転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

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エリスの説得は・・・・・・果たして成功するのか?


死の雨

「いた・・・・・・あれだ」

 

 

 

「想像以上に、多いですね・・・・・・」

 

 

 

ファルムス国”一万”の兵達を説得するべく、町を出て数分・・・・・・結界の外に出たことで『魔力感知』がある程度使用可能になった事もあって、意外とすんなりと見つける事が出来たその兵達は、森の中の一つの開けた更地に点在していた。この土地は、最近多くなっていた住民達を住まわせる新たなる町を作るために作った場所だ。森の中にいたのでは、最悪戦うことになった場合に、視界が悪くなって戦い辛くなってしまい、こっちにとって不利になる可能性があったため、ありがたかった。

 

 

兵達を確認出来た僕は、ヒョウガから降り、兵達の方へ視線を向けた。

 

 

 

「ヒョウガ、キミは影の中に入っていてくれ。もしもの時は・・・・・・援護を頼むよ」

 

 

 

「お任せください。・・・・・・主様、どうかお気をつけて・・・・・・」

 

 

 

そう言い残したヒョウガは、颯爽と僕の影へと潜んだ。・・・・・・これで、ヒョウガが”あの技”の餌食になる事は無くなった。・・・・・・とりあえずは安心だ。そして、僕は気を引き締めつつ・・・・・・歩みを進めた。・・・・・・頼む、上手くいってくれ・・・・・・。

 

 

 

「っ!なんだ貴様はっ!我らに何か用か!?用がなくば道を開けよっ!我らはこれより、この先の魔国連邦(テンペスト)とやらに向かわねばならんのだっ!」

 

 

 

「・・・・・・用ならありますよ。魔国連邦(テンペスト)の副国主として・・・・・・聞きたいことがあります。あなた方はこの先の魔国連邦(テンペスト)に何をしに行くのですか?よければ教えて下さい」

 

 

 

彼らの、この僕の質問の返答次第では、ここが”戦場”と化すか否か決まる。・・・・・・出来れば後者になって欲しいけど・・・・・・。

 

 

 

「ほう?貴様があの魔物の国の副国主か!知れたこと!我らに刃向かい、楯突くその魔物の国を”滅ぼし”に行くのだ!それ以外に何の理由があると言う!」

 

 

 

「・・・・・・一応聞きますけど、どうにかそれを取りやめてもらうことは出来ませんか?僕はあなた方と戦いたくはありません。それに・・・・・・あなた達だって、命は惜しいでしょう?」

 

 

 

やはり・・・・・・というか、わかっていた事だけど、彼らに止まる気はなさそうだった。・・・・・・最後に一度だけ、説得を試みることにした訳だけど、多分これだって・・・・・・。

 

 

 

「ふんっ!貴様のようなひ弱なガキに何が出来るというのだっ!さっさと退くがいい!我らは急いでいるのだっ!これ以上邪魔立てするというのであれば・・・・・・このオレ、フォルゲンが貴様を始末してくれよう!」

 

 

 

「(やっぱり・・・・・・無理だったか・・・・・・。もういいや、これ以上言ったところでどうせ彼らは止まってくれないだろう。覚悟を・・・・・・決めよう。指導者(ミチビクモノ)さん、”あの技”で彼らを全滅させるのに、必要な魔素の調整をお願い)」

 

 

 

最早、説得は不可能だった・・・・・・。これ以上の無意味な説得は不用意に時間を費やすだけにしかならないと察した僕は・・・・・・再び、”自らの手を汚すこと”を決意した。

 

 

 

 

《告。推測の結果、主人(マスター)の現在の保有魔素量の”4分の3”を必要とすることが判明しました。それでも、実行に移しますか?》

 

 

 

「(4分の3なら、撃っても死ぬ事はないだろうし、問題なさそうだ。みんなとの約束もあるしね。この技で死ぬわけにはいかない。・・・・・・構わないよ。やってくれ、指導者(ミチビクモノ)さん)」

 

 

 

《了。必要分の魔素の構築を開始します・・・・・・・・・・・・成功しました。》

 

 

 

指導者(ミチビクモノ)さんの完了したとの声が、僕の脳内にこだまする・・・・・・。後は、僕が撃つだけだ・・・・・・。()()()・・・・・・ベニマルに対して使ったあの技を・・・・・・!

 

 

 

「何かする気でいるようだが、例え貴様がここに居る兵達を多く倒そうとも、このオレを倒すことなど出来ん!なぜならオレは、視界内にいる味方が死んだ途端にその者の能力を会得することが出来るというユニークスキル『統率者(ヒキイルモノ)』が・・・・・・」

 

 

 

「そんなの関係ありませんよ?・・・・・・あなたも含めてこの場にいる者全員を・・・・・・一瞬で屠らせてもらいますので・・・・・・」

 

 

 

「うん?何か言った・・・・・・」

 

 

 

向こうが何か言ってくる前に、僕は息を深く吸い込むと・・・・・・久々に出す大声で高々と宣言した。

 

 

 

「よく聞けっ!僕の名はエリス=テンペスト!!不在の国主、リムル=テンペストに代わり、国を収めている者だ!ただの偏見のみで僕たち魔物を悪と決めつけ、魔国連邦(テンペスト)を滅ぼし・・・・・・愛する僕の”家族達”を殺そうと目論む人間達よっ!この先に進みたくば、この僕を先に殺していけっ!!」

 

 

 

「ほう?我らに喧嘩を売るとは良い度胸だ!者共、遠慮はいらん!奴に望み通り、死をくれてやれ!!」

 

 

 

 

『確認しました。個体名エリス=テンペストが、ユニークスキル『仁愛者(アイスルモノ)』を獲得・・・・・・成功しました。』

 

 

 

 

・・・・・・何か、指導者(ミチビクモノ)さんに似たような声を聞いたような気がしたけど、僕は気に留めなかった。僕にはもう、そんなことに気持ちを割く余裕なんて無かったからだ・・・・・・。

 

 

 

 

「僕たちの平穏を脅かす人間の人達よ・・・・・・終焉を告げる雨にて・・・・・・その命を散らせ・・・・・・」

 

 

 

 

 

僕は、自身の両手を高々と掲げると、そこから普段の僕の水よりも色が少し白っぽい・・・・・・”巨大な水の塊”を彼らの頭上目掛けて放った。彼らの上空高々と舞い上がったその水の塊は、不気味にゆらゆらと揺れながら彼らの頭上を飛翔する。彼らは、それがなんなのか分からずに、ただただ戸惑うか・・・・・・怪訝に思うしか無くなっていた・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その水の揺れが静かに”止まった事”を確認した僕は・・・・・・今まで開いていた両手を・・・・・・ぎゅっと閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「眠れ・・・・・・『終焉の驟雨(エンド・オブ・ヴロヒー)』!」

 

 

 

 

 

僕の拳が握られると同時に、彼らの頭上にあったその水の塊が、爆発をしたかのように巨大な轟音を放ちながら弾け飛ぶ。弾け飛び、無数の水の雫へと変貌を遂げたそれは・・・・・・未だに混乱をしている彼らの下へと降り注いだ。

 

 

 

「なんだ?ただの雨・・・・・・っ!ぐわぁっ!!!」

 

 

 

「お、おい!?どうし・・・・・・っ・・・・・・」

 

 

 

「こ、これは、ただの雨なんかじゃ・・・・・・っ」

 

 

 

「まるで、矢の雨だっ・・・・・・」

 

 

 

得体の知れないこの技に、彼らは盛大に驚き、混乱し、怯えていた。そんな彼らに、容赦無く降り注ぐのは・・・・・・僕が開発した現状最強の技である・・・・・・『終焉の驟雨(エンド・オブ・ヴロヒー)』だ。

 

 

 

この技は、原理こそ『散水』に似ているものの、用途や威力などは全く違う別物と思ってもらって良い。日常生活等で活躍し、殺傷力はゼロに等しい『散水』に対し、この『終焉の驟雨(エンド・オブ・ヴロヒー)』は、戦闘で使うことに特化した技で、威力が想像を絶するほどに高く、殺傷力もかなりあるため、当然日常生活などでは使い物にならない。この技は『散水』とヒョウガのスキル技である『凍て刺す零雹(ヘルヘイル)』を参考にし、組み合わせて作り上げたものだ。『散水』で降らせる雨を『凍て刺す零雹(ヘルヘイル)』で降らせる雹と合成させ、先端を尖らせるよう作成したことで、貫通力をも増幅させ、まるで『矢が降り注いでいるのでは無いか?』と錯覚させるほどの”殺人雨”になったわけだ。

 

 

威力は勿論のことだが、攻撃範囲もかなり広く、さらに降り注ぐその雨は、”光の如き”速さを持っている為、この技の範囲内にいる限り、魔王でも無ければ、逃げる事はほぼ不可能と言っていい。目の前の騎士達もその例外では無い。現に、目の前の騎士達は、すでに過半数以上がこの雨に体を貫かれて絶命していた。未だに生き延びていた彼らに至っては、”見るも無惨な生き地獄の光景”を間近で目撃している事もあって、ほぼ半泣きの状態で逃げ回っていた。だが、そんな彼らにも『終焉の驟雨(エンド・オブ・ヴロヒー)』は無情にも降り注ぎ、命を刈り取って行く・・・・・・。

 

 

当たり前だけど、とても見ていて気持ちの良い光景では無かった。僕たちに仇なす敵だとは言え、彼らは僕達が将来、共存を目指し、友好的に接しようとしていた人間だ。それを、こうして無惨に始末し尽くしているのだから、そんな気持ちになれる筈もなかった。・・・・・・むしろ、心が痛かった。

 

 

 

「(僕達はただ、あなた方人間と一緒に楽しく交流をしたかっただけなのに・・・・・・一緒に笑い合いながら共に生活をしたかっただけなのに・・・・・・何で?)」

 

 

 

「き、貴様!一体何をし・・・・・・っ・・・・・・」

 

 

 

フォルゲン、と名乗っていた人も例に漏れずにこの雨に頭を貫かれて、絶命した。・・・・・・結局彼が何者なのか分からなかったな?どうにも、この集団を率いるリーダーのようにも見えたけど・・・・・・まぁ、いいか。

 

 

 

それから数分経つと、ようやく『終焉の驟雨(エンド・オブ・ヴロヒー)』は降り止んだ。だが、今更止んだところで意味などなかった。だって・・・・・・もう、既に”八割”近い兵達の命を”狩り取り済み”だったんだから。

 

 

 

《告。先ほど獲得したユニークスキル『仁愛者(アイスルモノ)』の解析が終了しました。能力は、主人(マスター)が”敵”と認識した者の()()()(魔物なら魔素)()()()すること。主人(マスター)が”味方”と認識した者に対しては、()()()()()()()()()ことが可能となることです。》

 

 

 

「(敵からは生命力を奪い、逆に味方には生命力を譲渡できるってわけかな?・・・・・・まだ、何千人かは残ってるようだし、丁度いい。キミ達にはみんなの餌になって貰おう。ねぇ、指導者(ミチビクモノ)さん?僕が奪った人間の生命力を、魔素に転換して、そのまま町のみんなに譲渡する事はできる?)」

 

 

みんなは『応援者(コブスルモノ)』である程度は持ち直してる筈だけど、魔素が枯渇していることに変わりは無い。この新たに獲得したスキルで、みんなの負担を少しでも減らせるって言うなら、ぜひ使いたかった。結界があるのが不安だけど。

 

 

 

《解。可能です。ユニークスキル『仁愛者(アイスルモノ)』を発動しますか?》

 

 

 

「(あ、大丈夫なのね?うん、お願い)」

 

 

 

どうやら、問題無いようだった。僕がお願いをすると、それに比例するように未だに逃げ惑う彼らが猛烈に苦しそうに、地面へと這いつくばった。

 

 

 

「がっ・・・・・・なんだ・・・・・・い、意識が・・・・・・」

 

 

 

「力がはいら・・・・・・」

 

 

 

「胸が苦しい・・・・・・どうなっているんだ・・・・・・」

 

 

 

「(お、おぉ・・・・・・す、すっごい威力だね・・・・・・)」

 

 

 

自分でも思ってた以上にこのスキルは強力だった。僕が敵だと認識した、先程の攻撃で撃ち漏らした数千人は、揃ってこのスキルの餌食となったようで、すでに虫の息に近い人も沢山いた。まぁ、生命力を吸い取られてるんだもんね・・・・・・無理ないか。

 

 

 

《告。ユニークスキル『仁愛者(アイスルモノ)』にて、この場にいる主人(マスター)が敵と認識した総勢”二千”の者の生命力を吸い取りました。吸い取った生命力を魔素へと転換・・・・・・成功しました。転換した魔素の供給を開始します・・・・・・。》

 

 

 

 

「(これでよし。後は、彼らが息絶えるのを待つだけだ。・・・・・・それにしても、かなりきつい・・・・・・。そりゃそうか・・・・・・あんだけ強力な技を使ったんだし、低位活動状態(スリープモード)にならなかっただけでも有り難いと思わないと・・・・・・)」

 

 

 

 

さっきの『終焉の驟雨(エンド・オブ・ヴロヒー)』を使った事も勿論だけど、今もみんなの為にと思って、常時発動している『応援者(コブスルモノ)』の影響もあって、僕の体はかなり疲弊しきっていた。正直もう、立つ事も厳しくなってるけど、町に戻るまでは倒れる訳にはいかなかった。・・・・・・みんなと約束したからね。『ちゃんと戻ってくる』って。・・・・・・だからせめて、町に戻るまでは持ってくれ・・・・・・僕の体。

 

 

 

そして、さらに数分後・・・・・・ようやくスキルが全ての兵達の生命力を吸い取れたようで、僕の眼前で動く人の姿は・・・・・・最早、どこにも存在していなかった。その時、僕は改めて『取り返しがつかない事をしてしまったんだな・・・・・・』と実感する。・・・・・・僕がこの手で、一万の人間を殺めてしまったという事実を・・・・・・。

 

 

 

「ヒョウガ、もう出てきていいよ?」

 

 

 

「はっ!・・・・・・主様、お怪我はありませんか?」

 

 

 

「うん・・・・・・僕は大丈夫・・・・・・ううん、大丈夫じゃないかも。体はどこも痛くなくて問題ないんだけど・・・・・・心が・・・・・・ものすごく・・・・・・痛むんだ。この手で、大量の人間の人達を殺してしまったから・・・・・・・・・・・・ヒョウガ、僕は悲しいよ・・・・・・」

 

 

 

「主様・・・・・・」

 

 

 

影の中から出てきたヒョウガに、小さく呟く。涙が出るのであれば、きっと僕は手で拭い切れない程の涙を流している事だろう。それだけ、僕は今やった行為を悔やんでいたんだ。それしか手は無かったとはいえ、多くの人間を殺めてしまったんだから・・・・・・。

 

 

 

「主様が悲しまれる事はありません。悪いのは、こちらの言い分を全く聞かずに攻め寄せてきたあの忌まわしき人間どもの方です。主様は正しい判断をなされました。・・・・・・ですから、どうかそんな悲しい顔をなさらないで下さい・・・・・・ワタシまで、悲しくなってしまいますので・・・・・・」

 

 

 

「ヒョウガ・・・・・・ありがと。少し元気出たよ。じゃあ、みんなの様子も気になるから帰ろ・・・・・・っ!」

 

 

 

「っ?主様?どうかなされましたか?」

 

 

 

「い、いや・・・・・・なんか急に眠気が・・・・・・」

 

 

 

町に戻ろうと、ヒョウガに跨がろうとした時、突如強烈な眠気が僕を襲い、咄嗟に膝をついた僕。この眠気は、低位活動状態(スリープモード)に入る時の比じゃない・・・・・・な、なんだ、これは?

 

 

 

『告。進化の条件(タネのハツガ)に必要となる人間の魂(ヨウブン)を確認しました。これより数分後、『魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)』が開始されます』

 

 

 

「『魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)』・・・・・・って何?」

 

 

 

聞き慣れない単語が聞こえてきて、混乱する僕は、なんとかこの眠気を振り払おうと、必死に抵抗をしていた。だが、眠気は一向に強くなる一方だった・・・・・・。

 

 

 

《解。『魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)』とは、魔王種の称号を獲得した魔物が、一万の人間の魂を礎として真なる魔王・・・・・・覚醒魔王へと進化する現象です。》

 

 

 

「(くっ・・・・・・それがこの眠気の正体か。指導者(ミチビクモノ)さん、これを止める方法はないの?)」

 

 

 

《否。『魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)』の途中停止は不可能です。》

 

 

 

「(魔王になるって言うのは別に構わない。・・・・・・もう、そう呼ばれても仕方がない程のことを僕はしたんだから。この期に及んでその罪から逃げようとは思っていない。だけど・・・・・・今だけはどうか待って欲しい!せめて、町にだけは帰してくれ!みんなが待っているんだっ!)」

 

 

 

魔王になろうと一向に構わない。だけど、それはせめて僕が町へと帰還してからにして欲しかった。このままでは『無事に帰る』というみんなとの約束を破る事態になりかねない。そうならない為にも・・・・・・その”魔王への進化”が実行される前に、帰らないと!

 

 

 

「っ・・・・・・ヒョウガ!今すぐ僕を乗せて魔国連邦(テンペスト)へと帰還してくれ!早くっ!」

 

 

 

「っ!承知しました!しっかりとお掴まりください!」

 

 

 

すぐさまヒョウガに跨った僕は、ヒョウガにそう指示を出して魔国連邦(テンペスト)へ帰還することを急いだ。確か、数分後にその進化とやらは始まるって言ってたから、それまでに戻れば問題ない。ヒョウガの足ならそんなに時間も掛からないことだし、普通に大丈夫だと思う。・・・・・・心のどこかで、そう安心しながら、僕はヒョウガと共に魔国連邦(テンペスト)へと帰還していった。・・・・・・酷くなり続ける眠気と戦いながら。

 

 

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・眠気がかなり強くなって、意識が朦朧とし始めて来た頃、ようやく僕達は魔国連邦(テンペスト)へと帰還を果たした。後は、みんなに無事を知らせるのと、報告をするだけだ。もうすぐ約束を達成出来るという事もあって、僕はふっ・・・・・・と笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・だが、町に入って数瞬後・・・・・・僕の耳に、”聞き慣れた声”の()()が耳に轟いた為、その笑みがすっと消えた。

 

 

 

 

「主様!今の声は・・・・・・」

 

 

 

「うん、シュナの悲鳴だ・・・・・・。ヒョウガ、声のした方へ向かってくれ・・・・・・」

 

 

 

聞こえて来た声はシュナの物だった。あの声量からするに、何か”尋常では無い何か”が起こったことは間違い無さそうだ・・・・・・。すぐに向かおうと、ヒョウガをその場に急行させた僕は・・・・・・そこで・・・・・・”夢にも思えないような衝撃的な光景”を目の当たりに・・・・・・してしまった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「し、シオ・・・・・・ン・・・・・・?」

 

 

 

 

 

泣き喚くシュナに抱き抱えられながら・・・・・・()()()()()()()()倒れているシオンの姿を・・・・・・。




やはり・・・・・・運命は変えられないのでしょうか?こうなる未来しかないのでしょうか?






さて、今回エリスが一万の人間の魂を得たことで『魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)』が開始されそうになりましたが、『エリスはリムルに名付けをされたから、魂の系譜上では最上位にいるわけでは無いため、『魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)』は為されない!』と思う人がいるかもしれませんが、それは間違いです。

なぜなら、エリスは正確にはリムルに名付けをされた訳ではないからです。確かに、エリスはこの名をリムルから貰いましたが、リムルは別にエリスに対して”名を授けた訳”ではなく、『この名前を名乗ったらどうだ?』と提案しただけに過ぎず、あくまでもこの名を名乗ることを決めたのはエリス自身です。

リムルがヴェルドラに名付けをした時もそうですが、他人から提案された名を自ら名乗る事を決めた場合、もしくは名付けをする相手が自分よりも上位、同格だった場合は名付けが無効となります。現に、エリスがこの名を名乗ると決めてからも、”進化”をすると言った変化等はありませんでした。とは言っても、ヴェルドラには既に名があり、ただテンペストの名を共有したに過ぎませんから、それと同じなのか?と言われて仕舞えばそれまでですけど、少なくともその可能性は十分にあります。
もしくは、エリスもリムルと同じ異世界人からなのか、テンペストの名を貰ったからかわかりませんが、リムルと同格と言う扱いを受けているので、名付けが無効化されたと言う可能性もあります。

リムルに名付けをされてないと言う事は、必然的にリムルを主軸とする魂の系譜にエリスは含まれてない事になりますので、当然ながら、リムルからの恩恵も受け取ることも出来ないですし、魂の繋がりもありません。ですが、その代わりに新たに自分を主軸とした魂の系譜を展開出来るようになったため、条件を満たしてさえいれば、『魔王への進化(ハーヴェストフェスティバル)』が行われる様になりました。


一応、テンペストの名は共有していますが、エリスに至ってはヴェルドラの許可無く、ただそう名乗ってるだけですので、リムルとヴェルドラの様な繋がりは無いかもしれません(ほんの少しは繋がりはあるかも知れませんけど)。今後の展開次第・・・・・・と言うか、ヴェルドラがエリスが自分と同じ名を名乗ることを認めれば、その関係性も変わってくるかも知れませんが、今のところは特にこれといった繋がりはありません。


設定がかなりごちゃごちゃでわかりにくい部分もかなりあると思うので、何かありましたら是非コメントで教えてもらえると嬉しいです。

これは間違ってるんじゃないか?と思ったことでも、構いません(場合によっては修正します!)。

『エリスの日常日記』でやって欲しいことは?

  • 爆熱!何でもありのスポーツ大会!?
  • テンペスト・ファッションショー
  • 仮装で盛り上げれ!ハロウィンパーティー!
  • エリスののどかな一日!
  • 絶対にバレるな!寝起きドッキリ大会!
  • シュナのわくわくお料理教室!
  • シオンの秘書修行!
  • 最後まで残れ!地獄の飲み会!
  • リムルとエリスのもふもふタイム
  • 熱く盛り上がれ!テンペスト体育祭!
  • 豪華景品を見つけろ!宝探しゲーム!
  • 絶対に笑ってはいけないテンペスト
  • ソウエイの忍者修行&指導!
  • ベニマルの(慣れない)農作業!
  • ミリム、はじめてのおつかい
  • 依頼多数!?今日も忙しいクロベエの工房
  • トレイニーの本当にあった怖い話
  • いや、こう言ったことはやらなくて良い
  • いや、他の案を出してくれ!
  • いや、もう選ぶの面倒だから全部やれ!!
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