終わりなきあべこべ世界   作:将軍

31 / 40
夜明けまで長電話しないけど…


第31話

 

博麗神社

 

「お!ひ!さ!し!ぶ!り!」

 

「…数日振りよ」

 

「総領娘様…異変起こしたの昨日ですよ」

 

「うぐっ…」

 

「…誰だあの青髪と…紫髪」

 

「私か!?私は「比那名居天子です。私は永江衣玖と申します」…ちょっと!?」

 

「ああ総領娘様、そんな顔で見ないでください。吐き気が」

 

「あんたほんと私に対して忠誠心ないわよね!」

 

天子…成り上がり天人。二次創作だとMが多いがM設定は誰が出したのか。

衣玖…名前は卑猥ではない。だからその口閉じろ。天子の使用人。左手を腰に当て右手を斜め上に人差し指と親指を立てた状態で決めポーズ!

 

「なんで私より衣玖の方が説明文多いのよ!?」

 

「…めんどくせー奴」ボソッ

 

「今聞こえたわよ!?」

 

「…迷惑料として2000円ほど」

 

「マジで!?」

 

「…俺の母ちゃんみたいに現金なやつだな」

 

「失礼ね…環境で育った性格みたいなもんよ」

 

「へー…で、天子さんはなにをしにここへ」

 

「観光です」

 

「かんこ…衣玖、なんで全部言っちゃうの?」

 

「あら失敬。殿方の前でアピールしたくて」

 

「すげぇ尻軽だから付き合う時は気をつけた方がいいよ」

 

「好きな奴もいねーし付き合う予定の奴もいねーよ黙ってろ」

 

「えっ!?ちょっとそれは困るって言うかなんていうか」ブツブツ

 

「…とにかく観光ならここくる必要なかったろ」

 

「いいえ!案内人として三万円で」

 

「請け負った」

 

…俺の母親以上に現金な奴でしたワラエネー。そのあと飛んで行った博麗さんを見送って眠りに着こうとしていたところを一大事件が襲う

 

「zzz…」

 

「ライダーキック!」バゴォッ

 

「おわっぶね」

 

「…先輩、今日は珍しく私が来たよ」

 

「おお、メリーか。気をつけろよ。ここにはやべー鬼がいるから」

 

「護身はバッチリよ!」チャカッ

 

「護身用と言ってアサルトライフル持ってくる奴は怖えわ」

 

「さて…先輩、本当に外の世界に帰るつもりないんですか?」

 

「ねえな。お前らと一緒に暮らしてると自分がダメになりそうな気がする。その上自分がわかんなくなりそうだし」

 

「へー…それじゃあ、こんな話、聞きます?」

 

「どんな話?」

 

「保育園の頃、友達の家に行ったら友達が自殺してたって話」

 

ほほうそれはすげぇ話だ。そしてお前はすげー良い笑顔だ。このクレイジーサイコパスめ…

 

「名前のまんまじゃねえか」

 

「ふふふっ…私の友達のお話ですよ」

 

「そりゃ怖い」

 

「とある保育園で仲がいい二人がいました…ものすごく仲が良くて。でも片方は愛されて、片方は愛されませんでした」

 

「真逆の二人ってやつか」

 

「愛されなかった方がその友達の家に行ったら…親と一緒に首を吊って死んでいました」

 

「一家心中ってやつか」

 

「愛されなかった子は泣きました。泣いて泣いて、帰った時には遅い時間。母から怒られ、父からは暴力」

 

「…虐待かぁ…」

 

「随分と他人事ですね」

 

…いや、だって淡々と話されてはいおしまいって…何かなにやらよくわからんのだが?他人事ってお前どういう意味だよそれ…

 

「先輩…生きた子は虐待で背中に大きい傷ができたんですよ」

 

「でかい傷?そりゃまた物騒な」

 

「…服、もらいますね」

 

「は?ちょっとなにすんだよ、おい…さむっ」

 

「すーはー…では、こちらを」

 

「こちら?手鏡じゃねえか」

 

「こっちの手鏡に合わせてください」

 

「あ…?どういうこった。背中にでかい傷が…」

 

「先輩、さっきの話、実話なんですよ。先輩の」

 

「…は?」

 

「わかりませんでしたか〜」

 

「え?は?ちょっ…?それってどういう」

 

「そういうことです。先輩はそのあと、記憶をなくしたんですよ」

 

「は…?ちょっとメリー、なに言ってんだお前」

 

「実話を話してるんですよ?わかります?」ガシッ

 

メリーはなにを言ってるんだ。そんな記憶俺には…ない…はず…なのに確信ができない。なんでだ。なんでなんだ?

 

「め、メリッ離せって」

 

「嫌です先輩。頭は覚えてなくとも体は覚えてるってやつですね。こんなに汗が…れろっ」

 

「ひっ!?やめっやめろってメリー!くすぐったいから」

 

「…♪先輩って可愛い反応しますね。可愛いなぁ…」

 

「力強い…」

 

「おーい…ん?なにしてんの?」

 

「す、萃香さん!」

 

「…邪魔が入っちゃった。先輩、続きは後日ってことで」

 

「ハァ…ハァ…!こわっ怖かった…」

 

「だ、大丈夫か?セックスするか?」

 

「黙れ妖怪スケベジジイ」

 

「あ?」

 

数分後

 

「怖かったよぉ…」ギュッ

 

「博麗の巫女たるもの、目の前の誘惑に負ける道理はない。負ける道理は…」

 

「本当に…相手アサルトライフル持っててさぁ…俺が忘れたこと掘り出してくるしさぁ」

 

「いくら目の前に男がいても、興奮してはならぬ。興奮しては…」

 

霊夢の心の中の悪魔<やれ。やるのじゃ。

 

霊夢の心の中の天使<そうよ。彼は優しさを求めているわ

 

霊夢の中の限界メーター<限界突破ァ!

 

「うぇっえぇ…もうほんと漏らすかと思った!良い歳してマジでチビるかとおも…どした?博麗さんなんか顔が」

 

「続きは寝室で話しましょう!」ガシッ

 

「うぇ!?ちょっと待って!?」

 

「…やっぱり若いって良いな」

 

「寝室ってお前嫌な予感しかしねえぞ…ぉ!」

 

「…ありゃ本気で嫌がってるな…」

 

死んでなるものか、死んでなるものかぁ…!ていうかほんと力強い!外れる!片方外れた!やば

 

「あっ」パッ

 

「今だ!」ガララッ

 

「…な、なにすんだ…?」

 

「寝ながら相談会よ」ニヤリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




健全に超健全に寝転がりながら相談会しました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。