったらしい(とても、
そして、リムルの目的を知ったユウキさんから告げられた言葉は、想像を絶する程に驚くものだった。
「1・2年以内に・・・・・・
『ユウキの話だと、人間が魔物に対抗する為に、有能なスキルを持つ異世界人を呼び出して英雄にするべく、国絡みで誘拐するみたいに、召喚の儀式で異世界から特定の異世界人を呼ぶんだが、それが失敗して全く戦うスキルを得ることが出来ない非力な子供が多く召喚される事になっちまったらしい。それで、失敗したその影響でその子供たちは、本来スキルに還元されるはずだった大量のエネルギーを過分量、体内に取りこんじまって・・・・・・』
「そのエネルギーが、体内で暴発を起こして・・・・・・身を焼き尽くすって事?」
『ああ。だから、この世界に来た子供達は、みんな5年以内には死んでしまうらしい。そのシズさんたちの教え子達はこっちに来てからそれなりに経ってるから、この余命なんだろうが、正直はっきりとしたことは分かっていない』
「そんな・・・・・・。このままじゃ、あまりにも子供達が・・・・・・」
あまりにも理不尽なその理由に、僕は小さく子供達を憐れんだ。こっちの世界の人間の都合で、なんの罪もない小さな子供達を勝手に連れてきて、それでいて何でそんな身勝手な大人の事情で、子供達が死を迎えないといけないのか理解が出来ないからだ。
『大丈夫だ。その為に俺が教師になったんだからな。シズさんの代わりに子供達の教師になって、そいつらのことを絶対に救ってみせる。・・・・・・まだなんの手がかりも無いが、絶対に助けるから安心しろ?』
「うん、お願いね?じゃあ、みんなには僕の方から伝えておくから、リムルはそっちの事を頼むよ」
『ああ。その内顔出しに行くから、待っとけよ?そん時には土産も持って行くからさ?』
「期待してるね!」
僕のその言葉を最後に、リムルとの連絡は途切れた。通信を終えた僕は、執務室の椅子にゆっくりと腰をかけた。・・・・・・なんか色々と聞かされて疲れちゃったんだよね?
「子供達がそんな事になってたなんてね?・・・・・・リムル、絶対に救ってきてよ?」
僕の呟いたその一言は、しんと静まり返る執務室に、静かに響き渡った・・・・・・。
今回は色々と人間達を出迎えるための準備風景と、リムルと情報交換をしました。
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