転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
頑張らないと!
視点 リムル
飛び立つこと数分、俺の眼下に広がるは俺たちの町を襲い、エリスを死に追い詰めた愚劣なファルムス王国の兵、総勢2万人がひしめいていた。ソウエイからの思念伝達により、既に結界の解除には成功し、みんなは帰還したとのことだったため、あとは俺がことを済ませればそれで終わりだった。
「・・・・・・ん?おい、何か飛んでないか?」
「なんだ?・・・・・・鳥か?」
白昼堂々に空を舞う俺に気がついた様子の兵達は、戸惑いの表情を浮かべつつ、俺を凝視していた。・・・・・・気が付いたところで、意味なんて無いけどな?
「俺の大事な国を脅かし・・・・・・大切な親友を奪ってくれた人間ども・・・・・・。その罪・・・・・・お前達の命を持って償ってもらう・・・・・・」
俺の右手がすっと上がると、俺の頭上に水で作られた凸レンズ型の液晶が数多く現れる。さらに、その液晶から水の雫がいくつも零れ落ちると、それが下にいる人間の兵達の元へと展開される。当然、この水玉がどのような物なのかなど知りようもない兵達は、首を傾げていた。その水玉が、俺が召喚した水の精霊を変化させた物であって・・・・・・これから自分たちに起こる惨劇を知りもしないでな・・・・・・。
「・・・・・・死ね。『
俺が右手を振り下ろすと・・・・・・上の液晶レンズにより収束された太陽光が、光線となって眼下に広がる兵達に襲いかかった。光線となった太陽光は、下に展開された水玉に当たると、それに伴って近くにいる兵達に向かって乱反射する。反射された太陽光線に当たった兵は、大概の者は体や頭を貫かれ絶命をするのが殆どだった。太陽の光を収束させている事もあって、光線の温度は約”数千度”にも登るため・・・・・・そんな物に直撃などすれば、命などすぐに落とす。なら、直撃しないように避ければいいと言う話なのだが、避けようにも、相手は太陽光を利用した”光のような速度”を誇る、いわゆる”ビーム”だ。いくら人間の中でも強い部類に入ると見える騎士達と言えど、避けるのはほぼ不可能に近い代物。太陽光を利用する技の為、昼間でしか使用することが出来ないが、その欠点を払拭する程の攻撃力と攻撃範囲を誇っている事もあり、そこまで気にならない。
・・・・・・要するに、俺がこの技を使った時点で、こいつらの死は”確定している”と言うことを意味している。
『確認しました。個体名リムル=テンペストが、ユニークスキル『
「(よくわからないスキルを獲得したな・・・・・・。大賢者、スキルの解析を頼む)」
〈了〉
「さて・・・・・・大方の敵の殲滅は終わったな。さて、あのちょうど出てきた人間達のとこにでも行くとするか。妙に偉そうだし、何か知ってるかもしれない・・・・・・この襲撃の真相も聞いてみたいしな」
無数の屍が転がる中、俺は『
「よう。・・・・・・あんたらも、”こう”なりたくないんだったら質問に答えろ。・・・・・・何者だ?」
二人の前に降り立った俺は、足元に転がる頭を貫かれ絶命をしている死体の数々を誇示しつつ、質問を投げかけた。二人も、この惨劇を引き起こしたのが俺であることが理解できたのか、顔を真っ青に染めながら顔を引くつらせていた。
「(魔物の国の主・・・・・・どうなっておる?此奴はヒナタ・サカグチの手により、死んだ筈じゃ・・・・・・。いや・・・・・・あやつに限ってそんな醜態を晒す筈もない。此奴が魔物の国の主である筈は・・・・・・っ!そうかっ!確か、魔物の国にはもう一人、国を治める”副国主”がおると聞いておったな。おそらく此奴が・・・・・・)ふんっ!貴様!主になりすました副国主であろう!?貴様では話にならん!余に話を通したいのであれば、まずは貴様の主を呼び戻して来ることじゃ!話はそれからでは無いと・・・・・・・・・・・・っ!?ぐわぁっ!!!?」
「・・・・・・質問に答えろって言ってんだよ。後、俺はリムル=テンペスト。お前らがお望みの正真正銘の魔物の国の国主だよ。・・・・・・文句あんのか?」
舐めた口どころか、エリスのことを馬鹿にしてきたこのおっさんの手首を斬り落とした俺は、冷淡にそう告げる。手首を斬り落としたが、『黒炎』で傷口を止血しているため、流血で死ぬと言う事はない。・・・・・・お前が言ったその副国主は・・・・・・お前達のせいで死んだんだよ。
「ひぃ・・・・・・よ、余は・・・・・・ファルムス王国国王のエドマリス・・・・・・ぶ、無礼であるぞ貴様・・・・・・王である余に・・・・・・余は貴様に話が・・・・・・ぶほっ!!?」
「質問にだけ答えろ。次また余計なこと言ったら、その無駄によく回る舌・・・・・・斬り落とすからな?」
無駄口を叩くこのおっさん・・・・・・いや、ファルムス王国国王のおっさんに、腹が立った俺は、顔面に一発蹴りを入れてやる。・・・・・・さて、こいつの言ってる事は事実か、隣のおっさんにでも聞いてみるか。
「なぁ、このおっさんは本当に国王なのか?どうなんだ?」
「は、はいっ!!そのお方は紛れもなくファルムス王国の国王で有らせます、エドマリス様でございます!この西方聖教会の大司教であるレイヒムが証言でも何でも致しましょう!あなた様が決して我ら人間の敵でないと西方聖教会にも証言致します!ですので、どうか私だけでも・・・・・・」
「(大司教か・・・・・・こいつの言ってることなど信用する気も無いが、一応生かしておくか・・・・・・)お前の処遇はこの国王の処遇を決めてからだ。・・・・・・お前は黙ってそこにいろ。勿論、逃げようとしたら即座に殺す。わかったな?」
「は、ははっ!!」
驚いたことに、もう一人のおっさんはあのヒナタが所属をしている西方聖教会の大司教だった。・・・・・・この場でこいつと出会えたってのは運が良かった。西方聖教会については、そのうち俺も探りを入れようと考えていたことだし、直接教会の重要人物に話を聞けるのであれば、これほど嬉しい事はない。そう言う事もあって、とりあえずこいつは生かしておくことにした俺は、奴にその場を動かぬよう強制をした後、改めて目の前で無惨にも地べたに転がり、国王の威厳も何もあった物では無くなったおっさんに、冷たい視線をぶつけた。
「国王だかなんだか知らないが、あんま舐めた口聞いてくれるなよ?今、お前らの命は俺の手中にある。その気になれば、お前らなんて今すぐにでも消す事なんて可能なんだからな?」
「ひ、ひぃ・・・・・・」
「・・・・・・お前らの罪は二つある。一つ、なんの宣告も無しに俺たちの国を襲い、国民の心に深い傷を作ったこと。・・・・・・二つ、俺とみんなにとって大切な家族を・・・・・・お前らで言う副国主を死に追い詰めてくれたことだ」
「ご、誤解じゃ!誤解なのじゃ!!余は元々、其方らと友誼を結びたいと願ったがために赴いただけなのじゃ!この軍勢はその護衛のために連れてきたに過ぎん!」
誤解だと焦ったように言うこのおっさんだが、詭弁もいいとこだ。先遣隊がおもいっきし宣戦布告してきたって言うのに・・・・・・。
「そんな嘘を信じろって言うのかよ?先遣隊が宣戦布告してきたどころか、一万の兵達まで導入して町を潰しに来させようとして来たくせに?ま、その全ての兵達はエリスに返り討ちに遭って、既にこの世にいないみたいだがな?」
「(なっ!?まさか・・・・・・フォルゲンと連絡が付かなくなったのも・・・・・・・・・・・・)い、いや、それは違う!西方聖教会は魔物を敵視しているのじゃ!それもあり、この魔物の国が我らと友誼を結ぶに値するか確かめただけなのじゃよ!あの異世界人3人も同様じゃ!」
「それにしてはやりすぎじゃないか?・・・・・・そいつらを全員相手にしたせいで、エリスは・・・・・・死んだんだ。それに配下から聞いたぞ?お前ら、エリスの命を狙ってたんだってな?それについてはどう弁明するつもりだ?」
西方聖教会がエリスの命を狙っている。あの会議が終わった後、シュナから聞かされたその思わぬ情報に俺の怒りがさらに大きくなった事は、今でも忘れてはいない。あいつが命を狙われるほどに恨まれるようなことをしたと思えない。・・・・・・と言うかする筈もない。だからこそ聞いてみたかったんだ。・・・・・・エリスの命を狙うこいつらの目的を。
「そ、それは・・・・・・余はやめた方が良いと何度も言って聞かせたにも関わらず、このレイヒムが言うことを聞かずに勝手に指示を!」
「王っ!?私を裏切る気ですかっ!?王もこれには賛成してくださったではございませんか!!そもそも、私はあの副国主を”殺せ”などと命令した覚えなどございません!私はただ、あの副国主を”捕縛して連れてこい”と命じただけです!あの3人が変な解釈を起こしたせいで・・・・・・」
「うるさいっ!!最初に裏切ったのは貴様の方であろう!余は賛成などした覚えなどありはせん!!勝手なことを抜かすでないわ!」
「そ、そんなっ!?」
俺のことをほったらかし、無様に仲間割れを始めた二人は・・・・・・なんとも滑稽な様だった。国王は、自分は無関係・・・・・・な風に装っているが、おそらく黒だろう。・・・・・・エリスを捕縛・・・・・・ねぇ?それも含めて、大司教のおっさんにはこの後、詳しく話を聞かせてもらうことにしよう。
〈告。ユニークスキル『
「(効果はよくわからないが・・・・・・いいか)Yesだ」
さっき獲得した『
〈告。『
「(なるほどな・・・・・・つまりこの二人は・・・・・・)」
このスキルの影響を受けなかったと言うことはつまり、この二人は俺に対し・・・・・・恐怖を抱きつつも本気で命乞いも・・・・・・助けを願ってもいないと言うことになる。言い換えるなら、この二人はいまだに腹の中では俺のことを『外交に不慣れでお人好しな甘ちゃん』だと見下していることを意味している。はぁ・・・・・・あんだけ、俺たちと友誼を結びたいとか言って、結局はこれかよ・・・・・・。
「皆、どうしたのだ!?」
「・・・・・・やっぱり、お前らのことは信用できない。今は殺さずにいて置いてやるが、そのうちその命は奪いに行く・・・・・・覚悟しておけよ?」
「ひっ・・・・・・は、はぇ・・・・・・」
俺の漏れ出た殺気に気圧されたのか、おっさん二人は白目を剥いて気絶した。・・・・・・最後まで情けない奴らだったな。
『告。
俺はその後、強烈な眠気が襲って来た事もあり、まともに動けなくなってしまった為、ランガに町まで運んでもらう事にした。その前に、大賢者が言ってた残りの人間一人の生け捕りを任せる人員を確保するべく、俺は以前習得しておいた『悪魔召喚』をこの場にいる二万の兵達の死体を餌に発動し、悪魔を呼び寄せた。二万の兵を生贄にしたにも関わらず、出て来たのは悪魔が3人だったことに若干落胆をした俺だったが、それでも人員を確保できた事には違いなかった事もあり、その3人にその生き残りの人間と、横たわってるあのおっさん二人を連行してくるよう命じ、その場を後にした。・・・・・・一人、やけに強そうな悪魔がいたが、眠気で頭が回らなかった俺に、そんな事に構ってる余裕はなかった・・・・・・。
「頼む・・・・・・上手くいってくれよ・・・・・・」
ランガの背中で揺られつつぼやいたその言葉を最後に・・・・・・俺の意識は深く沈んでいった・・・・・・。
ディアブロ召喚のところはダイジェストです。そこは原作と何ら変わらないので。
レイヒムは、エリスを連れてこさせて、何をさせようと企んでいたのでしょうかね?・・・・・・よからぬ事なのは間違い無いかと思いますが。
次回は・・・・・・魔王への覚醒です。
余談ですけど、メギドの説明って、あれで合ってたか不安になってる自分がいます。間違ってたら指摘をお願いします。
『エリスの日常日記』でやって欲しいことは?
-
爆熱!何でもありのスポーツ大会!?
-
テンペスト・ファッションショー
-
仮装で盛り上げれ!ハロウィンパーティー!
-
エリスののどかな一日!
-
絶対にバレるな!寝起きドッキリ大会!
-
シュナのわくわくお料理教室!
-
シオンの秘書修行!
-
最後まで残れ!地獄の飲み会!
-
リムルとエリスのもふもふタイム
-
熱く盛り上がれ!テンペスト体育祭!
-
豪華景品を見つけろ!宝探しゲーム!
-
絶対に笑ってはいけないテンペスト
-
ソウエイの忍者修行&指導!
-
ベニマルの(慣れない)農作業!
-
ミリム、はじめてのおつかい
-
依頼多数!?今日も忙しいクロベエの工房
-
トレイニーの本当にあった怖い話
-
いや、こう言ったことはやらなくて良い
-
いや、他の案を出してくれ!
-
いや、もう選ぶの面倒だから全部やれ!!