終わりなきあべこべ世界   作:将軍

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やぁ月のみんな。
俺たちは今、地球侵略に夢中なのさ!
分かってるわ!でも自転車で地球に行くなんて絶対に無理!


10話

人里

 

「…はぁ…死ぬかと思った」

 

初手あんな不細工まみれのクソ尼に追いかけられるなんてな。もしもこれが現実世界で起こったら…?うっ吐き気と目眩が…

 

「…かぁ!いくら考えてもダメだな。さて、帰ってきたぞ謎の人里と行きたいが帰りたくなかったなこりゃ」

 

「…誰?」

 

「おわっ!?なんだ人かびっくりしたぁ…ん?人?」

 

「そうだけど…ここら辺じゃ見ない顔だし」

 

「そんなもん?んま確かにそうだけど…で、なに?」

 

「いや、だから誰だって」

 

「ああ、名前か。名前なぁ…養子」

 

「養子?分かった…住む場所、ある?」

 

「ない。けど人の手を借りる気力もない。しばらくは盗人生活だろうな」

 

「…不思議。男が住む場所に困るなんて」

 

「不細工な女は嫌いなんだよ。お前みたいな美人はヨシ!」

 

「うぇ!?」

 

なんか空な声が出たけど知らない知らない。感覚だけだから多分伝わらない…あ、そうか。ここ感覚があべこーべだった。こりゃやらかしたねぇ

 

「…ってわけで!サラバ!」

 

「あっ…嬉しい」ニヤニヤ

 

俺はやはり後先を考えることだな。衝動的に動いたせいで不細工に囲まれちった。あーもうクソだよ…

 

「私の婿に来てくれない!?」

 

「あのな。俺は博麗の巫女のような女が好きだ。分かったらさっさとか」

 

「えぇ!?そんな勿体無い!今からでも乗り換えましょ!ね!?」

 

「…すまんな。乗り換える気はない。だが俺からお前に贈り物がある」

 

「あら本当!嬉しいわがっ」ドゴッ

 

「…贈り物は拳。ちゃんと顔面に受け取ってくれた見たいで嬉しいぜww」

 

さてと。少し騒がしくなってきたな…他人の顔をグーで殴るのは幻想郷に来る前だと高校以来だな。ムカつく教員殴ったんだ。まぁ忘れられたけど

 

「流石に騒ぎはごめんだってんだからよ」

 

「待ちなさい!」

 

「…ん?」

 

「君、男とは言えどやって良いことと悪いことが」

 

「げっ!すまんな肩借りてく!」ガシッ

 

「え!?え、な、なんだ!?ちょっ肩に乗ら」

 

「家の屋上に到達…!畜生なんでこういう時に女が集まってきやがる…」

 

まるでルパン三世かよ俺って思ったが割とルパン三世なのかもしれないのが俺。あれか。カリオストロの城か?

 

「女に捕まって死ぬのだけは御免だ!あんなクソ不細工な奴らなんかに!」

 

そう思いを馳せて俺は走り続けた。メロスは走った。山を越え谷を越え、僕らの街へやってくるように走っていった。

 

里の外

 

「い、勢いあまって外へ出てきてしまった…妖怪も多分出るだろうしどうしたものか…」

 

「おい貴様!ってあれ?」

 

「ん?なんだお前…」

 

「お前は片足がなくなったら奴じゃないか!」

 

「…片足ないのに俺どうやって紅魔館から逃げてきたんだ…?」

 

「それは思い込み効果という奴だな。足は無事なようだが…?」

 

「骨まんまるなくなってんのさ。それじゃさよなら〜!」

 

「ああ!待て。私は一応女として働いている。お前のような奴が入ってきても多分問題にはならんだろう妖怪の山へ行け。あそこは不細工が大量にいるが男だったら匿ってくれるからな」

 

「お前良い奴だな!」

 

「いやいやそれほどでも」

 

「ヨシ!それじゃああの富士山並みにでかい山へ一走りだ!」

 

「頑張れよ〜!」

 

いやはやこんな世界にも良い男はいるんだな!性格の話で!あいつが女だったら間違いなく美人だったろうぜ!

 

その夜

 

「…妖怪の山、遠いよぉ…」

 

なんでこうも山が遠いんだ。しかもさっきから月が動いてないように見えるし。なんか異変でも起こってるの?とりあえず休憩していこうか…だぁもう疲れた!ひっでぇんだからもう…

 

「…にしてもうごかねぇなあの月…もしかしたら月が盗まれたりしてな!…いや、流石にそれはないか」

 

「ガルルル」

 

「…現れたな最初の回で霊夢=サンに殺されかけた犬妖怪!」

 

「シネェー!」

 

「犬が人間の言葉喋るんじゃねぇ!」ゲシッ

 

「キャイン」

 

「野生は力で従えるのが一番だと俺はワンピースで学んだ!」

 

「ガルルル」

 

「まだ出てくるか!ならば喰らえ!…あ、ない…すぅ…はぁ…許してちょんまげひげそうじ☆」

 

「シネェー!」

 

「本能全開で襲っきやがったくそがぁ!」

 

あれからえっほえっほと走りまるでどっかの三人組のような走りを見せながらようやく着いたぞ妖怪の山!

 

妖怪の山

 

「うぃーっす…」

 

「何奴!ここは天狗の領土だと…男?」

 

「なんだお前。お前も男だろ」

 

「なっ…!失礼な!」

 

「…ていうか犬?犬なの?すんげぇ尻尾もふもふしたいんだけど」

 

「良いですよ!」

 

「ここで俺の計画としては拒否られるはずだがヨシ!」

 

まぁたまには計画通りにいかない時もあるよねって話!つまりもふもふ大好き!

 

「〜♪」

 

「で、何しにここ来たんですか?」

 

「いやぁ…住むところがなくて」

 

「住むところがない?それはおかしいですね。人里には男性を待遇する施設が」

 

「それがさぁ…俺お前みたいな可愛い子が好きでさぁ…」

 

「んぇ!?も、もう一回言ってください!」

 

「…あ、やっべ。今のなし」

 

「いや絶対言いました!絶対!かわいいって言いました!」ブンブン

 

「うぐっ…人を信じるその目が眩しい!あと尻尾がブンブン当たって気持ちいい!」

 

「わかりました!この女椛!あなたを家に匿います!」

 

「マジで!?ありがとう!」ギュッ

 

「わふぅ!?」ボンッ

 

それを目撃した一人の天狗がいるがまぁいいだろう。なんかあいつ驚いた顔でぶつくさ言ってそうだし。これで三食寝床付きの生活が始まるぞ!

 

その頃それを目撃した天狗は…

 

「…え、椛のやつが男を…え、何あれ…?ちょっと気になる…ヨシ!新聞の見出しにしてやる!」パシャパシャ

 

ただの盗撮ヤローでした☆

 

 

 

 

 

 




ズッバンキューン!
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