転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
視点 リムル
「リムル様!よくぞお戻りに!」
「ああ。・・・・・・何があったのか、教えてくれるか?」
「(転移出来なかったのは、何らかの魔法で
どうやら、俺が外に出ている間に、何故かミリムがカリオンが治めているユーラザニアに対して宣戦布告をしたそうで、その訳もわからん行動に俺の頭は痛くなった。・・・・・・だが、それは今はどうでも良い事だった。まずは、早く
「リムル様っ!」
「っ!ソウエイ!良かった・・・・・・無事だったんだな?分身体の姿が見えなかったから心配してたんだぞ?」
「申し訳ありません・・・・・・。あなたに接触しようとしたのですが、得体の知れない人間どもに邪魔をされ、分身体が消されてしまった様なので・・・・・・」
「そっか・・・・・・ならしょうがないな。・・・・・・それで、ソウエイ。
俺の影の中から突然出てきたソウエイに、俺は早速状況説明を求める。
「おそらく、無事である事は間違い無いかと。俺がこの場に来ようとしていた時には、既に結界が張られてしまい、俺たちは皆弱ってしまいましたが、エリス様のお力により、ある程度は持ち直すことができましたので」
「流石はエリスだな。・・・・・・やっぱり、俺なしでもあいつがいるんだから問題なんて無い・・・・・・」
「ですが、俺が町を出てからかなりの時間が経っています。その後のエリス様達の動向までは分かりません。ですので、早く町へとお戻り下さい!・・・・・・何やら嫌な予感がするのです」
「・・・・・・ああ、すぐに向かう!」
ソウエイの言葉通り、俺はすぐに町へ向かって必死に駆けた。駆けること一分弱、俺は結界の壁面と思わしき場所にたどり着く。
〈内部に基点のある
「(なら問題はないな)俺なら中に入れそうだから、俺は中で術を使った奴を抑える。ソウエイはソーカ達と協力して外から結界を張ってる奴を見つけてくれ。可能なら無力化も頼む」
「御意。どうか・・・・・・お気をつけを・・・・・・」
俺が与えた任務に動いたソウエイを見送った俺は、『多重結界』を張り、結界の中へと侵入した。結界内の町中は、少し建物の屋根ら辺が焦げていて、ちょっとした瓦礫や木材が落ちているだけで、それ以外は特に異常が無かった。
「(やっぱり何者かの襲撃を受けた様だが、思ったよりも町へのダメージはなさそうで安心した。・・・・・・思ったより大事にはならなそうだな。はっ・・・・・・ヒナタの奴、何が『俺の国が邪魔だから、滅ぼす!』だよ。滅ぼすどころか、町の建物一つすら壊せていないじゃねーかよ。口だけも良いとこだ・・・・・・)」
心の中でそう軽口を叩きながら、俺は広場へと入る。するとそこには、五体満足で元気そうにしているリグルドや住民達の姿があった。・・・・・・はは、良かった。みんな無事のようだ。
「リグルド!無事で良かった!」
「おおっ!リムル様〜!!よくぞご無事で!」
俺に気づいたリグルドは、大泣きしながら俺の帰還に喜びを見せていた。それを見た他の住民達もこぞって俺の元に駆け寄り、満面の笑みで喜んでいた。
「みんな無事で何よりだ。俺がいない間、よく無事でいてくれたな」
「ええ!それもこれも、エリス様や他の皆様のお力添えがあってこそです!もし、それが無ければ、今頃私たちは・・・・・・」
「・・・・・・だな。ちゃんとあいつらにもお礼を言わないとな。リグルド、みんなはどこにいるんだ?」
俺が不在の中、しっかりとこの町とみんなを守ったお礼を言うため、リグルドにみんなの所在を確認した。・・・・・・だが。
「先ほど、ベニマル殿がエリス様の元へと向かわれ、用が済めば皆を連れてここへと戻ってくると言われておりましたが・・・・・・妙に遅いですな?」
「いいさ、俺が向かう。方向はこっちで良いのか?」
「は、はい!もし宜しければ、皆を連れて来てはもらえませんか?皆を交えてリムル様に報告とご相談したい事がございますので」
「ああ。分かった」
元々、俺の方から出向く予定だったし、ちょうどいい。リグルドの言う通り、エリス達がいると思われる町から少し外れた街道に俺は向かう事にした。道中、俺はあいつらに褒美でもなんでも一つや二つ、あげようかと考えていた。特にエリスに至っては、これまで俺の仕事を肩代わりしてくれた礼も含めて、色々と何をあげようか悩んでいた。
「あいつだったらなんでも喜びそうだが、何にしたら・・・・・・って、ん?」
そんな時だった。俺の耳に”爆音に近い轟音”が響いて来たのは・・・・・・。
「・・・・・・何だ?行ってみるか・・・・・・」
気になった俺は街道を外れ、爆音が起こった路地裏へと足を運んだ。・・・・・・そこで見たのは・・・・・・見たことのない人間の女を、ヨウムとグルーシスが必死に庇い、それを退かそうと攻撃を加えようとしているベニマルの姿だった・・・・・・。
「良いからそこを退け・・・・・・グルーシス、ヨウム・・・・・・」
「残念だが・・・・・・冷静さを欠く今のあんたにこの
「・・・・・・二度も言わせるなよ?退け!さも無ければ貴様ら諸共、その第一容疑者である女を消し炭にしてくれるっ!!」」
「なんでだっ!何故ミュウランを殺そうとする!容疑者として捕らえるならまだしも、殺しまですることはねーだろうがっ!!」
「その女のせいで、”あのお方”は亡くなられたっ!!!死を与えることは当然の報いだっ!!」
「待てっ!ベニマルっ!!」
怒りが爆発して、『
「リムル・・・・・・様・・・・・・」
「ベニマル・・・・・・一体どうしたんだ?お前がそんなに涙を流すなんて・・・・・・それに、亡くなったって・・・・・・っ!誰かが死んだのかっ!?」
俺の心に動揺が走る。ベニマルの先程の発言・・・・・・今のベニマルの顔から察するに、嘘ではないことは明白だ・・・・・・。・・・・・・ということはやっぱり、誰かが死んだのか?
「・・・・・・・・・・・・ついて来て・・・・・・下さい」
涙が一向に止まらないベニマルは、軽く涙を拭くと、俺の質問には答えずに、ヨウム達を放って俺をどこかへと案内した。ついて行けば答えが分かると思い、黙ってついて行った俺。
ベニマルに連れられた場所は、町の広場から少し離れた東の街道だった。・・・・・・そこで目撃したのは・・・・・・。
「シオン・・・・・・?」
倒れてるシオンに対し、他の重鎮達・・・・・・シュナ、ハクロウ、ヒョウガ、セキガ、カレンが揃って蹲って泣き喚いてる光景だった・・・・・・。おい・・・・・・嘘だろ?
「まさか・・・・・・シオ・・・・・・ン・・・・・・が?」
「いえ・・・・・・シオンは・・・・・・生きてます。今はただ眠っているだけですので、いずれ目を覚ますことでしょう・・・・・・」
「そ、そうか・・・・・・はぁ〜、なら良かった・・・・・・っ?だったら、なんでみんな泣いてるんだよ?それならみんなが泣く理由なんてないだろ?」
「・・・・・・・・・・・・」
ベニマルは何も答えようとはせず、再び涙を零し始める。・・・・・・何なんだよ、一体?仕方ない・・・・・・エリスに話を聞いて・・・・・・って、ちょっと待てよ?
「おい、エリスはどうした?ここにいるんじゃないのか?」
「っ・・・・・・」
「何だよ?黙ってちゃ分かんないぞ?エリスはどこだ?」
「え、エリス・・・・・・様・・・・・・は・・・・・・」
もはや涙で顔がぐちゃぐちゃになってしまっているベニマルに対し、不信感を募らせる。・・・・・・おい、まさかっ!?
「エリスに何かあったのかっ!?」
「・・・・・・あそこに・・・・・・おられます・・・・・・」
ベニマルが指差した方向には、シオンの傍らに存在していた”小さな水溜り”があった。・・・・・・おそらく、あれはエリスが依代としていた水だろう。その証拠に、水溜りの近くにはあいつが愛用していた剣が転がってるし。魔素を使いすぎたのか
「全く、こんなになるまで無理しやがって・・・・・・ほら、俺が壺の中に入れてや・・・・・・っ?」
エリスの元に寄り、水を壺に戻してやろうと手で触れた時・・・・・・俺は疑問を覚えた・・・・・・。
「(何だ?いつものエリスの水じゃない・・・・・・。何の魔力も込められてないただの水だ・・・・・・。おかしい・・・・・・
〈解。それは依代となった対象物に、”魂”が存在してない為だと推測します。魂を失った対象物は元の原型に戻り、依代の役目を終えます。〉
「(・・・・・・は?じゃあ、エリスは・・・・・・)」
〈解。個体名エリス=テンペストの生体反応の確認が取れませんでした。過度の魔素の枯渇により、魂と依代が分離している模様です。〉
「・・・・・・」
大賢者のその無情なる言葉に・・・・・・俺は言葉を無くす・・・・・・。”生体反応”が・・・・・・無い?そんな訳・・・・・・!
「(大賢者、もう一度確認しろ。あいつが死ぬ訳なんてねーだろ?)」
〈否。何度も実行に及んでいますが、未だに生体反応の確認は取れませんでした。〉
「(ふざけんなよっ!そんな筈ねーだろうがっ!!何であいつが・・・・・・っ!)」
その時、俺は初めてこの場にいる全員が涙を流している理由を知った。まさか・・・・・・みんなは、シオンでは無く・・・・・・エリスの死に悲しんでいたのか・・・・・・?
「・・・・・・っ。あ・・・・・・リムル・・・・・・様」
「シュナ!一体どう言う事なんだ!エリスは・・・・・・」
ようやく、俺の存在に気がついたシュナが、ベニマル同様に顔を涙で濡らしたまま、こちらを向いてくる。
「エリス様は・・・・・・・・・・・・この町と、わたくし達全員をたったお一人で守って下さいました・・・・・・ですが・・・・・・それのせいでお体に・・・・・・ご無理が祟って・・・・・・っ・・・・・・なっ、
「っ!!!」
シュナから告げられたその言葉に、俺は息をするのも忘れて絶句した。あいつが・・・・・・死んだ?みんなを守った代償のせいで・・・・・・エリスが?
「はは・・・・・・嘘だよな?揶揄ってるんだろ?あいつが死ぬなんて、そんな訳・・・・・・」
「嘘ではありません。俺たちはこの目で・・・・・・エリス様の最期を見届けました・・・・・・から。リムル様・・・・・・申し訳・・・・・・ございませんでした。俺たちの力不足故に・・・・・・エリス様を・・・・・・お守りする事が・・・・・・出来ず・・・・・・おめおめと生き延びて・・・・・・」
「・・・・・・」
嘘だと言って欲しかった・・・・・・。だが、ベニマルの口から出たのは、エリスの死を肯定するものだった・・・・・・。その言葉を聞いたみんなは、また瞳から涙を零した。・・・・・・どうやら、嘘でも冗談でもないようだ。
”エリスが・・・・・・死んだ”。・・・・・・その現実を突きつけられ、俺は強烈な吐き気と胸の苦しみを覚えた。
「・・・・・・ほら、”抗魔の仮面”だ。大賢者が解析してくれたおかげで複製出来るようになったんだ。これを被れば、お前が行きたがってた人間の国へ行けるんだぞ?・・・・・・約束したよな?『今度は一緒に連れていく』って・・・・・・。こんなとこで寝てちゃ、いつまで経っても行けねーぞ?・・・・・・だから、早く目を覚ませよ・・・・・・覚ましてくれよ・・・・・・エリスっ!」
目の前のエリス
「何でだよ・・・・・・いくらこの町や住民達が全部助かったって・・・・・・お前が死んじゃ・・・・・・意味がないだろうが・・・・・・」
・・・・・・だって、この場には・・・・・・もう・・・・・・あいつは存在しないのだから・・・・・・。
その事実に、俺の胸の苦しみはさらに酷くなる。
・・・・・・・・・・・・くそっ・・・・・・くそ、くそ、くそ、くそくそくそっ!!
「くっっっそぉぉぉぉおおおっっ!!!!!」
俺の号哭が、曇りゆく曇天の空へと響き渡った・・・・・・。
いくら、町やみんなが助かっても・・・・・・大事な親友・・・・・・敬愛する副国主がいなくなってしまえば・・・・・・喜べる訳もありません・・・・・・。
・・・・・・しばらく、リムルの視点が続きます。
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