転生して水になったので存分に楽し・・・・・・水っ!? 作:レイ1020
ただ、エリスとヒナタ、ルミナスの触れ合いが見られるかも・・・・・・?
「むぅ〜・・・・・・ルミナスめ、あそこまで怒らなくとも良いものを・・・・・・」
「あなたがあの人を怒らせたんじゃないですか。自業自得です・・・・・・ほら、こっち向いてください」
ルミナスさんに散々追いかけ回され、それに加えて容赦ない攻撃までも浴びせられた事もあって、ヴェルドラさんは見るも無惨なほどにボロボロにされていた。自業自得とは言え、流石に可哀想と思ったので、ようやく場が落ち着いたところで僕は彼の傷を治していった。
ちなみに、ルミナスさんの正体が魔王だってことはこの場にいる全員が知ってしまった訳だけど、その件については後々に本人の口から詳しい説明がなされるとの事らしいので、今は深い詮索はしないようにしていた。
「エリス、別に治さなくてもいいぞ?そいつは少し反省させないとわかんないんだしさ?」
「こんだけやられたのならもう十分だよ。ルミナスさんも、ここで暴れるのはもうやめて頂けませんか?あまり暴れられると、町が壊れかねませんので・・・・・・」
「その駄竜が妾を怒らせたのが悪いのじゃ。むしろ、まだまだやり足りぬ程じゃが、これ以上はやめておくとしよう」
まだ怒りが治まっていない様子のルミナスさんだったが、客人としてきてる以上、無礼なことは出来ぬと踏んでいるのか、怒りを鎮めてくれた。
「それにしても、改めて見ると本当にすごいですね、エリス・・・・・・さんの力は。あんな大きな傷を一瞬で・・・・・・」
「こんな力を見たら、そりゃ西方聖教会もファルムス王国もあんたを欲しがるもんだぜ?」
僕がヴェルドラさんを治療している姿を、他の聖騎士4人はジロジロと見物してくる。見る分には構わないけど、恥ずかしいな・・・・・・。
「エリスのこの能力はかなり特異だからな。見たくなる気持ちもわかるが、あまりこの事は他言しないでくれ。実際、この情報が漏洩した事で、エリスは
リムルの若干の威圧を込めたその言葉と表情に、その4人だけでなく、その配下である皆や僕まで肩を震わせた。ルミナスさんやヴェルドラさん、ヒナタさんは無反応だったが、少し驚くような顔をしていた。
僕のことを思って言ってくれるのは嬉しいけど、頼むからそんな顔をしないでよ・・・・・・リムル。本当に怖いから・・・・・・。
「・・・・・・すまない。少し雰囲気悪くした」
「いえ。キミがエリスを大事に思っている事は知っているから、その怒りは分かる。私だって、ルミナス様の正体や力の事を他言されたら、怒るだろうからね?」
謝るリムルに対して、同調するヒナタさんは軽くルミナスさんを見ながらそう口にした。
「妾にして見れば、最早正体など誰にバレようとも気にも留めぬがな?そこのトカゲのせいで全てバラされてしまったからな?」
「だからそれに関しては我も謝ったではないか!それに昔の件についても・・・・・・」
「『あれに関しては悪気は無かった!若さゆえの過ちであるからとして、お前も我を寛大な心で許すが良いぞっ!』などとほざいたあれが謝罪じゃと?・・・・・・つくづく妾を苛立たせるのが得意な竜じゃ。やはりもう一度痛い目を見せて・・・・・・」
「お・ま・え・ら?」
「お・ふ・た・り・と・も?」
またさっきのように暴れられたら溜まったものではない。さっきはリムルと僕の力で何とか周りへの被害を抑えていたけれど、それでも限度というものがある。だからこそ、そうはさせまいと必死に笑みを浮かべながらリムルと僕は二人を抑えた。・・・・・・周りが少し僕を見て引いている気がするが、気にしない事にした。
「す、すまぬリムル、エリスよ・・・・・・」
「ヴェルドラさんはこっちに来てください。ルミナスさんのそばにいるとまた揉めますから・・・・・・」
ヴェルドラさんの腕を引っ張り、僕の後ろへと移動させるとヴェルドラさんは安堵したように息を吐く。全く・・・・・・この人の面倒を見るのは本当に疲れる・・・・・・。
「すまなかったな、リムル、エリスよ。妾としたことが、先ほど自分で言ったことを忘れて。怒りに身を任せて行動に出てしまうとは思ってもいなかったのじゃ」
「自分の国を滅ぼされたのですし、そうなって当然ですよ。・・・・・・とりあえず、移動しましょう。立ち話もなんですから」
「だな。詳しい話はその場でして貰う。歓迎も兼ねてな?」
場所を移動する事に決めた僕達は、ルミナスさん達を連れて町中へと入る。入ったと同時に、リグルドやシュナを中心に住民達から歓迎され、その準備の良さに少々辟易する僕とリムルだったが、それについてはとりあえず置いておき、彼らを休憩させる施設へと案内する事に決めた。
「食事を用意して貰う予定だが、それには少し時間がかかるから、その間に荷物を整理するなり、温泉に入ってくるなり、町を散策するなりと自由に過ごしてもらって構わない」
「・・・・・・?この国には温泉があるの?魔物の国であるこの国に?」
どこかびっくりした様に、ヒナタさんはそう口に出す。温泉がある事にも驚いたのは間違い無いだろうが、何より魔物が風呂に入る習慣を持っているとまでは思えなかったらしい。確かに、人間であるなら分かるが、魔物が風呂に入るだなんて誰も思わない事だから驚くのも仕方がないのかもしれない。
「ええ。
「ヒナタ様!ぜひ行ってみましょう!」
「わかったからそうはしゃがないでくれる?ルミナス様はいかが致しますか?」
「美肌効果があるとわかれば行かぬわけにはならないであろう?エリスよ、早速案内をせよ」
温泉に相当の興味を惹かれたのか、3人は揃って目をキラキラとさせていた。いやでも、僕が案内ってのはちょっと・・・・・・。
「あ、それなら俺が案内するよ。あ、ちなみにうちにはその温泉以外にも混浴風呂ってのがあって、そっちもおすすめだ・・・・・・」
「却下。それになんで男であるキミが普通に案内をしようとしているの?この流れからしてキミとも一緒に風呂に入るという流れになりそうなのだけど?」
「(ギクッ)そ、そんなわけないだろ!3人は初めて来ただろうし、温泉の入り方や完備しているサウナの使い方とかを俺が教えてやりたいんだ」
ヒナタさんの冷ややかでドスの効いた言葉に、リムルは分かりやすく動揺した。・・・・・・うん、何を考えてるのかなリムルは?スケベだっていうのは、以前からなんとなくは分かっていたけど、そんな事したらヒナタさんかルミナスさんに殺されちゃうんじゃないの?
「下心が丸出し。エリス、案内をお願い」
「ご、ごめんなさい。僕はちょっと・・・・・・カレン、シオン、2人で3人を温泉に案内してあげてくれ。何度も行ってるんだし、説明の仕方はわかるでしょ?」
「「はい、お任せください!」」
二人の元気のいい返事が響き渡る。僕は女性と風呂に入るという趣味はないし、入ったら入ったで後が怖いので同じ女性であるカレンとシオンに後は任せる事にした。それを見たリムルからは不服そうな視線を飛ばされたが、普通に無視しておいた。
・・・・・・それにしても、ヒナタさん達はリムルはダメでもなんで僕なら案内を良しとしたんだろう?僕もリムルも同じ男だっていうのに・・・・・・・・・・・・って、もしかして?
「うむ?エリスよ?何故配下に任せるのじゃ?貴様は
「・・・・・・」
はい、やっぱりそうでしたー。いや、女らしい見た目してるのは分かってるけど、それはリムルだって同じでしょ?なんで僕ばっかりこうしてずっとずっと女扱いされなくちゃいけないのさ?
《解。
「(いや、僕は普通に過ごしてるだけだけど!?それで男だって分かってもらえないってなんか傷つくよっ!?)」
もういっその事、言動や一人称を変えて見るのも手なのかもしれない。それと、今後はもうちょっと男らしく振る舞うことも考えるとしよう。心の中で大きくため息を吐いた僕は、間違いを正すべく口を開いた。
「あのー・・・・・・間違っているので正しておきますが・・・・・・僕、
「「「・・・・・・はっ?」」」
3人から素っ頓狂な声が出る。表情があまり変わらないヒナタさんですら、若干の驚きの色を見せていた。
「だから、そこのリムル同様に僕も男なんです。だから、あなた方の案内は出来ないです」
「・・・・・・少し驚いたわね?てっきり女だとばかり・・・・・・」
「妾も初めて見た時から貴様は女子かと思っておった。そんな女々しき姿と雰囲気をしておるのじゃからな?」
「男だと聞いても、全然そうは見えないですね?」
・・・・・・もう許してください。これ以上は僕の心が限界なので・・・・・・。
「え、エリスっ!?と、とにかく案内は2人に任せるから3人は二人について行ってくれ!温泉を十分に満喫して行ってくれよな!」
僕の異変にいち早く気がついたリムルが、僕をフォローしてくれ3人はウキウキしたように温泉へと向かっていった。他のみんなもそれぞれ自由に動き、食事の時間になるまでは仕事に励むなり、休息を入れるなり、散歩をするなどして時間を潰していた。
「エリス?・・・・・・大丈夫か?」
「リムル・・・・・・”かっこいい男に見えるコツ”みたいのってわからない?」
「女顔の俺に聞くなよ・・・・・・」
僕のずっと抱え込んでいるこの問題は、当分解決するには至らないのかも知れない・・・・・・後で、リーテさんにでも相談してみよう。
そう決めた僕は、軽く散歩をしてから自宅へと戻る事にするのだった。
「へへ!いい運動したし、腹減ったな!早く飯にならねーかなー!」
「俺も久しぶりに動いて気分がいい。これは夜の酒も美味い事だろう」
「お!じゃあベニマルさんよ?オレと飲み比べでもするか?どっちが多くの酒を飲めるかって勝負を!」
「いいぜ?望みとあらば、いつでも受けてた・・・・・・」
「二人とも?ちょっと良いかな?」
「「っ?エリス・・・・・・様っ?」」
「二人にちょっとだけオ・ハ・ナ・シがあるのだけど、今から僕の家まで来てくれる?内容は勿論、さっきの戦いでのキミ達の”あの行動”の事ね?」
「へっ!?あ、あの・・・・・・エリス様?怒ってらっしゃいます?」
「さて、どうだろうね?とにかく、家まで来て?ちなみに、拒否するのは許さないからね♡」
「「は、はい!!」」
結局、ベニマルとスフィアはその後にエリスにこっぴどく叱られ、気力をほとんど搾り取られてしまった為、その夜の飲み会は中止という事になった。
エリスのこの問題については本人の為を思えば解決してほしいと思う分、解決しないで欲しいと思う自分もいるのがなんとも歯痒くなってしまいます。
勿論、エリスがここまで女性に見られてしまうのはちゃんとした理由があります。
:理由
・上目遣いを多く使う。
・怒ると高確率で頬を膨らませる。
・他人に挨拶するときは、綺麗にお辞儀をする
・座る時(椅子を除く)は、基本正座。
・食事をする際は上品に食べる。
・礼儀正しく、敬語を使うことが多い。
・髪をポニーテールで結んでいることがある。
・誰に対しても優しい。
・(小説だと分からないが)女性っぽい声と体付きをしている。
・顔が女顔。
他にもまだあるかと思いますが、理由としてはこれだけあげられます。・・・・・・まぁ、前情報も無しにこんな姿見られたら、女と見られても不思議ではありませんよね?実際、リムルを含めて男性陣は、エリスの仕草にときめいてるシーンもいくつかありましたから・・・・・・。
エリスは女として見られるのを嫌がっていましたが、こちらとしてはもっとエリスの可愛らしい姿が見たい気もする・・・・・・。
ロキはテンペスト陣営(エリス陣営)に加入させるべき?
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是非加入させて欲しい!
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それは絶対にダメ!