転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
視点 リムル
クレイマンは、俺の『
「魔王クレイマンは消した。これで俺が魔王になる・・・・・・って事でいいんだよな?」
「勿論だ。今日からお前が魔王を名乗ることを認めよう。他の奴で異論のある者は?」
魔王ギィが拍手を交えながら、他の魔王へ促すが、これと言って反対する意見は出てこなかった。唯一、魔王バレンタインが複雑な表情を浮かべながら拒否をしていたが、他の魔王が賛同している以上、頷くしかなかったのか、渋々承諾していた。ふぅ・・・・・・認めてもらえた様で、ちょっとホッとしたな。
「異論なしだな?なら、この後は親交を深める為に、茶会でも開こうと思ってるんだが・・・・・・その前に一つ。・・・・・・
魔王ギィが指を刺したその方角は、俺の後方・・・・・・つまり、後ろに控えていたエリスに向けてだった。そして、それと同時に、エリスに対して他の魔王達が一斉に視線を向ける。
「えっ・・・・・・と?僕ですか?」
「そうだ、お前だ。ミリムの攻撃を簡単に受け流し、受けたところでかすり傷一つつかないお前に興味が湧いてな?・・・・・・名を名乗れ」
半ば強制的に、名を名乗るようエリスに命令する魔王ギィに対し、内心で強く舌を打った俺だった。そういや、遠目で見てたが、ヴェルドラの隙をついて、ミリムがエリスを攻撃して、それをエリスが何とか凌いでいたんだっけか?その時は、ヴェルドラに対して強い殺意が湧いた俺だったが・・・・・・それは一旦置いておき、とにかく先程のエリスの戦いぶりを見れば、当たり前だが・・・・・・魔王達から注目されるのも仕方ないと言うものだ。
「エリス・・・・・・テンペストです」
「ほう?そこのリムルと同じ名を持つか・・・・・・。もしや、二人は同じ場・・・・・・つまり
「ああ、そうだが・・・・・・それがどうかしたか?」
「いや?ただ、”真なる魔王が二人居座る国”など見た事がなくてな?少し面白いと思っただけだ」
「「・・・・・・」」
魔王に覚醒した魔物が二人同じ場所にいる・・・・・・その事実に他の魔王達からどよめきが起こる中、俺とエリスは言葉を無くしていた。やはりというか・・・・・・分かっていた事だが、既にエリスが魔王へと覚醒してしまった事は魔王ギィには知られてしまっていた様だ。本来であれば、他の魔王達には秘匿しておきたかったこの事実を知られてしまった以上、どう反応をして良いのかわからなくなってしまっていた。
「聞くが、エリス・・・・・・だったな?お前は魔王を名乗る気はあるか?」
「ありません。国に魔王は一人で十分です。もう一人の魔王が現れた時、きっと国は二つに分割され、隔たりを起こしかねませんし、僕が名乗りを上げたところで、デメリットしか無いので・・・・・・」
「そうなのか?オレとしては、名乗ってくれた方が今後もっと面白いことが・・・・・・」
「ギィ!エリスは名乗らないと言っているのだ!これ以上エリスを困らせるのであれば許さないぞ!」
「む?・・・・・・そうか、ならば仕方ないが・・・・・・(こいつ、まだ何か隠しているな?他の奴の目は誤魔化せても、オレの目は誤魔化せねぇぞ?・・・・・・それに、こいつのあの生半可ではない防御力と回復力・・・・・・オレの記憶が正しければこいつは・・・・・・。いや、今は置いておくか。それにしても、こいつは面白い。・・・・・・次の機会にでも、ゆっくりと話してみるとするか)」
魔王ギィのその説得には、ミリムが待ったをかけてくれた事で、その話はなかった事となった為、俺とエリスはホッと息を吐いた。・・・・・・サンキュー、ミリム。
「おい
そんな俺たちを差し置いて、場の片隅では、何やらヴェルドラと魔王バレンタインが口論をしているのが映る。・・・・・・正確には、ヴェルドラが話しているのは、バレンタインの横にいる妙に魔素量が多い、従者の女性だがな?
「私は、ただの魔王バレンタイン様の従者ですが?」
「ヴェルドラ。バレンタインは今は正体を隠しておるのだ。だから、こいつが魔王代理なのは内緒であってな?」
「・・・・・・」
ミリムが内緒話をし始めるが、いかんせん声が大きい・・・・・・。だから、当然この場にいる者全員にその正体がバレてしまう事となった。・・・・・・なるほどな、この場に来た時から違和感を覚えていたが、やっぱり彼女がそうだったんだな。エリスも、違和感を覚えていたのか、彼女の正体が分かると、納得した様子で目をパチパチとさせていた。
「ちっ・・・・・・またしても妾の邪魔をするか・・・・・・忌々しい邪竜め。それに貴様・・・・・・妾の名まで忘れたか?」
「む?ミルスではなかったか?」
「はぁ・・・・・・もう良い、妾の事はバレンタインと呼ぶがいい」
訂正するのも疲れたのか、魔王バレンタインは
「よろしいのですか、ルミナス様?」
「あの駄竜のせいで正体を偽るのが不可能となったのでな、致し方ないであろう?」
ギロリと擬音がつきそうな程に強い視線をヴェルドラに向けるバレンタインに、ヴェルドラは萎縮してエリスの後ろへと隠れた。本人は、バラしたのはミリムだとか、自分は悪く無いだとか言ってるけど、そもそもの問題、自分が名を覚えていれば良かっただけの話だから何のフォローもしようが無い。つーか、昔滅ぼした都を収めていた魔王の名を忘れるとかどうなんだよ?
「・・・・・・して、リムル・・・・・・と言ったか?貴様、その駄竜と親しい仲だそうだな?」
「ん?ああ、こいつとは友達だ」
「そうか・・・・・・貴様も物好きな奴じゃ。こんな災いしか呼ばぬ惑わしい邪竜を友として付き合うなど・・・・・・」
「ルミナスよ!それは少し言い過ぎでは・・・・・・」
「ルミナスさんの国を滅ぼしておいて、その上名まで忘れてしまっていたヴェルドラがこう言われるのは当然でしょう?むしろ、何で忘れてたんですか?意味がわからないんですけど?反省するべきなんじゃ無いですか?」
「え、エリスまで・・・・・・そ、そこまで言わなくても・・・・・・」
まさかのエリスの追加攻撃に撃沈したヴェルドラは、今度は俺の後ろで小さくなり始める。
「その通りじゃ。エリス・・・・・・と言ったか?貴様とは気が合いそうじゃのう?」
「奇遇ですね?僕も今そう思っていたところです」
ふふ・・・・・・と、小さく笑いあう二人の美少女に、俺は少しだが心を奪われる。ルミナスも勿論、綺麗で可愛いんだが、エリスもそれに負けないくらいに可愛らしく、美しい事もあって、どうしても鼻の下が伸びてしまう。多分、エリスがルミナスを援護したのは彼女に同情したのも理由の一つかもしれないが、単に”ここに無理矢理連れてきたヴェルドラに対する嫌がらせの為にやっているのでは”?と思っている。
それにしても、こんな二人から罵詈雑言を浴びせられたヴェルドラに至っては、ある意味ではご褒美なのではないか?
その後、ルミナスは代理の魔王を務めていた配下であるロイ・バレンタインを自分の領地に戻らせると、自分の席へと着いた。それに倣い、俺もまた席に着くと、魔王ギィから『休憩を挟み、それから茶会を開く』と宣言された為、一旦俺たちは用意された控室へと案内され、しばしの休息を取る事となった。
「ふぅ・・・・・・意外と疲れたな・・・・・・。ミリムが来たときはどうなる事かと思ったが・・・・・・」
「ほんとよね?あのミリム相手によく無事だったわね、あんた達?特にエリス?あんた、いきなり現れたと思ったら、ミリムから思いっきり殴られたんだからビックリしたわよ?本当に大丈夫なわけ?」
「ええ、問題ないです。・・・・・・さて」
先ほど、あれだけの攻防をミリムと繰り広げていたって言うのに、へっちゃらそうな顔をしているエリスは、心配そうにしているラミリスに一言声を掛けると、何やら準備を整えていた。
「エリス?どこか行くのか?」
「うん、茶会には僕が出席する必要もないし、少し
「そうなのか?だが、どうやって戻る・・・・・・」
「ミザリーさんには既に言ってあるから、送ってもらうよ。魔王ギィさんにも欠席する旨は伝えてあるから心配しなくていいよ?」
「相変わらず抜かりねーな・・・・・・お前は・・・・・・。分かったよ」
相変わらずの要領の良さを見せるエリスに苦笑いを浮かべる俺は、それに快く承諾する。元々、エリスはここに来る筈ではなかったのだし、長居させるのも申し訳ないからな。
「エリス殿?良ければ我が着いて参りましょうか?」
「良いよ。キミはリムルのそばにいてやってくれ。シオンもね?」
「「はっ!」」
ランガとシオンに、改めて俺の護衛を任せるよう命令をしたエリスは、踵を返して控室の出口へと向かっていった。
「・・・・・・リムル、クレイマンを倒してくれて・・・・・・ありがとう。それじゃ・・・・・・」
振り向きざまに、小さく呟いたその言葉を最後に、エリスは控室を出て行った。
「リムル。・・・・・・アタシの見間違いだったらごめんだけど、なんかエリス・・・・・・」
「ああ・・・・・・(エリスの奴・・・・・・礼を言ってた割には、どこか
エリスに対し、違和感を覚えた俺は、微妙な心境のまま茶会へ臨む事となるのだった・・・・・・。
「エリス、さっきリムルが言っていたが・・・・・・一度死んだとは・・・・・・どう言うことだ?」
「え?あ、うん・・・・・・実は、僕は一度、クレイマンが町を襲う様仕向けたファルムス国の兵達から国を守った末に、命を落としたんだ。今、僕が生きてるのは、リムルが魔王となって蘇生してくれたからなんだ」
「そ、それは本当なのか?クレイマンのせいで、お前が・・・・・・?」
「・・・・・・そう言う事になるのかな・・・・・・って、ミリム!?顔が怖いっ!怖いって!!」
「クレイマン・・・・・・ワタシの
・・・・・・ミリムの怒りは、しばらく収まることは無かった。全部が全部、クレイマンのせいって訳じゃないのにね?
さて、最後のエリスの心境はどうだったのでしょうか?自分が殺す必要は無いと言ったクレイマンを殺したリムルに対して、彼が思う事とは一体・・・・・・?
そして、エリスのやる事とは何でしょうね?次回でそれが明らかになります!
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