翌朝、達也と深雪はとある寺に向かっている。両者魔法を使い深雪はローラースケート、達也は走って向かっている。
寺につき入ると
「オラァァ!!」ブンッ
達也「(今日も荒い歓迎だな)」ドッ ダンッ
達也は襲ってくるスキンヘッドの男達をいなしていく。
深雪はそれをただ見ていた。
?「深雪君」
深雪「先生!…ん?ひゃ!?」
ムニュ
深雪は声のした方を見たが誰もいなく、反対方向をみると頬に誰かの指が触れ、驚いて後ろに下がる。
深雪「先生!気配を消して忍び寄らないでください!」
?「僕は忍だからねぇ。忍び寄るのはサガみたいなものなんだけど」
深雪に忍び寄った男は九重八雲。古式魔法に分類される忍術の使い手だ。この寺の住職でもある。達也に襲いかかってる男達は彼の弟子達である。
深雪「今時忍者なんて職種はありません!」
八雲「チッチッチッ、僕は忍者じゃなくて由緒ある忍、忍術使いなんだよ?」
深雪「先生が古式魔法の伝承者なのは存じております。それなのに先生は……」
深雪は八雲に呆れながら言う。何かあったんだろうか。
八雲「それが第一高校の制服かい?」
深雪「はい。昨日が入学式でした」
八雲「そうかそうか。う〜んいいねぇ」
深雪「今日は、入学のご報告をと存じてまして……」
ありゃ?何やら空気が……
深雪「先生?」
八雲「真新しい制服が初々しくて…。清楚の中にも隠しきれない色香があって…」
なるほど、これが深雪が呆れている部分だろう。変態親父とでも言うのだろう。
深雪「せ、先生…?」
八雲「まるでまさにほころばんとする花のつぼみ。萌えいずる新緑の芽。そう!萌だ!これは萌だよ〜!」
八雲も指をあやしく動かしながら言う。当然深雪は
深雪「きゃぁぁ!!」
叫ぶ。しかし、妹大好きフリスキーのやつがそれをほっとくわけがない。そう
八雲「!」グルゥ ダンッ
達也「師匠。深雪が怯えてますので、少し落ち着いてもらえませんか?」
達也である。彼はいつも無表情であるが、今回は怒りが少し伺える。どれだけシスコンなのでしょうかな。
八雲「やるねぇ達也君。僕の背中を取るとはぁ!」
そこから師弟の稽古が始まった。しばらく続けてると二人は離れ
八雲「いやぁ…、もう体術だけなら達也君には敵わないかもしれないねぇ」
ダッ ガッ パシッ デュオォォン デュオォォン
どうやら八雲は忍術も加えてきたようだ。それに達也は抑えれ始めた。
八雲「この後僕の友人が来る予定があるけど、少し相手をしようか。さぁ、来なさい」
達也「師匠が始めたことですがねっ!」
八雲は達也を挑発し、達也はそれに乗っかった。
さて、結果を言うと、達也のぼろ負けだった。八雲は息が切れた様子はない。達也の師匠から一本取る日は遠いようだ。
深雪「大丈夫ですか?お兄様」
達也「あぁ、大丈夫だ。すまない、スカートに土がついてしまったな」
達也は起き上がり深雪のスカートに土がついた事を謝る。
深雪「いえ、お気遣いなく」
深雪は魔法を使用するための媒体『CAD』を取り出し、自分と達也の服の汚れを取り除く。するとあら不思議。土などの汚れが綺麗サッパリ取れてではありませんか。
達也「俺の服まですまない」
深雪「このくらいのことなんでもありません」
達也「それより師匠。友人とは誰ですか?」
八雲「ん?君たちも知ってる相手だよ。その教え子達も連れてくるみたい」
八雲がそう説明すると。
?「ウガァァァァ!!また見えんかった!」
?「まぁまぁ、それでも前より見えるようになってるでしょ?」
?「そうだけど……」
?「あの一瞬でそれだけ見えるだけ本当にすごいんだよ?」
?「嫌味にしか聞こえんわ!」
何やら叫んでる第一高校の制服を来た女の子に、黒い服を来た目を布で覆ってる男が現れた。
達也「(あれは現代最強と言われる魔法師、五条悟!?まさか彼が師匠の友人か…?それに抱えてる女子は…)」
深雪「釘崎さん!?」
釘崎「あ!深雪ちゃん!おはよう!」
深雪「お、おはようございます……ところで、なぜここに…?」
悟「それはね……」
?「やっと追いついた!」スタッ
?「トップスピードで来たが、流石に五条先生には劣るか……」スタッ
?「大人なのにお二人に負けた私はさらに劣ってるわけになりますが?事実ではありますが」スタッ
悟「おつかれサマンサー!思ったより早かったね!どうせ悠仁はほぼ身体能力だけでしょ?恵も前の僕よりちょっぴり弱い程度で十分強いよ。七海もスピードが全てじゃないんだから!」
後から来たのは悠仁、伏黒、七海である。順も左の通りだ。
八雲「ヤァ、悟君。久しぶりだね!」
悟「久しぶリットル!八雲は変わらないねぇ」
八雲「それはお互い様だよ」
深雪「あの……釘崎さん達はわかりますが、目を布で覆った方とサングラスをかけた方は?」
八雲「あぁそうか、深雪君は知らなかったね。僕と話してたのは五条悟君。軍に所属していて現代最強の魔法師と呼ばれてるよ」
悟「ハロー」
八雲「そしてサングラスをつけて方は悟君に準ずる実力を持った、つまり二番目に強いわけだね。七海健人君」
七海「はじめまして。今後ともよろしくお願いします」
深雪「現代最強に二番目……」
深雪は目に前に現代で一、ニを争うものがいて驚愕している。
達也「それで、なぜ虎杖達が現代最強の五条悟といるんですか?」
悟「あぁ、3人は僕の教え子なんだ」
深雪「ですが、彼らは魔法が苦手だった気が……」
悟「僕も魔法は苦手だよ?」
二人はその事に驚愕する。なぜなら現代最強の魔法師が魔法は苦手と言ったのだから。
八雲「彼らは現代魔法じゃなくて古式魔法の呪術使いなんだ」
深雪「なるほど!それで!」
悟「僕たちが使う呪術を使うための呪力はサイオンと相性が悪いだ。だからうまく今の魔法は使えない」
達也「古式魔法がここまで強いとは……」
悠仁「なぁなぁ五条先生、なんのようでここに来たんだ?」
悟「あぁ、ごめんごめん!まず、八雲は君たちを知らないから自己紹介してくれるかい?」
悠仁「まぁ、いいですよ。自分は虎杖悠仁!よろしくお願いしまーす!」
伏黒「伏黒恵。女みたいな名前だが気にしないでください」
釘崎「私は釘崎野薔薇!深雪ちゃんの友達よ!」
悠仁は自己紹介をした。八雲は悠仁の方を見て
八雲「なるほど、君が宿儺を宿した」
悠仁「あれ、宿儺を知ってるんですか?」
八雲「それはね。忍の間でも有名だからね」
深雪「あの……そのすくな……と言うのはなんでしょうか?」
八雲「宿儺はねぇ……」
八雲は悠仁の中にいる宿儺の事を話した。もちろん悠仁の中にいることも。
深雪「そんなのが実在したんですね…」
達也「俺も初めて知った…」
八雲「まぁ、ほぼ全部闇の中に葬られたからね。ところで悠仁君」
悠仁「はいなんでしょう!九重さん!」
八雲「うん、その宿儺君と変わってくれないかな?」
悠仁「構いませんが、なんでですか?」
八雲「どれくらい強いか知りたくてね」
悠仁「はぁ、わかりました」
悠仁は目を瞑り宿儺と交代する。
宿儺「ほう、貴様が俺と戦いたい忍か」
八雲「君が宿儺君だね?」
宿儺「そうだ。やるならさっさとやるぞ。まぁ、俺は本気でやれんがな」
八雲「へぇ、それは──
ドゴッ
──なんでかな?」
八雲は一瞬で近づき宿儺に足蹴りする。それは当たったが
宿儺「フン、こんなもんか。少し期待したがな」
八雲「ありゃ、全く効いてないか。本気で蹴ったはずだけどねぇ」
宿儺「俺からしたら全くダメだ。速さも力もこれなら素の状態の小僧が全然強い」
八雲「わぁすごいダメ出しをくらっちゃったねぇ。今度は君から攻撃してy」
スッ
宿儺「話してる暇があるなら俺に攻撃する事を推奨する」
八雲「やはは!全く見えなかったよ!僕もまだまだということかな」
宿儺「フン、興醒めだ。まだ呪術師とやった方が楽しい」
宿儺はそう言って悠仁と交代する。
悠仁「ただいまっす!あいつ何か失礼なこと言ってませんでしたか?」
宿儺『事実を言ったまでだ』
悠仁「やっぱり言ってるじゃねぇか!」
八雲「そうやって悠仁君の時はしゃべるんだね…」ホウホウ
深雪「あの……」
深雪は手を挙げ発言する。
深雪「そろそろ朝ごはんを食べないと遅刻してしまいますが……」
八雲「あぁ!ゴメン!深雪君!悟君から聞いててずっと戦ってみたくてね」
悟「あはは、八雲も気をつけてよ?彼らは学校があるんだから」
深雪「それでは朝ごはんを食べましょう!ですがすみません、五条さん達の分はなくて……」
悟「いいよいいよ!僕たちは食べてから来てるからね!」
悠仁「それに腹が減った時のサンドイッチを母ちゃんからもらってるし!」
悟「え、本当!?僕たちの分も!?」
悠仁「もちろんっす!」
悟「やったね!悠仁のお母さんのサンドイッチうまいんだよねぇ…!」
七海「それはわかります。パンに関してグルメな私も絶賛する味です」
釘崎「マジ美味いんだよね!」
伏黒「食えるなら欲しい」
どうやら悠仁の母親のサンドイッチは彼らに好評のようだ。
それぞれ朝食を食べ、達也と深雪は一回帰り登校する。悠仁達はせっかくだからと達也達と一緒に登校する事にした。そこで呪術の詳しい事を達也と深雪は聞いた。サイオンと相性が悪いことが気になるようだ。
学校につきホームリームまでの時間があった。達也は今時珍しいキーボード打ちで、カリキュラムの確認と受講の登録をしていた。
すると前の男子が話しかけてきた。
?「すげぇスピードだな」
悠仁「確かにな」
達也「お前は?」
?「あぁ、すまん。俺は西城レオンハルト。今時キーボードオンリーで入力するやつなんて珍しいもんで」
達也「慣れればこっちの方が楽だ」
伏黒「俺たちには無理だ。相当キーボードを打ってないと無理だ」
レオ「因みに得意な術式は収束系の硬化魔法だ」
達也「司波達也だ。俺も達也でいい」
レオ「OK達也。それで、得意魔法は何よ?」
達也「実技は苦手でな。魔工技師を目指している」
しばらく話し、悠仁達も自己紹介をした。途中エリカとレオが喧嘩するなどのアクシデントはあったが。
悠仁「俺は虎杖悠仁!魔法は苦手で得意なのはねぇな」
伏黒「伏黒恵。名前は気にするな。俺も魔法は苦手だ」
釘崎「私は釘崎野薔薇。私も魔法は無理」
レオ「へぇ、それはご苦労なこって」
悠仁「まぁ、モーマンタイだがな!」
レオ「ん?それは……」
キーンコーンカーンコーン
達也「予鈴なったぞ、レオ」
レオ「お、おう」
レオは座り先生が入りホームルームが始まった。
時間は経ち昼休み。
悠仁「よく理解できんかったけど面白かったな!」
美月「そうですね。私も魔工技師志望なので参考になりました」
達也「あぁ、なかなか有意義だったな」
レオ「あんな細かい作業俺にできるか……」
悠仁「俺は無理……」
伏黒「俺もだ……細かいのは苦手じゃないが、あれは無理だ……」
釘崎「やったら爆発する自信しかない……」
レオ「そういえば魔法が苦手でも問題ないってどういうことだ?」
伏黒「あぁ、それは……」
深雪「お兄様!」
伏黒が喋ろうとすると深雪によって遮られる。
達也「深雪」
深雪「御一緒してもよろしいですか?」
釘崎「もちろんよ!深雪ちゃん!」
レオ「えっと……誰?」
達也「司波深雪。妹だ」
レオ「へぇ〜」
深雪「はじめまして、司波……」
?「司波さん!」
ありゃ?遮ラッシュか?深雪が自己紹介しようとすると誰かに遮られる。
?「もっと広い所に行こうよ」
深雪の自己紹介を遮った彼は森崎。二科生を差別する典型的な人物だ。てか第一高のほぼ全員が差別している。
深雪「い、いえ、私はこちらで……」
森崎「えっ?司波さん……」
森崎は達也達の腕のエンブレムを見て
森崎「ウィードと相席なんてやめるべきだ」
エリカ「はぁ?」
流石のこれにはエリカもムカついたようだ。
「一科と二科のけじめはつけた方がいいよ」
伏黒「知らないのか?二科生をウィードと呼ぶのは校則で禁止されてると」
「ウィードをウィードと呼んで何が悪いのよ」
釘崎「はぁ……一科生でも所詮人間ということね」
「はぁ?どういうことだ」
釘崎「実技はよくても馬鹿ということよ」
「なんだと!」
深雪「あ、あの……」
伏黒と釘崎と一科生の間で対立ができ、深雪は狼狽える。
達也「深雪。俺はもうすませたから先に行くよ」
レオ「おい!達也待てよ!」
そう言って達也は妥協して自分が下がる方法をとった。レオ達は達也を追いかける。
時間は飛んで夕方。下校しようとするとまた森崎達バカ一科生に絡まれる。
美月「いい加減に諦めたらどうなんですか?」
森崎「僕たちは彼女に相談することがあるんだ!」
「そうよ少しの時間ぐらい……」
深雪「お兄様……」
達也「謝ったりするなよ深雪」
深雪「はい、しかし……」
達也と深雪は一歩離れたところで、エリカを中心にバカ一科生と口喧嘩しているのを見る。
釘崎「と・に・か・く!深雪ちゃんは兄の達也と一緒に帰りたいのよ。それをあんたらはなんの権利があって二人を引き裂こうとするんだ?」
深雪「の、野薔薇ったら一体なにを、何を勘違いしているの?///」
達也「深雪?」
深雪ちゃんは相当なブラコンのようですね。二人が兄弟じゃなかったら仲のいい夫婦になることだろう。まぁ、しがらみがなければの話ですがね。
釘崎の方はどうやらドンドンヒートアップしてるようだ。
森崎「これは1ーAの問題だ!ウィード如きが僕たちブルームに口出しするな!」
ここでウィードとは何かを説明すると、ウィードは雑草、ブルームは花という意味だ。一科生は将来咲き誇る花で二科生は咲けない雑草ということだろう。差別嫌だねぇ。
悠仁「ん?それはおかしい気がするぞ。入学したばっかでどれだけ優れてるとというんだ?」
美月「そうです!あなたたちが今の時点で一体どれだけ優れているというんですか?」
美月はそう啖呵を切る。だが、これを引き金にして空気はまずい方向に向かった。そもそもどうあがいてもこうなっただろうけど。
森崎はニヤッとし
森崎「どれだけ優れているか知りたいか?」
レオ「ハッおもしれぇ。是非とも教えてもらおうじゃねぇか」
伏黒「まずいな。止める準備をするぞ」
悠仁「オーケー!伏黒!」
釘崎「体術でいいならわかった」
悠仁達はいつでも止めれるように準備する。
森崎「いいだろう。だったら教えてやる」
森崎は拳銃型のCADを起動し
森崎「これが!才能の差だ!」
レオ「にゃろう!」
レオは森崎に向かって走り出す。
深雪「お兄様!」
達也は手を森崎に向けるが
悠仁「伏黒!」
伏黒「わかってる!玉犬『白』!」パッ
伏黒の影が揺めき白い狼みたいな犬が現れる。
グルルルルゥゥ
森崎「な、なんだこいつは!」
その時
?「やめなさい。自衛目的以外の魔法による対人攻撃は犯罪行為ですよ」
手をこちらに向けながらいうのは第一高校の生徒会長、七草真由美だ。
?「風紀委員の渡辺摩利だ。事情を聞きます。全員ついてきなさい」
CADに手をかけながらいうのは上記の通り風紀委員長の渡辺摩利。
達也は二人に近づき
達也「すみません、悪ふざけが過ぎました」
摩利「悪ふざけ?」
達也「はい、森崎一門のクイックドロウを有名ですから、後学のために見せてもらうつもりでしたが、あまりにも真に迫っていたもので、思わず手が出てしまいました」
その達也の言葉に森崎は驚く。
摩利「では、その白い狼はなんだ?」
伏黒「すみません、威嚇のために顕現させた俺の式神です」
摩利「式神……そうか、古式魔法か」
達也「はい、威嚇目的なので問題ありません」
摩利「そう、ごまかしが得意なようね」
達也「誤魔化すなんてとんでもない。自分はただの二科生です」
伏黒「俺も古式魔法が使えるだけの二科生です」
説明しよう!国立魔法大学附属第一高校。この学校に入学を許されたこと自体、魔法という希少な才能を認められたエリートである。中には古式魔法などの例外もあるが。しかし、この学校にはくだらないことに入学の時点から優等生と劣等生が存在する。
なお、森崎は屈辱に顔を歪ませ達也を見ている。
今日はここまで。
伏黒について調べましたが、一回破壊された式神は二度と顕現できないとありますが、これは宿儺達による魔改造で撤廃します。ですのでご都合主義もタグに追加しました。
悟と八雲が友人ということにしました。忍術と呪術は日本に存在するものですしね。これには陰陽術も入りますかね?呪術廻戦において呪術が陰陽術の代わりを担う感じですが。
さて、次回は達也の風紀委員入りです。悠仁達も何かさせようかな。
では、お楽しみに〜んじ〜ん!