転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!?   作:レイ1020

88 / 120
もうそろ、ヒナタと邂逅ですね。


リムルはともかくとして、エリスの相手はどうするべきか・・・・・・。


戦力の確認と編成

視点 エリス

 

 

 

僕の家の庭にて、僕はテスタロッサにある一つの命令を下していた。

 

 

 

「テスタロッサ、キミにはディアブロと共にヨウムさん達の援軍に向かってほしいんだ。頼めるかな?」

 

 

 

「クロと?・・・・・・あまり気が進みませんが、エリス様の命とあれば、その任・・・・・・引き受けましょう」

 

 

 

「ありがとう。後、モスには”レイヒム殺しの真犯人の捜索”を、シエンにはキミと一緒に援軍に同行して貰うよう伝えてくれ」

 

 

 

「承りました」

 

 

 

命を受けたテスタロッサは、少し不満そうにしながらその任務へと向かっていった。この問題に関しては彼女とディアブロを組ませた方が早く解決すると言う考えがあったから彼女を向かせた訳なんだけど、どうにかディアブロと派手な喧嘩はしないことを願いたい。・・・・・・で、その問題と言うのが何かって話なんだけど・・・・・・。

 

 

 

 

 

『大司教レイヒムが悪魔の謀略により殺害された』

 

 

 

 

 

今現在、周辺各国ではこの伝聞が拡散されてしまっているのだけれど、これがそもそもの問題なんだ。ディアブロの話だと、レイヒムが何者かの手に掛かって殺害されると、すぐさま上記の伝聞が周辺各国の国家に広がったのだとラーゼンから報告を受けたそう。その伝聞が広がってしまったことで、”レイヒムを殺したのがディアブロ”だと各国は判断してしまい、『大司教殺しの悪魔討伐』として事態が動くこととなってしまったのだそうだ。今、周辺各国の神殿騎士団(テンプルナイツ)・・・・・・およそ”3万人”がこぞってファルムスに進軍し、近いうちに新王であるエドワルドの軍に合流し、ヨウムさん達や旧王であるエドマリスの軍と激突するとソウエイから報告を受けたばかりだ。

 

 

勿論だが、ディアブロはそんな事はしていない為、真犯人は別にいると言うことになる。とは言え、現状ではその真犯人は不明で所在もどこかは把握していない。ディアブロもディアブロで真犯人を探すと言っていたが、一人では効率が悪いので、諜報に長けたモスにも協力して貰い、テスタロッサとシエンにはこちら側が派遣するヨウムさん達への援軍に加わって貰う事にしたんだ。ディアブロが後ろ盾とされているヨウムさんの軍へ、他国からの援軍が来るとは到底思えないので、僕たちの援軍が到着するまではヨウムさん達自身で戦って貰う事となる(ディアブロが冤罪だと言うことを証明出来れば話が違うが)。どうしても、援軍まで軍の状態が保ちそうに無さそうであれば、”僕の分身体”を『転移魔法』で送るつもりでいる。流石に、ヒナタさん達聖騎士(ホーリーナイト)がここに向かってくると言うのに、本体である僕がそちらに出向いている暇は無いからね。

 

 

 

ちなみに、援軍は既にベニマルが決めており、次の通りとなっている。

 

 

 

ゴブタを隊長とした狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)+ランガ 総勢101人

 

 

 

ホブゴブリンからなる緑色軍団(グリーンナンバーズ) 総勢4000人 

 

 

 

緑色軍団(グリーンナンバーズ)を指揮する紅炎衆(クレナイ) 総勢100人

 

 

 

これに加えて、ディアブロやテスタロッサ達も参戦してくれるので、戦力としては申し分ないと思う。本当はガビル達飛竜衆(ヒリュウ)も行かせようかと思ったけど、過剰戦力になる可能性があったので、今回はこの町の護衛として残って貰っていた。

 

 

 

とは言え、ヨウムさん達もかなりの実力者だ。いくら実力者の揃う神殿騎士団(テンプルナイツ)と言えど、簡単には打ち崩せないだろう。だから、今のところは向こうは彼らに任せても問題ない。後は、ここにくると言うヒナタさん達5人をどうにかするって話だけど・・・・・・。

 

 

 

「エリス、今すぐに執務館に集合だ。・・・・・・イングラシア国から、100騎の騎士団(クルセイダーズ)が出馬したと言う情報が入った。それについて議論を始めるんだ」

 

 

 

「はぁ・・・・・・次から次へと・・・・・・」

 

 

 

唐突にやってきたリムルによって知らされた新たなるその問題に、僕は頭を抱えるしか無かった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

視点 リムル

 

 

 

「みんな、集まって貰って感謝する。まず、先ほど・・・・・・イングラシア国から、100騎の騎士団(クルセイダーズ)魔国連邦(テンペスト)に向けて出馬したと言う情報が入った。完全に武装をしているみたいだから、もしかすればそいつらとは戦闘になる可能性がある。だから、この場でそいつらの事を相手にする軍と人材・・・・・・そして、ヒナタ達5人の聖騎士(ホーリーナイト)の相手をする奴も決めておく事にする。今回の議論の内容はそれだ・・・・・・よろしく頼む」

 

 

 

俺の口から発せられたその思わぬ情報に、すでに聞かされていたエリスや情報を持ってきたソウエイを除いた全ての重鎮達がどよめきを起こした。

 

 

 

「ソウエイ、その100騎の騎士団(クルセイダーズ)はヒナタ達と合流するのか?」

 

 

 

「その意図までは不明ですが、少なくともその軍の到着時間はヒナタ達と似た時期になるかと・・・・・・」

 

 

 

ソウエイもこの出立の理由までは探れなかった様子だ。・・・・・・最悪の場合は、さっき言ったように戦闘になることも考慮しないとか・・・・・・。

 

 

 

「そうか、まぁ・・・・・・いい。とりあえず、ヒナタ達の方を先に考えるとしよう。ヒナタは俺が相手取るから良いが・・・・・・問題は残りの4人だ。アダルマンの話だと仙人級の強さだって言うし・・・・・・」

 

 

 

「リムル?それなら、前に僕と他のみんなが相手にするって言ったよね?僕一人だけならまだしも、みんなが居れば負ける事もないだろうから、それで良いんじゃないかな?」

 

 

 

「へ?・・・・・・え、あ、あぁ・・・・・・そうだなぁ・・・・・・」

 

 

 

どこか自身ありげにそう発言してくるエリスに、俺は苦い顔を浮かべる。確かに、エリスだけでなく他の重鎮達も一緒に戦ってくれれば問題無く勝てるだろう。エリス自身もまぁまぁ強いし。だがなぁ〜・・・・・・。

 

 

 

「はぁ〜・・・・・・あのね、リムル?心配してくれるのは嬉しいけど、僕は子供じゃないんだよ?リムルの手を借りずとも自分の身を守る事も、そして戦う事もできる。・・・・・・大丈夫、キミを心配させるような事は絶対にしないからさ?」

 

 

 

「エリス・・・・・・」

 

 

 

俺を安心させるかのように柔らかい笑みを浮かべながら、そう口にするエリス。

 

 

 

「それに、僕には背中を預けられる頼もしい配下が大勢いるんだ。負ける気なんて一切しないさ。・・・・・・だから、こっちのことは任せてリムルはヒナタさんの相手に集中してほしい」

 

 

 

「リムル様。エリス様のおっしゃる通りです。残りの4人は俺たちに任せてください。ご安心を、人間どもに遅れを取る気など毛頭ありませんので」

 

 

 

「エリス・・・・・・ベニマル・・・・・・分かったよ。じゃあ、4人は任せた。ヒナタの方は俺が何とかするから、任せておいてくれ!」

 

 

 

二人の強い意志に流石の俺も根負けし、ヒナタ以外の4人の相手はエリス達に一任させる事に決定した。さて、残るは100騎の騎士団(クルセイダーズ)の方をどうするかって話だけど、西方聖教会と融和を望んでる俺たちからすると、なるべく騎士側にも戦闘による犠牲は出したく無かった。犠牲を減らす手段として有力なのは、”俺がヒナタを打ち破って騎士達の戦意を削ぐこと”であり、その間はみんなには騎士達の足止めを・・・・・・つまり時間稼ぎをして貰うのが一番良かった。その事を、俺はその場でみんなに話した。

 

 

じゃあ、その100騎の相手を・・・・・・一人一人がAランク並みの実力を誇る奴らの相手を誰にするか・・・・・・だが、俺が思い付いてるのはエリスの配下に当たるガビル達飛竜衆(ヒリュウ)だ。あいつらも丁度100人の隊だし、実力で言っても魔国連邦(テンペスト)随一だ。ここはあいつらに任せて・・・・・・。

 

 

 

「リムル様!その100騎の騎士達のお相手・・・・・・私たち紫滅衆(フメツ)が引き受けましょう!私たちも丁度100人いますので適任かと!」

 

 

 

「どこがだよっ!?お前の配下達の実力はせいぜいCランク止まりだろ!お前らじゃ相手になるわけねーだろうがっ!?」

 

 

 

ドヤ顔でそう意見してきたシオンに盛大にツッコむ。確かに、シオンの配下は100人キッカリいる。だが、それだけであって実力が相手と全く釣り合っていないので、当然その案は却下だ。

 

 

 

「いや、ここはシオン達に任せてもいいと思うよ?時間稼ぎであれば特段問題ないだろうし」

 

 

 

「ほら!エリス様もこうおっしゃっていますし!」

 

 

 

「エリスっ!?シオン達を死なせたいのかよっ!?」

 

 

 

思わぬエリスの擁護に俺も耳を疑った。エリスも紫滅衆(フメツ)の力量は理解しているはずだ。だと言うのにそんなぶっとんだ発言をすれば驚きもする。

 

 

 

「リムル、今の彼らはもう前までの彼らではないよ?紫滅衆(フメツ)は生まれ変わったんだ。・・・・・・そうだよね、シオン?」

 

 

 

「はい!日々の鍛錬により、前よりも遥かに強くなっています!Aランク・・・・・・とまではいきませんが、Bランクの中でも上位に位置するくらいには強くなっていると思っています!」

 

 

 

「・・・・・・おい、ほんの数日前までお前は配下達の力の無さに悩んでいたはずだろ?・・・・・・だって言うのに、何でこの数日にそんなに実力をつけてんだよ?」

 

 

 

強さのランクというのは簡単に変えられるものではない。それこそ、何年、何十年と鍛錬を積んだものであったとしても、ランクを上げられずに終わる奴だっているのだ。その事について、シオンは以前俺の元に相談に来ていたんだが、結局俺はまともな答えを見つけることは出来なかったんだよな〜。それを見越して、今度はシオンはエリスの元に相談にいったらしいけど・・・・・・って、おい?

 

 

 

「エリス、また何かしたか?」

 

 

 

「いや、僕はちょっと、彼らに手を貸しただけで、彼ら自身が強くなったのは己の努力が故さ」

 

 

 

エリス曰く、紫滅衆(フメツ)には『絶対保護』と『攻撃吸収(アブソーブ)』という、攻撃を受け付けないだけでなく、その攻撃を受けた分だけ強くなれると言う反則的なバフをかけたのだという。・・・・・・簡単に言えば、”戦えば戦うほど強くなる”という事だ。で、ここ数日間で紫滅衆(フメツ)はその貰ったバフを引っ提げて、ハクロウからかなりきつめの指南を毎日の様に受け、鍛え上げられた事もあって、かなりの実力を付けたのだとか。『絶対保護』だけでもやばいって言うのに、それに加えて能力上昇系バフって・・・・・・こいつの辞書に自重っていう言葉はないのかよ!?

 

 

 

「エリス様・・・・・・また凄まじいお力をシオン達に使われたものだ。これは俺たちも、うかうかしていられないぜ・・・・・・」

 

 

 

何故か、ベニマルが闘志を燃やしている様に見えるが・・・・・・今は放っておこう。

 

 

 

「お前が手を貸すこと自体が、やばいってんだよ・・・・・・。はぁ・・・・・・つまり?紫滅衆(フメツ)でも十分に時間稼ぎは出来る、それだけの実力は兼ね揃えている・・・・・・そう言いたいんだな?」

 

 

 

「はい!その通りです!ですので、私たちに相手はおまかせを!もしもの時は、私が全員まとめて斬って眠らせてやりますので!」

 

 

 

「・・・・・・おい?」

 

 

 

「じょ、冗談です!とにかく、相手はお任せください!」

 

 

 

「・・・・・・ったく、しょうがねーな・・・・・・。分かった、じゃあ騎士団(クルセイダーズ)の事はお前達紫滅衆(フメツ)に任せる。頼んだぞ、シオン?」

 

 

 

「はい!ありがとうございます!」

 

 

 

シオンがこうなった以上、梃子でも譲る気のない事は付き合い的に分かりきっていた為、俺は内心で溜息を吐きつつ、それに許可を出した。まだ少し不安だが、エリスとシオンのお墨付きだし、問題ないんだろう。そう割り切った俺は、既に目前にまで迫りつつあるヒナタ達に意識を集中させることとし、気持ちを少しばかり引き締めるのだった。




と言うわけで、100騎の騎士団(クルセイダーズ)の相手は原作通りシオン達に任される事となりました。原作よりも遥かに強くなっているシオン達が騎士団(クルセイダーズ)相手にどんな戦いを繰り広げるのか・・・・・・今からでも楽しみです!

ヒナタ達に関しましては、リムルの言ったようにリムルはヒナタを、残りの4人はエリスや幹部達が相手取る事となります。原作ではスフィアやアルビスも参戦してくれますが、今回はテスタロッサを除いたエリスの配下が揃ってる事ですし、今回は見学になるかもです。


さて・・・・・・後は、それぞれの相手をどうするかですが・・・・・・今のところは考え中です。次回にはその答えが出ていると思いますので、それまではお待ちください!

ロキはテンペスト陣営(エリス陣営)に加入させるべき?

  • 是非加入させて欲しい!
  • それは絶対にダメ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。