魔法科高校の呪術師   作:エルにー

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呪術廻戦と魔法高校のクロスを書いてみました。
今回は転生時のみです。


入学式編
1プロローグで〜す


?「これで終わりか……」

 

壁一面に札が貼られてる部屋で鎖に繋がれてるのは虎杖悠仁。彼は呪いの王・両面宿儺という、腕が四本あり、文字通り顔を二つ持つ1000年前に生きた人間の指を取り込んだ事によって呪術の世界に踏み込んだ。

最初彼は死刑が決まっていた。しかし、彼の師匠とも言える人物、五条悟の機転で器なら宿儺の指を全部取り込んでから殺せばいいと上層部に訴え、実質無期限の執行猶予を与えられた。

いろんな出会いと別れを繰り返し、多くの困難を乗り越え遂に宿儺の指を全部取り込んだ。

そして、彼は抵抗をせず死刑を受け入れた。

 

?『貴様もバカだな。俺の力を全部使えるのに死ぬことを選んだからな』

 

悠仁「元々そう決めてたんだよ宿儺」

 

悠仁の手から口が現れ喋ったのは悠仁の中にいる宿儺本人である。悠仁と宿儺は何回も衝突した事により、最初は多少嫌悪だったが和解してどちらかと言えば仲がいい。宿儺はそれを否定するだろうが。少なからず信頼はしてるようだ。

 

宿儺『逃げようと思えば逃げれたものを。何故そうしない』

 

悠仁「さっきも言ってが、元々決めていた事だ。確かに死にたくないが」

 

宿儺『なら逃げればいい。これまで見ていて貴様に野望はない。どこかの田舎に隠居生活して寿命で死ねばいいって、どうしたそんな間抜け顔をして』

 

宿儺の言葉に悠仁はポカーンとする。

 

悠仁「プッ、ハハハハハ!」

 

宿儺『おい、なぜ笑う』

 

悠仁「だ、だって!最初は俺の体を乗っ取るとかそれで全てを壊すとか言ってたくせに、俺に暴れろじゃなくて隠居進めたんだからさ!」ハハハ

 

悠仁は宿儺の最初との変わりように笑いを抑えれなかった。

 

悠仁「あぁ笑ったぜ!やっぱり宿儺変わったな。いい意味でな」

 

宿儺『フン、貴様を見ていたら殺すのがバカバカしくなっただけだ』

 

悠仁「照れんなよ〜」ニヤニヤ

 

宿儺『照れてなどおらん!』

 

悠仁「ハハハ!」

 

こうしてみると二人は相当仲が良くなったと言えるだろう。まるで某忍の作品の主人公と狐のようだ。

 

悠仁「まぁ、宿儺の質問の答えは確かに死にたくないがいつ死んでもいいと思ってたし、役目を全うしたと思ってる。別に後悔はない」

 

宿儺『フン、つくづく変わったガキだ』

 

悠仁「知ってる!」ニッ

 

宿儺『俺に決定権はない。貴様が決めたのなら俺は従うまでだ』

 

悠仁「ありがとな」ニコッ

 

宿儺『フン』

 

宿儺はそう言って引っ込む。

 

「虎杖悠仁。今から貴様の処刑を始める」

 

遂に始まったか。あぁ……今まで色々あったなぁ…。俺のせいで五条先生は封印されたまま死んでしまって、伏黒も俺を庇って死んだ。釘崎も死んだしナナミンも死んだ。できる事ならまたまたあいつらに会いたいなぁ……。

もし、生まれ変わったらまたあいつらとバカやりてぇな…。

 

「これより!両面宿儺の器虎杖悠仁の処刑を行う!」

 

「虎杖悠仁。言い残すことはあるか?」

 

悠仁「そうっすねぇ……これからも呪霊を祓うの頑張ってください!」

 

「フン、貴様に言われなくとも呪霊は祓う。処刑を執行せよ!」

 

監督官とでもいうだろうか。男がそう言うともう一人の男は刀型の呪具を取り出し、悠仁の首に振り下ろす。

 

死んでしまうけど、また会おうな、宿儺。

 

宿儺『フン、会えたらな』

 

素直じゃねぇなお前。

 

ザンッ

 

こうして両面宿儺の器虎杖悠仁は処刑された。

 

 

しかし

 

 

 

悠仁「けど、なんで俺は生きてるのぉぉぉ!?」

 

奇妙な事に悠仁は生まれ変わったら、転生したというのだろう。

 

悠仁「え、俺死んだよな!?なんで体が若返ってるの!?しかも7歳に!」

 

よく7歳の時の大きさとわかったな。悠仁は7歳に体の転生した。

 

宿儺『やかましいぞ小僧』

 

悠仁「お!宿儺もいるのか!よかったぁ一人じゃなくて!」

 

宿儺『奇怪なものだな転生するとは』

 

悠仁「転生…?」

 

宿儺『はぁ……よく聞け小僧。貴様が死んで数十年経ってる。俺の予想だと2088年だ。少し差異はあるが、ほど貴様が死んだ未来だ』

 

悠仁「おぉ、よく調べたな宿儺」

 

宿儺『貴様が目覚める前に俺はとっくに目覚めてたからな。続けるぞ。この世界に呪霊はほどいない。いや、存在が難しくなっている』

 

悠仁「ん?なんで?人が負の感情を持ってる限り呪霊は消えないはずだが」

 

宿儺『本来はそうだ。しかし、この世界には科学により魔法というものが生まれた。その技術により呪霊は特級ですら存在しにくい環境になってる。奴らが魔法行使に使う「サイオン」は呪霊にとって毒だ。例え呪霊がいても人を襲うことはないだろう』

 

そう、この世界では呪霊は存在しにくいのだ。サイオンは呪力と同じようなもので呪霊に効く。それが魔法の発展に基づき自然界にサイオンが溢れるようになった。それにより呪霊は減り、特級ですらサイオンによって消えた。一部は領域展開で難を免れてるようだが、それも長く続かないだろう。宿儺ほどの強さの呪霊ならギリギリ存在できるがそれほどの呪霊はいない。自然を模した呪霊も例外ではない。

 

悠仁「なら、呪術も使えないよな?」

 

宿儺『不思議なことに人を介してるからか呪術は使えるようだ。この世界には古式魔法の分類に科学による魔法が発展する前の魔法や妖術、呪術もある。貴様も問題なく使える。前に試したが俺が貴様と交代しても問題ない』

 

悠仁「あ、そんなことやってたのか!?お前!人を殺してないよな?」

 

宿儺『もうそんな事には興味などない。それより精神世界で貴様と戦う方が面白い』

 

悠仁「もう〜照れ屋さんなんだから〜」クネクネ

 

宿儺『やかましい、そしてやめろその動き。気持ち悪い』

 

悠仁「へいへい。けど、転生か……みんなも転生してるかな……してるなら会いてぇな…」

 

宿儺『クククッそれは楽しみだな』

 

悠仁「なんだよーその含みのある言い方〜」

 

宿儺『のちにわかる』

 

悠仁「教えてくれてもいいじゃん。そういえばお前、口出さなくても喋れるようになったんだな」

 

宿儺『貴様の頭の中で喋ってるだけだ。貴様もこういう時に心の中で喋らないと変な目で見られるぞ』

 

悠仁「あ、そういえば。次からそうするわ」

 

なんだかんだ仲のいい二人である。

 

「悠仁ー!降りてきなさーい!」

 

悠仁「誰だ?」

 

宿儺『貴様の今世の母親だ。体は弱いが死なずに貴様を産んだ。父親も死んでないようだ。もちろん貴様に祖父もな』

 

悠仁「親……俺に親……!」

 

悠仁は親という存在に憧れてたようだ。悠仁の母親は悠仁を産んで亡くなった。父親も幼い頃に亡くし祖父の手で育てられた。憧れるのは仕方のない事だ。

 

「悠仁ー?」

 

宿儺『早く行け馬鹿者』

 

悠仁「っ、おう!はーい!今行くー!」

 

悠仁はそう言って部屋を出て一階に降りる。

 

へぇ、俺の家って一軒家なんだな。と、この扉か?

 

ガチャ

 

?「やっときたね悠仁。おはよう」

 

悠仁「……」

 

悠仁は初めて見る自分の母親に唖然とする。そして、無意識に涙をこぼす。

 

?「ど、どうしたの?怖い夢でも見たの?」アセアセ

 

悠仁「あ、あってるけど違う……ヒッグッ……」ポロポロ

 

?「えぇ……でも大丈夫よ」ギュッ

 

悠仁の母親はそう言って悠仁を抱きしめる。

 

?「私はここにいるよ。お父さんにお爺ちゃんもいるからね。だから泣かない泣かない!男の子でしょ?」

 

悠仁「グスッ…お、おう!もう泣いていない!」

 

?「ふふふ、その調子よ。改めておはよう、悠仁」

 

悠仁の母親はそう笑顔でいう。それに悠仁は

 

悠仁「おう!おはよう!母ちゃん!」

 

笑顔で返す。

 

?「うんうん、さ、朝ごはんできてるから手洗ってきなさい」

 

悠仁「わかった!」タッタッタッ

 

悠仁はそう返事して手を洗いに行く。

 

宿儺『いいものだな、母親というものは。弱いくせにここぞという時に母の強みを出す。奇妙な生き物だ」

 

悠仁「そう言うなよ。お前も俺の中で少しは嬉しかったんじゃないのか?」

 

宿儺『フン、ほんの少しだ』

 

悠仁「素直じゃねぇなぁ〜」ニヤニヤ

 

悠仁は手を洗ってリビングに戻る。

 

?「洗ったね。それじゃぁ、食べようか!」

 

悠仁の母親、虎杖香織はそう言って手を合わせる。

 

「「いただきます!」」

 

パクッ

 

悠仁「美味しいぃぃ!」

 

香織「ふふふ、そう言ってくれると嬉しいね。ジャンジャン食べなさい!」

 

悠仁は何回かおかわりをして朝食を食べた。

 

香織「今日は確かお友達が遊びに来るんだだったよね?」

 

宿儺『そうだと答えろ』

 

悠仁「確か、そうだよ。俺も忘れちゃったけど」

 

香織「もう、しっかりしなさいよね。部屋のお片付けはやった?」

 

悠仁「モーマンタイ!」

 

香織「ならよし。お友達が来るの待とうね」

 

悠仁「うーっす」

 

友達……誰だろうな……

 

宿儺『ビックリすると思うぞ』

 

えぇ?気になるな…。

 

宿儺『楽しみにしとけ』クククッ

 

しばらくして

 

ピーンポーン

 

香織「はーい!」

 

ガチャ

 

香織「あ、君たちが悠仁のお友達?」

 

?「はい、そうです」

 

?「そうでーす」

 

ん?聞き覚えがあるような……。

 

香織「さ、入って!悠仁はリビングにいるよ」

 

?「お邪魔します」

 

?「お邪魔しまーす」

 

ガチャ

 

香織「ほら、お友達が来たよ!」

 

扉から入ってきたのは某不幸な少年のような黒色の栗頭の男の子に、茶髪のショートの女の子だった。

 

悠仁「伏黒に……釘崎……?

 

伏黒「何惚けた顔をしてんだ虎杖」

 

宿儺『ほらな、だから楽しみにしとけと言ってだろ』

 

悠仁「う……うぅ……」ポロポロ

 

香織「どうしたの?ごめんねぇ、今日悠仁は少し泣き虫になっちゃっててね」アラアラ

 

伏黒「いえ、大丈夫です。なんとなく予想していたので」

 

釘崎「こいつが泣くなんて不思議だけどね」プププッ

 

悠仁「俺だって泣くわ!」

 

釘崎「そう言っても情けないだけだよ〜ww」

 

悠仁「んだとぉ!?」

 

ギャーギャー

 

香織「ふふふ、仲がいいのね。悠仁もすぐに泣き止んだし」

 

伏黒「否定したいですが」

 

香織「いいじゃない。喧嘩するほど仲がいいんだから。ほら、あなたも行ってきなさい」

 

伏黒「いえ、俺は……」

 

悠仁「おーい!伏黒ー!こっち来いよ!」

 

釘崎「そうよ、栗頭!」

 

ブチッ

 

伏黒「んだとお前ら!」

 

悠仁「だってそうじゃん。栗頭」

 

釘崎「そうよ、イガイガグリ」

 

ギャーギャー

 

香織「仲良いわねぇ」アラアラ

 

どれくらい3人の喧嘩は続くのやら。

しばらくして悠仁は二人を連れて自室に行く。

 

悠仁「まずは、改めて久しぶり、二人とも!」

 

伏黒「あぁ、久しぶり」

 

釘崎「お久」

 

悠仁「短いなぁ。とりあえず、転生する前にちゃんと宿儺の指を全部取り込んで死んだぜ」

 

伏黒「そこはしっかりしてるんだな」

 

釘崎「で、いつ死んだの?」

 

宿儺『こいつは俺の指を全部取り込んですぐに処刑された』

 

釘崎「あら、あんたの声も久々に聞くね。てか、変わってない?」

 

伏黒「確かにそうだ。何があった?」

 

悠仁「簡単に言えば和解した!」

 

「「和解!?」」

 

悠仁「大変だったけどな」

 

伏黒「できただけすごいぞ」

 

釘崎「和解できるものなのね」

 

宿儺『こいつを見ていたらバカバカしくなっただけだ』

 

悠仁「とまぁ、こんな感じにツンデレになったぜ」

 

宿儺『意味は知らないがとても不快だからやめろ』

 

悠仁「まぁまぁ、二人はこの世界のことは把握してるか?」

 

釘崎「大体は」

 

伏黒「科学によって魔法が発展。サイオンによって呪霊は存在できない。特級ですら存在できない。だが呪術は人を介しているのか使える。これは古代魔法に分類されるぐらいだ」

 

宿儺『大体は把握しているな。付け加えるなら俺ほどの力を持つ呪霊でギリギリ存在できる。他は領域にでも引きこもってる』

 

釘崎「むっちゃ調べてるやん」

 

宿儺『当然だ』

 

悠仁「なぁなぁ、二人以外にも転生した奴いるか?」

 

伏黒「いる。五条先生に七海さんと会った」

 

釘崎「おそらく他にはいないと思う」

 

悠仁「そっかぁ、五条先生とナナミンにまた会えるのかぁ…」

 

伏黒「明日にでも会えばいい。意外にも近所に住んでるから」

 

悠仁「マジ!?行く!」

 

わぁ!明日また二人に会える!楽しみだなぁ!

 

伏黒「これからの過ごし方だが…」

 

釘崎「これは明日五条先生と七海さんと話せばいいや」

 

伏黒「そうだな」

 

悠仁「なら話はやめて遊ぼうぜ!」

 

何かの因果で悠仁と同じく転生した1年ズの伏黒恵に釘崎野薔薇。そしてここにいない元現代最強の呪術師五条悟に元一級呪術師七海健人。

これから計5人の2回目の人生が始まる。

願わくば前回のようなものではなく、幸せな人生を歩んでほしい。

 




ここまで。
どうでしょう?宿儺を結構柔らかくして書きました。
呪術廻戦からはこの5人のみ。呪霊は出すならオリジナルになると思います。
それでは次回も楽しみにしてください。
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