転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
エリスの視点は10話ぶりくらいですかね?
やっとだ・・・・・・やっとですよ・・・・・・。
「エリス・・・・・・?エリス・・・・・・なんだよな?」
「・・・・・・うん。リムル、起きて来て早々悪いんだけど、なんで僕が生きて・・・・・・っ!?」
何かエリスが言おうとしていた事もお構いなしに、俺は裸足のまま庭に降りると、そのままエリスに向かって抱きついた。
「・・・・・・良かった。本当に良かった・・・・・・もう、お前に会えないんじゃ無いかって・・・・・・一緒に過ごすことができなくなってしまうんじゃ無いかって思ってた・・・・・・」
「う、うん・・・・・・僕もそう思ってた。だって、僕はあの時・・・・・・シオンを助けた代償で・・・・・・」
俺がエリスが生き返ったことに動揺している様に、エリスもまた、自分が何故この場で息を吹き返していたのか理解できていない様子だった。
「ああ。お前は一度死んだ。それは紛れも無い事実だ。・・・・・・だが、生き返らせたんだ。俺が、魔王となることでな・・・・・・?」
「魔王?生き返らせた?・・・・・・どう言うことなの?」
俺は、エリスに今まで起きた全ての事を話した。俺が2万の兵達を殺し、魔王となった事・・・・・・今後の人間達との触れ合いの仕方を改めた事・・・・・・俺が『反魂の秘術』を用いて、エリスを蘇生させた事・・・・・・を。
「・・・・・・ちょっと待って?蘇生してくれた事は嬉しいんだけど・・・・・・リムル・・・・・・人間を殺したの?それも2万の・・・・・・?」
「ああ、そうしなくちゃ、お前を蘇生させることは出来なかったからな」
「・・・・・・」
話を聞いて、納得の意を表するかと思っていたエリスだが、その表情は徐々に曇りつつあった・・・・・・。ま、こいつの考えてる事は、なんとなく分かってるけどな?
「『自分のせいで、俺に人殺しをさせてしまった』・・・・・・なんて考えてるなら、それは間違いだぞ?・・・・・・むしろ、そう思ってるのは俺自身なんだからな?」
「・・・・・・え?」
「俺が安易に、お前に国を守ると言う責任を負わせたせいで、お前に国や住民を守るために1万の兵達の命を奪わせてしまった・・・・・・。この国の中で一番、人間達と友好に接してたがってたお前に・・・・・・。そして、それのせいで・・・・・・お前を死なせてしまったんだからな・・・・・・エリス・・・・・・本当に申し訳なかった・・・・・・」
「謝らなくて良いって!リムルはなにも悪くない!・・・・・・僕が死んじゃったのも・・・・・・人間を殺してしまった事も、全部僕の力不足故の事なんだ。キミが気に病む必要なんてない!」
「・・・・・・相変わらずお前は優しいな。だが、流石に今回の事に何もケジメを付けずに終わるのだけはどうしても我慢出来ないんだ。だから、せめて俺の謝罪だけは受け取って欲しい・・・・・・頼む」
「・・・・・・・・・・・・わかったよ」
ここまで言われて仕舞えば、流石のエリスも頷くしかなかった様で、静かに首を縦に振った。
「それと、俺が人間達を殺したのも、お前を蘇生させた事も、全部俺の意思でやった事だ。人を殺して、人間達からどう見られるのか・・・・・・そんなのも覚悟の上でやった訳だ。だから・・・・・・お前も変に気負わなくて良いからな?親友だけに、人を殺した罪を背負わせる程、俺はお人好しじゃねーんだから」
「・・・・・・ふふっ、よく僕に、優しいって言ってくれてるけど、リムルもすっごく優しいね?」
「当然だろ?国主が副国主に優しくするのは当たり前なんだからな」
「何それ?ははっ・・・・・・変なの。・・・・・・ただいま、リムル」
「ああ。おかえり、エリス」
呆れた様にして笑うエリスのその姿は・・・・・・以前と変わらず、とても暖かく・・・・・・優しく・・・・・・安心するものだった・・・・・・。
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視点 エリス
リムルは、僕と話した後にみんなを呼んで来るとの事で家を出て行った。その間、僕はリムルに布団に入っている様強制されてしまった為、渋々布団をかぶっていた。リムル曰く、僕はまだ病み上がりなんだから、寝てるべきなんだって。・・・・・・体はすこぶる調子良いんだけどな〜?
「それにしても・・・・・・また、リムル達と会えるなんて、夢にも思わなかったな・・・・・・」
僕自身、シオンを助けたあの時で既に自分の死を覚悟していた。・・・・・・だから、もうみんなと一緒に暮らすことは出来ない・・・・・・そう思ってた・・・・・・だけど、リムルのおかげで再びこの世に戻ってくることが出来た。また・・・・・・みんなと一緒に楽しく暮らせる事が出来る!そう思うと、どこか僕の心の中は、ウキウキ感と安心感でいっぱいになってしまった。
・・・・・・だが、その一方で。
「僕・・・・・・みんなに、結構”今生の別れ”みたいなセリフを言った気がする・・・・・・。それを言った後で、もう一度会うってなると・・・・・・すっごく恥ずかしい・・・・・・」
そんな気持ちもあった。というか、実際あの時は本当に最期だと思ってたから言った訳だし、後悔をしているわけではないが、いざあんなセリフを吐いた後で再びみんなの前に姿を表すとなると、恥ずかしい事この上無いんだよね?例えるなら、”転校をする事になった学生が、みんなに別れの挨拶を済ませた後に急遽、転校が取り止めになった”様な感じだ。
・・・・・・そもそも、人が生き返るって何?そんな話聞いた事ないし、いまだに自分が生き返った事を信じられていないからね、僕?・・・・・・いや、生き返れたのは嬉しいし、リムルには感謝しかないけどさ?
「はぁ・・・・・・まぁ、なる様になるか。・・・・・・?あれ、そう言えば、僕って・・・・・・ちゃんと
リムルの話だと、『反魂の秘術』を行った際、場合によっては生き返っても、記憶を失った状態へと陥る可能性もあったらしいんだけど、ちゃんとリムルのこともみんなのことも分かることから、その心配は無さそうだった。
《解。
「あ、そう言うわけね。
《解。ユニークスキル
”約束”する・・・・・・
「うん、ありがと
《・・・・・・構いません》
下2文字を弄っただけの呼び名だったけど、『
「じゃあ、リーテさん。さっき、魔王覚醒に伴ってって言ってたけど・・・・・・もしかして、僕もリムルみたいに魔王になったの?僕も・・・・・・人間達をたくさん殺しちゃったから」
《解。
「そっか・・・・・・」
リムルだけでなく、僕もまた・・・・・・人間の人達から畏怖の対象として見られている魔王へと覚醒してしまった事実に、肩を落とす。・・・・・・やむを得なかった事とはいえ、人の命を奪うことはやっぱり辛いし、悲しかった事は間違いなかったからね。・・・・・・もちろん、今まで僕が殺めてきた魔物や魔人達にだって同じ事が言える。
「魔王になった事については、みんなが来てから話そう。・・・・・・そして、僕が今抱いてる人間の印象についても・・・・・・」
話す事を決めた僕は、リムルがみんなを連れてくる間、目を閉じて疲れを取る事にした。
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「連れてきたぞー?」
それから数分後、リムルはベニマル、シュナ、シオンを引き連れて戻ってきた。引き連れてきた中にシオンの姿もあり、どこか安心した僕は、ゆっくりと息を吐いた。無事に助かった事を改めて確認する事が出来て、ほっこりしている僕を尻目に、後ろにいるみんなは、僕の姿を確認すると共に、驚愕と共に、目から涙をこぼし始めた・・・・・・。
「エリス・・・・・・様?」
「みんな・・・・・・良かった。元気そうで何よりだよ」
「・・・・・・」
場が沈み始めたから、少し明るめに話して見たけど、みんなの涙が止まる事は無かった。・・・・・・すると、何故かシュナが僕の元まで歩み寄ってくる。・・・・・・涙を見せつつも、どこか顔を険しくしながら・・・・・・。何だろう?と首を傾げようとしたその時だった・・・・・・
(パチィィィンッ!!!)
「「「「「「っ!?」」」」」」
しんと静まり返る庭に、”甲高い音”が響き渡った。その音を放った張本人であるシュナが行った行為に、その場にいたみんなはあまりの光景に驚きを通り越して、絶句していた。
・・・・・・当然、
「・・・・・・何が、元気なものです・・・・・・か・・・・・・」
「シュナ・・・・・・?」
「わたくし達が・・・・・・どれだけ・・・・・・どれだけあなた様を亡くし、悲しい思いをしたと思っておられるのですか!!元気でいられるはずなど無いではありませんかっ!!馬鹿っ!エリス様は大馬鹿者です!!」
「よせっ、シュナ!!」
「シュナ!言い過ぎだぞっ!!」
「良いんだ、リムル、ベニマル。シュナの言いたい様に言わせてやってくれ」
激昂し、涙を流しながら僕に詰め寄ってくるシュナを止めに入ろうとしたリムルとベニマルだったが、それを手で制す。・・・・・・今は、シュナの思っている事を聞きたかったから。
「エリス様・・・・・・わたくし達は、自分の他に、リムル様とエリス様のお二人さえいれば、他は何も望まないのです。ですが・・・・・・あなた方、どちらが欠けてしまい、姿を消されて仕舞えば・・・・・・わたくし達はひどく悲しく、絶望をしてしまうのですよ?・・・・・・その気持ちを考えた事はありますか?本当に・・・・・・悲しかったんです・・・・・・よ?」
「・・・・・・ごめん。安易な物言いだったよ。・・・・・・でも、これだけは言わせて欲しい。僕は、あの場で起こした行動・・・・・・そして、命を落とした事・・・・・・それについては、後悔はして無い。だって、それのおかげもあって、シオンはこうして生きてる訳なんだし、ね?シオン?」
「っ!・・・・・・はい」
突然話を振られた事もあって、声がうわずったシオンに内心でちょっと笑ってしまう。
「僕が死ぬことでみんなが悲しむ・・・・・・考えなかった訳じゃないさ。だけど、大切な家族が今にも死にそうになってるのに、それを放っておくなんて、僕には出来る訳ないんだ。だから、自分の命を削ってシオンを助けた。・・・・・・ちょっと削りすぎて、死んじゃったんだけどね?あはは・・・・・・」
「笑って誤魔化すなよ、アホ」
「ごめんごめん。・・・・・・でも、みんなに悲しい思いをさせちゃったのは事実だから、みんなから咎められる事も厭わないよ。・・・・・・ごめんね、みんな?辛い思いをさせちゃって。これの償いは、今後この国を発展させていく事で償わせて貰うから・・・・・・だから、ごめん!」
最後に強めに謝罪の言葉を言い放った僕は、深々と頭を下げる。・・・・・・そんな僕の身体に、ふわっと何かが覆い被さった。
「もう宜しいですよ。エリス様がどんなお気持ちで、亡くなられて逝かれたのか、わたくし達はよく理解できましたので。先程は、大変失礼な真似をしてしまい、申し訳ありませんでした・・・・・・」
「良いよ、それぐらい」
そう言うのは、先程の険しい顔とは対照的な優しい笑みを浮かべたシュナだった。どうやら、許してくれるそうだ。
「エリス様・・・・・・俺からも・・・・・・。本当に、申し訳ありませんでした。俺たちに力が無いばかりに、何も出来ず・・・・・・エリス様に多大なる負担をかけて・・・・・・死なせてしまい・・・・・・」
「キミ達はちゃんと頑張ってくれたでしょ?何も出来てないなんて言わないの。それに、ちゃんと僕は生き返ってこの場でみんなと再会出来てる訳なんだから、結界オーライだよ。それでも、気にするんだったら、今後も僕とリムルの事を支えて行く事で償って行ってもらおうかな?」
「っ!はっ!!勿論でございますっ!!」
ベニマルの決意のこもった瞳は、一際強く輝いていた。今後の、彼の活躍には期待が持てそうで嬉しかった。さて、後はシオンだけど・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・」
「(彼女とは、後で話をしてみる事にしよう)」
いまだに表情が暗いシオンを見つめながら、僕は密かにそう決めるのだった・・・・・・。
「リムル様、目覚めた後での約束事を覚えていますか?」
「ん?(あ、そう言えば、魔王になる前、ベニマルと約束をしてたんだっけ?俺が理性の無い怪物になってないか確認するための合言葉を確認するって言う)勿論覚えてるさ・・・・・・って、ちょっと待てっ!?”あれ”を今この場で言うのかっ!?」
「ええ、お願いします。では問います。『エリス様の女装は?』
「ぐっ・・・・・・」(ちらっ・・・・・・)
「何、二人とも?僕の女装がどうかしたの?」
「・・・・・・・・・・・・”ベニマルが決めた”合言葉は『くそ可愛いくて笑える!』だったな」
「っ!?リムル様!?何を・・・・・・って、エリス様!?そ、そんな怖い顔をしなくても・・・・・・」
「ふ〜ん?ベニマル?僕の女装、そんな風に見てたんだ?僕は決して、好き好んで女装してる訳じゃ無いのに?」
「ははっ!全くだぞ、ベニマル?エリスの女装ってのは本当にだな・・・・・・」
「リムル?ベニマルにだけ罪をなすり付けるのは良く無いんじゃ無いかな?大方、キミだって合言葉を決めたんでしょ?」
「いっ!?いや、そんなことは・・・・・・」
「二人とも・・・・・・後で僕の家まで来るように。・・・・・・いいね?」
「「は、はいっ!!」」
リムルとベニマルはその後、エリスにきついお説教をされた後で町中を、”メイド服”を着たまま歩き回る事となった・・・・・・。
ユニークスキル
『生命力譲渡』は自身の生命力を誰隔たりもなく分け与えることの出来る能力。
『限界突破』は自分の持てる力を限界以上に引き出すことのできる能力(体内魔素を限界近くまで消費する事ができる)。単体で使えば、諸刃の剣でしか無いが、もう一つの
『魔素転換』は、無機質のものであれば、何でも魔素へと変えることの出来る能力。
『能力遮断』はその名の通り、あらゆる能力効果を打ち消す能力を持つ。ただし、ユウキの『
おまけ
『
『エリスの日常日記』でやって欲しいことは?
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いや、こう言ったことはやらなくて良い
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いや、もう選ぶの面倒だから全部やれ!!