転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
色々と忙しくて、執筆が進みませんでした・・・・・・。
視点 エリス
エレンさんのお父さんであるエラルド公爵が現れ、いかにも面倒そうな顔をしたリムルだったけど、その後着替えを終えて、ラフな格好になったヴェルドラさんがその場に現れたことで、ガゼル王やエラルド公爵が混乱してリムルに説明を求めて来た為、さらに面倒なことになったと頭を抱えていた。
リムルは内密に二人に説明をしてくるらしいから、その間僕は、会議に参加する人数が多くなったことを考慮して、会議室ではなく執務館の裏のテラスにみんなを集めておいた。
「エリス様、これで全員集まったかと。後はリムル様達が来られれば・・・・・・」
「うん、ありがと。じゃあみんな、リムル達が戻るまでは自由に・・・・・・」
「エリスよ!リムルから貰ったこの漫画なのだが、もう読み終わってしまってな?続きは持っておらんか?」
『自由にして構わない』・・・・・・そうみんなに言おうとしたんだけど、”既にそれをしている人”に割り込まれてしまい、口籠もった。
「ごめんなさい。漫画はリムルが持ってますのでリムルが戻ってきたら言ってもらえますか?」
「そうか?ではエリスよ。リムルが戻って来るまでの間、我に貴様の事を詳しく聞かせるが良い。暇であるのでな。貴様の事は我もある程度であるなら知ってはおるが、全てを知ったわけでは無いのでな!」
「・・・・・・別に良いですけど、特別面白い話でも無いですよ?」
「構わぬ!話せ!」
・・・・・・話さないと納得しなさそうな様子のヴェルドラさんに内心でため息を吐きつつ、『一旦自由時間にしていい』とみんなに伝えた後、僕のこれまでを掻い摘んで話した・・・・・・。
僕もリムル同様に日本から来た転生者である事・・・・・・リムルと出会い、共に道を進むと決めた事・・・・・・ジュラの大森林の副盟主となった経緯・・・・・・人間との共存を目指している事・・・・・・今回の襲撃の際、一度命を落とした事・・・・・・その全てを。
「なるほどな。大体のことはわかった。・・・・・・だかエリスよ?”まだ一つ”残っておるのでは無いか?」
「一つ?・・・・・・何ですか?もう全てのことを・・・・・・」
「貴様もリムル同様”真なる魔王”に覚醒したのであろう?我の目は誤魔化せんぞ?」
「っ・・・・・・やっぱり、ヴェルドラさんにはバレちゃいますよね・・・・・・。隠そうとしてすいません、あんまりこの事は言いたく無かったので・・・・・・」
僕の魔素を見てか・・・・・・勘を頼りにしてかは分からないけど、直ぐに僕が魔王へと覚醒していることを見抜いたヴェルドラさんに苦笑いを浮かべる。流石は・・・・・・魔王達からも恐れられる暴風竜・・・・・・。
「クァーーハッハッハッハ!!何だ?貴様は覚醒などしたく無かったのであるか?リムルは魔王となっても後悔など微塵もしていなかった様に見えたが、貴様は違うのか?」
「僕だって後悔してませんよ。この真なる魔王への覚醒は、言って仕舞えば、みんなをしっかりと守った際に負った代償みたいな物ですから。後悔なんてする筈もありません。ですが、特に言いふらす必要も無いでしょう?魔王が誕生したと聞いて嬉しくなる人物なんて殆どいないでしょうし・・・・・・」
「うむ・・・・・・確かにそうであるが、魔王への覚醒を代償とは・・・・・・面白き奴よ。その代償故に力を得た事については何も思わぬのか?我にしてみれば力を得ることは素晴らしきことの様にも思えるが?物事の解決にも拍車がかかるぞ?」
「共存を望んでいた人間の人たちを殺して得た力なんて、喜べるわけないじゃ無いですか。それに、僕は力があったところで物事が全て解決するとは思っていません。ですので、そこは勘違いしないでください」
「ほう?我にここまで物言いが出来るとは・・・・・・ますます面白き奴だ、エリスは!」
厄災とも言われている暴風竜に対して随分と偉そうに物言いをしちゃってすっごく焦ったけど、当の本人は怒るどころか、僕のことを偉く気に入ってくれたようで、肩をバシバシと叩きながら笑い飛ばしていた。
「エリスよ、聞くが今後は人間を手にかける予定はあるのか?今回、貴様がやったように」
「無いです。僕の人間殺しは・・・・・・今回の件が最初で最後のつもりなので・・・・・・。これ以上、人間を殺して仕舞えば、それこそ取り返しがつかなくなってしまう様な気がするんです・・・・・・」
「そうか。・・・・・・だが、”リムル”はどうであるか?」
「・・・・・・えっ?」
突然リムルの名を出されて、戸惑う僕。・・・・・・なんでここでリムルが?今は僕の話じゃ・・・・・・?
「貴様は人間を殺すのは今回で最後と言っておったな?だが、リムルはそうであると言えるか?あやつが今後、一切の人殺しをしないと言う保証はあるのか?」
「・・・・・・」
そのヴェルドラさんの的を射た発言に、何も言い返せなくなってしまう。
「(・・・・・・確かに、僕はもう人殺しはしないって決めた。リムルにもそう言ったし、お互いに人はもう殺さないと約束した。だけど・・・・・・その約束が破られないと言う保証があるわけでも無い。それに、リムルも僕と同じ気持ちでいるということさえ保証できないんだ・・・・・・)」
「無論、我もリムルがその道に走ると言うのであれば、友として止めには入るやも知れぬ。だが、我とていつでもリムルの側にいるとは限らぬであろう?であるからしてエリスよ、貴様はどうするのだ?我同様に、友として止めに入るか?」
「・・・・・・・・・・・・勿論止めますよ。リムルにこれ以上の人殺しをさせたくはありませんから」
「・・・・・・最悪、リムルと”敵対”する事があってもであるか?」
「止めます。・・・・・・何があっても絶対に!」
リムルは僕に人殺しをさせたく無いと、以前言っていたがそれは僕も同じだ。リムルにこれ以上人殺しをさせたくは無い。だからこそ、無いかもしれないが今後彼がもしその決断をしそうになった時は全力で止めに入るつもりだ。・・・・・・ヴェルドラさんの言ったように、”友”として・・・・・・ね?
「く、くくく・・・・・・クァーーハッハッハッハ!!流石はリムルが認めし輩よ!その気概、覚悟・・・・・・我の友となるにふさわしい!エリスよ!我の友となるが良い!!我は貴様のことが気に入ったっ!!」
「えっ!?え、えと・・・・・・ヴェルドラさん?」
「そう畏まらずとも良い!我と貴様は今の瞬間を持って”友達”となったのであるからな!よろしく頼むぞ、我が友よ!!」
「な、なんでこんな事に・・・・・・・・・・・・はぁ〜、まぁ良いけどね」
話の流れで、何故か友達となった僕とヴェルドラさん。暴風竜が友達とかどうなのって話だけど、とりあえずこの人にちゃんと認めてもらえたって事だから、嬉しい・・・・・・とは思う?
その後、話を終えたリムルが偉く気さくに話す様になっていた僕とヴェルドラさんに対して、頭を傾けていた事に関してはその場では無視しておいた(ちゃんと、後で説明した)。
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リムルたちが戻り、各自用意された椅子の着席すると、ようやく会議が始まった。各国の代表として一人一人紹介していくと、まずドワルゴン国のガゼル王、魔導王朝サリオンのエラルド公爵、ブルムンド王国ギルドマスターのフューズさん、
ヴェルドラさんに至っては、先ほどから僕たちの後ろで椅子に座って、リムルから貰った漫画を読み漁っている。・・・・・・緊張感が無い人だよ、全く・・・・・・。
リムルは、まず始めに自分とヴェルドラさんとの関係性を詳しく話し、その後は自分の正体、自分がこれまで成して来たこと、魔王化へ至るまでの経緯等を全て話して行った。リムルが魔王になる経緯を話したとなれば、当然僕が”一度命を落とした”事にも触れることを意味しているため、すでに知っていたガゼル王、ヒューズさん、ヴェルドラさん、配下のみんな以外は、それを聞いた途端に目を見開いて僕のことを凝視してきた。
「ほ、本当なのですか、エリス殿?・・・・・・一度、亡くなられたって・・・・・・」
「本当です。襲撃の際、町や住民の皆を守るときに費やした魔素が限界を超えてしまって・・・・・・。ですが、今はこうしてリムルのおかげで生き返った訳ですから、問題ないですよ」
「・・・・・・」
死んで、生き返ったと言う事実が信じられなかったのか、みんな目を白黒とさせながら驚きを露わにしていた。
「でだ。事実は今言った通りなんだが、こんな事実を世間一体に知られて仕舞えば、今後俺たちと友好を結んでくれる国は無いと見ていい。だからこそ、この事実を公にする際には筋書きを変えるつもりでいる。これは、さっき俺たち3人で話し合って決めた事だから、決定事項だと思ってくれ」
「確かに・・・・・・何人もの人間達を殺した魔王がいる魔物の国と友好に接したいって言う国なんて、殆どいないだろうし・・・・・・むしろ恐れられている可能性だって・・・・・・」
「ああ、だから今回の件に関しては、『”三万”の兵達が行方不明となった原因は、暴風竜ヴェルドラが復活した事によるもの』・・・・・・という事にするつもりでいる。こいつは、存在しているだけで”天災”を呼び起こす様な奴だからな。兵達が行方不明となった原因がヴェルドラにあるってなれば、向こう側としては受け入れる他ないってことだ」
「ふっ・・・・・・”天才”とはな・・・・・・」
・・・・・・なんか勘違いしている様子のヴェルドラさんだけど、とりあえず話には関係ない事のため、無視する事にした。
おそらく、先程リムルが言っていた”三万の兵”と言うのは、あの時僕が殺めてしまった”あの兵達”のことも含めているのだろう。僕が殺めてしまったと言う事実を隠蔽し、ヴェルドラさんに僕たちの罪を背負わせてしまう事に関して、なんとも申し訳ない気持ちになってしまうが、僕が今言ったところでリムルの意見が変わる事もないのはわかっている為、黙っておく事にした。・・・・・・リムルには悪いけど、この罪はちゃんと後で自分で償うつもりだ。そうでないと、僕の気持ちは収まらないからね。
「リムルよ。この国で現在捕らえている捕虜についてはどうするつもりだ?」
「捕虜・・・・・・確か、ファルムス王国の王様と・・・・・・西方聖教会の大司教・・・・・・だったっけ?」
「その通りだ。今は地下牢に監禁してるんだが、そいつらに関してはその内解放する予定だ。賠償をもらうのもそうだが、それをきっかけに国内で内戦を起こしてもらいたいからな」
「・・・・・・どう言うこと?」
話の意図が見えてこない僕達は、揃ってリムルに説明を求めた。リムルの説明では、まずファルムス王国には一度滅んでもらう事にし、新たな王をヨウムさんとして新しい国へと生まれ変わらせる・・・・・・との事らしい。ヨウムさんはリムルから既に聞いていたのか、特に驚いた様子もなく王になることを承諾していた。
「本当に良いのだな、小僧?”王になる”・・・・・・口で言うのは誰でも出来る。王というのは言わば”国の象徴”・・・・・・国を・・・・・・国民全ての命を受け持つ胆力を持つ者だけがなれる存在だ。・・・・・・貴様に、その覚悟はあるのか?王になる覚悟というものが?」
一国の王としてガゼル王が凄まじい覇気をヨウムさんにぶつけつつ、淡々と語る。だが、ヨウムさんはそんな覇気を受けつつも堂々とガゼル王に言い放った。
「おう!リムルの旦那は俺を信じて託してくれたんだぜ?その想いにはしっかりと答えなくちゃいけねーからな。・・・・・・それに、俺が惚れた女の前で良い格好したいって思うのは当然のことじゃないか?」
「ぷっ・・・・・・」
つい吹き出してしまった僕だけど、ヨウムさんの覚悟は本物だということをしっかりと認識出来たため、ちょっと嬉しかった。そのヨウムの言葉を後押しするようにグルーシスさんも彼の援護に回り、必死になってガゼル王を説得していた。・・・・・・ミュウランさんに至っては、先程のヨウムさんの言葉に顔を赤くしながら俯いたままだった。
「・・・・・・で、あるか。それであるならば問題なかろう。・・・・・・困ったことがあれば、いつでも俺を頼るがいい。出来る限り協力しよう」
この瞬間、ヨウムさんは一国の王たる器ありと、ガゼル王に認められた。認められたことが相当嬉しかったのか、ヨウムさんはミュウランさんの手を取って盛大に喜んでいた。・・・・・・一応、まだ会議中だから、そう言ったことは後回しにしておきたいんだけどね?
「その件に関して、ブルムンドの方でも協力できるやもしれません。ファルムス王国には現在、我国の国王の遠縁である侯爵がおられますので、もしかすれば説得が可能となるやも・・・・・・」
「・・・・・・すまぬが、一つ聞きたいことがある。貴殿・・・・・・ヒューズと言ったかね?貴殿の国、ブルムンド王国はなぜ
エラルド公爵のその言葉に、ヒューズさんは頭を悩ませている様子だった。・・・・・・いや、正確に言うと、どこか呆れたような・・・・・・そんな顔をしていた。・・・・・・確かに、人間国であるブルムンド王国が魔物の国である
「勿論、俺や他の貴族達だって最初は反対しましたよ?ですが、王はそんな言葉など意にも介さず『
「その判断は正解であろうな。
「・・・・・・その通りです。そんな訳で、俺たちはこの国と国交を結び、リムル殿達を信じることとした訳ですよ」
「なるほど・・・・・・そういうことでしたか・・・・・・」
納得した様子で顎に手を添えたエラルド公爵。・・・・・・多分だけど、ヒューズさんにそう促したのは、自分の決断を下せる材料となる情報を集めようとしていたからなのかもしれない。・・・・・・魔導王朝サリオンにとって、
・・・・・・って、ちょっと待って?さっきガゼル王・・・・・・”
「私なりに大体の決断は下せましたが、その前に二つ程リムル殿にお聞かせ願いたいことがあるのだが?」
「ん?なんだ?」
「先ほど、ガゼルが二人の魔王が誕生・・・・・・と言っておられたが、魔王は貴殿一人ではないのか?」
「そういえば言ってなかったな。魔王になったのは確かに俺だが、同時にエリスもまた、”魔王”へと覚醒したんだ」
「「「「はっ!!?」」」」
一部を除いた会議の参加者達の声がテラス内にこだました・・・・・・。
「エリス殿・・・・・・それはまことでしょうかな?」
「(あんまり言いふらさないでって言ったのに・・・・・・)そうです。不本意ですが、僕も魔王へと覚醒しました。ですが、名実上の魔王となるのはリムルのみで、僕は魔王になったということは公表するつもりはありませんので、この事は他言無用でお願いします」
「エリスも言ったように、エリスが魔王へと覚醒したことは極秘にするつもりだ。もしも、この情報をどこか他国に漏らした奴は・・・・・・”それ相応の罰”を受けてもらうからそのつもりでいてくれ」
「っ!は、はい・・・・・・そ、それにしても驚いたな・・・・・・あのエリス様が・・・・・・」
リムルが少し殺気を飛ばしたことに、場の空気が一瞬凍った気がしたが、すぐに収めてくれた事もあって、問題にはならなかった。
「・・・・・・魔王が二人も・・・・・・これでは、ますます貴国と対立する訳には行かなくなってしまいましたな・・・・・・」
「そのようだな。・・・・・・で、もう一つの聞きたいことってのは何だ?」
《告。個体名リムル=テンペストの固有スキル『魔王覇気』が発動されました。此方も『魔王覇気』を発動し、対抗する事を推奨します》
殺気を収めた代わりに、今度は真面目な空気、そして魔王としての威厳を見せるためなのか、はたまた威圧をするためなのかはわからないけど、『魔王覇気』を発動したリムル。何故か、対抗心を燃やしてるリーテさんが、こっちも『魔王覇気』を使用する事を勧めてくるが、やったところで意味がない為、止めた。
『魔王覇気』をぶつけられたエラルド公爵は、冷や汗を浮かべ顔を引くつらせていたが、何とか持ち堪え、もう一つの聞きたいこととやらを話した。
「では聞きます。魔王リムル、そして、魔王エリスよ。貴殿らはその強大なる力をどのような事に使われる予定でしょう?」
「勿論、俺たちが平和で穏やかに・・・・・・楽しく暮らせる国を、世界を作るために、この力を振おうと思ってる。甘い理想だと笑いたければ笑えばいいさ。だが、俺は本気でそれを目指している。それを成し遂げる為に必要なのであれば、どんな事にもこの力は遺憾なく使わせてもらう」
「僕も同じです。僕たちの夢は、『この世の全ての種族の人達と手を取り合い、互いに共存共栄の道を歩んでいく』事です。それまでの道のりは険しく、厳しいものになる事は承知してます。ですが、理想の夢を叶えるためとあらば、僕たちはその夢を目指し前へと進んでいきます。その夢の為に、この力を使う事は、僕もリムルも惜しむつもりはありませんので、そのつもりでいてください。当然、この力を悪用しようとは考えてませんので、安心してください」
僕達の決意、夢を語る様子を見たエラルド公爵はその答えに満足がいったのか、軽く笑みを浮かべながら、僕達
長かった会議も、ようやく終了を迎え、ほっと息を吐くのだった・・・・・・。
人魔会談終了です。
次回からは、クレイマンのことについて行動を、開始し始めます。
『エリスの日常日記』でやって欲しいことは?
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爆熱!何でもありのスポーツ大会!?
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テンペスト・ファッションショー
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仮装で盛り上げれ!ハロウィンパーティー!
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エリスののどかな一日!
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絶対にバレるな!寝起きドッキリ大会!
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いや、他の案を出してくれ!
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いや、もう選ぶの面倒だから全部やれ!!