あまり深く考えずに読んでいただきたいです。
何か問題があれば教えていただけると助かります。
誤字脱字等ありましたら教えてくださると嬉しいです。
登場人物たちの話し方はわたしの聞いたことのあるもののごちゃまぜなのであまり気にしないでください
夕方 黄昏 日が沈んだなら また君に会いに行こう
揺らぐ景色は 懐かしい場所 思い出すはあなたとの日々
君は何時でも 長い袖ひらめかせ 花畑の中 妖精のようだったね
あなたは何時も 広がる裾をひるがえし わたしを見て 笑ってたよね
君と話す言葉 いつの事
もう分からない 遠い過去の記憶
あなたの言葉 懐かしい
心に刻まれた わたし達の思い出
やまぎわ 霞 星がかがやいたなら 君にサヨナラを言おう
揺らぐ景色 空の霞に 消えてゆく あなたを忘れる 時が来る
君の声 君の顔 僕が気づけば 夜空の彼方に消えゆくもの
あなたと繋いだ手の温もり 気付かぬうちに消えゆくもの
僕の言葉 昔の言葉
友を願った 幼きあの日
わたしが告げた いつかの事
あなたの幸せ 祈ったいつか
どうして 黄昏 君の事 浮かび 霞に忘れてしまうのか
(僕は君をずっと覚えていたいのに)
境界揺らぐ 黄昏に わたしはあなたを思い出す
(わたしはあなたを思い出してはいけないのに)
いつの日か 君を忘れない そんな日が
いつの日か あなたを思い出さない そんな日が
そんな日がきますように
そんな日がきませんように
……………………
オレンジ色の空の下で子供の笑い声が響いている
そこには紅藤色の着物に身を包んだ少女と月草色の袴を身にまとった少年がいた
……………………
「ねぇ、何しとるん?」
少年_
「暁くん、いつ来よったと?」
紫乃は振り向き驚いたように暁に答えた
「さっきからずっとおるに、紫乃ちゃんぜんぜん気づかんもんやから何やっとるか気にのうてるんよ。ねぇ、紫乃ちゃんさっきから何しとるん?」
暁は紫乃に答えつつ、もう一度質問した
「そやったの?ごめんね。ほらそこにうさぎがおるけぇ見とったんよ。可愛いやろ?こない近く来るんは珍しか目ェ話せんかったんよ。」
紫乃は暁にそう告げながら少し先を指さしている
「どこにおると?僕からは見えんよ」
暁は紫乃が指す先を見てから言った
「え?おかしかねぇ。あそこにおるに。ほらあそこや、あそこ。木の下や。そこで三羽休んどるよ」
紫乃は暁が言ったことに不思議そうにしながら、うさぎがどこにいるかを説明した。
「うーん?やっぱり僕からは見えんよ。木の下になんてなんも見えん。あるのは草だけや」
暁がそう告げると、紫乃は真っ青になって慌てて暁の手を引き、そこを離れていく
「わぁ!紫乃ちゃん急にどないしたと?顔真っ青やよ。」
暁は急に引かれたことと、紫乃の顔色に驚き手を引かれたまま紫乃に急にどうしたと尋ねた。
「何でもなか。気にせんといて、うさぎがどっか行ってもうただけや。ここは暗いけ、それで顔が青く見えるだけや。わたしはなんもないよ。大丈夫や。あっちで遊ぼ」
紫乃は早口でまくしたて、そのまま暁を連れていつも二人で遊んでいる花畑まで止まることも振り返ることもせずに歩いていった。
暁は不思議そうにしていたが、紫乃が気にするなと、大丈夫だと、そういうのならそうなのだろうと思い、いつものように花畑で紫乃と遊びだした。
………………
数年後
……………………
「紫乃ちゃん、遊ぼうや。」
花畑で暁が紫乃に声をかける
「暁くん、やっと来たと?いつもより遅かったね」
紫乃がからかうようにしてそう暁に言う
「ごめん、うさぎがおったけ脅かさんようそうっと来たんよ。」
暁がそう紫乃に告げた
「うさぎ?どこにおったん?」
紫乃は不思議そうに尋ねた。紫乃が来た時には見かけなかったからだ。
「ほら数年前に紫乃ちゃんがうさぎがおるって言っとった木の下や。そこに一羽おったんよ」
暁が懐かしそうに話す
「あん時は、俺は見れへんかったねぇ。数年たっとるし、紫乃ちゃんと同じうさぎかはわからんけど見れて嬉しかよ。」
楽しそうにそう笑って話す暁に対して、紫乃は真っ青になった_あの時のように
「暁くんうさぎが見えたと?あの木の下にうさぎが見えたと?」
震える声で紫乃が尋ねる
「?紫乃ちゃんどないしたと、真っ青やよ」
心配そうに聞いてくる暁に紫乃はもう一度尋ねた
「そんなことどうでもよか。それより、ほんとに見たと?他んとこじゃなかとか?」
あまりに必死に紫乃が聞いてくるので暁も不安になりつつ答えた
「間違いなかと。あそこで見たんよ。どないしたん?あそこで見たらあかんの?」
暁がそう尋ねるが、紫乃か絶望したように瞳を暗くしている
そして
「暁くん、もうわたしのとこ来たらだめや。明日からは来んで。」
と告げた
「な、なんでや?なんでいかんと?」
暁は驚き紫乃に尋ねる
「何でもや。絶対に来たらだめやよ。それに来ても会えんよ。」
紫乃は強い口調で暁に告げる
「なんで会えんと?おかしやろ?今までずっと一緒に遊んでたやろ?こんな急に……」
暁は泣いてるような怒っているような調子で紫乃に尋ねる
紫乃はそれには答えずこう言った
「わたしももうここにこん。今日で最後や。暁くん、わたしのこと忘れや、ううん」
紫乃はそこできり首を振ると息を大きく吸った
「妾の名におきて告げる。この時を忘れよ」
と告げた
「紫乃ちゃん?何言っとっと?」
暁は震えた声でそう尋ねた
「何でもなか。ほらもう日が暮れる。帰らんと。」
紫乃は優しくそう告げると暁の手を引き歩いてゆく。
「紫乃ちゃ「暁くんなんも言わんといて」…わかったよ」
暁が紫乃に話しかけようとしたが、紫乃が遮った。その声があまりにも苦しそうな悲しみに満ちた声だったため、暁は今日はもうこれ以上何も言わないことにした
紫乃に手を引かれて鳥居の前まで来た二人は、いつものように向かい合い、さよならと言って別れた。
紫乃は去っていく暁の背中が見えなくなっても鳥居の外を見続けていた
家に帰った暁は家族にただいまと言い、夕餉を食べ寝ようとした時ふと思った。
……俺は夕方どこで何をしてたんだっけ
……………………
それから二人は黄昏時になると毎日互いのことを思い出し、夜の帳が落ちれば暁は忘れるという日々を送ることになった
……………………
「暁くん、ごめんなぁ。そばにいたいけど、いれんのや。こんな酷いやり方してごめんなぁ。」
「これ以上一緒にいたら、暁くんが死んでしまう。」
「神であり、幽世に生きるもののわたしと一緒にいたから暁くんの魂が幽世に近づいてしまったんよ。」
「きゅい、きゅ〜」
「あぁ、助かったよ。ありがとう。お前のおかげで」
_お前のおかげであの子にが幽世が見え始めてるのがわかった
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この物語は神である少女と人である少年の幼い友情の話です(わたしはそのつもりで書きました)
少年が少女に別れを告げられたのは一様7歳ぐらいのイメージです。
前半は歌詞風にして少年と少女が黄昏時に思い出す思い出と互いのことをどう思っているかを書いたものです。
無い方がいいですかね?一様具体的な文字にしたのはこっちが先なので最初に書いてあります。
感想いただけたら嬉しいです!