これは、切札ジョーが出会ったとある少女との物語。それは甘く、苦く、切なくそれでいて美しい、子どものジョーには少し早い恋。これは甘く少し大人なデュエルマスターズ。

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こんにちは、今回は短編です。デュエル・マスターズは自分も大好きです。今でもやっています。ちなみに使っているのは零龍ザーク。それではどうぞ!時系列は超天編の10話くらいからです。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかでの二次創作

「ベル君が闇の剣士なのは間違っているだろうか」もよろしくお願いします。


切札ジョーの初恋

「いっけえええ、ヤッタレマンでダイレクトアタック!」

 

「ウワァァァァァァァ!!!ちくしょおおおおうううう!!!またジョーに負けた!!」

 

ここは埼玉県川越市、ゲームセンターで最新のカードゲームステージで後ろ髪が黒く、前髪が金髪でDと書かれた少年、切札ジョーは今日もデュエマにいそしんでいた。

 

デュエルマスターズ、略してデュエマ、とあることでここの川越市を中心に全世界で広まっている大人気なカードゲームだ。デュエマのルールはプレイヤーが最初に五枚おかれたシールドをクリーチャーと呼ばれる、まぁ例えるならポケモンのようなものでありそれと同時に呪文というものを駆使しながら攻撃してシールドを割り最後にプレイヤーにダイレクトアタック、つまりとどめを刺せば勝ちというゲームだ。他にもいろんな種類のカードがあり「城」や「クロスギア」など様々だ。

 

今日もデュエマは全世界を熱くしていた。しかしこのカードゲームはそう単純なものでは無い。

 

「ジョー様、遊ぶのもいいですが、少しはお勉強もしたらどうです?」

 

「分かっているよ、デッキ-」

 

ジョーのクビに垂れ下がっていってしゃべるデッキケースはデッキ-、クリーチャーワールドから来たデッキケースだ。デッキーはジョーの描いた絵を本物のクリーチャーにできる。

クリーチャーワールドについても話そう。

 

クリーチャーワールド、このカードゲームに出ているクリーチャーが住んでいる場所である。実はデュエマにでているクリーチャーは架空のものでは無い。クリーチャーは実在している。それぞれ火文明、水文明、自然文明、光文明、闇文明の五つの文明によって一つの星のバランスが保たれている。その中で一つはずれているのがジョーカーズだ。この星は独立しているためどの文明にも干渉されない。そのためデュエルウォーリアもここに入れるときがある。

 

デュエルウォーリアについて説明しよう。デュエルウォーリアは人間が住む星、地球に侵入することである。これは最大の禁忌であり、犯せば真のデュエルによってデュエルマスターズ候補によって殺される。

 

デュエルマスターズ候補とは全ての文明の統治を許される者の候補、カードのレアリティの一番上、マスターレアを操る者である。マスターレアはデュエルマスターズだけが持つ特別なカードである。その能力は史上最強クラス。引けばどんな逆境も乗り越えられると言うほどだ。

 

真のデュエルとはデュエマで自分の命をかけた戦い。真のデュエル専用の場所でクリーチャーが実体化をする。地球では遊びのカードゲームだが真のデュエル場では殺し合い、いや、これが本当のデュエルマスターズなのだ。まぁジョーは例外でジョーカーズ、ジョー星に送るか、クリーチャーワールドに帰らせるようにしている。とまあそれでもジョーは今日もデュエマ三昧なのである。

 

「ですがジョー様、遊ぶのもいいですが闇文明のことも対策しなくては」

 

「うん・・・俺も気になっているよ」

 

ここ最近、ジョーの親友水文明のデュエルマスターズ候補キャップから水文明が闇文明によって滅ぼされると告げられ対策をしている。事実今はそこまで変化は無いが向こうも何してくるか分からない。下手に攻めたら殺される恐れがあるため今は様子見という状態だ。

 

「キャップのふるさと、守らなっきゃね」

 

「ええ、キャップ様もアア見えてきっと心配しているでしょうからね」

 

「うん・・・」

 

キャップは何時も笑っているが自分のふるさとが無くなるのは誰だってこわいものだ。それは誰だって分かる。特に人一倍の優しさを持つジョーはキャップの笑っている顔にジョーは胸を締め付けられていたのだ。

 

「キャップ・・・」

 

そうしてうつむいていると・・・

 

(グゥウウウ・・・)

 

ジョーの腹が鳴った。

 

「ジョー様・・・」

 

「エヘヘ・・・」

 

ジョーは顔を赤くしておりデッキ-はあきれ顔もしながらやれやれと首を振っているようだった。その首は無いようにも見えるが・・・

 

「じゃあ、親父のところのラーメンにでも食いに行こう!」

 

そうしてジョーは何時も世話になっているラーメン屋に行こうとしたその時だった。

 

「アレ・・・?」

 

何時もの道ばたで人が倒れていた。急いでジョーは駆け込む。

 

「大丈夫ですか?!」

 

「誰か・・・食べ物を・・・」

 

「大丈夫そうじゃないね!どうしよう!!」

 

サングラスをかけフードをかぶっており顔は覆面により分からなかったが声が女性のようだった。焦りながらもどうしようと考えるジョーだが急にパニック状態だったので焦りながらグルグル走り回る。その時ジョーは何かをひらめいたように彼女を背負い始める。

 

「ウ・・・持てないほどじゃないけど・・・重い・・・」

 

そう言いながらも運ぼうとする。その時女性はかすれそうな声でジョーの耳元でささやく。

 

「すいません・・・わざわざ・・・」

 

「だい・・・じょう・・・ぶ・・・そろそろ付くから・・・」

 

そして暫く運びようやくジョーの何時ものラ-メン屋についた。そして慌ただしく扉を開ける。

 

「親父!!ラーメン二つ!!」

 

「おう!旦那・・・ってアレ?そいつは・・・」

 

「なんか倒れていたからほっとけなくって、腹減ったと言ってたから・・・」

 

「分かった!座れる体力がありそうならそこで座れ・・・とりあえず用意してくる」

 

そして座れるか聞いてみたところ大丈夫らしいのでとりあえず座らせた。ラーメンのスープのぐつぐつと煮込む音が聞こえる。そこに覆面の女性は話しかけてきた。

 

「ありがとうございます・・・優しいのですね・・・あなたは」

 

「大丈夫だよ、イヤ正直焦ったけど。まさか道ばたで倒れているなんてさ・・・どうしたの・・・?」

 

「すいません、探していた人がいたんですが見つからず、財布を落としてしまいまして・・・」

 

「そうだったんだ、今回は俺がおごるよ。」

 

「では、お言葉に甘えさせてもらいましょう」

 

そう言ってラーメンができるのを待つ。ジョーからしてみれば顔がとても気になった。サングラスは似合っており、声は妖精のようにそれでいてかっこいい・・・そんな感じだった。「ヘイ!お待ち!!」

 

暫くしてラーメンができた。今回、ジョーはワンタン麺。これはジョーが基本何か嬉しいことがあった時のこと。この店主は人の顔を見てラーメンの種類を決める。一方覆面の女性には・・・

 

「これは・・・?」

 

麺とスープが分かれており奥の皿にチャーシューやメンマ等の具材が盛ってあった。

 

「つけ麺というヤツだ、そのタレに具材と一緒に麺をつけて食うやつだ・・・外国人の口に合うかどうか知らんが食ってみてくれ」

 

「え?!親父この人外国人だって分かるの?」

 

ジョーが驚きの表情で店主をみる。店主はそのまま続けた。

 

「ああ、俺はラーメンを食うやつは気持ちをみて作る。もちろんそれで人種が分からないと話にならねぇ。まぁラーメンを食うにも何処の国の奴でも変わらねぇがな」

 

「「へぇ~・・・」」

 

店主の言葉になぜか関心してしまう二人である。そこに店主はフォークを覆面の女性に差し出し厨房に戻る。

 

「まぁ食ってけ・・・早くしねえと伸びてしまうぜ」

 

「うん、いただきます!!」

 

そう言ってジョーはラーメンをすすり始める。それをみて覆面の女性も口元の覆面を外す。そしてフォークで麺を絡めさせつゆにつけ食べる。

 

「おいしい・・・」

 

食べた瞬間、覆面の女性は初めての食べ物に興味津々だった。そして具材も口にする。

その様子はとてもおいしそうだった。それを見てジョーも口角が上がる。サングラスからも分かるようにおいしそうに食べていたのでジョーは少し可愛いと思えてしまった。

 

「ごちそうさまでした」

 

「じゃあ、親父、金おいとくよ」

 

やがて、全部食べ終わり金を払いジョー達は店を出るときだった。

 

「嬢ちゃん、ちょっといいか?」

 

「・・・何でしょうか?」

 

店主がリューのことを引き留めたのだ。呼び止められた途端覆面の女性は少し警戒している様子だった。それを店主は気にせず続ける。

 

「何か迷いがあるならはっきり言えよな・・・そうしないと人はいつか壊れる。それだけは忠告しておくぜ・・・」

 

「迷い・・・私が?」

 

そこに女性は少し語気を強めた。

 

「ああ、お前には迷いがある。顔にはっきり映っている。さっきのも迷いがあるからつけ麺にしたんだ」

 

そう言って店主は女性に向けて少し目を開く。

 

「人ちゅうのは複雑なんだ、本人に迷いという自覚は無けれども無意識に思っている。そうであるからこそ誰かに助けを求めなければならないんだ・・・それに」

 

そう言って一呼吸付く。そして店主はこう言い放つ。

 

「お前さん・・・今にも壊れかけじゃ無いのか」

 

店主がそう言った途端覆面の女性は鼻で笑った。

 

「ふふ、ご忠告ありがとうございます。ですが、私は迷ってもいなければ壊れていない。私はこの選択に後悔をしてはいないのだから・・・」

 

そう言って店の扉を閉める。店主は顔をしかめながらラーメンを作る。そして・・・

 

「ジョーの旦那・・・これから大変になりそうだぜ」

 

そうつぶやくのだった。

 

「ありがとうございます・・・おかげで三日間は大丈夫そうです・・・それでは・・・」

 

暫くラーメン屋からでた後女性はジョーにお礼を言いながら去ろうとしていた。そこにジョーが引き留める。

 

「待って?あのさ・・・探している人がいるんだよね?」

 

「はい・・・?」

 

それを聞き彼女は首をかしげる。そしてジョーは少し顔を赤くしながら口を開いた。

 

「じゃあさ・・・俺も一緒に連れてってもらっていい?俺、ここ詳しいから」

 

そう言った途端少し彼女は悩んでいるようだった。暫くして彼女は口を開く。

 

「分かりました、お言葉に甘えようと思います」

 

そうしてジョーは「パァ・・・」と笑顔になり手を引いた。ちなみにこの時彼女が赤くなったのは内緒である。

 

「ア・・・あの!」

 

「早く、早く!ここ楽しいことがいっぱいだから!!」

 

そう言って川越町に入っていった。それからは二人にとって最高の時間だった。ジョーは着いた途端真っ先に紫芋のソフトクリームを買って彼女に渡した。ちなみに彼女自身この食べ物は、知ってはいたが紫芋は知らなかったようだ。初めて食べたとき目を輝かせたほどだ。観光地にも行き楽しんでいた。なぜかお化け屋敷に行ったが逆にジョーが彼女にしがみついていていた。その時周りの観光客は少し浄化されたとか・・・・彼女自身も何やら楽しんでいたようで笑っていたときもあった。この時だけ時間は経つのが早く感じていたようだった。

 

「今日は楽しかったねぇ~」

 

「はい・・・何か目的とずれていますが・・・」

 

暫くお互い手をつなぎながらジョーの帰り道を歩いていた。ちなみにジョーの身長はジョーの同学年のほとんどのクラスメートより小さい。だからだろうか彼女は手をつないでいる。少し彼女は不思議そうだったが・・・

 

「ねえ、さっき何か親父と話していたけど何かあったの?」

 

急にジョーは店主と何かあったのか聞いてきた。

 

「どうしたのですか・・・急に」

 

「いや、店からでた後さ・・・少し怖そうな顔をしていたから・・・それにつけ麺だったし・・・」

 

そう言って手が震える。それにしまったと言う顔をしていた彼女は落ち着かせる。

 

「大丈夫ですよ・・・ただ少し頭が痛くなったので・・・それに私が悩んでいるなんてありません」

 

「そう・・・?」

 

そう言って彼女は笑う。暫く歩くとジョーはとある事を提案した。

 

「あのさ、ちょっと寄り道いい?」

 

「え・・・まあいいですけど」

 

「それじゃあ決まりだね、連れて行きたい場所があるんだ」

 

「え・・・ちょっ!」

 

そう言ってジョーは彼女の手を引っ張る。そして暫く走ると公園に着いた。そして階段を上がる。

 

「一体ここに何が・・・」

 

すると彼女は足を止めた。そこにはここでしか見られない景色があった。夕焼けの光が街を照らす。そこに反射してまるで海のような光景だった。標高が高いのか少し風も吹く。

 

「きれい・・・」

 

「でしょ?ここ、俺たちがよく遊んでいた場所なんだ・・・今でもね・・・」

 

「そうなんですか・・・」

 

そう言って彼女は見とれて立ち尽くす。

 

「この場所にもこういう景色があるなんて・・・」

 

そう言って暫く近くにあるベンチに座っている。暫く見とれていくと強い風が吹いてきた。

 

「あっ・・・」

 

「大丈夫・・・って・・・」

 

その瞬間サングラスが取れた。吹き飛んだのかサングラスは地面に落ちる。更に覆面も外れた。

 

「え・・・?」

 

ジョーは立ち尽くした。ラーメンを食べているときは少し口元をみたがサングラスで顔全体は見えなかった。しかし今の彼女は素顔だ。その顔は細く瞳は青くそこにフードの隙間から見える緑色の髪。妖精のような白い肌。そんな美少女が目の前にいたのだ。不意にジョーは顔を赤くする。彼女も顔を赤くしてサングラスを着け、覆面を着け直す。

 

「すいません、わざわざ・・・」

 

「イエ・・・こちらもすいません・・・」

 

暫く恥ずかしかったのか二人は互いに顔を背いた。暫くして女性が話しかける。

 

「そう言えば、名前言っておりませんでしたね・・・私はシュタイフェ・ブリーゼ・・・あなたは・・・?」

 

「え・・・ア・・・俺?俺は切札ジョー!勝と書いてジョーだよ!」

 

「切札・・・・・・ジョー・・・?」

 

そう言った途端笑顔の彼女は一瞬凍った表情で見つめた。

 

「どうしたの・・・・」

 

「イエ・・・何でもありません」

 

そう言って表情が軽くなった。やがて鐘の音が鳴る。

 

「あ!もう帰らないと!!デコちゃんに怒られる!!」

 

「デコちゃんって?」

 

「ああ、俺の母ちゃん!父ちゃんがデコちゃんって呼んでいたから俺もそう呼んでいるんだ」

 

「そうなんですか・・・」

 

それを聞いた後彼女も分かれようと思ったが何かを思い出したようで頭を抱えていた。何やら冷や汗をかいていたようだ。

 

「どうしたの?」

 

「イヤ・・・その・・・」

 

「あ、もしかして・・・・・」

 

その途端ジョーは何かを察した。そう、彼女は財布をなくした。と言うことは肝心のホテル代が無い。流石のジョーもホテル代を出せる金など無い。と言うことは完全にホームレス状態というわけだ。しかも季節は秋、夜は気温が下がるため

 

「どうしよう?!このままじゃ~!」

 

「あの・・・私は大丈夫なんで・・・これくらい平気です」

 

「そうも行かないよ!このままじゃ風邪を引いちゃうし・・・」

 

そしてジョーは公園の周りをグルグルと回りながら悩んでいた。そして暫くするととある事をひらめいた。

「いいこと思いついた!」

 

「へ・・・?」

 

そしてまたジョーは彼女の手を引く。急いで走りたどり着いたのはジョーの家だった。

 

「あら、ジョーお帰り。アレ、その娘は?」

 

「うん、道ばたに倒れていて連れてきた・・・財布を落として泊まるところないんだって・・・」

 

「アラァ・・・」

 

「それで暫くうちの店に泊まらすことはできないかな?」

 

そう言ってジョーの母、ルルは暫く悩みこむ。そこに何か閃いたような感じで笑顔を浮かべた。

 

「じゃあ、もううちにしちゃう?流石にもう遅いし、夜中女の子一人も危ないわ」

 

「「え・・・?」」

 

そう言った途端二人は呆気にとられる。そしてルルは二人の腕を引っ張り家に入れた。

 

「「ええええええええええええええええ!!!!!」」

 

突然の事で家の中で二人の絶叫が響き渡るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とんでもないことになってしまいましたね・・・」

 

「うん・・・」

 

二人は現在寝床で布団を敷いている。ルル曰く・・・

 

「ジョーは小学生だし大丈夫でしょ?それに・・・これはいい展開になりそうだしね」

 

と言って同じ部屋にしたという。これにはジョーは反対したが彼女は少し考えてOKと言うことにしたのだそう・・・

 

「まぁ私も平気です・・・ジョーさんって10歳でしたよね?」

 

「え・・・ア・・・はい」

 

「なら平気です、どうせなら一緒にお風呂入りますか?」

 

「いいえ!大丈夫です!!お先にどうぞ!!」

 

そう言ってとりあえず彼女は風呂に入る。暫くして彼女が、出た後ジョーが入り二人は風呂に入り終わる。

 

「にしても本当に助かりました・・・ありがとうございます」

 

「イヤ、大丈夫だよ・・・にしても良かった・・・急に道ばたに倒れているときはどうしようかと思ったよ」

 

「フフ、お恥ずかしい限りです」

 

そう言って二人は笑う。彼女の耳にはヘッドフォンを付けている状態だ。ふとジョーは気になり声をかける。

 

「ねえ、何を聞いているの?」

 

「え・・・?」

 

「イヤ・・・何聞いているのかなって・・・気になって聞いただけ、」

 

「そうですか・・・まあ、なんて言うのでしょうか・・・寝る前に聞くと落ち着くのです・・・」

 

「そうなんだ・・・」

 

そうして音楽を聴いている。その姿にまたジョーは見惚れる。短髪で緑髪の大人びている女性。そしてその奥の瞳は青く妖精のようだった。この瞬間ジョーは彼女を見ただけで意識してしまうほどだ。そこに彼女はジョーに声をかける。

 

 

「ジョーは明日学校なのでしょう?そろそろ寝た方がいいですよ」

 

「ア・・・本当だ!じゃあ俺は寝るね、電気はつけといた方がいい?」

 

「大丈夫ですよ・・・私ももう寝ますので」

 

そう言って彼女は電気を消す。

 

「それじゃお休み」

 

「お休みなさい」

 

そして二人は眠りにつくのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寝たか・・・」

 

突然彼女は起き上がり懐中電灯を付ける。そして・・・

 

「ここにも無い・・・」

 

ジョーの部屋を荒らし始めた。しかし金品目当てではなさそうだった。

 

「ゲジスキ-が言うには彼が持っているはずだが・・・となると・・・」

 

そしてジョーの方を見る。やがてシュタイフェはジョーに近づく。そして・・・

 

「悪く思わないでください、ジョー・・・私には大切な仲間がいるのです・・・」

 

ジョーの体に馬乗りにして首に手をかける。そして首を閉めようとした・・・

 

「・・・ッ!」

 

首を絞めようとした途端ジョーとの記憶がフラッシュバックしてきた。そこで彼女は首を絞める手を止めた。

 

「イヤ・・・私は決めたのです・・・今更・・・」

 

そこで更にある記憶がフラッシュバックしてきた。雨の中自分を拾った友人のことを、暖かく向えてくれた仲間、そして彼女を心配し、死闘を共にした人・・・

 

「私・・・は・・・」

 

そうして彼女は涙を流す。

 

「何を私は・・・まあいい、奪えばいいなら実力行使で行けばいい」

 

そして彼女は涙を拭い、布団に入る。そして明日に向けて準備するのだった。

 

 

「ジョー!朝よ、起きなさい」

 

「は~い」

 

「ジョー、早くしないと遅刻しますよ・・・」

 

そして朝を迎えた。ジョーはだるそうに起き上がる。彼女もジョーの近くに寄り肩を触る。

 

「ヒャ・・・ッ!」

 

それに過剰反応して大きな声で悲鳴を上げる。

 

「すいません、大丈夫でしたか?」

 

彼女は申し訳なさそうにしていたがジョーは大丈夫では無いようだった。何やら顔が熱くなっていた。

 

「ジョー?」

 

「大丈夫!大丈夫だから////」

 

彼女は首をかしげるがジョーは早く台所に向かう。そしてテーブルの上にはカレーパンが大量におかれていた。

 

「何ですか・・・?これ」

 

「はは、うちの父ちゃんは大のカレーパン好きでね・・・それで朝飯は何時もカレーパンなんだ」

 

「そうなんですか・・・あ、おいしい」

 

「早速?!」

 

そう言ってあっという間に平らげてしまった彼女であったがジョーはため息をついた。暫くして食べ終わる。そしてランドセルを背負いジョーは学校に向かおうとしていた。・・・ガ・・・

 

「ジョー?今日は確か祝日だったけど・・・」

 

「え・・・?本当だー!」

 

よく見たら今日は祝日だったことに気がつく。そしてがっくりとする。

 

「ジョー?」

 

「休みか・・・じゃあどうしようか?探し人でも探す?」

 

「あ、じゃあお願いします。少しよりたいところもあるので」

 

そう言って笑いかける。そしてジョーは準備をして玄関の前に向かう。そして外に出る。

 

今日も街に向かう予定だった二人は町の方に向かい歩く。その時だった。

 

「ジョー、少しいいですか?」

 

「・・・?どうしたの?」

 

シュタイフェがジョーに声をかける。そして手を引いた。

 

「ド・・・どうしたの?」

 

少し過剰反応をしたのかジョーは赤くなる。暫くしてついていったがやがて人気の無いところに移動した。

 

「ねえ・・・ここ、少し怖くない?」

 

そう言ってジョーは震え出す。そこに彼女はジョーの方を振り向くと・・・

 

「・・・ッ!何をするの?!」

 

突然ジョーに木刀を振り殺す勢いで襲いかかったのだ。ジョーは問いただすが彼女は止まらない。それよりか彼女のスピードは常人を超えていた。何とか避けるがそれでも傷が少し付く。

 

「ジョー、貴方のドラゴンを渡していただきたい・・・」

 

「・・・ッ!まさか」

 

「察したようですね・・・私は闇文明の刺客です。貴方を探しここまでやってきました。」

 

「・・・ッ!」

 

それを察したのかジョーは絶望の顔をする。胸がキリキリと破けそうでズキズキと痛む。自然に涙を流す。キラの時とはまた違った。恐らく、あの時より苦しい、そんな感じだった。

 

「ジョー、もう一度言います。貴方のドラゴンを渡しなさい!」

 

そう言って襲いかかる。彼女が手加減しているからなのか何とか避けられてはいる。ジョーは避けながらも転び気がつけば血が出ていた。ふと、その時デッキーは口を開く。

 

「ジョー様!急いで!真のデュエルを!」

 

「でも・・・」

 

「彼女は闇文明の刺客です!!早くしないとジョー様もジョラゴンも死んでしまいます!早く!!」

 

「・・・ッ!分かったよ」

 

そしてジョーはデッキーを掲げる。

 

「・・・ッ!これは」

 

その瞬間二人は光で包まれた。エレベーターのようなもので段々と上に上がる。やがて所々岩が錯乱しているがほとんど平坦な場所に着いた。真のデュエル場。今ここで真のデュエルが幕を開けようとしていた

 

「どうやら、やるつもりなんですね・・・」

 

「・・・」

 

ジョーはショックで少し黙り込んでいる状態だった。そして静かにシャッフルさせやがてシールドをおく。シュタイフェもシールドを置き準備が整っていた。そして・・・

 

「「真のデュエルスタート」」

ここにジョーと彼女の真のデュエルが始まった。序盤、先行ジョーは2ターン目でヤッタレマン

*1ただし、コストは0以下にならない。をバトルゾーンに出す。対して彼女は呪文「フェアリー・ライフ」*2で一枚マナを増やす。

 

 

「何で自然文明のカードを?!」

 

「以前侵略したときのデータで手に入れたらしいです、まっ、私にとってはどうでもいいですけど」

 

「・・・ッ!俺のターン、ヤッタレマンの効果でタイク・タイソンズ*3を1マナでバトルゾーンに、更に2マナでパーリ騎士*4を召喚!能力で墓地にある「ガガガン・ジョーカーズ」をマナゾーンに!そしてヤッタレマンでシールドブレイク!」

 

そうして彼女のシールドは、一枚割れる。その瞬間割れたシールドの破片が彼女に襲う。

 

「・・・ッ!」

 

その瞬間彼女に血が流れる。それをジョーは不安そうに見つめる。

 

「大丈夫?!」

 

思わずジョーは叫ぶ。それに何か頭にきたのか彼女は叫んだ。そして彼女のターンに回る。

 

「敵に情けをかけるな!!これくらいどうって事無い」

 

そう言ってカードを引く。そしてついに彼女も動き始めた。

 

「4マナで「チュップⅡ」*5をGR召喚し「κβバライフ」*6をライドオン!バライフの効果で一枚マナを加速!」

 

「・・・ッ!オレガ・オーラ」

 

現在シールドはジョーの方が有利ではあるがオレガ・オーラのことはジョーも十分知っていた。よってジョーは十分警戒している。

 

「こっちだって!俺のターン!マナチャージしてタイク・タイソンズでアタック!その時、Jチェンジでマナゾーンの「ガチャダマン」*7と入れ替わる。タイク・タイソンズのこうかでマナを1枚加速!そしてガチャダマンのこうかで一体GR召喚!」

 

 

「さあ、俺に来るのはどんな強い奴等だ、運命回すぜ!ガチャのチャレンジ、ガチャレンジがッちゃーん!!」

 

「ヤッタレロボ」*8を召喚!そしてそのままガチャダマンでシールドブレイク!」

 

そしてガチャダマンでシュタイフェのシールドは3枚になる。その時だった。

 

「S・トリガー発動!「幽影モンス・ピエール」*9効果で「バクシュ 丙-二式」*10をGR召喚してライドオン!こいつはこれを付けているクリーチャーに「ブロッカー」と「スレイヤー」を得る!」

 

「・・・ッ!ターンエンド」

 

ジョーもブロッカーの存在でここは一旦ターンを終了させる。そして彼女の4ターン目になった

 

「私のターン!マナをチャージして呪文「フェアリーライフ」!1マナ加速!そして「エダマ・フーマ」*11をモンス・ピエールにライドオン!そして「幽具ポイズ」*12をバライフにライドオン!その効果でモンス・ピエールを破壊する代わりにエダマ・フーマを犠牲にして場に残す!」

 

「コスト2のパワー8000ですか?!」

 

デッキーも驚嘆の声を上げる。それに構わず彼女は続ける。

 

「ポイズでシールドに攻撃!!この時ポイズはパワードブレイカーを得ている!更にチュップのパワーアタッカーでパワーを3000上げる!よってパワーは13000、よってTブレイク!」

 

「ウワアアアアアアアアアアアア!!」

 

その瞬間ジョーのシールドは3枚減り残り、2枚になる。それに動じてジョーの体はシールドの破片で傷だらけになる。

 

「・・・ッ!強い」

 

「ええ、まさに歴戦の戦士です」

 

「うん」

 

「無駄話は終わりですか?」

 

彼女の目は冷たい目をしながらジョーを見ていた。その姿にジョーは胸が痛む。

 

「なんでなんだよ・・・ッ!何で」

 

「これが現実です・・・分かったらドラゴンを渡しなさい。そうすれば命だけは見逃します」

 

そう言って近づこうとする。ジョーは顔を上げ彼女の顔を見る。彼女自身これで降参してくれるだろうと踏んでいた。人間死を目の前にするとどんな強い人間も泣き叫びながら助けを求む。しかし答えは意外だった。

 

「悪いけど渡さないよ・・・ジョラゴンは俺の家族だから」

 

「・・・ッ!?」

 

その途端、彼女の頭の中で何かが触れた。

 

「家族・・・」

 

その途端彼女は頭を抱える。

 

「・・・ッ!何で急に」

 

彼女は何やら思い出したようだった。

 

「シュタイフェさん・・・」

 

「うるさい!!私はこの選択に後悔はしていない!!これが私のやりたいこと!!これが私の意思なんだ!!」

 

彼女は今にも怒鳴り散らす。まるで自分を言い聞かせるように。

 

「・・・ッ」

 

「モンス・ピエールでシールd「Sトリガー発動、「ゲラッチョ男爵」*13!能力でモンス・ピエールをタップ」・・・ッ!」

 

「俺には分からない・・・でも、これだけははっきりしている・・・」

 

そうして一呼吸おく。

 

「俺は・・・貴方を救う!俺がこの手ですくってみせる!!」

 

その瞬間頭のDの字が光り始めた。

 

「俺のターン!マナをチャージして、呪文「超天チャージャー」GR召喚!」

 

「迫る嵐の逆風なんざ・・・おれがこの手で変えてやる!!」

 

そしてジョーは歯車に乗る。

 

「回れ運命!」

 

そしてジョーは宇宙に舞った。

 

「ちょちょちょちょちょ、目指せ超天、飛んでけ超天、超天さえも超えちまえ!!・・・ッ!」

 

そこに大量のカードが舞う。ジョーの手には銃があった。そしてカードに向けて撃つ。

 

「この手でつかむぜ!ダン、ダダン、ダダダダ、」

 

そしてカードが打ちまくり、カードがはっきりとなる。そして狙いを定めた。

 

「決めるぜ、狙いはそこだ!!」

 

カードを打ち抜いた。そしてカードを取る。

 

「しゃあ!超天見えたぜ!!」

 

そしてジョーはあるカードをバトルゾーンに出す。

 

「「The ジョラゴン・ガンマスター」*14

をGR召喚!」

 

「ジョ・・・ガアアアアアアアアアン!!」

 

雄叫びが真のデュエル場に響く。

 

「アレが・・・」

 

シュタイフェは彼のドラゴン、ジョラゴンを見つめる。

 

「行くぜ!まずはパーリ騎士でシールドに攻撃!!」

 

そしてシュタイフェのシールドは2枚になる。

 

「ジョラゴンでアタック、するときに!ジョーカーズ、番号!!」

 

「「「「「「「「「「1、2,3、4,5,6,7,8、9,10」」」」」」」」」」

 

「百、千、万、億、超天フィーバー!!」

 

「オオオオオオオオオオオオォォォォォォ!」

 

ジョラゴンに凄まじいオーラをまとう。

 

「これは・・・」

 

「バトルゾーンとマナゾーンにジョーカーズがあるならパワー11000になりWブレイカーになる!!ジョラゴンでWブレイク!更にジョラゴン能力で手札を2枚捨てる!それによりパワー10000以下を破壊!!」

 

「バクシュ 丙-二式のこうかでお互い手札を捨てる!」

 

それにより、彼女のモンス・ピエールとポイズは破壊される。

 

「そしてWブレイク!!」

 

更にシュタイフェのシールドは0になるそれに動じてフードが脱げた・・・

 

「え・・・?」

 

ジョーはその姿に驚きを隠せなかった。その姿は何やら本当に妖精だった。耳が長くまるで異世界人のようだった。

 

「シュタイフェさん・・・」

 

「・・・ッ!」

 

「一つ気になったことがあります・・・貴方はクリーチャーなのですか?」

 

「え・・・?」

 

「・・・ッ!」

 

デッキーの言葉にジョーは戸惑う。それに構わずデッキーは続けた。

 

「私は最初貴方に警戒できませんでした・・・それもそのはず、貴方は・・・」

 

デッキーは一呼吸おく。そして放つ。

 

「人間の気配に似ているからです」

 

「え・・・?デッキーってクリーチャーの気配分かるの?」

 

「ええ、ある程度時間が必要ですけど・・・ですが今でも人間の気配がします・・・イヤ・・・正確に言えば人間に近い気配です」

 

「・・・・・」

 

そして彼女は完全に黙り込む。デッキーはもう一度口を開く。

 

「もう一度言います、貴方は何者ですか?」

 

そして暫く沈黙が続く。

 

「鋭いんですね・・・ええ、そうですよ。私は人間です」

 

「・・・ッ!じゃあ何で!?」

 

「・・・私には家族を取り返すチャンスが来たんです・・・」

 

「・・・・?・・・ッ!」

 

突然風が吹いてきた。吹き飛ばされる勢いだった。

 

「もう後戻りはできないのです!!」

 

そしてシュタイフェのシールドは彼女の手におかれる。そこにSトリガーのマークだった。

 

「Sトリガー発動!モンス・ピエールを場に出し「ワイラビⅣ」*15)をGR召喚しライドオン!更に「幽具ランジャ」*16を場に出し「タイザイ 丁-二式」*17をGR召喚しライドオン!その効果でゲラッチョ男爵を選択、パワーを3000下げる。よってパワー0なので破壊!更にタイザイ 丁-二式の、マナドライブ5発動!パワー4000下げてヤッタレロボを破壊!」

 

「・・・ッ!ターンエンド」

 

現在モンス・ピエールのパワーは6000でありジョーのクリーチャーでは倒せないためターンエンドをする。

 

「ですがこちらにはまだシールドが二枚残っています!まだ分からないですよ!」

 

「うん!」

 

「ここで終わらせましょう」

 

そして彼女のターンになる。

 

彼女の周りに風がまとう。それに動じてカードが舞い上がった。

 

「遙か遠き森の風が舞い踊る時・・・新たな力が舞い降りる」

 

そして彼女は祈る。そこにカードがゆっくりと舞い降りる。

 

「私は愚かで大きな過ちを犯した・・・だが・・・ッ!それも大切な家族の為なら惜しくない!!そのために闇よ!風よ!我に力を!!」

 

そしてカードが彼女の手に乗った。

 

「来た・・・私の切札」

 

そこにジョーは身構える。そして彼女は、マナチャージをする。

 

「準備は整った、こい!「ΙΧΙ ヤマイオン」*18

をモンス・ピエールの上にライドオン!」

 

「・・・ッ!アレは・・・」

 

「オオオオオオオオオオオオォォォォォォ!」

 

ヤマイオンの方向が辺りに響く。

 

「こいつがライドオンしたとき自分のバトルゾーンにあるGRクリーチャーの枚数分タップしてマナゾーンにおく!その時コスト7以下のオーラを出すことができる!!」

 

「何ですって?」

 

「嘘・・・?」  

 

「そこに私は「卍魔刃 キ・ルジャック」*19

2体をヤマイオン上にライドオン!」

 

そしてそれぞれのクリーチャーは姿を変える。

 

「「オオオオオオオオオオオオォォォォォォ!」」

 

「・・・ッ!」

 

「キ・ルジャックの効果でジョラゴンとゲラッチョ男爵、パーリ騎士、ガチャダマン、ヤッタレマンを破壊!」

 

「ナ・・・?!」

 

そしてキ・ルジャックがジョラゴンに向かって攻撃する。ジョラゴンは応戦するがキ・ルジャックの光線により破壊された。そして他のクリーチャーも蹂躙されていった。

 

「ぐあああああああああああああああ!」

 

「ジョラゴン!!」

 

「さあ、キ・ルジャックでWブレイク!」

 

そしてジョーのシールドは0になる。

 

「ウワアアアアアアアアアアアア!!」

 

ジョーの体は傷だらけだった。そしてシールドを見るが・・・

 

「そんな・・・」

 

「こんなカードがあったなんて」

 

「終わりです・・・ランジャでダイレクトアタック」

 

そしてヤマイオンが上空にめがけて飛んだ。

 

「ジョー・・・終わりです」

 

「・・・・・・・」

 

「もう一度言います・・・ドラゴンを渡してください。そうすれば命は助けます」

 

彼女は少しの間猶予を与えた。そしてジョーの前に立つ。

 

「ジョーもう一度言います、ドラゴンを渡してください!」

 

「ジョー!俺を渡せ!早く!!」

 

「でも・・・」

 

段々にランジャは近づく。

 

「ジョー様!!」

 

そしてジョーは選択を迫られる中一つの行動に出た。

 

「・・・ッ!ジョー?!」

 

「ジョー様!!」

 

ジョラゴンのカードをデッキの口の中に入れた。そしてデッキーを片手に持つ。

 

「ジョー様!」

 

「ジョー!!」

 

彼女はすぐにでも殺すような目でこちらを見つめている。しかしジョーは渡そうとしなかった

 

「渡さないなら、殺されるんだよね・・・」

 

「・・・ッ!」

 

やがてジョーは彼女に近づく。

 

「最期に話してくれない?君はどうしてこんなことするの?」

 

「・・・ッ!応える義理はない」

 

「どうせ俺死んじゃうんだよ?だからさ、せめて最期に話してよ。殺すのはそれからでも遅くはないでしょ?」

 

「・・・ッ!止めろ!!来るな!!」

 

そうしてジョーは、彼女に近づく。それが優しさだと彼女は気がついていた。しかし彼女は拒む。

 

「何があったの、教えてよ・・・俺なら何でも聞くよ?」

 

「・・・ッ!あんたに何が分かる!!私の気持ちが!!私の思いが!!」

 

「うん、分からないよ・・・だから聞きたいんだ。君は、本当はこんなことがしたくないんでしょ?」

 

図星のような反応をしていた。そして彼女はカードに手を付ける。その行動で全てが察した。

 

「そう・・・いいよ、来て」

 

「・・・ッ!」

 

「ジョー様!」

 

「ジョー!!」

 

彼女はカードをタップする。そしてヤマイオンはジョーの目の前まで来た。

 

(デッキー・・・ジョラゴン、そしてジョニー・・・約束、守れなくてごめんね)

 

そしてヤマイオンの光線がジョーに降り注いだ。光線が降り注いだ瞬間ジョーはデッキーを投げる。

 

「ジョー様?!」

「ジョオオオオオオオオオオオオ!!」

 

「「「ジョー様アアアアアアアアアアアアア!!」」」

 

ジョーカーズの叫び声と共に光線は辺りを包んだ。やがて奥で爆発が起きる。

 

煙が待っている中彼女は辺りの光景を見渡す。

 

「さて・・・ドラゴンを回収しなければ・・・」

 

そしてジョーが投げ捨てた方へ向かった。そこには・・・

 

「・・・ッ!」

 

ジョーの死を悲しんでいるジョーカーズだった。その姿に彼女は罪悪感が出てきた。それもそうだろう。自分が彼らの親の存在を消したのだから。

 

「ジョー様ァ、嘘って言ってください!!」

 

「ジョー!!すまねえ!すまねぇ!!!!」

 

罪悪感で押しつぶされそうになった。その光景に耐えられなくなったのか彼女は耐えきれずその場から去って行った。

 

本来の目的を忘れて・・・

 

 

 

ジョラゴン達はジョーの死を悲しむことしかできなかった。煙がもくもくと立ちながらデッキー達はジョーを守り切れなかったことを悔やんでいた。

 

「デッキー!どうしたんだ?!」

 

「ボルツ様・・・」

 

「何があったんだ?!」

 

そこにキラも来た。ボルツとキラはジョーの親友であり同じデュエルマスターズ候補ナのだ。

 

「実は・・・」

 

そうしてデッキーはこれまでの状況を説明する。それを聞いてキラとボルツは、暫く動けなかったほどだ・・・

 

「嘘・・・だろ?そんな分けねぇよな?!どうしてジョーは・・・ッ!」

 

「クソ・・・ッ!俺たちがもっと早く着いていれば!!」

 

二人はただ泣くことしかできなかった。2人の泣き声が辺りに響いた。その時だった・・・

 

「ウ・・・」

 

「「「・・・ッ!」」」

 

突然声が聞こえたのだ。急いでその場に向かう。そこには・・・

 

「・・・ッ!ジョー!!」

 

ジョーがいた。キラが心臓に耳をおく。

 

「生きている・・・生きているぞ!!」

 

「本当か?!」

 

「ああ、だがこれは光文明の技術が必要なほど重傷だ。すぐに連れて行く」

 

光文明は昔から癒やしのことに関しては得意分野だったのだ。すぐに向かおうとするがボルツが止める。

 

「だが・・・それじゃあ違反じゃ・・・」

 

「そんなの関係ない!!俺がお母様に話を付けてくる!!いいから手伝え!!」

 

そうしてボルツは全員でうなずきキラ達はジョーを光文明にはこんだ。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ここは?」

 

「おお、目が覚めたか?!ジョー!!」

 

「ジョー様!!」

 

「ジョー!!」

 

ジョーは気がつくとキラ達が目の前にいた。そうして起き上がる。

 

「ジョー・・・良かった!!」

 

思わずキラはジョーに抱きついてしまっていた。近くにいたキラの母はその光景を温かく見守る。

 

「ジョー様・・・本当に心配しましたよ!!」

 

「「「「「ジョー様!!」」」」」

 

ジョーカーズ達も温かく迎える。

 

「どうして・・・?」

 

「あの後ジョー様はとどめを刺されそうでしたが運が良く致命傷は避けられたんですよ」

 

「正直運が良かったですよ、大けがだけで済んだんですから」

 

「ジョー!心配したんだぞ!!」

 

ボルツも泣きながら大声で言った。

 

 

「キラ、デッキー、ボルツ、皆・・・ウワアアアアアアアアアアアア!!」

 

そこでジョーがたまっていたものが全て決壊した。涙のダムが一気に崩壊したのだ。ジョーは更に辛く悲しみに暮れていた。特に彼女を助けあれなかったことが何より辛かった。そのことが死の恐怖よりも辛く苦しかったのだ。ここでジョーは初めて気が付いたのだ。なぜならもう、彼の頭には彼女に支配されていたのだから・・・

 

彼は初恋をした・・・初めて会ったときジョーは彼女の美しさに引き込まれたのだ。彼自身も知っている。そしてジョーは彼女を助けることができなかった。そのことが何より彼の心を締め付けた。

 

翌日ジョーはラーメン屋に来た。

 

「ジョーの旦那・・・」

 

「親父・・・ラーメン一つ」

 

「塩・・・だな、金は要らねえよ」

 

そう言ってラーメンを食べ始める。

 

「何時もより・・・しょっぱい」

 

その味はどの塩ラーメンよりしょっぱかった。

 

 

*1

カードの種類

 

クリーチャー

 

パワー

2000

 

コスト

2

 

マナ

1

 

種族

ジョーカーズ

 

特殊能力

 

自分のジョーカーズを召喚するコストを1少なくする。

*2

 

カードの種類

 

呪文

 

 

文明

自然

 

コスト

 

2

 

S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)

自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

*3

カードの種類

 

クリーチャー

 

文明

自然

パワー

1000

 

 

コスト

2

 

マナ

1

 

種族

ジョーカーズ Jチェンジ4(このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーと自分のマナゾーンにあるコスト4以下のジョーカーズ1体を入れ替えてもよい)

このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

*4
パワー

2000

 

コスト

3

 

マナ

1

 

種族

ジョーカーズこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。

*5
カードの種類

 

GRクリーチャー

 

文明

自然

パワー

2000+

 

コスト

3

 

マナ

-

 

種族

グランセクト/デリートロンパワーアタッカー+3000(攻撃中、このクリーチャーのパワーを+3000する)

(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)

*6
カードの種類

オレガ・オーラ

 

文明

自然

パワー

+0000

 

コスト

4

 

マナ

1

 

種族

グランセクト/デリートロン

 

S・トリガー(このオーラをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)

これをクリーチャーに付けた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

*7
カードの種類

クリーチャー

 

文明

自然

パワー

3000

 

コスト

4

 

マナ

1

 

種族

ジョーカーズ/ワンダフォース

 

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)

自分のGRクリーチャーすべてに「マッハファイター」を与える。(「マッハファイター」を持つクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)

*8
カードの種類

GRクリーチャーパワー

2000

 

コスト

2

 

マナ

-

 

種族

ジョーカーズ/ワンダフォース

 

特殊能力

 

自分のジョーカーズを召喚するコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。

(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)

*9
カードの種類

オレガ・オーラ

 

文明

闇パワー

2000

 

コスト

5

 

マナ

1

 

種族

マフィ・ギャング/デリートロン

 

特殊能力

 

S・トリガー(このオーラをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)

これを付けたクリーチャーに「ブロッカー」と「スレイヤー」を与える。

(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)

(「スレイヤー」を持つクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)

*10
カードの種類

GRクリーチャー

 

文明

闇パワー

2000

 

コスト

3

 

マナ

-

 

種族

マフィ・ギャング/デリートロン

 

特殊能力

 

このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、各プレイヤーは自身の手札を1枚選んで捨てる。

(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)

*11
カードの種類

オレガ・オーラ

 

文明

闇パワー

2000

 

コスト

3

 

マナ

1

 

種族

マフィ・ギャング/デリートロン

 

特殊能力

 

これを付けたクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのオーラを自分の墓地に置いてもよい。

*12
カードの種類

オレガ・オーラ

 

文明

パワー

8000

 

コスト

2

 

マナ

1

 

種族

マフィ・ギャング/デリートロン

 

特殊能力

 

これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)

これをクリーチャーに付けた時、自分のクリーチャーを1体破壊する。

*13
カードの種類

クリーチャー

 

文明

ゼロ

パワー

3000

 

コスト

5

 

マナ

1

 

種族

ジョーカーズ

 

特殊能力

 

S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、タップまたはアンタップする。

*14
カードの種類

GRクリーチャー

 

文明

 

ゼロ

 

パワー

3000+

 

コスト

5

 

マナ

-

 

種族

マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/ワンダフォース

 

特殊能力

 

バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計5枚以上あれば、このクリーチャーはバトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。

超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計10枚以上あれば、このクリーチャーのパワーを+8000し、「W・ブレイカー」を与え、このクリーチャーが攻撃する時、好きな枚数のジョーカーズ・クリーチャーを自分の手札から捨てる。こうして捨てたジョーカーズ1体につき、相手のパワー10000以下のクリーチャーを1体破壊する。

*15
カードの種類

GRクリーチャー

 

文明

自然

パワー

4000

 

コスト

3

 

マナ

-

 

種族

グランセクト/デリートロン

 

特殊能力

 

(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す

*16
カードの種類

オレガ・オーラ

 

文明

 

パワー

2000

 

コスト

4

 

マナ

1

 

種族

マフィ・ギャング/デリートロン

 

特殊能力

 

S・トリガー(このオーラをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)

これをクリーチャーに付けた時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このオーラを付けたクリーチャーに付いているオーラ1枚につき、そのクリーチャーのパワーを–3000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

*17
カードの種類

GRクリーチャー

 

文明

パワー

2000

 

コスト

4

 

マナ

-

 

種族

マフィ・ギャング/デリートロン

 

特殊能力

 

マナドライブ5(闇):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンのカードが5枚以上で闇文明があれば、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)

*18
カードの種類

オレガ・オーラ

 

文明

自然

パワー

6000

 

コスト

8

 

マナ

1

 

種族

グランセクト/デリートロン

 

特殊能力

 

これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)

これをクリーチャーに付けた時、バトルゾーンにある自分のGRクリーチャー1体につき自分の山札の上から1枚を、タップしてマナゾーンに置く。その後、バトルゾーンにある自分のGRクリーチャー1体につきコスト7以下のオーラを1枚、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出して、これを付けたクリーチャーに付けてもよい。

*19
カードの種類

オレガ・オーラ

 

文明

パワー

8000

 

コスト

7

 

マナ

1

 

種族

ドルスザク/マフィ・ギャング/デリートロン

 

特殊能力

 

これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)

これをクリーチャーに付けた時、そのクリーチャーに付いているオーラ1枚につき、相手のクリーチャーを1体破壊する。

これを付けたクリーチャーが破壊された時、コスト6以下のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。




はい、今回は短編小説を作りました。
しかしなぜでこんかいはデュエルマスターズにしたのカというと
それは作者が押しているカードゲームだからです。
正直デュエルマスターズのはなしは難しかったです。
デュエマって今でもかなりうれているらしいですね。
正直いろんな、レアカードらは高いですからね。
デュエマの楽しさは、ギリギリの戦いですからね。
大変ですが小説も、がんばる。

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