TS転生して、貰ったチート能力はカスケード・ハート 作:うまっ♪
・仲良くなる前。
ーー自販機前
「しまったな」
「どうした? カスケード」
「ルドルフか、実は自販機でココアを買おうとボタンを押そうとしたタイミングで、俺のスマホに通知がきてな。そっちに気をとられて、自販機のボタンを押し間違えたんだ。しかも押したボタンはブラックコーヒーのボタンだったんだ。まいったな」
「なるほど。カスケードはコーヒーが駄目だったな」
「ああ、そうだ。……仕方がない。チームの部屋に戻ったら、ミルクと砂糖を入れて、カフェオレにして飲むかな」
「ふむ、カスケード」
「なんだ? ルドルフ」
「私もちょうど、飲み物を買いに来たんだ。ココアを買うから、そのコーヒーと交換しないか?」
「いいのか?」
「ふっ、気にするな」
ーー少し離れた柱の影。
「ぐぎぎぎぎっ!! カスケードめえぇぇぇっ!! 会長に奢ってもらった上に仲良く話してる! お、おのれえぇぇぇぇっ!!」
「まったく、最近会長と話が出来ないからと言って、何をやっていますの、テイオー」
メジロマックイーンがトウカイテイオーを呆れた目で眺めていた。
★★★
・そこまでなのか?
ーートレセン学園 食堂
「酷い、こんなのあんまりやぁっ!」
「タマモクロス、落ち着け」
「落ち着けるか! カスケード! 楽しみにしていたのに、あんまりや! ああ、ウチは決めたぞ!」
「もぐもぐ、旨い。奢ってくれてありがとうカスケード」
「オグリ、お前は本当にマイペースだな」
「駆逐してやる! ウチは【広島風】お好み焼きを駆逐してやるんやー!!!」
「はぁ、関西人がいるのに、安易に移動屋台の【広島風】のお好み焼きを差し入れにしたのは失敗だったな」
カスケードは小さく溜め息をついた。
★★★
・やる気↑の為に、飴を皆に配るとこうなる。
ーートレセン学園 正面玄関ホール
「うっらら~!」
「地味な訓練だが、良くやれているな。ハル」
「うん、頑張ったよ!カスケード!」
「では、これを食べるといい。美食雑誌No.1にて特集を組まれた三ツ星レストランの会員限定販売のSPニンジンゼリーだ」
「はわわわわっ!? いいの?!」
「もちろんだ、ハル。そして、強くなれ。俺を滾らせるほどに」
「あ、カスケード」
「麗か、どうした?」
「貴女に請求書が届いたわ」
「ふむ? あ、……麗」
「何?」
「海外の賞金が高い、草レースのスケジュールを教えてくれ。ちょっと行ってくる」
「契約トレーナーの助手なのだから、副業は駄目に決まってるでしょう!」
★★★
・タマモクロスの驚愕
ーートレセン学園 食堂
「か、カスケード! じ、自分、食べてるものはまさか!?」
「タマモクロス?」
「お、おおっ、お好み焼き定食かっ?!」
「あ、ああ、正確にはお好み焼きと別売りのごはんと味噌汁などを買っただけだが」
「いやぁっ! 驚いた! こっち来てから、周りからそれは、おかしい! ありえない! って、散々言われたからな!」
「あー、確かに昔言われたな」
「オグリ以外にもおったとは、広島風お好み焼き買うてきた時は、しばいたろうかと思うたけど、分かってるやないか、自分!」
ーー数日後、トレセン学園 食堂
「な、ななな! 馬鹿な?!」
「ん、タマモクロス?」
「か、カスケード、じ、自分なに食うてんねん!?!?」
「え、ああ、ラーメンライスだが?」
「ーーあり得へんわぁっ!! なんやその食い合わせはぁっ!?」
「いや、それ言うなら、お好み焼き定食も似たような「あれと一緒にすなーっ!!!」」
「えぇー……」
「う、裏切ったなっ! ウチは信じていたのにぃっ!」
この後、目茶苦茶タマモクロスに勝負を挑まれ、カスケードはレースに勝利。
カスケードは好きな物を好きなように食べても、タマモクロスは文句を言わないと約束させたのだった。
昔、身内の食べ物論争は本当に大変でしたねぇ。
後、たこ焼き定食も食べたことあります。子供の頃。
地域さがあって、面白いですよね。食べ方。